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2012年9月25日 (火曜日)

ソーシャルゲーム私見(辛口注意)

 すみません、もともとネト友へのメールなのですが、書きなおさずコピペします。いったん完成させたのが操作ミスでパーになってしまったので。ところどころ手は加えていますよ。

 FFブリゲイドがつまらなかったのでソシャゲってつまらないものと思ってましたが、こないだiPhoneに落としたエンペラーズ・サガが面白いので偏見はなくなりました。
 しかしもっと大きな疑問符をソシャゲに感じています。
 以前ツイッターで「面白いは、正義」と語りました。すみません、前言撤回します。なぜか。ソシャゲは「面白いだけ」なんです。
 
 FFばりの美しい映像、ドラクエのような物語の面白さ、マリオでの操作性の触り心地の気持ち良さ、私はゲームにそういうものを求めているのですがソシャゲにはこういう要素がない。ゲームシステムの良さだけで勝負しています。それは良く言えばゲームの原点に戻っていると言えますが、要するに先祖がえりです。
 今のゲームは映像、音楽(FFBにもエンサガにも曲がないっ!)、ストーリー、キャラクター、そして触ることの面白さと、いろんな要素で出来ているつまり総合芸術、しかも操作できる分、映画や演劇より優れた総合芸術。それが私のゲーム観です。
 その私が、私の物の見かたとことごとく対立するソシャゲに馴染めるはずありませんよね。
 
 遊んでいて、「これはコンシューマーより非生産的だな」とも思いました。コンソールなら映像や脚本に作り手がメッセージを込めて受け手が受けとる事もありますがソシャゲは暇つぶしです(作り手の表現手段にもなりません)。
 今ソシャゲが隆盛なのは、豪華な総合芸術じゃなくても、暇つぶし程度のゲームで一般人は満足してるのでしょう。それをゲーム会社は喜んでいる。これは由々しき事態です。これではゲームが「文化」「表現」として認められておらず、「産業」としか見なしていないってことです。宮本さんや堀井さん、坂口さんのやったことは何だったのでしょうか!?
 
 と、ここまで書いて「自分の言った事間違ってるかも」と思います。シュタゲやロボノの志倉さんがツイッターでこんなことを言ってました(相手になったゲーマガ元編集長梅田氏のコメントも引用します)。
 志倉氏「ハイスペックスマホに向け、アプリのリッチ化が進行中。開発費1億超えのアプリが一気に表舞台へ。こうしてアプリもビデオゲームの枠に取り込まれ、つまりはゲーム業界自体が拡大。ゲームウォッチだったスマホ業界が、一気にPS2へと移行する感じ?どや。」
 梅田氏「おお、なるほど!ゲームはファミコンから始まりハード性能の向上に伴って今やHD画質は当たり前、中身も総合芸術の域に達したわけです。ところがスマホアプリの台頭で、また暇つぶしの娯楽に逆行してしまいガッカリしてたんですが、2周目が始まったわけですね。」

 また、映像やシナリオで勝負するソシャゲも開発されています(http://www.inside-games.jp/article/2012/09/21/59895.html

 ここから少し脱線します。
 志倉氏がタブレットかスマホがゲームハード戦争を制すると考えてるのは、ロボノをやれば分かります。ポケコンの名前からして「フォンドロイド」だし。
 そして坂口さんと小島監督は、いずれ携帯機の性能は据置機のそれを越えると予想しています。
 以前も言ったけどPSVはスマホに似てるし(だから売れないのか)、WiiUコンはタブレットに似ている(ヴィータの二の轍を踏む?)。SCEや任はそれを逆手にとってアップルやグーグルのお株を奪うのか、それとも逆に埋没してシェアを奪われてしまうのか。
 任天堂はそう簡単には負けないと思います。ゲームだけで1兆円企業になったのは伊達ではないと評価します。ソフトメーカーとしては今でも世界一とも評します。妊娠乙?

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