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2013年11月 3日 (日曜日)

お金がかかった方が面白いとは限らない。逆転裁判5、レイトン教授VS逆転裁判、ダウンロードコンテンツ感想(ネタバレ、DLC以外のネタバレもあるので注意)

 結論から書いてしまいますが、レイ逆のDLCの方が逆転5より面白かった。むしろそっちにお金払っても良い。(10/3追記・逆転5本編の感想はこちら
 先にプレイした5のDLCから。

 逆転推理(逆転5)

 画面のいろんな場所に隠されてるナゾを見つけて解いていく、ってこれは75%レイトンじゃないか!レイ逆でコラボしたので狙っているのだとはわかるが、なんだかな~。
 問題内のチョイ役としてシリーズおなじみの方々が出てくるのはいい。ニボシさんやコロシヤに、他にもいたはず。
 当たった時、「合ってて良かったあ…」みたいなこと言いすぎだなるほどくん!部下への威厳は一体…(ん、モノローグだったっけ?)。
 氷が融けるネタと左利きネタが多すぎる。ネタを数人で考えてるにしても再考の余地ありだし、一人で組み立てたとしたらもっと問題。
 答えの成否は○×の表示で示されるのだが、○の表示のされかたがとても気持ちいい!ここはカプコンの職人芸だな。
 みぬきや牙琉に立場を作りたかったように見えるが、やはり彼女と彼は大した役割を果たしていない。
 最後の問題はやはりムズくて攻略サイト頼った。
 面白かったが、私が「逆転」シリーズに求めてる面白さではない。

 逆転の帰還(逆転5)

 これは逆転1における「蘇る逆転」的なものかと思ったら全然違った。
 本編の感想で書き忘れた点だが、この話にも当てはまるから書く。「ゆさぶる」へのペナルティが「原則としてない」じゃなく「本当に一切ない」のはシリーズで初めてではなかろか。
 エール(シャチ)への弁護を引き受けるシーンの成歩堂は意外とカッコよかった。いつもなかなかカッコいい?いやいや、シャチだよシャチ。
 最終話の後で改めて見ると、番刑事の演技の上手さには舌を巻く。今作全体のミスかもしれないが番さんの感情表現の全てが嘘なのなら、ココロが聞こえるココネちゃんなら全部見破れるはずなのでは?
 この話にも春美ちゃんが出てくるが17歳になったにもかかわらず、雰囲気が8、9歳頃のあの頃のはみちゃんと寸分違わないので、なんか安心する。あ、最終話では人格的成長も見せてくれますよ。
 なるほどくん復帰したばかりで相変わらずギリギリの法廷ww。やはりユガミさんは簡単にダメージを受けてくれない検事だな。
 ガクさんは怪しかったが悪い人には見えなかった。…との俺の勘は正しかった。
 出廷してほしい証人を選ぶ際、エールを選択すればいいのに、「誰だ?なるほどくんは一体誰を呼びたいんだ!?」とかなり手こずった。まあ、シャチだからね。
 今回初めて使われたネタ、「殺人でも自殺(4)でもなく誰も死んでない(レイ逆)のでもなく事故だった」真犯人を決め付けず、誰も裁かずに済んだのは良かった。しかしこれ、逆転シリーズでもっと早く扱われるべきオチだったんじゃないかな。

 スペシャルエピソード(レイ逆)

 スペシャルギャラリーはスルーします。私にキャラやコスチュームのデザインは語れない。塗さんすみません。
 言われていたようにメタゲームでフリーダムな物語群。特にいかにも巧さん臭い名前ネタ、
 「騎士を目指す青年だから『ナイツ』…ただの"手抜き"ではないかッ!」「おばさんだから『バーサ』ってナニさ?一歩まちがったら、『おばあさん』じゃないかッ!」「『マーダラ』なんて名のった瞬間、"ネタバレ"じゃないですかっ!」
 …「マーダラ」が「murder」から来てるとはこれで初めて気付いた。実は彼女は誰も殺してないが。
 ナゾが難しい。ヒント開放しないと解けない。あるナゾは完全に攻略サイトに頼った。
 成歩堂と真宵ちゃんの掛け合いを久々に楽しんだ。逆転はこうでなくては。
 御剣もやはり面白くて(本編であんなところに出すのは反則だw)11話はいきなり彼の「ナゾ解明!」から始まっちゃうし、「幾千万の錠剤を噛みくだいたことかッ!」「ベンリに"テンサイ"呼ばわりをされる身にもなってもらいたい」相変わらず良く立ったキャラである。
 楽屋オチなど、プレイヤーとキャラクターが切り離されてる内容なのに、疎外感を感じないのは一番の良い点。そもそも逆転シリーズは
キャラクターとプレイヤーが≒と≠の間くらいの絶妙な距離感で成り立ってる成歩堂を主人公として立てている。それが功を奏したか。
 本編はイマイチだったが、久し振りに巧舟氏の底力を見せてもらいました。

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