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2019年5月28日 (火曜日)

「キン肉マン」(続編)感想、"運命の王子"+スグル連合軍VS"オメガ・ケンタウリの六鎗客"の試合、一通り終わって(ネタバレ)

 …当ブログ史上、最も時間と手間と文字数がかかった、愛wがこもりまくったエントリになりました…!いやー私、キン肉マンここまで好きだったんですね!wそれに限らなくとも、近頃愛がこもってない記事が一つもありませんww。愛の戦士と呼んでくれいw(セーラーヴィーナス?wってこの例えも古いねww)。

 運命の王子、キャラによって明暗が大いに分かれた。書くとわかるが、運命の王子の正式名称には頭にいちいち「キン肉マン・」がつくのでややこしく、めんどくさいw。基本的に略す。ただの偶然なんですが、坂口博信さんのソシャゲ「テラウォーズ」のベータテストと時期が被ってしまったので、エラく執筆時間かかってしまった…!
 毎週ネットで連載してる、週刊プレイボーイのサイト(私がいつも読んでるのは、別のサイト)。公式ポータルサイトゆでたまご先生公式サイトゆでたまご原作・嶋田先生ツイッター

 本題に入る前に、当ブログの予告。今、最も応援しているクリエイター・横田卓馬先生のマンガ、「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」の1巻感想を、来月にアップします。めちゃくちゃ面白かった。私の身になにかない限り、必ず書きます。でもこのエントリ以上の愛を込める自信は、ちょっとないな~w。

 運命の王子参戦の経緯

 ヘッポコ正義超人五本槍VSオメガ・ケンタウリの六鎗客の試合、正義で勝利したのはウルフマンのみで、1-4の結果に終わった。前半戦の感想後半戦の感想

 だけどウルフも駆け付けたスグルも、意気消沈してはいなく、2人だけでも残り5人を迎え撃つつもり、満々。またルナイト戦で、ウルフとスグル、「あいつらは単なる残虐な侵略者ではないのかもしれない…」と思い至る。しかし「だからと言って彼らが地球に侵攻していい理由などない!」と思い直す。
 そして正義超人二人VS六鎗客の試合開始か、とのタイミングで突如、何者かが両者の前に降り立った。そいつは…かつて王位争奪編で、スグルとキン肉星王位を争った、運命の王子たち!

 「こんなときにまた厄介な敵が!」と思い込み、王子たちにかかろうとするウルフ。しかしマリポーサが「待て」と制止。そして六鎗客に、「邪悪の神々の話を聞いて、お前たちを止めざるを得なくなった。我々は神の使い、光栄に思え!」と、超上から目線でw、宣戦布告。
 しかし六鎗客、「我々にお前らと戦う理由などない、とっとと帰れ」と負けてない。そこでフェニックス、試合の場とするつもりの、5つの城を見せる。そこで「こ、これは!」と心当たりある態度を見せるアリステラ、「やむを得ない、相手をしてやる」渋々と受けて立つ。

 なぜ王子たちがオメガと闘うのかワケがわからないスグル、フェニックスたちに理由を聞きますが、フェニックス、ゼブラ、ビッグボディは取り合わない。だけどマリポーサは、「最低限話せる範囲で話すべきだ」と請け合い、スグルに理由の一部を明かす。
 「奴らは自分たちでも気がつかないうちに、恐ろしい陰謀に加担してしまっている。それは我々が王位争奪戦を闘う前から周到に企まれていた」そこにフェニックスが、「俺のチームにオメガマン・ディクシアが組み入れられてたのもその一環だった。奴らは殺してでも止めなければならない」と。

 この程度の説明では納得もクソもないのですけど、しかし六鎗客は四王子の宣戦に応えた、そして王子側は面子が一人足りない。またオメガの目的はキン肉マンの「火事場のクソ力」にこそある。
 スグル、「理由はどうあれ、あいつらとは闘わなければならないようだ、やられたみんなの仇も討たなくては」と参戦を決意。その前にウルフが挑もうと構えてましたが、「お前は戦ったばかりの怪我人だ、しばらく休んでろ」と、友を気遣う。そしてお空からスルスルとマッチメイクのロープが下ろされw(このシュールさは、「キン肉マン」ならではw)5戦の組み合わせが決まる。試合開始!

 キン肉マン・マリポーサVSヘイルマン

 予想とちょっと違い、なかなかの頭脳戦だった。

 氷使いであるヘイルマン、この試合でもリングなどをピキピキ凍らせて闘う。そこにマリポーサ、アノアロの杖がないなら使えないだろうと高をくくられていた、全身に炎を纏う「モクテスマ・ディフェンス!」を出して対抗。…うーん、私は超人プロレス、というかバトルマンガの醍醐味は基本的に、肉弾戦にある主義者なので、こういう能力戦は、どうかと。あまり関係ないけど、ネプチューンマンのファンな私としても、彼のマグネット・パワーやオプティカル・ファイバーに頼り切る姿勢は、どうかと思うw(今試合での、「モクテスマ・ディフェンスは火種があれば出せる」って理屈は、ネプチューンマンの「クロス・ボンバーをオプティカル・ファイバーで出す」とちょっと被るw)。

 優位に立ったマリポーサ、しかしヘイルマンは氷の棺にマリポーサを閉じ込め、火種の元となる酸素を断ち、モクテスマ・ディフェンスを破る。だけどこの試合の見どころ、能力比べでなく、段取りを作る為の両者の攻防、プロレスに素人な私でも、「詰め将棋の様だ」って印象受けて、ハイレベルだった。私の文章力ではそこ解説できない。すみません。

 追い詰められたマリポーサ、だけど技の出し合いでヘイルマンを巧みに誘導し、ヘイルの体が氷で出来てるのを利用、それをレンズにするようミスリード、凸レンズの屈折のように光を集め、火種を作り、モクテスマ・ディフェンス、復活。ここでマリポーサとヘイルマンの、
 「お前がズブの素人ではないと理解出来たからこその、捨て身の作戦だ」「チキショオーッ!勝利まで、後一息だったのにーッ!」
 …バトルマンガとして、ここまで気の利いた台詞、そこらのマンガ家には書けない。原作の嶋田先生、してやったりですし、この攻防を丁寧に描いた中井先生も、並外れ過ぎる。細かいことですが、ここのマリポーサが白目になってるのは素晴らし過ぎる演出。
 ゆでたまご先生、ユニットマンガ家として、藤子不二雄先生以上のキャリア(藤子両先生は、途中でコンビ解消したので)。他のジャンプ黄金時代の続編マンガが、晩節を汚す中、キン肉マンのみが恐るべき進化を遂げている。そもそも昨今の続編マンガのパイオニアが「キン肉マン2世」だし、ゆで先生、見事の一語に尽きる。おおっと結論を急ぎ過ぎた。

 勝利への望みを断ち切られたと悟ったヘイルマンに、マリポーサがフィニッシュ・ホールドを仕掛けにかかる。その技は、
 「あ、あれは、マリポーサ式マッスル・リベンジャー!しかしあれは、ロビンマスクに破られたのでは…?」
 解説乙です、委員長w。ゲームで名付けられてしまった、「偽マッスル・リベンジャー」なる屈辱的な技名避けた委員長めっちゃ優しいw。それに忘れられがちなこととして、マリポーサがリベンジャー出してキン肉族の先祖から天罰受けたのは(ファンの誰もが「あの天罰はシルバーマンが下したものだ」とごく自然に解釈してるの、大笑い)、マリポーサ式リベンジャーが偽物だったからではなく、「キン肉族三大奥義とは、絶対に破られない究極奥義だ、それが破られてしまったので、偽物だと判断され、罰を受けた」(王位争奪編における、キン肉真弓の説明)だから。
 …ここで肉ファンの皆さんなら全員おわかりのはずである。キン肉族三大奥義は、フェニックスのリベンジャーも、ゼブラのインフェルノも、アタルとスグルのスパークも、全て破られているとwwwwwwwwww(このことでビッグボディ最強説を唱える御仁もいらっしゃるw)。

 マリポーサ、天罰をまた受けるのは、御免被った。だから、自身のリベンジャーを大幅アレンジし、マリポーサオリジナルの大技に改良した、
 「アステカ・セメタリー!」
 炸裂!このあたりのマリポーサ、「盗人としてのプライドを奪い返した」「王位争奪という柵から解き放たれた」いちいち台詞がカッコよすぎる。そして勝利し、謎のポージングw。まあ、マリポーサの美意識なんでしょう。それよりここで感動したのは、かつてロビンがマリポーサを破ったときの人物評、
 「実力、頭脳、品格ともにキン肉星の大王に申し分ない男だった。しかし惜しむらくは、心が貧し過ぎたことだ…!」
 初めて読んだとき、「実力、品格が申し分ないのに、『心が貧し過ぎる』ってどゆこと?」と思ってた。だけどマリポーサの勝利を見て、言葉の意味がわかった。そして新生マリポーサは、この試合で「心の貧しさ」を克服したのだともわかった。見事だった。

 まだ語りたいことあるけど、既にボリュームいい加減にしろよなのでw、ここまで。次鋒戦に移ります。

 キン肉マン・ビッグボディVSギヤマスター

 この試合に最大の期待を賭けた読者は多いと思いますw。ビッグボディ、運命の王子で随一のネタ超人ですからね…w。もう言ってしまいますが、彼は期待に応えてくれました。マニアは知ってること、ビッグボディはカナダ国籍の超人。カナディアンマンの健闘が胸を打った記憶新しく、オメガ編でカナダは名誉回復を果たしました(カナディアンマンを破ったパイレートマンをビッグボディが倒して、仇討ちを果たしてくれればもっとよかったですが、ゆで先生も苦心して作品組み立ててるのでw)。

 始まった試合…というか、5組の試合は同時進行の筈なんだけどw、順番に進行するのがキン肉マン…つか、バトルマンガではありがちなコトw。細かいことはいいんだよw。
 マッチメイクされた時、ビッグボディは(ラッキー!ベンキマン如きに負けそうになった奴だ!)と、ギヤマスターは(よーし!運命の王子で、一番弱い奴だ!)と、互いに互いをナメてかかった筈であるw。先に挑発したのはギヤマスター。

 「往生際の悪いニセモノめ!知っているぞ、お前がなにも出来ないまま負けた、最弱の大王候補だったこと!よくそれで王子を名乗ろうと思ったもんだ!お前のニセモノぶり、改めて暴いてやるぞ!」
 うわー、容赦ねえ!wwwww意地の悪い読者でも、なかなかここまで言えない!ゆで先生は鬼か!www さて気になる我らがwビッグボディの反応、
 「確かに、俺は王子としてはニセモノだったかもしれない。だけどな、この強力だけはホンモノだああっ―――!!」
 「強力」と書いて「ごうりき」と読むのはキン肉マンクラスタだけですwwwww。剛力彩芽さんがデビューして、モヤッとしたのもキン肉マンファンw(はてな、となる名前ではあるw)。
 「ガキの頃から体の頑丈さだけが自慢だった」というだけあり、並の超人に真似出来ないパワー殺法で闘うビッグボディ。しかしな、ギヤマスターを持ち上げて、リフトアップしたの、意味あるか?wただの力自慢。自分で認めてる通り、脳筋そのものの行動w。

 ちょっと箸休め。今回のビッグボディで重要なのは、目の輝きが旧シリーズとはまるで違う。王位争奪編では死んだ魚の様な目でしかなかったのが、オメガ編では、希望と自信に満ちている。この時点で相当期待した。
 それにビッグボディって、デザインのカッコよさなら、運命の王子で随一。今回最後に出る(言っちゃったw)ソルジャーに勝っている。フェニックスやゼブラはまあまあイケる程度だし、マリポーサは微妙。それがあんな扱いになっちゃったの、中井画伯が「ビッグボディのデザインは書きにくくてめんどくさいので、早目に退場させてほしい」と原作嶋田さんに頼んだら、あんなんなっちゃったw。この試合は、ゆで両先生の罪滅ぼし、なんでしょうねwww。

 守勢でもめげずに、ビッグボディをDisりまくるギヤマスター。でも彼の貶しより、この時のサブタイトル、「劣等王子」の方がヒド過ぎたりw。持ち味であるギヤで反転攻勢に出て、今度はビッグボディが防戦。そしてなんと、かつてビッグボディがフェニックスに仕掛けられて敗れた、「マッスル・リベンジャー」そっくりの態勢で追いつめる!いやー、ゆで先生、超人のトラウマをえぐるのが、昔から巧過ぎる!w だが、しかし。だがしかし!今更こんな事で折れる、僕らのビッグボディさんwではない!
 「お前の言う通り、俺の時間はあの技を受けた時から止まったままだ。だからこそ俺は今、お前に言いたい、"ありがとう"と!」
 …ビッグボディの口から、こんなにも美しい言葉を聞ける日が来るなどと、彼が敗れた30年前に予想できた人など、いただろうか?いや、いない!ビッグボディの反撃、彼が初めて披露する、オリジナル・ホールド!
 「強力アトミック・ボム!」
 こ、これはまるで、マッスル・スパークみたいな大技じゃないか!ビッグボディは、彼なりの三大奥義を、会得してたのだ!(Ivanはビッグボディの大活躍を読み返して、テンションが非常におかしくなっておりますwww)

 ギヤマスター、健闘してるけど、ここまで来るともう、ビッグボディの引き立て役でしかないw。でもゆで先生、予想を裏切るのが上手いマンガ家だから、読者はハラハラしてます。術中にハマってるw。
 「まだ始まったばかりなんだ…。俺はやり直しに来たんだよ…。世間に…、神に…。なにより俺を信じ切ってついて来てくれた仲間に、あの時見せられなかった俺の…、『強力』を!」
 彼、「強力」に心からの誇りを持っていたのだなー。フェニックスに負けた時は、全然気づかなかったw。ゴメンなビッグボディw(それにしても、いちいちカタカナ入力するのがめんどくさい名前であるwww)。
 ここでギヤマスター、中国の伝説、「軒轅星」の話を始めますが、筆者的に刺さらないポイントなので、パス。つか、ゆで先生がこのエピソードを盛り込んだ意図がよくわからない。伏線と思いますが、この時点でそんなに面白くはない(ググったらかなりキン肉マン用語扱いされとるw)。

 ビッグボディの名言を取り上げ過ぎると切りがないから(それほどスゴいのだw)、ある程度は諦める。残念w。彼は強くて頑丈な体を誇ってますが、自分がバカなのも、自覚している。だけど、口喧嘩でもギヤマスターに負けてない。それはともかくギヤマスター、試合の行方とは関係ないけど、ストーリーにおいてはとんでもなく重要な話をする。
 「俺たちオメガの民は、本来なら地球に君臨する王族だったんだ!しかし太古のある日、我らの祖先は宇宙からやってきた侵略者と闘い、全てを失って地球を追われた!あいつらさえ来なければ…!!そんな数億年の恨みを晴らす絶好のチャンスが今やって来た!そのために俺たちはここに来た!関係ないお前らなんかに負けてられるかーっ!!」
 絵を見れば明白ですが、オメガを逐った侵略者とは、完璧超人始祖の皆さんです。ここを読むと、「オメガの目的は完璧始祖への復讐か?」と思うよね。そうなると、オメガが闘いたいのは、ザ・マン、ゴールドマン、ジャスティスマンたち始祖の生き残りで、「じゃあなんで彼らはわざわざ正義超人と闘った?なぜマグネット・パワーを欲する?」との疑問が浮かぶ。普通のマンガなら、引っ張りまくるとこです。しかしこれら、次からの3試合である程度明かされる。テンポを見失わないのも、キン肉マン続編の凄味。ベテランマンガ家の長期連載は冗長になりがちで、キン肉マンも2世なんかそうだった。だけど今作では、それを修正した。ゆで先生、あなたたちは本当に…。

 試合に戻ります。ギヤマスターは最大の切り札、「ジェノサイドギヤ」を繰り出す。これもビッグボディ勝利フラグw。先に大技出した方が、負ける確率大いに上がるのがこのマンガww。「お前の強力がホンモノであろうと、これだけは止められない」と誇るギヤマスター。しかしビッグボディ、「イチかバチか、あるかもしれん。ギヤを壊す最後の手段が…」と策あり。もう文字数多すぎるので簡単に書きます、それは大量の砂!(ビッグボディ戦の試合会場は紫禁城、つまり砂漠地帯)

 ジェノサイドギヤ、機能停止!勝利を確信したビッグボディ!そしてついに、名前だけ設定で出ていた、今までゲームでだけ披露されていた、幻のフィニッシュ・ホールドを披露する!運命の王子VS六鎗客戦で、最高の名シーン!

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 このシーン読んで泣けない奴は、「キン肉マン」ファンではない!(超主観的見解w)フィニッシャー、
 「メイプルリーフクラッチ!」
 3コマで死んだレオパルドンが、ついに報われた。あ、感動に水差しますが、キャノン・ボーラーは生きてまっせ、ビッグボディさん?(台無しすぐるw)
 出典・ヤフーブックストア、(c)ゆでたまご・集英社。出典の記述、正確に覚えてないけど、大目に見て下さいませんか?(-_-;)。

 新生ビッグボディ勝利のゴングが鳴らされた。「これが…、勝利というモノか」超人レスリング人生初の勝利、存分に味わえ。一方敗れたギヤマスター、軒轅星のことを気にしている。そして…本当に、星がギヤマスターに降ってきた!押し潰されるギヤマスター。ビッグボディは「クッ…まさか本当に降ってくるとは!しっかりしろ!」彼、星の話を全然信じてなかったらしくw、驚き、ギヤマスターを気遣う。優しさに安堵w。そしてギヤマスターは今わの際に、「神様ってやつは不公平だ…そう思わないか、ビッグボディ」と語ってこと切れる。それにビッグボディ、深い感慨をもってこう答える。
 「ああ…、オレもそう思うぜ。本当に不公平だ、神って奴は」

 実はこのやり取り、キリスト教や神道などで流布された、一般的な概念の話をしてるのではない。元々運命の五王子とは、スグルの王座即位を潰そうとする邪悪の超人神の企みにより、仕立て上げられた偽王子たち。利用された挙句失敗した王子たちにしてみれば、邪悪神には恨み骨髄。「強力の神」なる外れクジ(笑)を掴まされたビッグボディとしては特にそうな筈。しかしどうも今回邪悪神たちはとっても重要で、信憑性が高い話を王子たちにしたらしく、フェニックス曰く「大人の判断で」参戦した。そしてオメガの民も、超人の神に恨みがあった。善悪関係なく。つまりこのくだりは、今シリーズに於いて非常に重要な示唆をしている。

 これにてビッグボディVSギヤマスター戦、おしまい。しかし私、ビッグボディこんなにも大好きだったとはw。自分でも驚いたぜw。

 キン肉マン・ゼブラVSマリキータマン

 結論を書いてしまう。この試合、ゼブラは大いに株を落とした。そして彼の三大奥義、ただでさえ高くなかったwマッスル・インフェルノ株の大暴落wwwwwは、キン肉マン史に残るレベルだった。それ程ゼブラとインフェルノにはいいとこなかった。

 中堅戦開始。ボクシング勝負で応酬するゼブラとマリキータマン。こゆファイト出来るのが、プロレスのいいところ。そして最後に、30年前スグルがゼブラにかけた、バックスピンキックで相手のパンチを相手の顔面にかます一撃。そこに編集者のアオリがなんと、「次回は三ヶ月後…ではございません!」とwwwwwwwwww、ファンなら悶絶物の気が利きまくった奴書いてくれたw。意味?肉ファンなら絶対にわかる。ファンでなければググレカスw。

 マリキータを「虫けら」とDisりまくるゼブラ。それに負けず、誇り高い姿勢を見せるマリキータ。そしてゼブラ、「俺の持ち味は打撃やパワーにあるのではない、超人レスリングのテクニックにある!」と、言葉に恥じない高等技を次々と仕掛ける。…あのー、恥を承知で言いますが、ここ書くまでゼブラの神が「技巧の神」だったとすっかり忘れていましたw。
 それから、奥義である「マッスル・インフェルノ!」を繰り出す…。んん?インフェルノを出すタイミング、あまりに早すぎじゃね?ぎゃー!アッサリ破られたー!シルバーマンさん、天罰ビーム、ビーム!wてゆーかあの破り方なら、ペンタゴンやカラスマンでも破れる!www

 「この程度か」みたいな言い方するマリキータ。そこに「旧式のインフェルノに欠陥があるのはわかっていた」と、更なるインフェルノの存在を匂わせる。少しは期待したんですが(´;ω;`)。
 流れで、オメガチームの結束の固さをアピールするマリキータ。そこからゼブラに「カネで仲間を買ったお前なんかと一緒にするな」(王位争奪編での、技巧チームの話)、とあまりにもゼブラの心に痛過ぎるw、Disりを仕掛ける。筆者なりにゼブラをフォローしますが、「友情」なんて曖昧で根拠のない担保でチームメイトを集めたスグルより、ある意味マトモだと思いますよww。でもこんな言い方されてムカつかなかったら、ゼブラの人格を疑うwww。
 「最後の一言は余計だ!」と逆上して飛び掛かるゼブラ。よかったw。攻防の結果、ゼブラ、ダウン。それ程のダメージでなく、容易く立ち上がる。マリキータ、単なるレスリング勝負では埒が明かないと踏んだのか、こんな話を言い出す。

 「ゼブラ、さっきからずっと感じているが、お前は肝心なところでイマイチノッて来ないな。どういうことだ?お前は元々二重人格超人、白のゼブラと黒のゼブラがいた。だが今日のお前は白のゼブラ一色、罵っても黒に染まる気配がない。己にセーブをかけているのか?なぜだ?」
 なんか、読者が「俺の色彩感覚おかしいんだろか?」と錯覚してしまう台詞ですけどw、ゆで先生の言葉遊びに乗せられてるだけなので、気にしないようにww。それはともかく、「答えるつもりはない」と、なにかがあるのは明かしてしまったゼブラ、そしてマリキータ、自分の胸に「ロールシャッハ・ドット」を表し、「ここにお前の深層意識が映る!」と心理戦に持ち込む。
 「キン肉マン」に意外とよくある「心理戦」が繰り広げられます。バトルマンガとしては邪道なんですが、昔からキン肉マンの心理戦って結構面白いので、見物なんですよね。

 マリキータの胸に浮かんだのは、シマウマ。かつてのゼブラの愛馬、キッド。動揺するゼブラだけど、あえて開き直る姿勢で、
 「ああそうだ、俺は親友と思ってたキッドを奥義の練習台として殺した。これは俺が一生背負う罪だ。だがそのおかげで俺はここまで来れた。生涯忘れない。これで満足か?人の心を盗み見る破廉恥な男め」
 ここは感心しました。並のマンガ、あるいは2世の頃なら「あ、ああああ~~~っっっ!!」と地べたで苦しみのたうち回る展開にしちゃうとこですが、ゼブラの誇りは折れず、「心を盗み見る破廉恥な奴」と逆にDisり返した。キン肉マンって口喧嘩強い奴多いし、そのシーンが面白いんだよな~!w

 その後もやり取りが続き、「どうしても黒ゼブラが見たい」と言い始めたマリキータ、「コネキリ・ツイスター!」でゼブラを無理矢理黒にする。黒ゼブラ、「鬱陶しい!ならば見せてやるぞ、本物の"地獄"(インフェルノ)を!」と言い放ち、ついに繰り出した、
 「真・マッスル・インフェルノ!」
 ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!…ハイ、ぬか喜びでした(´;ω;`)。流石に初見では破られなかった奥義、しかし…。マリキータマン、立ち上がった!あちゃー、インフェルノは相手を一度もKO出来たことがないw(フェニックスや、ステカセキングが使った場合も。というか、ステカセに使えてしまえる奥義って…w)ジンクスを、拭えなかったーっ!(笑っていいのか泣いてもいいのか)
 ゼブラ、真インフェルノに耐えたマリキータに「ほう」と感心し、「これはまだ地獄(インフェルノ)の序章だ」と余裕綽々。しかし私には、負けフラグビンビンに立ってるとしか思えなかった。その予想は…裏切ってほしかった(´;ω;`)。

 その後の展開、そんなに刺さらないので、多くをパス。しかしマリキータが「思った通りだ…。黒ゼブラ、お前は白ゼブラより弱い!」と言い放つのは重要。そしてゼブラの心中で、白ゼブラと黒ゼブラの喧嘩と和解、そこから…。白黒ゼブラが統合され、言わば完全体ゼブラに。傍から見たら、ただの独り言w。
 新生したゼブラに、「抜かせ、邪悪神如きの手先が!」と罵倒するマリキータだけど、「お前らだってサタン如きの手先だろうが!」と負けてない。…まあ、「五十歩百歩」「目糞鼻糞を笑う」程度の喧嘩ですけどw。

 それから試合は進み、ゼブラの敗色濃厚。最後の攻撃を、キッドの犠牲の上に編み出した、インフェルノに賭ける決意のゼブラ。一方マリキータ、(油断はならん…。こいつもキン肉マンと闘ってる以上、「友情パワー」に目覚めている可能性がある!)と冷静。この時点で、勝敗はほぼ見えてる。
 そして今回2度目の「真・マッスル・インフェルノ!」…ハイ、破られました。シルバーマンさん、遠慮なく天罰下していいよw。今度はマリキータマンのフィニッシャーが炸裂、
 「マリキータデッドリーライド!」
 こ…、これは恥ずかしい!食らった側が恥ずかしいポーズになる技、キン肉マンにはいくつもあるんです。にしてもこれは最恥辱の次元!そして…ゴーング!今回初黒星を食らったのは、ゼブラだったー!

 勝ってなお、ゼブラへ最大限の敬意を払うマリキータ。うーむ、六鎗客はただの悪ではない。その敬意に応え、ゼブラは彼らに忠告する。
 「サタンだけは絶対に信用するな」
 と言い残し、気絶。これにて中堅戦おしまい。副将戦はいよいよ主人公の出番です。しかしゼブラを倒すような化物に、カレクック、よくぞ善戦した。

 …まあ言ってしまうと、この5試合、勝つのはスグルとビッグボディとマリポーサで、フェニックスとゼブラは負けるだろう、と最初から予想してましたが…w。辛抱強い方、あと2試合の感想、お付き合い…してくんなくてもいいよw。

 キン肉マンVSパイレートマン

 はてさていよいよ主人公であるキン肉スグルの試合、ゼブラの敗北に、元対戦相手として、驚きビビる。だけどここで注目なのはむしろフェニックスで、
 「ゼブラめ負けおったか。あのビッグボディでさえ勝利したというのに」
 ヒドいw。フェニックス、ビッグボディが勝ったときは、「フン!」と彼を認めてる様な態度、取ってたのにw。まあ彼は、かつてビッグボディになんの瑕疵もない完全勝利を遂げたので、上から目線もわかるが(私もヒドいねw)。

 それからスグル、「あのゼブラを倒す連中だぞ!逃げたくもなるわい!」とギャグに走るw。元々ギャグマンガだったキン肉マン、時々挿まれるギャグパートに安心する。むしろスグルに余裕がある証だもんね(旧シリーズで、フェニックスとラストバトルした時の、スグルの笑いのなさには、ファンも心配したので)。
 しかしスグルの笑いに付き合うだけの余裕がないオメガ側のパイレートマン、恐ろしいパワーでスグルを攻め立て、試合会場のスワローズ・ネスト城がある黒海(ちなみに背景の時代が冷戦終結直後なので、ソ連がまだ現存している)の崖っぷちに追い詰める。パイレートのパワーに驚くスグル。"あの"スグルがである。そしてパイレート言う、「お前の本気のパワーを見せてみろ、火事場のクソ力、いや、友情パワーか?」と挑発。

 挑発に応え、「火事場のクソ力」を発揮するスグル。ところが、通用しない!そしてパイレートが驚きの発言、「超人強度などに大した意味はないが、吾輩のパワーは8000万!」な、なに!火事場のクソ力のパワーは、7000万なのに!
 「だがそんなものは、なんのアテにもならーん!」
 …まあ、キン肉マンクラスタには常識だがw。パワーで4桁劣る超人が、優る超人に勝つの、当たり前なマンガw。それからパイレート、更に驚きの芸当を見せる!
 「そ、その力は、マグネット・パワー!」
 スグル、ミート、中継で観ていたウルフマンも、こぞって仰天。「お前たちは、その力を求めて、地球まで来たんじゃないのか!?」パイレート言う、「こんなのはただの真似事だ」と。

 いよいよ、オメガ・ケンタウリの六鎗客の核心が明かされる。何故、火事場のクソ力を超えるパワーを持つ彼らがそれを求めるのか?何故、マグネット・パワーまで求める?ここで思い出して頂きたいが、かつて夢の超人タッグトーナメントで、ザ・マシンガンズとヘル・ミッショネルズが闘った決勝戦、ロビンマスクがこんなことを語っていた。
 「い…いつかこんな日が来ると思っていたが、キン肉マンの火事場のクソ力を超えるパワーを持つ超人が存在するとは…!」
 …恐らく、オメガ編の下敷きとなったであろう台詞。そう、ネプチューンマンとネプチューン・キングが使ったマグネット・パワーは、火事場のクソ力を超える力だった。それは地球のパワーそのもので、ミッショネルズはそれを借りて闘った。だからスグルは、テリーマンの必死の時間稼ぎに頼り、「アポロン・ウィンドウ・ロック」で、マグネット・パワーを封じ、ようやく勝った。
 そして完璧超人始祖編で、それは元々完璧拾式、サイコマンが発見・開発したモノであり、他の始祖は、あまりいい顔をしなかった力。だがザ・マンは認め、サイコマンが研究を続けたパワーだと判明した。その力が眠るサクラダ・ファミリアにオメガが攻めてきた、オメガ編はそこから始まった。このロビンの言葉、これから意味を持つと予想している。

 パイレートマンが明かす。マグネット・パワーは我々オメガが研究していた。かつてオメガは地球で栄耀栄華を誇っていた。それを快く思わない勢力もあったが、悉く撃退した。我々はいい気になり、多寡を括っていた。だがある日、宇宙から十余人の侵略者が襲来し、この世のものとは思えぬ、圧倒的な戦闘力で、我々を打ちのめした。打開策を図るべく、侵略者の1人が使う、魔法のような力に目をつけ、研究したが、その秘密を知られ、奴らに研究所ごと粉砕された。我々は失意のうちに、地球から追い出され、そこからオメガの苦難の歴史が始まった…。
 衝撃の告白。読者に侵略者たちの正体は見えており、スグルにも心当たりがあり過ぎた。スグルが「そ…その十余人とは、もしや…?」と聞く。パイレートの答えはもちろん…。
 「察しの通り。お前たちが先の大戦で闘った、"完璧超人始祖"などと呼ばれている連中だ!」

 マンガで具体的に、始祖たちの侵略の様子が描かれるんですが、とにかく恐ろしい宇宙人か悪魔かなにかとしか思えない描写( ゚Д゚)(宇宙人や悪魔がフツーに登場するマンガですがなにか?w)。読者はみんな完璧超人始祖編で、始祖たちがどれ程怖ろしく強い連中だったかを刷り込まれてるので、オメガの先祖がどれだけ絶望的な闘い強いられたか、短い頁数でも想像できる。それが上手い仕掛けとなってる。特にゴールドマンとシルバーマンの戦いぶりは鬼神の強さで、虐殺王の名に恥じない。アロガント・スパークがあんなに怖い技だったとは…ガクガクブルブル。このために完璧始祖編をしつこく丁寧に描いたのか、と思わせるゆで先生の勝利。
 また筆者は更に恐ろしい予想をしている。パイレートの話では、始祖は「十余人」としか言われてない。ここで考えるのはつまり、
 「完璧始祖は零式から拾式までの11人で全員でなく、明かされてない欠員がいるのでは…?」
 ということ。いるとして、オメガが辛うじて倒したのか、それとも今でも生きてるのか。そいつが「そいつら」ではないとも限らない。ここら辺、注意して読むつもり。

 パイレートマンの告白は続く。地球を追われたオメガの民は、なんとかオメガ・ケンタウルス星団に第二の新天地を見つけ、そこを安住の地とするつもりでいた。ところが母星が寿命に見舞われ、滅亡の危機に瀕している。必死の研究の末、その危機を救う力が、地球にあると突き止め、それを求めて、我々は地球に還ってきた!
 これまた、唸るしかない展開だった。実際本当の本当に驚いたんだ、なにしろオメガの目的は、故郷奪還の為の地球侵略などでは、なかったのだから!
 ここまで読んで予想したこと、「スグルの敗北もあり得るな」。つまり、オメガが敵とはいえ、悪ではないと知って、正義漢そのもののスグルが、戦意喪失してサレンダー、もあるなと。外れましたけど、そう思っても不思議じゃない展開。
 少し閑話。オメガの星が滅びかけているシーンで、地割れや隕石にアリステラたちが腕力で対抗しようとしてるの、フルツッコミ受けてますけどw、私から見て、ここはズバリ「スーパーマン」オマージュ。スーパーマンって「なんでも腕力で解決する」姿勢が徹底してるヒーローw。キン肉マンもヒーローものなので、絶対ゆで先生、意識した。

 「そんな力が地球にあるのか?」と問うスグルに、「それこそがマグネット・パワーと火事場のクソ力だ」と答えるパイレート。それを聞いたスグル、「そんな事情なら闘う必要なんて全くない!好きなだけ持って行け!」と、数行上の予想も成り立つ、正義超人に相応しい反応を示す。だけどパイレート、「我らのもう一つの目的を知れば、お前たちは首を縦に振らない」そんなこと言わん方がいいのに、パイレートマンなんといい奴だw。その目的とは、
 「完璧零式ザ・マンの首を取ること!そしてザ・マンが元々そうであった、全ての元凶である超人の神を全員殺す!」

 ただの復讐ではない、余りに大それたオメガの"正義"に愕然とするスグル、言わずにはいられなかった。
 「お前たちは間違っている!過去のことは知らん!だがザ・マンはもうかつての彼ではない!話せばわかる男だ!」しかしパイレート、「話すつもりなどない!それが数億年にわたるオメガの悲願だ!」と聞かない。ここでスグルが…。
 「わかった…。どうしても話し合いでわかってもらえんのなら…。闘ってわかり合おう。それこそわたしがザ・マンに約束したことだ」
 …まさに「スーパーヒーロー」に他ならない言葉。これを言うのが、ブタ鼻、タラコ唇、頭にトサカの一見不細工な男がなの、堪らなすぎる。ウルトラマンのパロディでしかなかったダメ超人が、今や非の打ち所がないヒーローだ。歳月は人を鍛える。フィクションのキャラクターも。
 パイレート、「わかってくれて嬉しい」と応ずる。なんといい奴なんだw。パイレートマン株も暴騰してますww。戦闘再開!

 パイレートのマグネット・パワーを警戒するスグル(あの力の怖さを、誰より知ってる超人だからなw)。しかしパイレート、「あんな未完成な力は使わない」とわざわざ口にする。スグルは「なぜだ?そうであっても言わない方が有利なのに」と読者も思うことを代弁する。パイレートは更に明かす。「吾輩の目的は火事場のクソ力の真価を確かめること!その為にはマグネット・パワーなどむしろ邪魔!」ここまで正直だと、他人事ながら心配になるw。後でアリステラにお灸据えられないか?とww。

 でもその率直さ、自信の裏返しでもある。8000万パワーで優位に試合を運ぶのはパイレート。そこで「望みどおり見せたるわい」とキン肉バスターを放つ!スグル、というかキン肉マンを代表する技だけど、皆さん思ったでしょ?「また破られるんだろうな」ってw。バスターは何度破られてるか数えるのめんどくさい技だからなww。
 パイレート、マントを空気抵抗でパラシュートにして、揚力でバスターを破る!そして「バイキングバスター!」と、バスターをやり返す!その破り方、そしてバスター返しは予想外だった!バスターもバスター破りも、バリエーションがスゴい数になってんだよな~!

 バイキングバスターを食らってダウンするスグル。パイレートマン、「その程度ではカナディアンマンとか言う木偶の坊と変わりないわー!」って、カナダのプライドを傷つけるw、Disりをする。ところが…。真にヒド過ぎるのは、ここからウルフマンがスグルにかける、容赦なさすぎるDisりだった。
 これは内容書きません。作品読んで下さい。ウルフマンVSルナイト戦でスグルがウルフにかけた罵倒の恩返しを、ウルフがやる。深い友情がないと、こんなこと言えない。…正義超人のみんなは、「仲間」などではなく「友達」なのだ。
 「ふふふ…。パイレートマンの罵倒より、お前の暴言の方がよっぽどひどいじゃないかウルフマン…」と、とっても嬉しそうに(笑)文句言うスグル。おかげで気合い入れ直した。みんなの想いを背負って戦ってるのに、このザマではあまりに申し訳ない!

 読者とパイレートマンの期待に応えて、友情パワー発動。ティーパックマン、ベンキマン、カレクックの霊体がスグルを支える。しかし誰より大きかったのが、先だってパイレートマンに敗れたアイツ!
 「リビルド・カナディアン・バックブリーカー!」
 断じて、カナディアンマンの霊が現われてないとか、スグルはカナディアンのこの技を見てない筈だとか、つまらんツッコみすんな!ヽ(`Д´)ノカナディアンマンの魂が、スグルにこの技を出させたんだよ!まさに友情パワーそのものじゃないか!
 作品通じて初めて見せるパワー(だったと思う)、「火事場の友情パワー」発動!そして更にサービス、久しぶりに聞くあの名前!
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 まさか、まさか、「52の関節技」の新技が、ここで拝めるとは思わなかったーっ!(*´▽`*)(*´▽`*)(*´▽`*)出典・ヤフーブックストア、(C)ゆでたまご・集英社。
 更に、「52の関節技」の「骨破筋交い絡み!」(また、難度高い技名w)「グローバルブレーンスピン!」(な、懐かしい…w)と、フルコースで攻め上げる!そして、「48の殺人技」の1つ、「フライングパンチ!」で止めを刺しにかかる!
 プリンス・カメハメがスグルに授けた「48の殺人技」と「52の関節技」は未判明の技がいくらでもあるので(作者たちがその都度、適当に考えてるに相違ないw)、出る度にワクワクする、おいしい設定。しかしマリキータデッドリーライドほどじゃないが、シャットダウンクラッチもかけられた方が恥ずかしい技だねw。キン肉バスターもそうだし、中井画伯の性癖を感じるw(心の底から、ただの冗談です、ゴメンなさい<(_ _)>)。
 普通の相手ならこれで勝利確定、だが!

 パイレートマン、スグルの「火事場の友情パワー」の全力が込められた、フライングパンチを止めてしまう!勝ってるはずのパイレート、
 「止めたくなかった…、止められる力であってほしくなかったーっ!!」と、絶望する。「火事場の友情パワーでさえこれなのか…。ならば我々は一体、何のためにここまでやって来たのだーっ!?」
 …最早、オメガ六鎗客が悪ではないこと、誰の目にも明白だ。読者も驚いている。火事場のクソ力と友情パワーは、どんな相手でも絶対に負けない、無限の力などでは、なかったのだから。

 スグルを罵倒しながら、8000万パワーでフルボッコにするパイレート。だけどスグルにはこう見えた。
 (これは…。罵倒の形を取ってるが、嘆きだ!わたしを攻め立てながら心で泣いている!わたしの無力さが、この男をここまで追いつめてしまったのだ…!)
 パイレートを慮るあまり、口でも謝罪する。お人好し過ぎるのでは?と思ってしまうところだが、実は試合の勝敗を左右する、重要な伏線(にしてもゆで先生は、Disりの台詞が上手過ぎるなあw。実体験から来てんのかな?w)。
 パイレート、嘆きの余り、スグルの謝罪を受ける余裕がない。だけど、だからこそ、
 「負けられない…。この試合、なにがあろうともわたしが負けるわけにはいかないのだ…!」
 この台詞、筆者はスグルの真意を測りかねた。だが、ここからが「キン肉スグル」という超人の真骨頂なのだ!

 「『奇跡の逆転ファイター』の真髄を見せてやる!」と宣言するスグル。「奇跡など…。希望など、もうどこにもない!」とヤケクソになっているパイレート、そこに、
 「あるさ…。わたしはこのまま負けなどしない。だってこのままでは…、誰も救えない。宇宙の平和も、敗れ散って行った友たちも…。そして、お前たちオメガの星も…。未来も…。希望も…。なにも救えない!!」
 そう、心に愛がなければ、真のスーパーヒーローではないのだ!(今回のIvanはテンションがおかし過ぎるw)
 スグル、ついに更なるパワーに目覚めた!パイレートマン驚く、(なんだ?なんなのだこの力は!?今までの「火事場のクソ力」とは…。次元が違う!!)
 「わたしは…。絶対にーっ、勝あーつ!」
 「マッスル・スパーク!」炸裂!完璧に決まった!三大奥義、今度はw破られなかった!KO!スグル、勝利!

 スパークは活人の技、パイレートは死んでいない。そして彼は敗因を口にする。
 「我らオメガにはどうしても足りなかったものがある、自分の為に戦うのは当たり前だ、仲間を想って戦う?そんなのは吾輩たちだって同じだ、お前らの専売特許などではない。しかし…我らはお前のように、"敵を想って戦う"、そんな事はどうしても出来なかった」
 そしてここで、自分の為の力が「火事場のクソ力」であり、仲間の為の力が、「友情パワー」、そして…。敵を想って引き出す力を、パイレートマンは「希望のクソ力」と名付けた。…上手い定義付けしましたね、パイレートマン、というかゆで先生w。

 「我々オメガはザ・マンや神々への恨みを捨てられなかった。それが我々の限界だった。しかしお前と闘ってそれを理解した吾輩には、"気づかされた者"の義務がある。恨み骨髄のザ・マンと、なんとか話し合ってみよう」そこにスグルは、
 「私が知りたいのはただ一つだ、お前が言う『希望のクソ力』は…。オメガの星を救えるか?」
 「ああ、必ず救える!」
 「そうか…。よかった、本当によかっ…」
 とスグルが言いかけて、腹の傷から出血し、スグル、気絶。8000万パワーのダメージは深かった。心配するミートとパイレート。ホントいい奴だなパイレート。これにて副将戦、おしまい。

 ってなんだよこの文字数…w。ふざけてんのかよ俺…ww。

 キン肉マン・スーパーフェニックスVSオメガマン・アリステラ

 やれやれ、やっと大将戦だw。結論はまだ書かず、印象を書きますと…。フェニックスが、紛れもなく"あの"フェニックスなのに、大変面白いキャラに進化してて、満足した。

 そもそも今回のフェニックス、「あふれる知性で相手をしてやろう」「いけないなぁ、神のことを悪く言っては」と、往年の名(迷)言をリフレインしたりw、ビッグボディを認める態度取ったと思たら、「あのビッグボディでさえ勝ったというのに」と上から目線でDisるw、ここまでで相当面白いキャラに仕上げられてると期待値高まっていた。そしてスグルの、勝利したものの、余りのお人好し振りに、
 「キン肉マンの奴、勝ったはいいが、あいつらに余計なヒントも与えてしまった。やはり奴は、優し過ぎる」
 と苦笑。そこにアリステラが、
 「ああその通りだ、奴こそキン肉星の大王に相応しい男だ。俺の弟、ディクシアをボロ雑巾のように使い捨てた、お前とは大違いだなあ、フェニックス!」
 と、読者の誰もが思っていたがw言わなかった話、わざわざ口にするw。キン肉マン続編程、セルフツッコミが上手い作品は、初めて読むと断言するw。

 ところがフェニックスがいいの、「なんだ、随分兄弟仲がいいのだな」と実にふてぶてしく、悪びれない態度で、アリステラの罵りを受け流す。
 これが新生フェニックスの持ち味。これからもわかるが、スグルに対して改心はちゃんとしてるんだけど、「人の悪さ」という性格の根本は全然変わってなくてw、改心してる分、むしろひねくれ者であるのはよくわかる描写をされているw。おおっと結論を急いでしまった。これからが新しいフェニックスの見所。

 思い出話をすると、筆者はオリジナル「キン肉マン」の最終回を読んだ後(誰もがアレで「物語は全て終わった」と思っていた。作者自身も)、「フェニックスはスグルの大王即位後、参謀としてなかなかの忠臣になったのかもしれないな、知性が売りだし」と、妄想してたんですw。筆者はその頃から空想癖激しかったww。その想像、あながち外れでなく、スグルは有能なブレーンとしてフェニックスを登用しようとしたけど、フェニックスは固辞、そして宇宙の片隅で農民をやっていた。フェニックスなりのケジメ。なにごともなく暮らしていたところ、知性の神が再び降臨した。そこから王子VS六鎗客戦は始まってます。

 フェニックス、アリステラにこう繰り出す。
 「お前の恨みの骨子がわからん。そもそもお前の弟が俺のチームにいたのは俺の意思ではない。何故あいつは、俺のチームを選んだ?その企み、兄であるお前の口からじっくり聞き出したいところだな」
 と、見事な誘導尋問wを仕掛ける。流石「知性の神」に選ばれた王子、抜け目がない。それに乗ってしまうアリステラ、せん方がいいのにw、ディクシアが知性チームになぜ入っていたのかの真相を話し始める。なんか六鎗客って、馬鹿正直な奴、多いねw。

 アリステラの双子の弟である、オメガマン・ディクシア、彼もまた、ザ・マンと超人神討伐の為、動いていた。フェニックスチームへ潜入したザ・マンのスパイだったが、それ以前に、オメガ陣営が完璧超人陣営に仕掛けた、二重スパイだった。ここで、ジ・オメガマンがなぜ完璧超人だったのかの謎が解かれた。完璧超人の組織の中で出世したディクシア、ついに幹部である無量大数軍入りのチャンスが巡ってきた。その為にザ・マンが課した条件が、「裏切者のネプチューンマンの首を取れ」だった。もちろんその出世は、あわよくばザ・マンの寝首を掻かんとするためである(見所は、兄へ送った報告書に、「フォーフォフォフォ」なんて書いてしまう、お茶目なディクシアさんw)

 ディクシアの工作が全て失敗に終わったの、「なにもかもお前が無様に負けたせいだ!」とフェニックスを責めるアリステラ。…あの、アリステラさん、どう考えても逆恨みですよ?wフェニックスチームの敗北とディクシアの失敗に直接の関係はないし、そんな事フェニックスは全然知らなかったしw。
 ただ、ディクシアに止めを刺したのは今までスグルだと思ってたのが、実際には預言書を燃やしたフェニックスだった。驚いた読者は多いはず。それを責めるアリステラに、フェニックス、期待に違わぬものスゴい反論をする。
 「ならば俺は間違っていなかった。お前らの下らぬ企みを知らずに阻止できたし、偽王子である俺の誤った即位も、実現しなかった。キン肉マンにますます借りが出来てしまったな」
 自分全w肯w定w。フェニックスの人の悪さ、フルに活かされた反撃。お人好しのスグルでは絶対に無理w。弟をこんな風に言われて、いきり立たんとしたら、超人ではないよなw。アリステラ、フェニックスとロックアップを組む。

 両者に攻防が交わされ、アリステラのフェイバリット、「Ωアポカリプスクラッシュ!」が決まった。フィニッシャーになり得る大技。だけどフェニックス、難なく立ち上がる!立ち上がれた理由が、
 「いや大した技だった。しかし俺を仕留めるには、高さが60cm、角度が15度足りなかった」
 ゆwでw理w論w。この後もフェニックス、「次は角度が12度、高さが3.5cm足りなかった」と、この作者ならではの理論でwダメージを殺す。途中画面に謎の数式や方程式が表示されるんですが、絶対出鱈目のハッタリに違いないwwwww。フェニックス、こう見栄を切る。
 「知性こそ超人格闘技者の根源!その精髄は防御の高さにこそある!」
 独特の理論によるw、知性や防御の自慢はまあいいでしょう。しかしこの決めポーズといい、服装といい、センスの欠片も感じられないww。これもフェニックスの特徴、知性は高くとも、センスが微塵も皆無であること、この試合で読者の皆さんに、見事にバラしてしまったwww。彼の感性のなさは、これだけではない。

 それは一先ず置いとく。そんな事よりフェニックス、衝撃の告白をする。
 「お前の超人強度は弟と同じだとすれば8600万パワー、だが俺は知性の神の憑依を拒んだので、1億パワーなどない。元々の95万パワーしかない!だがそれだけの差があっても、お前に負ける気などせん!」
 な、なにィーーーーー!!!!!Σ(゚Д゚)これには王子VS六鎗客戦で一番驚いたポイントだった!(最後の最後の、"アレ"を読むまで、でしたがw)だけど冷静に考えよう、まずアリステラのパワーがディクシアと同じだとは、根拠薄弱の推論に過ぎない。それに他の3王子が、邪悪神の憑依を拒んだとはヒトコトも言われてない。ここ気をつけないと、またしてもゆで先生のミスリードに引っ掛かる。いやー騙しが上手くなりましたね、先生w。

 フェニックス、知性を自慢しながら(昔と変わらず、自慢が好きな超人であるw)、フェイバリット!
 「不死鳥(フェニックス)サンダーストーム!」
 な、な、な、なんとカッコ悪い技名だーーーッッッ!!!wwwwwここから、フェニックスはあまりにネーミングセンスがなさすぎる技を連呼するのだ!wwwそれは知性と、なんの関係もないのである!wwwww

 サンダーストームをマトモに食らうとヤバいと判断したアリステラ、背中のオメガハンドで防御。それでもダメージを受けたアリステラに、またしても自慢話を始めるフェニックス。いい加減にしろw。
 技の衝撃で天守閣(試合会場は安土城。ゆで先生お城好き過ぎw)が崩れる。そこに、なんとワームホールのような穴が開いていた。それは悪魔将軍との約束で、超人閻魔ことザ・マンが隠遁している、超人墓場に通じるトンネルだった!意味を悟り、愕然とするフェニックス。ここでアリステラが、文字通りのw、「トンデモない」話を始める。
 「安土城は織田信長とかいう男が築いた城だったと人間どもには思われているが、そうではない。元々はオメガの祖先が築いたモノであり、この穴もその時に作っていた。そこに完璧始祖なる連中が攻めて来て、我々は追われた。その何億年も後、信長がこの土地の価値に気づき、改めて城を建てた。信長は天下はおろか、超人界まで手に入れようとしていた。それを阻止したのがザ・マンに唆された、明智光秀だったのだ…」

 「ゆで理論」が展開された後は、「ゆで史観」であるw。「キン肉マン」では、前方後円墳は地球のエネルギーをコントロールする鍵穴だったとかw、ナポレオンは時間超人だったとかww、名古屋城と姫路城がドッキングするとかwww、歴史を弄り放題wwwww。
 そんなことwはともかく、フェニックスが愕然としたのは、オメガたちが超人墓場への侵略の準備を、着々と整えていたこと。心でこう呟く。
 (なんてことだ…。こやつらの計画がここまでのペースで進んでいたとは…。ここはなんとしても俺がここで食い止めないと、取り返しのつかない事になる!)

 そんなフェニックスにアリステラはこう問う。
 「驚いたのはお前の発言だ。神の憑依を拒んだ?つまりお前も神には恨みが深いのではないか。そんなお前がなぜ神の言うことを聞いて俺たちの邪魔をする?」
 「愚問だな…。俺たちがどんな真実を知ったと言ったところで、お前らは耳など貸しはしない。ならば殺してでも排除するしかない。それはキン肉マンでは出来ない。だから俺たちが来た」
 「大した使命感だ、だが1億パワーなしで果たして俺に勝てるかな?俺たちを止められるか?本当に止めたければ、神の助力は必要ではないのか?」
 と、アリステラが挑発。ここは、この試合の勝敗に関わる、大事なポイント。

 アリステラが攻勢に出、フェニックス、防戦に回る。不利と考えたフェニックス、打開の為、乾坤一擲の三大奥義、
 「マッスル・リベンジャー!」
 を仕掛ける!…みんな思ったよな、「ハイ、決まりませんな!」とw。…決まりませんでしたw。
 (1億パワーさえあれば、決まっていたかもしれん…。が、俺はもう神の力は借りぬと決めたのだ、そうでないと、こんな俺を許してくれたアイツに、顔向けが出来ん!)
 神の力がないと決まらん技なの?リベンジャー株も暴落だな。インフェルノ程ではないがw。シルバーマンさん、やるべきことはわかってますねw。それはそうとフェニックス、スグルに対しては本当に態度を改めたのだとわかる。深い負い目を、持っている。
 得意のアリステラ。弱気になっているフェニックス。そこに…。
 「言っただろう、私を素直に受け入れろ、と!」
 知性の神が降臨!あちゃー、とんでもなくマズい展開になったーっ!w負けフラグビンビンだーっ!!!www(しかし…。"知性"だから"眼鏡"なのか…wwwww)

 現れた知性の神…。なんですけど、姿や声はフェニックスにしか感じられない。この辺、どういう理屈なのかがよくわからん。しかもアリステラ、神の降臨になんとなく感づいてるし。意味あったか?この設定w。まあ細かいことはいいのだww。
 神はフェニックスを誘惑する。「私を受け入れれば勝てるぞ」と。スグルへの筋を通したいフェニックス、拒否したい。しかしここで流石は知性の王子、(アリステラはここまで読み切って、この戦いを運んでいるのでは?)と裏読みする。そして考える。(敢えてアリステラの手に乗って、裏の裏を掻き、奴らの目論見を破る!)と神の受け入れを決断、1億パワーを手に入れる!
 正直、「フェニックスはやってはならん事やった!負けた!」と思った。でも「いや、フェニックスはアリステラの手の内を読んでいるはずだ、まだわからん」とも希望した。まあでも、予想は当たってしまった(´;ω;`)。
 …それはそうとフェニックス、知性の1億パワーを得たからって、「インテリジェンスモンスターパワークラッシュ」は、センスがあるとかないとか以前のネーミングだwwwww。だけどこの技でダメージ与えた後に、「それは悪かったな」…ここには、微妙なセンスを感じるんだがw。

 「神殺し」を目的としてるオメガ、つまり神に勝つ算段はついてるということ、だからオメガの勝ちフラグと考えるのが自然。しかもここでフェニックス、こんな馬鹿な真似wをしでかす!
 「マッスル・リベンジャー!」
 ゲ、ゲゲーッ!!最初に仕掛けたリベンジャー以上に、「絶対破られるだろ!」としか思えなかったよ!ハイ、破られた!最早予定調和!シルバーマンさん、仕事、仕事!(´;ω;`)
 しかし破られ方は予想外でした。アリスのピンチに彼のオメガハンドへ、死んだルナイト、ヘイルマン、ギヤマスターの霊が宿って、リベンジャーが決まるのを阻止!そうなのだ、オメガに彼らが念願とした、「友情パワー」が目覚めたのだ!これにはビックリ!
 「お前に神の力が再び宿るのを見過ごしたのは、危険な賭けだったが、勝ったぞ!」自信も当然の、勝ちフラグ台詞。どうやらアリス、求めてた力を得る為に、フェニックスと闘ったらしい。…ん?彼は冒頭で運命の王子たちに、「お前らなんかに用はない、帰れ」と言ってなかった?まあ細かいことはいい(3度目w)。やかましい!そんなコト気にして、「キン肉マン」が読めるか!ヽ(`Д´)ノwww

 更に予想外の展開が続く。アリステラは「神超え」、つまり1億パワーを超える可能性を持つ、スグルと同じタイプの超人である。オメガに幸運だったのは、神を含めた超人界の興味が、スグルたちの王座争奪に向いていて、オメガに同じ力を持つ超人が現われていたことは見過ごされていた。フェニックスたちは恐らく邪悪神から、このあたりの事情を知らされていて、どうやらそれを潰すのも王子たちの使命だった。だが、知性の神の考えは裏目に出た(「知性」?w)。
 「俺とキン肉マンは超人強度不変の法則を破れる超人だ」誰もが知ってる、バッファローマンもだ!wむしろ、あいつが元祖だろうが!!wwwww

 いくらなんでも長過ぎるので(今更w)色々略す。オメガマン・アリステラのフィニッシャーが決まる!弟ディクシアのフィニッシャーだった、「Ωアポカリプスドロップ」の進化形!
 「Ωハルマゲドンアベンジャー!」
 わかりやすい上、なかなかセンスがある技名!見習え、フェニックス!w勝者はアリステラ!

 運命の王子VSオメガ・ケンタウリの六鎗客の試合終結、そして…

 国立w超人博物館、運命の"五"王子のマスクが展示されていた部屋、ソルジャーのマスクのみがポツンと残っている。そのマスクを…。
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 うわあああ―――!!!果たして、アタルなのかまさかのソルジャーマンなのかー!出典・eブックジャパン、(C)ゆでたまご・集英社

 勝利して得意になってるアリステラ、しかし彼はフェニックスに言う、「この状況、お前としては"してやったり"なのだろう?」と、意外な言葉。
 「なんとか最低限の仕事はした。この程度しか出来なかった自分が情けないが…」と、一応の目標は達したと、これまた意外な台詞を吐くフェニックス。なぜそこまでザ・マンに義理立てすると問うアリステラに、「それは違う、キン肉マンへの義理だ」と応じるフェニックス。
 「こんなクズのように性格の歪み切った俺を、あいつはキン肉星の最重要ポストにつけてくれるとまで言った。俺は固辞したが、あいつの役に立ちたいとは心から思っていた。そのチャンスだった…」
 "クズのように歪み切った俺"…ちゃんと自分を客観視出来る超人だったのね、フェニックスw。王位争奪編では、ホント卑怯で意地の悪い大王候補だったからなあww。流石"知性"w。フェニックスをそこまで改心させたスグルに興味を持つアリステラ。そんな彼に、フェニックスはアリステラも読者も、唖然とさせる言葉をかける。
 「ザ・マンという男…。知りもしないし会ったこともない…。だが情報から確実に判断出来る…。その男…。ザ・マンは…。お前たちの味方だぞ

 舞台は少し変わり、超人墓場。ザ・マンがLPで(「どーゆーレコードだ」とツッコみたくなる機種w)音楽を聴いてる。彼の曲の趣味など想像出来んw。傍にネメシスがついている。試合を全て観てたらしい完璧超人の師弟、ザ・マンは
 「すべては私が蒔いた種だ」と、自嘲に見えるけど、どうやら違う感慨を漏らす。「何故あやつらを放っておかれたのですか、なんなら今からでも私めがあやつらを…!」と、オメガ討伐も辞さない行動を取ろうとするネメシス。しかしザ・マンは、こう言って弟子を制止する。
 「奴らは利用されてるに過ぎぬ、真の敵はあやつらの背後にいる…」

 一方、「な、何を言う?」と困惑しているアリステラ、フェニックスはたじろがず、「何度でも言ってやる、ザ・マンはお前たちの味方…」これに激高し、力ずくでもフェニックスの口を塞ごうとするアリステラですが、揺らがぬフェニックス。そして彼、敗者として気絶。
 「最後の発言はともかく、ディクシアがかしずくだけの奴だった」
 とフェニックスに一定の評価。アリステラ、ごまかしたつもりの様だが、試合後の口喧嘩ではお前が負けてるからな?w
 そこにゼブラを下したマリキータマンが駆けつける。「なんてこった、六鎗客で生き残ったのがおれとお前だけとは…」と。「リーダーの俺が不甲斐ないばかりに、こんな結果になってしまった」と反省するアリステラ。
 マリキータ、アリステラを懸命に励ます。…んだけど、どうもここのマリキータ、言葉が綺麗ごと過ぎ、歯が浮き過ぎて、嘘くさい。「こいつ、お為ごかしを言ってるのでは?」「ひょっとして、オメガを企みで唆している、サタンの手先なのでは?」との憶測を生んでいる。
 「パイレートマンもまだ生きている、俺たち3人で、オメガの悲願を達成しよう」間違ってはないが。

 そして、安土城に都合よくw、映っているスクリーンに、スワローズネスト城で気絶から回復したスグルが映る。スグルにも、安土城の様子は見えていて…。
 「こ…。これはどういうことだ…。まさかあのフェニックスが…負けたとでも言うのか…!!!?」
 信じがたい光景を見たかの様な態度。スグル、「残念ながらフェニックスは…」な様子のミート君に食って掛かる。
 「何を言っているんだお前たちは!?あのフェニックスが!!わたしと一世一代の大勝負を繰り広げたあのフェニックスが!!!そんな簡単に負けるはずがないだろう!!!!…ハハハハ、これは夢だ、わたしは悪い夢を見ているんだ、そうだろう、そうだと言ってくれ、そうでないとわたしは…、わたしは…!!!!!」
 フェニックス敗北に悔し泣きのような素振りすら見せるスグル、驚いてるのはこっちだ、お前なんという、底なしの善人なのだ( ゚Д゚)。キン肉星大王に相応しい善良さ。王座を争った元ライバルと言えど、あんな嫌な奴だったwフェニックスの負けに、嘆きすらするとは…。スグルがこれ程のいい奴だから、フェニックスも改心したのだし、友達も慕うし、ライバルたちも感化される。これこそが"キン肉スグル"という超人であるし、主人公である"キン肉マン"という作品の骨頂。

 「フェニックスの仇はわたしが必ず取る!」
 闘志満々のスグル、一方アリステラはそれほどの敵意を見せず、どころかなんとスグルを仲間に誘う!
 「キン肉星の大王は超人神に信任されるという。だがあいつらがなにをしてくれた?むしろ害ばかりではないか。勝手なくせデカい面をする神々を、俺たちと共に倒さないか」
 それほど悪い話ではなさそう。しかしスグルは、それをキッパリと拒絶する。
 「わたしは出来ればこの世の誰とも仲良くしたい、お前とだって闘わずに済むならそうしたい、だがそれは出来ない。神を倒すのが正義?そんなのは頭でこしらえた理屈だ、だがその根っこには深い恨みと憎しみがわだかまっている、そんなものに手は貸せない!」
 おおー、スグルらしからぬw、真っ当な反論だ。しかも更に…。
 「そもそもわたしとの試合で、お前の仲間であるパイレートマンは、『俺たちはザ・マン打倒を目的としている、だからお前たちの手は貸りない』と言った。しかしお前はザ・マンを倒すため手を組もうと言っている!おかしいじゃないか!お前と組めない最大の理由は、そこだ!」
 なにー!Σ(゚Д゚)スグルが、"あの"スグルが!!こんなにも理路整然とした反論をしている!!!!!wwwww夢だ、わたしは変な夢を見ているんだw。思わず「お前は頭がいいのか悪いのかわからん」とツッコむアリステラ。読者を代弁して下さった!セルフツッコミの上手さが神!www

 アリステラ、「実のところお前の言う通りだ」と開き直り、「我らオメガにも目的の優先順位に温度差はある」と認め、「今の俺の試合を観ても、星の救済を優先するお前の考えは変わらないか?パイレートマン」と、負けたが生きているパイレートに矛先を向ける。彼は答える。
 「わかったのだ、我らの故郷を救うには、断腸の思いでザ・マンと話し合うしかないと…。そもそも我らの計画には大きな間違いがあった、"火事場のクソ力"とは…。ただの"力"ではない」
 「…お前は何を言っている!?わかっているだろう!ザ・マンとの話し合いなど不可能!それに俺の試合を見たのか!?この力さえあれば、ザ・マンを倒すのも、星を救うのも…」
 「本当の"火事場のクソ力"とは…。そんなモノではない」
 …パイレート、いくらなんでも、転向が早過ぎ、そして激し過ぎるんじゃね?wアリスが「キン肉マンにほだされてしまったのか」と思うのは当然です。オメガの思想にはもう戻れないと思える激変。敵ながら、心配になるw。

 アリスちゃん(ついにこう呼んでしまったw)、「だが我々はここまで準備してしまったのだ、もう戻れるかーっ!」と安土城リングの超人墓場に続くワームホールに目を向ける…。すると穴から、「この通り道はもう使えんぞ」と、謎の超人が変なポーズでw、悠々と現れる!それは…。
 運命の五王子最後の一人、キン肉マン・ソルジャー!果たしてアタルなのか真ソルジャーなのかーっ!!
 まあ皆さん、「アタルだろう」とアタリをwつけてましたけど、最近のゆで先生わかんないから、ソルジャーマンと予想する人も少なくなかった。言っちゃいますが、結局、キン肉アタルでした。今シリーズ、「アタルがキーマンになる」とは、事前に予告されてましたし。

 満を持して現れたアタル、スグルもアリステラも驚く。
 彼はまず、フェニックスを気遣う。気絶している彼を、優しくお姫様抱っこでw(そういえば旧作最後の最後で、スグルもやっていたなw)彼をコーナーに休ませる。弟と肩を並べて闘ってくれた、元ライバルへの配慮だろう。弟同様、兄も優しい。
 「兄さん!アタル兄さんじゃないか!」
 スグルが王位に就いて以来、キン肉星を離れていたらしいアタル、弟は驚くより、画面越しでも「久しぶりに会えて嬉しい」のを全く隠していない。兄も、目を見れば再会を喜んでるのがわかる。そこにアリステラ、
 「なんだお前は?いや、氏素性は知っている、墓場へ続くトンネルの中でなにをしていた」と聞く。アタルとアリスのやり取り。
 「今やこの穴は超人界にとって不都合で不必要なモノ、だから埋めて、待っていた」
 「そんな情報をどこから手に入れた、おいそれと知られるものではないはずだ」
 「お前たちの嫌いな神だ」
 「…やれやれ、また神か、それにしてもどこの神だ?お前は偽の王子ではなく本物の王子だった、天界と繋がりはなかったはずだが」これにアタル、驚きの返事。
 「"残虐の神"だ」
 これだけでも意外なのに、更にアリスと読者の裏をかく事実を、アタルは告げる。
Img_0857-3
 どうしても言いたいことがある。これで、ソルジャーマンが真のキン肉マン・ソルジャーとして復活し、アタルとは別に活躍するって私の予想と期待は、100%あり得なくなった(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)。残虐の神は、完全にソルジャーマンからアタルに鞍替えしたと、思うしかないですよねorz。出典・eブックジャパン、(C)ゆでたまご、集英社。

 てゆーかツッコみたい。まずフェニックスは、旧シリーズのラストバトルでスグルと闘った末死んだが、スグルのフェイス・フラッシュで蘇生した。アタルもそうだ。一方残り4人の王子は死んだまま、動向が語られなかった。それがオメガ編で突然、ゼブラ、ビッグボディ、マリポーサが復活したが、理由は語られなかった。でも「キン肉マン」って「超人は死んでもホイホイ生き返られる、人間でさえ超人に転生すれば生き返られる(ジェロニモのこと)」世界観なのでw、読者の皆さん、「多分w邪悪神たちが奇跡かなにかwを起こして、生き返らせたんだろう」と、疑問なくw受け止めていた。…キン肉マンとは、心が広くないと楽しめないマンガなのですw。
 でもしかし、残虐の神がソルジャーマン死んでるから困ってアタルを頼った、って展開は、流石にどうかと…w。死んでた3王子が何の説明もなくw生き返ったのに、ソルジャーマンがカワイソ過ぎる(´;ω;`)。ゆでは作者の都合でキャラを殺したり生き返らせたりが平気なの、直ってなかったw。困ったもんだww。
 でもまあ、こっちの方が面白いからいいや!wwwww(読者がこんなだから、作者がつけあがるwww)

 これで、アタルが偽ソルジャーではなく、邪悪神から正式に認められた「運命の五王子」の仲間入り出来た、と思っていいですよね!また神の信任を得て、アタルが神の1億パワーを貰える展開もあり得る!知性の神から力貰ったフェニックスがあのザマwなので、アタルが本当にそうしたら負けフラグの可能性も生まれますが、なんにせよこの成り行き、つまらなくは絶対にならない。神展開ですよゆで先生!ソルジャーマン?誰それ?(パイレートマンより作者より、掌返しがヒド過ぎるwwwww)

 続きを解説。「お前が残虐の神の新たな手駒となったのか」と嘲る様なアリステラ。アタルは「手駒かどうかはわからん」と否定しない。「だが神の話した内容には信憑性があり、矛盾もなかった。だから信用するとした。それに確かに俺には、責任がある」「なるほど自分が聖人君子でないと、自覚してるのだな」とアリス。…彼、アタルに手厳しい気がするが、初対面したばかりだから、まだ何とも。
 「ああそうさ、俺は褒められた超人ではない、スグルに全てを押し付けて逃げ出した、卑怯者だ。真っ当な人生を歩んでいない。…だがそれでも、なにが正しく、何が間違ってるかくらいの判断は、つくようになった。その基準では…。お前たちの行動は、放っておけない。それはフェニックスたちも似たような考えだろう

 「お前も神に唆されて邪魔しに来たのか?」この嘲りにも、アタルは全く動じず、
 「そんな小さな話ではない、お前たちは踊らされてるに過ぎない。お前たちとザ・マンを戦わせるよう仕組んでいる奴らがいる。お前たちはそいつらに使われているだけだ」
 「サタンのことか?だが俺たちはオメガの歴史的悲願に則って動いてるのだ、意図もなにもないと思うが」
 「あくまで自分の意思だと思わせているのが奴らの巧妙さだ、陰でいいように操っている。お前たちは間違いなく利用されている。だから止めに来た」
 神の情報は正しいと断言しつつ、根拠や核心を欠片も明かさないアタル(と、運命の王子たち)に痺れを切らしたアリス。しかしここで…。読者がこれまた仰天した、皆さん大喜びwの提案を示すのだ!
 「お前とキン肉マンがチームを組んで、俺とマリキータマンの二人と闘うタッグマッチをやる…、というのはどうだ!?」
 な、な、な、な、な…、なにィィィィィ―――――!!!!!

 アタルが現われてからは先週、週刊プレイボーイに載ったばかりの最新展開なんですが、ゆで先生のサプライズの上手さ、年輪を刻んで鋭さが増してます。むしろ続編に入って以降の嶋田先生、中井先生の進歩には目を見張る思いです。人間って老いても成長出来るのだと、いい加減おっさんの私にも励みになります。これからのキン肉マンとゆでたまご先生に期待です!

 最後まで付き合って下さった、とっても暇な方w、お疲れ様でした!つまらん文で時間奪ってすみません!<(_ _)>

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コメント

今回のシリーズも見どころ満点でしたね
しかしアリステラ達と仮に和解しても 今回は解決までは至らない
「黒幕」とはいったい何者か
サタンなのかもしれませんが 5王子たちのセリフから
それだけではないような気がします

それにサタンの言っていた「悪魔たちを見つけた」というのは
今思えば六槍客のことではない・・?

投稿: sasa | 2019年5月29日 (水曜日) 午後 07時00分

>sasaさん
 おおー、こんなクソ長くてつまらん文章読んで頂き、ありがとうございます。疲れたと思われます。
 例の件で、sasaさんのコメントを全て削除してしまったの、申し訳ありませんでした。ココログの仕様上、コメントの復活は不可能です。すみません。正直見限られても仕方ないと思っていました。お目汚しとコメント頂いたこと、感謝しています。

>今回のシリーズも見どころ満点でしたね
 キン肉マンは元々スゴいマンガでしたが、更にものスゴい作品に進化した、って印象あります。
>しかしアリステラ達と仮に和解しても 今回は解決までは至らない
 オメガの星を救ってめでたしめでたし、なんて甘い話ではないですよねw。問題山積。
>「黒幕」とはいったい何者か
>サタンなのかもしれませんが 5王子たちのセリフから
>それだけではないような気がします
 サタンと組んでいる何者かが存在すると考えるのが筋、通ると思います。知性の神が「古い友人が動き始めた」とフェニックスに言ってたの、サタンと思ってましたが、そうではないのかも。
>それにサタンの言っていた「悪魔たちを見つけた」というのは
>今思えば六槍客のことではない・・?
 私も同じように考えてます。そもそも今回の敵が六鎗客で打ち止め、とは極めて考えにくい。更なる「真の悪魔」がいてもおかしくない。

 私の見解を言うと、元々キン肉マンにおける「大魔王サタン」が設定などよくわからんキャラ(笑)なのが、こういう憶測の種になってんですw。聖書のサタンとは全然違う存在としか思えない。完璧超人始祖編でこれまたよくわからんキャラだったw「超人閻魔」の設定固めが為されたので、オメガ・ケンタウリの六鎗客編でサタンの設定が、固められると期待してます。

投稿: Ivan-Petroski | 2019年5月29日 (水曜日) 午後 07時55分

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