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2017年4月25日 (火)

「キン肉マン」(続編)206話、感想。最強超人決定戦、決着!(ネタバレ)

 悪魔将軍VS超人閻魔の頂上決戦、制したのは…!

 この闘い、まず意外だったのが、実力伯仲の試合になるかと思いきや、序盤は閻魔が圧倒してたので驚きました。でも最初優勢な超人が、逆転されて結果負けるパターンがキン肉マンには多いのでw、「ム、これは将軍勝利フラグか」と見てました。
 でも「完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)」編から「完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)」編まで200話以上続いたシリーズのラスボスだけあり、閻魔の強さは別格でした。この人スグルはもちろん、シルバーマンでも敵わなかったろう。

 あらゆる技を次々と封じられ、「地獄の九所封じ」も「ダイヤモンド・パワー」も「元々は私の戦術だ」と容易く閻魔に返されてしまう将軍。そして閻魔の「完璧・零式(パーフェクト・ゼロ)奥義・千兵殲滅落とし」を食らい、ダウンしてしまう。将軍が、かつて圧倒的実力で、スグルを苦しめたの知ってる読者には、衝撃の展開。
 しかも将軍のダウンに誰よりショックを受けてるのが、悪魔超人軍に出戻ったバッファローマンでも、ましてサンシャインでもなく、かつて将軍を破ったスグルなのは気が利きまくっている演出。スグルにとって将軍とのバトルは、勝利したものの、仲間や運に恵まれてやっと勝ったトラウマレベルの苦戦であり、その難敵だった将軍が倒れてるのが信じられないのです。そしてここからが「キン肉マン」らしい展開。

 閻魔の奥義を食らってなお立ち上がる将軍、なぜ立てたのか理解できない閻魔は将軍に食ってかかりますが、将軍自身、なぜなのか理解不能。ミートは「将軍に『友情パワー』が目覚めたのでは!?」と考えますが、バッファは「将軍には『感情』がないのでそれはありえん!」と否定、しかし「だからこそ、閻魔相手なら、数億年の想いがわだかまる閻魔相手なら…」と希望を抱く。そして将軍、閻魔に対する複雑な想いから「友情パワー」や「火事場のクソ力」に類する「心の力」に覚醒。そしてそれで、「ダイヤモンドパワー」を超える「硬度10#・ロンズデーライト(誰もがググったと思われるw)パワー」を身に付け、反撃開始。

 …この展開、どう見ても、スグルが将軍やミッショネルズやフェニックスといった超強敵に挑む、スグルの姿勢まんまですよねえw。将軍、読者が思ってたよりスグルに感化されてました。「貴様(閻魔)を超える力、ついに見つけた!」とスグルを指してますし。
 そもそもキン肉マン新シリーズの発端となるのが閻魔さん、スグルの「火事場のクソ力」と「友情パワー」を危険視したところから始まってる。その力を否定する立場の悪魔超人や完璧(パーフェクト)超人が徐々に感化されてくのが今シリーズのテーマでも。それを踏まえるなら将軍が「感情の力」に目覚めるのは必然だったと言えます。

 さて逆転攻勢で閻魔を追い詰めた将軍、しかし将軍と閻魔にはお互い、友情とも師弟愛ともつかない、海より深い因縁があるのがわかります。それからいよいよラスト、将軍最大の技「地獄の断頭台」でとどめを刺しにかかる(この場面、将軍の台詞、練りに練られてます)。…もちろん皆さん、断頭台がそのまま決まると思ってなかったっしょ?w断頭台って過去スグルに破られてるし。
 断頭台を外そうとする閻魔、しかしそんなことは予想してた将軍、更なる大技、「地獄の断頭台・改」であり、言わばついに完成した「完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)奥義」でもある「神威の断頭台」を閻魔に決める。
 将軍が立ち上がったように、閻魔もなお立ち上がる。しかし勝敗は決してました。「あんたを倒す奥義を完成させてみせる」というかつての誓いを、数億年越しでようやく果たしてくれた、愛弟子の将軍を労い、10カウント。悪魔将軍、WIN!

 もちろん、バッファとサンシャは大喜び。またネメシスやネプチューンマンは、敗れたボスへの敬意を失わず、黙して閻魔に礼を示します。そして「なぜかはわからんが泣かずにはおれん」と号泣するスグル、相変わらずお人好しだなーw。
 将軍と閻魔、互いに互いが「我々は間違っていた」と認めあい、でも「それも今日で終わりだ」と語る閻魔に「いいや始まりだ、我々の仕事は後生に託すべきだ」と反論する将軍。そして後事を託せそうな「ざっと見渡しただけでも面白い者が3人いる」とバッファ、スグル、そしてネメシスを評価し、「各陣営に見どころがある奴がいる状況は面白い」と満足気に話し、「これ以上我々が超人界をコントロールすべきではない」と、閻魔を殺そうとし、将軍も自害を覚悟…なところを、スグルが制止し、「待て次回」。

 スグルが将軍を止めた理由は…。まあスグルは単純な善人だから(褒めてます)、「あなたがたのような、すばらしい超人たちを失ってはならない!」ぐらいのワケでしょう。出来ればこの後、将軍と閻魔が2人とも生き残り、「完璧始祖が下等超人に教えられたな」「それこそ我らが望んでいたことだ」と語り合ってハッピーエンド、が理想なんですけど(ロビンマスク生きてますよね!ね!)。

 そしてこの作品、このまま最終回に行ってもおかしくないですね。つーかこれ以上の展開を考えるの、ゆでたまご先生と言えど死ぬほど難しいと思うんですが。それに今シリーズ、ゆで先生とは思えないほどw、頭を使って計算され尽くした話なんだよなー。旧シリーズやII世とは別次元の面白さで、驚いた。零式から拾式まで完璧超人始祖の皆さん11人、往年の「黄金聖闘士」や「南斗六聖拳」並みにキャラ立ってて、ジャンプ黄金時代のノリを思い出した。

 追記・もう済んだことですが、「もしも」の贅沢を言うなら、この夢のカード、あと3週くらい長引いても、誰も文句言わなかったよね?wむしろ、もっと長く観たかった試合だよね?将軍が勝って終わったんだから贅沢言うな?ごもっともw。

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コメント

このシリーズももう終わりですか
なんか全然長かった感じがしないですよね
今回のテーマって不老不死がそもそもの間違いだったと言いたかったのではないでしょうか
命が限りあるからこそ人は成長する
将軍様はオリジン時代からそれを感じていてザ・マンに反発していたのかな・・
でキン肉マン自体は連載は続いてほしいですが
こんな超人の起源にまで遡る壮大な物語を後にして
かなりハードルが高いですね・・

ただ最終決戦がスグルでなかったことや正義超人軍は誰も実力でオリジンを倒してないので
まだまだ成長を描けるということでしょうか

投稿: sasa | 2017年5月 6日 (土) 23時35分

 おおー、sasaさん、このブログ読んで下さいましたか!こちらでは、初めまして!

>全然長かった感じがしないですよね
 特に頂上決戦はあっさりでしたよね。
>今回のテーマって不老不死がそもそもの間違いだったと言いたかったのではないでしょうか 命が限りあるからこそ人は成長する
 「成長」や「限りあるから尊い」てのもあるでしょうが、私から見て「永遠に生きる」「死ねない」って相当キツい生き方と思います。「始まりがあれば終わりもある」のが自然の摂理じゃないかと。
>キン肉マン自体は連載は続いてほしいですが こんな超人の起源にまで遡る壮大な物語を後にして かなりハードルが高いですね・・
 次のシリーズが難産なのは違いないでしょう。

>ただ最終決戦がスグルでなかったことや正義超人軍は誰も実力でオリジンを倒してないので まだまだ成長を描けるということでしょうか
 悪魔超人軍は実力で倒してますからねw。ラストバトルがスグルじゃなかったのはキーだと考えます。ネプチューンマン登場も、今後のための伏線と思いたい(あのまま闘わずに終わったらカッコ悪い)。アタルも登場しませんでしたし、語ることがなくなってはいないはず。

投稿: Ivan | 2017年5月 7日 (日) 00時41分

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