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2013年9月14日 (土曜日)

久し振りにFFに期待しました。どうやら裏切られなさそう。ファイナルファンタジーXIV新生エオルゼア 2ndインプレッション(ネタバレだらけ)

 10/2追記修正・全部ネタバレと言えるエントリなのに「続きを読む」にしてなかった!何で俺は気付かなかったのだ!?orzorzorz…。

 考えた事全部書いたので長文です。
 βの印象書いた1stインプレはこれ。アマゾンへのリンクはこちら。しかし密林もテキトーな評価しやがって…。

 一言でいうと、FF11とDQ10のいいとこ取り?とも言えるが何か違うな。

 とてもFFらしさを感じる作品です。重要イベントがムービーみたいで長いし(ちなみにオープニングムービーにはときめかなかったが、デモムービー はいい)、地名に「ダルマスカ」とか「パラメキア」とか。ガイウスはFF12のガブラスにそっくりすぎる(中の人だけではない)。フィールドで魔導アー マー乗り回してる人がウラヤマシス。
 FF11はファミコン時代のFFを思わせたが、新生14はFF全部入り。とくに7以降のムービーゲー的作風も取り入れたのは当然の事。
 FFがファンサービスをちゃんとやってくれるのは滅多にないことなので(例外はFF7ACくらい)この方向性は正しい。FFはチャレンジばかりじゃなく過去を大事にしたほうがいい。

 βで街の狭さに驚いて、これはβだからで製品版は広いのだろうと(FF11のβがそうだったので)踏んでましたが、狭いままだった。広い街が好きなので残念ですが、狭いタウンの利便性をDQ10から学んだのでしょう。それでもDQの街よりは広いです。
 飛空艇にLV15から乗れて、運賃200ギルなのは大きい!ここもDQの列車に学びましたね?序盤から外国に行けるのは有難い。
 各国の印象、ウルダハはFF11のバストゥークに、リムサ・ロミンサは11のサンドリアに、グリダニアは11のウィンダスに似てる。種族と相まってFF11の色が強いのは11ユーザーには嬉しい。国のトップに女性が多いのが面白い。
 他国のコンテンツも面白いので最初の剣術士から斧術士や幻術士にもなってこなしてる。ナイト目指す予定。DQ10の反省かコンテンツ不足はなさそう。

 テレポにお金がいるのは仕方ないですが、むしろそれでもホイホイ使ってる俺は何なのだ。
 マクロ使わなくても問題なくプレイ出来るのは有難い。俺FF11の時にマクロ大っ嫌いになったので。
 PK出来ないのは仕方ない。PKがはびこるMMOは世界が弱肉強食の「北斗の拳」だそうで(北斗に他意はない)。
 もちろん基本ソロでも楽しめます。ただ完全ぼっちプレイでクリアするのは無理。
 バトルが短いのでテンポがすごくいい。丁寧に考えられてる。
 ジョブチェンジと同じ感覚で転職できるのもいい。ゴールドクロスみたいな防具が欲しいな。

 今のところ評価高くて安心してます。これに低評価与えてる人はネトゲに慣れ過ぎてスレてるタイプ。新鮮味なんて面白ければなくてもいいじゃないですか。
  私にとってMMOは究極にして至高の(笑)ジャンルでしたが得意だとは云えなかった。その苦手意識をDQ10と新生14が掃ってくれた。スクエニには日本 でのネットRPGの伝道師になってほしい。DQを初心者編、FFを中級者編として、かつてFF11とPSO1が果たせなかった偉業を、今年こそ真のオンラ インゲーム元年にするつもりで。PSO2も啓蒙してくれると期待したがあんなとんでもない不具合を起こすようでは…。セガもネトゲの伝道師なのだが。
 ただ、ネトゲに抵抗感じないのは若い人に多いらしい。そこ行くとFF、DQはアラサー、アラフォーのゲームなのでそこは不安材料か…。
 俺が11をクリア出来なかったのは自分のせいじゃなかったのだな。

 独自の専門用語はゲームの面白さにちゃんと活きているのでご心配なく。FF13は用語を活かせなくてダメダメだったからな。
 ハイランダーがカッコいい!ていうかスクエニはFFのジャニーズ風イケメンキャラ(14だとミッドランダー)がカッコ悪いとの自覚あったのね。

 14には正式サービス前に100万アカウントあったのですが、これは旧14の会員が70万いるのと、βの当選者が30万いたって事。これが新生に流れてくるのだからそりゃ鯖潰れる一因になる(9/14修正・すみません事実誤認です。βテスト応募者100万人の事実と勘違いしてました)PS3とPCで同時発売なのは大きい。
 DQはまだ日本のみで勝負しているが(9/14追記・10の場合)FFは日米欧で勝負できる。そこで考えさせられるのはネットの評判。DQ10が初週発売、日本のみのパッケージで、Wiiオンリーで42万売ったら、前作のたった6分の1だとなぜか馬鹿にされた。
 で、新生14がPS3だけで日米欧でパッケージ版だと42万で、日本のみでPS3のパッケージだけだと、18万売った。それで拍手喝采。
 分からなくはないが、どっちが勝ったという問題じゃないと思うのでなんだかなあ(任天堂へのネガキャンにも見える)。もっともこの勢いなら日本のみでもDQ越えは夢ではない。

 吉田プロデューサーはどうやら元々天外魔境のスタッフでスクエニに入ったらDQモンスターバトルロードのディレクションを任された。天外もDQMBも演出過剰な作品なのでそこがFFに起用された理由の一つか。
 吉田さんが自分の考えや開発、運営方針を積極的に発信してるのが14の良さの一つ。相当の自信家だとみる。
  この人もブレイブリーデフォルトの浅野Pもそうだが、元々エニックス系のゲームデザイナーと思われてた人がスクウェアっぽいゲームを作ってる。そして DQ10のスタッフの多くがスクウェア系だ。もはやそういうレッテル貼りに意味がなくなり、「スクエニ系ゲームデザイナー」が現れ始めたのだろう。

 今回ファミ通はやはりひどいのだと再認識した。個人的に期待がとても高かった新生14が期待の新作TOP30でほとんどランク外だったのに、全然 期待してないLR13が4位~5位などとは信じられない。票を操作してるのでなければ、余程読者層が偏っているのか。実際新生14は売れてるので、このラ ンキングは実態を反映していなかった。LR13は売れないと思う。
 クロスレビューもひどくてネトゲなので発売後に評価するのはいいんだけど、ロ グイン集中が響いて更にレビューを送らせると。ということは世間の評判を見ながら採点したり、原稿書いたりするわけで、さぞかし安心して書けるだろうが、 それはクロスレビューの存在意義そのものが危うくならないか。ただし矛盾してるようですが、新生のクロレビを読むのは楽しみにしてます。
 ファミ通を散々けなしたが発売直後の特集記事はなかなかのものだった。買わせる気にさせる良記事であれを書いた編集者の皆さんは偉かった。

 コミュニティの日記に愚痴や非建設的不満を書く人はなんとかならんか、とサービス開始時は思ってましたが、鯖が落ちついてくると少なくなったのでまあいいか。
 新旧攻略本を読み比べると面白いね。

 スタート時にトラブルが起こらない有名大作MMOはあまり聞かないので今度もそうだろうと予想してはいました。しかしここまでの大事になったのは そうそうないはず。スクエニもユーザーもゲーム業界もここまでのヒットになるとは思ってなく見誤ったのだ。成功したことで失敗してると言うか。同時接続者 32万人て。ここまでFFが盛り上がったのは10以来かも。
 「MMOのプレイヤー人口は頭打ち」「小さいパイを取り合ってる」とネトゲ界では言われてた様だけどそんなことはなかったぜ。

 しかしやはり新生は洋製MMOとは全然違うJRPGなのだな。厨ニ病、青臭い、しょっぱい…。全てFFの宿命。
 出先でDQ10も新生14もやってる女性と盛り上がれたのは嬉しかった。けっこうオバハンだったのでそういう嬉しさではないぞ。

 「現代人のライフスタイルに合わせてある」基本そうなのだがダンジョンにはビビった。初めていきなり「制限時間80分」とは。クリアは20分強で充分だったのだが挑戦してない人は覚悟を固めた方がいい。
 DQ10からほぼ1年たって新生がリリースされるのは絶妙のタイミングです。意図していなかったでしょうが、丁度「そろそろ交代しようか」な機会。
 14とDQ10両立させたいけど…。難しい。

 新生14とLR13とFF10HDがコラボするのにはげんなりなんだけど(10には異論ないけど13が…)、14とDQ10とFF11がコラボするのは超うれしい!FF14とDQ10は以前から言われてたけど11が入るとは思ってなかった!自分の中で11熱が上がる?

 スクエニはすっかりMMOとソシャゲの会社になったな。

 9/14追記・表現や誤記をいくつか修正しました。表現修正は良くないと思ってるけど変なのがあると我慢ならないんです。誤記は当然修正しなければ。ただし、削除はしないで。いつもいつも推敲には時間かけてるんですけどねえ。

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コメント

 しかし我ながらとりとめがない…。

投稿: Ivan | 2013年9月15日 (日曜日) 午後 07時27分

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