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2019年4月19日 (金曜日)

「ハイスコアガール」最終10巻感想(ネタバレ)。天国と地獄を見た、だからこそ名作でした!ありがとう、押切蓮介先生!

 手塚治虫文化賞にノミネートされて有頂天、その後刑事告発されて地の底へ、そして訴追の和解、これだけ色々あって、完結したこと、奇跡です。押切先生、お疲れ様でした。それからアニメ2期放送決定、おめでとう&ありがとうございます!
 最後の感想、愛込めて書きます。ハイスコ公式サイト押切先生公式サイト先生ツイッターアニメ公式サイトアニメツイッター
 参考の拙文、初の紹介4巻とファンブック感想5巻感想6巻とコンティニュー感想7巻感想8巻感想9巻感想大野さんのかわいさについてハルオのカッコよさについて晶・最萌ヒロイン認定w訴訟解決短文

 読者にはどうでもいいことですが、ココログの仕様が変わって、大分書き辛くなってしまった。慣れの問題だけど。…書き終えて、かなり慣れた。合理的で、便利になってる。もっと馴染もう。

 業務連絡・ツイッターの件でコメント下さった某さん、返信お待たせしています。ずっと考えてますので、しばらくお待ちください。このエントリの方が優先順位高いの、ご理解ください。考え過ぎず、答えを焦らずに考えてます。

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 まず8巻での、大野さんと小春のスパ2X勝負が、回想される。

 晶ザンギエフと、小春豪鬼の対決。押している晶だが、小春もそう簡単に敗れる女ではない。まして両者とも、恋路がかかっている。
 そして結果は…。小春勝利。私は8巻感想で、言葉にはしなかったが、晶勝利と見込んでた。俺はつくづく読みが浅い。だが小春、「勝てて嬉しい」顔はしてないし、大野さんもそんなに悔しそうではない。つまりこの勝負の意味は、恋の行方を格ゲー勝負に託したのではない。晶の真意は…。

 前9巻のラスト、スパ2Xの全国大会、大野晶、まさかの初戦敗退。相棒のザンギエフ、更にザンギ最大の天敵、ダルシムから叱咤される。ホテルでのハルオとの一夜、萌美先生に告げられた離日、それらで少なからず、動揺していた。その心の隙が、敗北を呼んだ。
 ザンギの口を借りて自問する大野さん。私はただ試合を観に来たんじゃない。自分の意思、つまりハルオくんに勝利し、別れの決意を示す、ケジメをつけるつもりで来た。心が揺れてるから、スクリューパイルドライバーも決まらない。思い出さなければならない。恋する乙女ではなく、一介の勝負師、格闘ゲーマーだった頃の自分を。ハルオくんもそんな私を望んでいるはずだ。その期待に、応えたい。ザンギエフさんは、いや私は、「赤きサイクロン」。日本を発つ前に―――
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 間違っても、カッコかわいいなんて次元ではない。カッコよすぎる。このカットは9巻の次巻予告で挙げられてたが、ここまでとは。ここから、"大野晶VS矢口春雄"の、最終決戦が、始まる。忘れてはいけない、このマンガのタイトルは"ハイスコアガール"。つまり大野晶こそが、真の主人公。ハイスコアガール"ズ"でもない。あくまで主人公(ヒロイン)は、晶一人。やっとそれが理解出来た。だから大野さんは、あんなにも魅力的だったのだ。

 一方、名のみの主人公w、矢口春雄。すっかり落胆し切っている。まさか大野が初戦で負けるとは思わなかった。大野に勝利し、愛を告白する為に全国大会に来た。その目的である大野がいない。そんな大会なんて…。
 と、思っていたハルオの背後から、歓声が上がる。なんと、敗者復活戦が闘われてたのだ。誰が勝ったかは、いわずもがな、大野晶。
 ハルオの前に現れた晶、数時間前とは様子が全く違っていた。何物をも寄せ付けない殺気。ゴミクズを見るような目でハルオを見つめる。帰ってきた。5年前、小6の頃、一介の格闘ゲーマーだった頃の、

 "大野晶"が―――蘇った。

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 大会決勝トーナメント。大野の復活で、気合いを入れ直せたハルオ。勝ち上がる。ハルオの隣で、「神ちゃん(作者の分身w)」が負けてるのが地味にジワるw。

 晶も順当に上る。負けてむしろ、研ぎ澄まされた感がある。(流石は俺が認めた女だ…)と思って、それは違うと考えるハルオ。(認められたかったのは、俺の方なんだ)と。
 小6から、「ゲーメストとか読んでる?」と、気を引こうとしてた。「俺より強い奴」に、対抗心より、憧れていた。今は、単に認められたいのでなく、対等の格闘ゲーマーとして、一人の男として、見られたい。その為に、ここまで来た。対戦表だと、大野と当たるのは、準決勝。互いに負けられない。そしてついに…、

 「大野晶選手、準決勝進出!」
 カップル、いや、ライバル同士、天王山に上がった。言ってしまいますが、この戦いの勝者、優勝しません。2人ともそんなこと目的では全然ない。
 同じ土俵に上がった晶、胸を張る。ハルオ、大野さんを(デカく感じる…)と。おっぱいもですな?wここの晶、「どうだハルオ、ムネも大きくなったんだぜ」とアピールしてるとしか思えないww。劇中で5年も経てば、成長するよねwww。
 そのくらいのお茶目さはあるが、近寄りがたい空気を漂わせる晶。(この数時間でどんな心境の変化があった)と戦慄するハルオ。"男子三日会わざれば刮目して見よ"って格言あるけど、女子は三時間足らずで変貌するのだ。
 そして準決勝。ギャラリーに2年前の大阪大会が、ハルオと晶の決勝戦だったの、覚えてる人がいた。ステージに上がる二人。大野さんが拳を差し出し、ハルオが合わせる。ファイターなら、まして決戦ならやるべき儀礼。
 試合開始。ハルオ心で思ってた、
 (最初は、憎くて忌々しくて、いけ好かない存在だった、だけど今は―――)
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 そんなこと、読者全員がわかっていたよ!w FIGHT!

 晶の愛と覚悟もまた、本物なのだとわかるカット。
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 この表情で、立ちスクリューを決める大野。知らない人に説明しますと、スクリューパイルドライバーって、方向レバーを一回転させて放つ技。その時、上に入力するとジャンプ、下に入れるとしゃがんでしまうのが普通。私がスクリュー使う時も跳んだりしゃがんだりしてた(「スクリューを使える」だけでも下の上くらいの腕はある証明)。だから立ったままの体勢でスクリューを放てるのは、レバー入力の速さと、キックしながらレバーを入れるなど、ジャンプをしない工夫をしている証明。ザンギエフは、上級者向けのキャラなのです。
 ザンギ1割、ガイル9割の対戦相性が常識のダイヤグラム。しかし大野さんは、昔からそんなのモノともせずに勝ち続けた。ハルオ相手でも、全くハンデなどと思わない。画面端に追いつめ、防御一辺倒に持ち込んだら、ザンギの領域。一本目、晶完勝。
 ならばとハルオ、「ガイル10、ザンギ0に持ち込んでやる」と"あの戦術"を使う腹を括る。相棒のガイルさんに、背中へ一発「ファネッフー」をもらって、ROUND2!

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 ハルオの独白。指先から神経がほとばしり、レバー、ボタン、モニターとつながる感覚。私は格ゲー得意じゃないから、そんな感覚とは程遠い。言ってしまうと、レバーの経験があまりに少ない。ほぼパッドオンリーのゲーマーですw。

 ハルオ、大野さんと初めてスト2対戦した戦術に立ち返る。スバリ、「待ちガイル」。中キックによる足払いを繰り返し、ソニックブームで足止め、攻めさせない。そして相手がジャンプしたら、サマーソルトキック、あるいはしゃがみ大パンチの「リフトアッパー」で迎撃する。これがガイル基本にして最強の戦術。スト2リリース当初は強すぎて「卑怯」「汚い」と呼ばれたが、スパ2Xの頃は、もう当たり前の正攻法(にわか知識で書いてるんで、信用し過ぎないでねっ♪)。
 「昔から男らしくないと言われたが、これこそがガイルの闘い方」
 引け目こそ感じてたが、待ちガイルに絶対の自信持つハルオ、「この壁、破れるモノなら破ってみろ」。ザンギの動き、1/60秒たりとも見逃さない。2本目、ハルオが取る。

 ROUND3。いよいよ決まる。告白か、決別か。ここでハルオ、思う。
 (大野、お前には、死ぬほど感謝してるんだ。俺にはゲームがあればよかった。他人から馬鹿にされても、ゲームだけが支えだった。だけど、今では大野自身が、俺の支えだ。好きなゲームが更に好きになる。本当に、楽しかった。惚れたやつと同じモノに、夢中になれたのが。だから今こそ、俺の全てをぶつける!)
 ハルオ、お前の真剣さ、尊敬するよ。
 ザンギエフ、ガイルの足払いの射程を見切り、スクリューに吸う。しかしハルオも、即座にダウン後の起き上がりサマーで反撃。互角。お互いあと一撃で決まる。
 ガイルの立ち中キックに、ついに跳んだザンギ、待っていたハルオ、勝利を確信してリフトアッパーを放つ!だが!

 はるおの たたかいは おわった。

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 ハルオの周りには、いつだってゲームキャラがいた。ガイルさん、ザンギエフ、リュウ、ダルシム、ビシャモン。毎日楽しく遊んでいた。だけど…。

 7月中旬。ハルオを愛してるとしか思えないw親友宮尾が、ハルオをゲーセンに誘う。その日は「スターグラディエーター」の稼働日。普段のハルオなら、一も二もなく飛びつく。だけど、まるで興味がない様子。そのまま帰る。
 「大阪から帰ってからもう、ずっとあんなだ」と心配する、悪友…いや、親友土井。宮尾が慮る、「勝って想いを伝えるあいつの念願は叶わなかった、しかも直後に大野さんの米国移住、ショックだったはずだぜ。やっと自分の気持ちに気づいたのに…」
 「あいつはゲーム馬鹿であった方が輝いてる」と評する土井。いいこと言いやがる。彼は整髪料塗るのやめた模様。そこへ声をかける鬼塚さん。彼女も年頃になって、かわいくなった。チャンスだぜ、土井。

 工場で仕事してるハルオ、敗戦の一瞬を思い出す。迂闊に跳んだザンギに、ガイルのアッパーが決まると思いきや、アッパーをよけられる空中大キックからのスクリュー、「ダイエットスクリュー」を決められ、敗れた。ここでガイルがサマソを出してれば勝敗は逆だったが、今までリフトアッパーをあえて食らい続けて、誘い込み、ハルオを罠にハメた。
 ていうか、これについて調べて、「スト2の当たり判定とは、こうなってたのか!」と新鮮に驚いた。「スト2の当たり判定は可視化出来る」のは知ってて(格ゲーのプレイヤーはもちろん、開発者にも、大変勉強になったらしい)、見てみたかったが、こんな形で拝むとは。攻略記事書いた、恐らく同年代のザンギ使いおっさん、とってもわかりやすかった。ありがとうございます。

 というワケで、WINNER、大野晶。決別を告げる、涙の勝利。そしてあの闘いこそが、俺と大野の、最後の試合だったと、ハルオは悟った。
 一方大野家。自室の晶。いつも首にかけていた、小6の時渡米する際、ハルオから贈られた指輪をつけてたネックレスを、外す。彼女にとっては、まごうもなき"エンゲージ・リング"だった。だが…。

 そしてしばらくして、部屋でだらけてるハルオに女の声が。無論、晶ではなく、真だった。
 「姉でガッカリしたか?妹じゃなく…。私という、姉の方が来て、ガックリ肩を落としているでしょ」
 9巻で泣きべそかいてた姉さんだが、所詮w不真面目な真、余裕を取り戻していた。
 ハルオがゲームでなく、マンガで暇つぶししてるの、訝しむ真。「おーい、やっぱ気落ちしてるなー?」真さんの洞察力も大したモンです。「ファイナルファイトを何回クリアした」「88回」「キモ!覚えてるんだ」ハルオと真の漫才も、見納めなんだよなー。晶は漫才が不可能なキャラだし。
 真、晶が日本を離れるの、7月24日の夕だと告げに来た。「お見送り絶対に来い」とも言う。「中学の時みたいに、フラッと戻ることは」と問うハルオ。真、「無理とは言えないが、難しい」と気遣いつつ事実を言う。そして彼女、
 「晶の次に被害者なのは、ハルオくんよね…。私は加害者で元凶よ…。私が全部晶に押し付けたから…。ごめんね…」
 …真さんも、晶同様、不器用だけど、善良で素直な人なのだ。

 色々話すハルオと真。そして真、矢口春雄という人間の根幹に触れる発破を、彼にかける。
 「あなたの意思はどこに行くの?勝負に負けて『駄目でした』じゃ、一生後悔するんじゃない?」
 帰ろうとして、真、妹からハルオに贈るもの、託されてたと思い出す。小さな紙の包み。ハルオも真も、意味がよくわからない。ゲームをやらず、自分がプレゼントした、原付バイクに乗ってないハルオを叱咤する真だけど、(私が偉そうに言えた義理か!)と自己嫌悪。
 そして包みの中身は…。ハルオがかつて、晶に贈った指輪だった。
 (そうか…。俺と大野の5年にわたる長い闘いは、もう終わっちまったんだ―――)
 ガイルさん、必死にハルオになにかを呼び掛ける。だけどハルオの耳には届かない。そして―――

 ハルオの脳裏から、ガイルさんが消えた。

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 7月24日。Xデー。晶の専属運転手である、じいやが空港に贈る。晶はハルオの見送りを待ってるが、ハルオ来ない。

 マイルームで腐っているハルオ、母である矢口なみえが、「今日は何月何日!?」と促す。ハルオ、意味がわかってないのでは、当然ない。「スパ2Xの勝負で負けた以上、合わせる顔がない」と、ハルオなりのケジメのつもり。憤慨するハルオママ。
 (俺はなにやってんだよ、が、負けは負けだ)それを思ってる内、何故か(ホントに何故だw)日高商店に足が向かう。そして…。小春と再会。
 小春、髪を切っていた。失恋して断髪とはアナクロだが、小春らしい思い切りでもある。ハルオが悩んでるの、大野さんのことでなどと、もちろんお見通しだった。
 ハルオがあまりしゃべらないの、晶の存在の大きさだと、嫉妬が混じった感想を漏らす。そして小春、自分と大野のスパ2X勝負の顛末を打ち明ける。
 小春も初めは、ハルオへの恋路を、私たちらしく格ゲーで勝負つけよう、との意図だと思ってた。だけどそうではなく、晶はもう身を引くつもりで、「日高さんはどこまで、ハルオくんに本気なのか」をスパ2Xで、確かめたかった。小春語る。「その覚悟でも、大野さんは迷ってた」
 スパ2Xの二本先取勝負、三戦目、晶は「勝ちたい」気持ちを抑えきれてなかった。結果は小春勝利。しかし小春は思った、「この人の想いには、勝てない」。
 「試合には勝てたけど、勝負には敗けだった」と振り返る。彼女は悟った。「引き下がるしか、ないじゃん。私みたいなお邪魔虫」それから、大阪旅行の前に晶が小春を訪ねた理由がわかる。律儀にも晶、小春に「ハルオくんと一緒に、旅行していい?」と了解を得に来てた。
 「断る権利もない私に…。いじらしい…。そんな大野さんの気持ち無下にしたら駄目…。私はこの場所で矢口くんを好きになった…。大野さんのこともまっすぐでいてほし」「日高」
 「俺…。大野のことが好きだ」「知ってるよ…」「お前の気持ち、散々ないがしろにしちまって…」「謝らないで、惨めになる」「日高の助言、身に染みる。でももういいんだ、終わったことだから」

 ハルオ語る。今まで人の心に鈍感だったツケが回った。子供のころ何気なく贈ったモノ、大野に突っ返された。愛想が尽きたんだろう。ここで小春、女の勘wが働く。ハルオが晶に何贈ったか、察しがついてた。
 「ゲーセンで取った…。ガキくせぇ指輪で…」
 小春即座にハルオをシバく!よくやった小春~~~~~!!!つーかハルオ、お前高二にもなって、「男が女に指輪を贈る」意味がわかってなかったのかーーーーーッッッッッ!!!!!wwwww
 小春激しく叱咤し、「今すぐ大野さんの処へ向かって!」と喝!貰ったハルオ、まっしぐらに晶の元へ!
 一人になった小春。恐らく、「これで私の恋のFIGHT、終わったんだ―――………。」と思っている。だけど小春、このマンガが「戦いと愛の物語」である以上、キミはまだ、諦めてはいけない。ハルオと晶がくっついても、夫婦になっても、別れないとは限らない。人生は短いようで、クソ長い。まだまだ始まったばかりだ。

 大急ぎで帰宅したハルオ、なみえさんからヘルメットをもらい、原付で空港に向かう!クライマックスでっせ!

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 ついに最終話!10巻と8年かかった総決算!

 原チャリで空港に向かうハルオ、悔やんでいる。なぜ負けただけで勝負を諦めた。何度負けても大野には立ち向かっていた。何故ゲームオーバーと勘違いした。コンティニューは、あるのに。俺は、怯えていただけだ。見切りをつけられたことに、甘えた。悔やんでも悔やみきれない。
 今更気付いても、もう遅い。電車は止まっている。夕方だから渋滞してるはず。信号待ちだってある。原付で追いつくはずがない。詰んだ。
 だが、しかし。だがしかし!最終話にして、ハイスコ始まって以来の、奇跡が起きるのだ!…文字通りの「奇跡」だとは、思ってもみなかったがw。

 「パズルボブル」のバブルンとボブルンが、信号の色を変える。「源平討魔伝」の敵キャラが、「ぷよぷよ」のぷよが、交差する車両を足止めする。
 ザンギエフ、ビクトル、ハガーのラリアットが、ハルオのバイクに追い風を送る。そして…「ファネッフー!」の順風。
 「もう遅い!夜だ…。大野は日本を発っちまった!」そこにガイルさん、「諦めるな!」
 リュウが、ベガが、オパオパが、メトロクロスの「オレ」が、数多の、今まで一緒に楽しんだゲームキャラが、ハルオを空港に送る。今度こそ、ハイスコアガール劇中の、最後の闘い!最大に励ますのは、もちろんガイルさん!
 真と小春の言葉も、ハルオの背中を押す。(そうだ、何度も何度も、あの女からは引き離された。今更引き下がれっかよ!大野に会いてぇ…。今すぐにでも会いてぇ…)。
 機上の大野さん。そこに!ビッグバイパーが、1942の戦闘機が、ワギャンが、フォボスが、そして…。ガイルさんのサマーソルトキックが、離別の飛行機を止める!
 「愛が可能とする…。愛が形となる…。俺たちを愛してくれた恩を…。今こそお前にっ!」
 こ…ここまでされると、いくらなんでも笑ってしまった。ハイスコアガールで、こんなファンタジー展開を見るとは思わなかった。でも、中途半端にせず、徹底したのは押切先生、正しい判断と思います。

 必死で空港に辿り着いたハルオ、ボロボロになってる。千葉の地理にはイマイチ疎いので(埼玉在住だが。悪いか!w)、どのくらいの道のりか計算や想像難しいけど、相当だったと思う。マンガの嘘かな?w
 真、じいや、萌美先生がいた。「大野は…?」と聞くハルオ。「行っちゃった…。行っちゃったけど…。飛行機がUターンして、帰ってくるって!」
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 この瞬間が見たくて…。この一瞬を観たくて!長いこと、このマンガに付き合ったのだ!!!!!

 「おおの…!勝ち逃げなんてさせねえ…。させてたまるか…。勝負はまだついちゃいねえ…。海外に行ったって逃がしゃしねえ…。泣くなっ!空港で泣くのは、今度は俺の番だ…。大野…。お前のことが好きだ。のたうち回るくらい大好きだ。お前には…これからも負け続けるだろうよ。でもそれでいい。一生お前に挑み続けたい。ずっと大野の側で。お前を…嫁にするため…(お、いい表現) 絶対迎えに行く…もらってくれるか?」
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 ハルオと晶、2人にとって、「あの指輪」が本物の「エンゲージ・リング」になった瞬間。それにしてもなんという感動の嵐だ。もう言ってしまおう、ありがとう、ありがとう押切蓮介先生。苦難の8年、あなたは天下に誇るべき仕事を、やり遂げた。

 数多くのゲームキャラが、心から祝福する。でも感動に水を差しちゃうけど、「あのゲーム会社」のキャラが一切いませんね、押切センセ?(台無し)最後のスタッフロールにも、あの会社の名前がないし。最終巻で、仕返ししやがったな、先生w。
  涙なみだのハルオ、晶。真さん、じいや、萌美先生も、ただただ落涙しかない。ていうかここで泣けん奴は人間ではないw。それ程感動している。

 そして…〆を担当するのは、ガイルさん。
 「ハルオ、これは終わりではない。お前はステージの一つを超えただけだ。最良のエンディングの為に俺たちは戦う。それはお前もだ。この戦いがお前の新たなる力となる―――
 物語の幕は下りても、キャラクターたちの人生は続く、な終わり。ここで私、スト2のリュウのエンディングを、思い出した。リュウは、「新たなる戦いを求めて、旅立って行った」。ハルオも晶も、そして小春も真も、まだまだ戦い続ける。人は生きている限り、なんらかの戦いを、どんな人でも必ずしている。どんな悪人でも、いい加減な人でも。そして、愛することも。

 ハイスコアガール・完。

 いやー、本作の名作度にも驚いてんですが、私がここまで愛を注げたのにも、驚いてます。こゆうの慣れてない人、好きでない人には拒否反応呼んでしまう文ですが、好きな人もいるはずと考えて書いてます。なにより作者ご自身に喜んでほしいと。おこがましいとは、わかってますが。
 まあでも、未練を言ってしまうと、大野家の長兄とか、晶の婚約者が重要キャラだと先生述べてましたが、これだけ色々あった作品、シナリオの修正は不可避だったんでしょう。むしろ今一度言いますが、完結したのは奇跡です。アニメ化されたの、それも2期が作られるのも、全くもって。マンガが完結するって、当たり前では全然ない。お疲れ様でした、押切蓮介先生。ゆっくり休んで下さい。そうそう、ファンブック、カジメストコンティニューも楽しみにしてます。カジメストのオリジナルも持ってますが、完結編は当然読みたい。ゾンアマで予約してます。

 全カット出典・スクウェア・エニックス刊、ハイスコアガール10巻。(C)2019 Rensuke Oshikiri

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