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2018年3月 3日 (土)

「スター・ウォーズ/(エピソード8)最後のジェダイ」感想(ネタバレ)。ルーク・スカイウォーカーがどうしようもない駄目師匠なのが、むしろ素敵過ぎる

 酷評されてて、売れなかったそうです。でも、個人的に、素晴らしい「スター・ウォーズ」。前作の不満を見事に払拭してくれた。いやいやライアン監督、あなた間違ってない(つか、あんなに酷かったEP7が大絶賛で、こんなに面白いEP8が大不評て、ワケわからん…orz)。キャラを語ります。SWってキャラクターを売って成功した初の実写映画なので。EP7感想公式サイト

 レイ

 新シリーズの主人公にして、ヒロイン。なんですが、影薄すぎる。ハッキリ言って空気。ルークやレイア、前作で息子のカイロ・レンに殺されたハン・ソロなど、初期シリーズのキャラクターが濃すぎて新キャラは食われてます。

 生まれがハッキリしないのに、高いフォースの資質を持っていたので、「彼女はルークの娘かな?」などど前作観た時点では思ってたんですが、今作終盤、レンによって、「君の両親はどこにでもいる下層階級の人間だった。生活のために君を人買いに売った」と告げられ、レイ自身も薄々それに気づいてた。つまり彼女は、ルークやレンのような毛並みのいいサラブレッドではなくて、突然変異的に生まれたフォースの天才。これはちょっと驚いた。

 あんまり見せ場ないんですが、ルークの下でジェダイの修行してる途中、宇宙の彼方のレンとフォースで交感する。それでレイとレンがわかり合えそうになる、この展開は悪くなかった。この交感はファースト・オーダー(帝国軍の新しいやつ)の最高指導者、スノークの企みなんですが、スノークさん企みが裏目に出てレンに殺されてしまいますw。なにがやりたかったんだ、スノーク?w

 カイロ・レン(本名、ベン・ソロ)

 ハン・ソロとレイア・オーガナの息子。アナキン・スカイウォーカーの孫。ルーク・スカイウォーカーの甥にして、弟子。ライバルキャラ。

 今作の酷評、最大の原因。それはレンが暗黒面に堕ちたきっかけが、「レンを危険視したルークがレンを殺そうとした」ことであります。しかも映画の描写を見る限り、ルークに師事してた頃にレンがダークサイドに堕ちかけていたとは考えにくい。つまりレンを危険人物と主観で思い込んでしまったルークが、寝込みに夜討ちを掛けて(オイオイ…)、レンを殺そうとしたとの、武士の風上にも置けない(ジェダイは武士じゃないけどw)短慮をやらかした事でして…。レンは師匠に裏切られ殺されかけたショックでグレちゃった、と解釈するのが、少なくとも私には、自然だと思います。要するに諸悪の元凶は、ルークですねw。ルークの駄目っぷりについては次の項目で語ります。

 さて序盤で、スノークに「フォースに目覚めたばかりの小娘(レイ)にライトセーバーの立ち合いで負けた」ことを叱責されたのはライアン監督のセルフツッコミw。前作を観た人なら誰もが思ってたことw。
 前項で触れたとおり、宇宙戦艦の中からレイとお互いを感じ合い、「レンもそんなに悪い奴ではないのでは?」という印象受ける。つーかこの演出はスター・ウォーズっつーよりガンダムっぽいですよねw。作ってる会社がディズニーなのもあり、日本のアニメを勉強してるんでしょう。

 そういうわけでレンを正そうと、艦隊の中までレイが説得に来る。その成果なのか、レンはスノークを殺し、しかし改心は拒絶し、「共に銀河へ新しい秩序を作ろう」とレイに持ちかける。レイは拒否すんですけど…、これ、そんなに悪い話じゃないと思うんだけどなw。レンがどんな銀河国家を作るつもりだったか、ビジョンを聞いてあげてもよかったのでは…w。

 最終局面で、レイアが率いるレジスタンスに攻撃仕掛けるレン。前作で父を殺した後、今度は母殺しか、と思われた先に、ルークが立ちはだかる。そこら辺の話は、次項で。

 ルーク・スカイウォーカー

 アナキン・スカイウォーカーの息子。レイア・オーガナの双子の兄。カイロ・レンの伯父にして師匠。さてさて、真打ちご登場でございますw。EP8の主人公は実質彼。

 冒頭で、彼方の星に隠遁生活してるルークへレイが助けを乞いに訪れるのですが、レンの件で、「私はとんでもない過ちを犯した失敗者だ」と思い知ってるルークはレイを相手にしません。「ジェダイの訓練をしてくれ」との頼みも拒みます。
 しかしレイに付いて来た旧友、チューバッカ、R2-D2と再会し、そして戦友にして義弟でもあるハン・ソロの死を知って、彼も動かずにはいられなくなり、レイにジェダイの修行を始めます。

 レイの才能に舌を巻くと同時に恐れを覚えるルーク。レイはベン(レン)以来の逸材だと感じる。
 ジェダイへの純粋な憧れを口にするレイ。しかしルークはジェダイの実態が大したものではなかったと語る。ここで彼はとても印象的な台詞をつぶやく。
 「ジェダイは伝説になったから失敗したのだ」
 …これ、現実にそのまま当てはまる。実在の人物や組織を伝説だの神だのと扱うなど、ろくなことではない。私もついついそうしてしまいますが、本当なら、宮本茂も、宮崎駿も、手塚治虫ですら、神様扱いしてはいけないのだ。

 レンと交感するレイを危ぶむルーク。彼女は彼がレンを殺そうとしたことを知り、失望したかのように、ルークの元を離れた。
 悩み苦しむルーク。このルークの駄目さ、人間臭さが物語に厚みを与え、シンプルになりがちなスター・ウォーズの物語を深めている。ルークが理想的な師匠だったら、つまらない作品になってた。ファンからはルークの人物像の変化が大不評だそうですが、私は大変気に入った。演じたマーク・ハミルはルークの変わりっぷりに不平タラタラだそうですけどw、でもそれを演技に表さなかったのは、流石アメリカの俳優だと思った。

 レンと決着をつけるためにジェダイを終わらせることを決意、しかしジェダイの遺跡になかなか火を放てない。この期に及んでも迷うルーク(そこがいい)。そこに…ヨーダ様ああぁぁああぁぁあ!シリーズ最高の人気キャラ(そうだとする根拠はないw)、まさかの復活です!フランク・オズさん存命でいらしたか…。こりゃ嬉しい!

 そしてクライマックス、母の軍に攻撃を仕掛けるレンのファースト・オーダーに、ルークが立ちはだかる。総攻撃を食らわすファースト・オーダー。しかしルーク、ノーダメージ!これで長年の疑問だった、「宇宙戦争やってる帝国軍や反乱軍が、なぜジェダイやシスごときを恐れるのか」の謎が初めて解けた。軍隊と喧嘩が出来るレベルの戦力だったのだ。
 だけどルークは、レンを許すためにでも、裁くために来たのでもなかった。「息子に2度も親を殺させてはならない」ためではもちろんある。ルークに挑むレン。でもルーク、ほとんど無抵抗でレンに敗れる。ルークは遠くの星から分身を操って戦ってたが(だからさっきダメージを受けなかったのでは、とツッコんではいけないw)、ジェダイ(シス)同士の闘いなら、致命傷を与えられるらしく、ルーク死す。彼は、駄目な師匠として弟子に裁かれるというやり方で、ケジメをつけるためにレンと対峙した。

 さっきも言ったが、今回のルーク、本当によかった。今までより好きになった。楽天家だった彼があんなに暗くなってたの、ショックを受けた人の気持ちはわかるし、「ルークってこんなに無能だったのかよ!」との怒りも、理解はできる。しかし彼がああでなければ、私はEP8をボロクソに貶してたに違いないw。ジョージ・ルーカスは今作を褒めた。原作者様はわかっておられる。

 レイア・オーガナ

 アナキン・スカイウォーカーの娘。カイロ・レンの母。ルーク・スカイウォーカーの双子の妹。

 彼女は…ひど過ぎたな(-_-;)。
 いや、人物像や役どころに文句はない。良くも悪くも古参ファンの知ってる「レイア」だなと。
 問題は…宇宙で戦ってるところ、レイアの乗ってる戦艦がモロに攻撃貰いました。で、クルーも彼女も宇宙に吹っ飛ばされたので、「わー!死んだ!!レイア絶対に戦死した!!!」と誰もが思ったところ、「フォースでなんとかして宇宙空間から無事生還した」のには呆れる他ないw。フォースってなんでもありかww。フィクションに於ける生き返りの理屈としてあれほどひどいのは生まれて初めて見た気がするwww。このシーンが「どんなとんでもないことが起こっても、フォースのおかげでなんでも解決」という前例にならないことを祈るwwwww。

 それはともかく、ソロもルークも死んだ後、EP9はレイアに引っ張ってもらおうとの思惑、製作には絶対にあるんだけど、演じられたキャリー・フィッシャーさんが亡くなられた今では、それはちょっと、難しくなってるな…。代役誰だろ(ルークはしれっと幽体になってEP9へ登場しても、全然おかしくないw)。

 ポー・ダメロン

 そりゃ、レジスタンスって軍隊としては適当なんだろう。しかし、彼のレイアに対する命令無視と、ホルド提督に対する反逆という、2度に渡る最高司令官へのあんまりな態度、これはない(しかも、ちっとも「結果オーライ」ではない)。クビにならなかったのが不思議。厳しい軍隊だったら、殺されてるところ。

 フィン

 ホルド提督が陽動作戦に失敗した際、取った行動が「特攻」なのには「アメリカ映画のくせに!」と思った。それでまさか、今度はフィンが特攻するとは、「ええっ、またかよ!」と陰鬱になった。しかし、ローズが身を挺して彼の特攻を止めたのは、ライアン監督、ギリギリのとこで、特攻の論理を「批判」した。もっとも、ローズが取った手段もまた特攻なので、「否定」はしてないんだが(-_-;)。それに、特攻に対してなんの備えもしてないファースト・オーダーも甘すぎる。

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