ハイスコアガール4巻&公式ファンブック読了、感想(ネタバレ)
ラストシーンをあんな「引き」にしておいて次巻まで半年待てというのかー!押切先生とスクエニの鬼め!(笑 ヤングビッグガンガン立ち読みしようかな)
小春(以前の感想では触れませんでしたが、もう一人のヒロイン)があれほどのドSだとは思わなかった。
いつのまにかゲームの腕を上げてサムスピやヴァンパイアなどでハルオをフルボッコにするし、恋のライバル晶に対して、初対面だというのに「矢口君の事どう思ってるの?」などと思いっきり動揺させる言葉を何度もぶつけて(それでもバーチャコップの協力プレイで負けなかった晶は大したもの。ゲーマーなら言わずもがなですが、協力にも勝ち負けはあるんスよ)、愛ゆえだとわかってるけどなんだかな。まあゲーム中にそんなこと言ったのはヒドすぎたと反省はするのですが。
ハルオと晶がホテルの同じ部屋に泊まるのはラブコメのテンプレ展開(HSGはあんまりラブコメらしくないと思ってましたが、コレはいかにも)ですし、もちろん何の間違いも起こらないのも鉄板ですが、ムラッときたそぶりさえ見せないハルオはどんだけピュアなんだ。対する晶は下心ムンムン(笑)なのに(二人してバスローブ纏ってるんだぞ!)。
この件の原因になったのが晶の家出なんですが、ハルオが捜しに来てくれたのも、ちゃんと当たりを付けて見つけてくれたのも、泣きそうになるほど嬉しかったんだね…。ああ、晶がかわいすぎて生きるのが辛いw(かわいさに磨きがかかってるし)。
ハンドファンブックで押切センセが「(ハルオの)あの母親は息子の童貞喪失を楽しみにしているんです」なんて問題発言してますが(トンデモなくも素晴らしいオカンですが、そんな母親は実在しないだろうな)コレは作者自身の願望あるいはほのめかしなのか。高校生ならあるかもしれないし、青年誌のマンガならそういう期待もされるでしょうからありうるだろうな。私はやはり晶派なのでそのカップリングでお互い初体験だといい。無論小春には泣きを見てほしいし、晶の婚約者など認めません!(フィアンセは重要らしいので、登場が楽しみではある)
とは言え小春がここで終わるはずはなく、ラストでついにハルオに告白!そして、
小春「前々から言われてた… 矢口君との再戦… その勝負で矢口君が勝ったら …私はおとなしく引き下がる… …で… もし 私が勝ったなら… 私と付き合って…」ここで第4巻終。
ぐおおおおっ!どうなるんじゃーい!ゲームに自分の恋心を賭けるなんて、そんな背水の陣とは、小春も不屈のヒロインです。
宮尾の聖人君子っぷりがいいんだよ。めんどくさい奴には寛容な友人が必要なんだよな。ウザいけど憎めないヤツである土井が帰ってきたのがまた。
「この話、大学生編や社会人編まで続くなんてことはないだろうな…」と思ってたらやはり高校生編で終わる話だとのこと。そういう時代だったとはいえ、ハルオやハイスコアガール"ズ"がゲームを卒業するかもしれないのは寂しい(4巻終了時点で作品内時間1995年の夏。ハルオ、晶、小春は高一なので、完結は97年か98年。その頃からゲーセン、特に格ゲーは斜陽し始める)。
スト2のCD付き限定版買ったんですが、アレンジされすぎててスト2の曲を聴いてる気分にならなかった。残念。表紙が通常版と違って小春なので晶派の私にはちょっと辛い。外したな。
追記・下らないコトだけどどうしても言いたいことが。
晶ちゃん、アンタはスネークかよ!?(笑 巻末おまけマンガ)当時メタルギアソリッドはまだ出てないのに…(そもそも晶は家庭用ゲーム機を禁じられてるし)。
訂正・HSGの掲載誌はヤングガンガンではなくビッグガンガンでした。ホントにもう、何やってるんだか。
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