映画「逆転裁判」感想（微ネタバレ、辛口注意）

　三池崇史のバカヤロウ！

　ゲームが面白いので期待してレンタルしたらダメダメだった。

　まず原作でキャッチーだった台詞が削られている…と言いたいのだが二週間前観たののうろ覚えなのでどの台詞が削られてたか忘れた（汗）。
　原作にない回想シーンが多用され、その演出が逆栽のノリから離れている。映画の冒頭で綾里舞子が御剣信の霊を呼び出す場面があるが、私はこう言いたい。

　綾里家の霊媒って、あんなにおどろおどろしくないんじゃあ！

　えっ？おどろおどろしいはずだって？でも法廷で真宵ちゃんや春美ちゃんがホイホイ霊媒してるの見ると、あれがそんなに怖いものだとは思えないのよね。
　あと、お笑い要素。原作のギャグをなぜか採用せずに、監督のセンスでお笑いがありましたが、

　見事にすべっていた！もう大すべり！

　一番悪いのはキャラクターの再現度が恐ろしく低かったこと。俺に言わせれば成歩堂はあんなケーハクな男ではないし、真宵ちゃんはもっと意味不明に元気な娘だし、千尋さんはもうどこからつっこんだものやら。御剣は良かったけど周りがひどすぎて慰めにもならない。

　三池崇史はマンガやアニメの実写化で評価を得ている監督らしいが、ゲームの映画化では落第点。三池監督はスゴイと私に教えたのは妹だが、その妹にもこの映画はつまらないと評価された。

　そもそも、ここまでつまらない映画を見るのは久しぶり。いつ以来かと言うと言いたくないけど映画FF。コクリコ坂やサマーウォーズは酷評したけど、それでも最低限の面白さは保たれてた。

　劇場で観なくてよかったなあ。