我が心のベストヒロインTOP3マンガ部門(各作品のネタバレ多少)
明けましておめでとう。今年もよろしく。新年はエオルゼア(新生FF14)で迎えました。
さて、前から心で温めていた企画です。今回はマンガですが、いずれアニメ、ゲーム、ノベル部門もやるつもりです。この企画では考えあって「続きを読む」を使わないのでネタバレにご注意を。それほどキッツいバレはしてないつもりですが。ロリっ娘が多いのは許して(苦笑)。
第1位・大野晶(ハイスコアガール)
このブログで大いに魅力を語ったヒロインなので説明は各エントリへのリンクで…はいくらなんでもなので語ってみます。
まず最大の特徴は、台詞でもモノローグでも、ほとんど何も語らぬヒロインなところです。
しかし表情では実に雄弁に語るので読者には内心ダダ漏れです。主人公のハルオも彼女の顔から的確に何考えてるか読みます(彼女から想いを寄せられてるのにはなぜか気付かない)。
いわゆる深窓の令嬢な完璧超人ですが、ゲームセンターのゲーム、特に格闘ゲームが大好物で、家庭教師の目を盗んでゲーセンに入り浸ってます。ホントはゲーム機のゲームも遊びたいのですが、厳しい躾がそうさせてくれない。
習い事で武術を学んでいるので喧嘩が強いです。初対面からハルオをぶん殴ってましたし、ハルオをフルボッコにする大喧嘩をしたことも(流石にハルオは大野さんを殴りません)。ハルオが打たれ強くてよかったね。
好きな物はおいしい食べ物、特に屋台や買い食いで食べる様なジャンクフードで、財閥令嬢だけあって家ではいいモノ食ってるのでしょうが、大野さんはハルオが勧める様な食べ物が好きなようです。
ホラーが苦手なのも愛嬌。私はホラーゲームやらないですが、少しやった「ファミコン探偵倶楽部」や「ナナシノゲヱム」を彼女に勧めたいですなあ(笑)。
一番の魅力は、ハルオに懸想している時の彼女の表情が堪らなくかわいいのだ。学校などではなかなか心の内を見せない彼女ですが、ハルオに対しては隠さない。それでも気付かぬハルオはまったく…(カッコいい主人公ですけど)。
大野さんのかわいさは類型的なかわいさではないのです。いわゆる「萌え絵」的な基準からはかなり外れてる。しかし、にもかかわらず多くの読者を魅了している押切先生の筆力には脱帽です。
あと忘れてはいけないのが水木しげるリスペクトの「モガー」(笑)。俺的には「んふー」も。
第2位・竹本チエ(じゃりン子チエ・ただし連載序盤の)
「え?Ivanさん、これに萌えるの?」と思われそうですね。
確かに連載中盤や終盤のチエちゃんはかわいくない。しかし連載序盤、特に単行本10巻までの彼女はメチャメチャかわいかった!(力説)
小学5年生の少女がホルモン焼き屋の店主を勤めてる、ムチャクチャな(褒めてます)設定です。破天荒な父、竹本テツ(このキャラについても語りたいが…)に振り回される身の上でもあって、「ああ、ウチは日本一不幸な少女や」が初期の口癖になっていた。
チエちゃんのかわいいポイント、というかエピソードは7巻の「ああイデン」の回で「ウチはお母はんじゃなくテツに(彼女は父親を呼び捨てにする。そうされても仕方ない父)似ているんやないやろか」で悩むところ。親友のヒラメちゃんに「チエちゃん美人になるのとちゃうやろか」と内心思われてますが、自分に自信が持てない所がかわゆすぐる。
結局チエちゃんは母親のヨシ江さん似という結論が出ます。…のはよかったのですが、ずっと後で47巻の会話、
チエのおバァはん「チエの顔もテツの血筋でっさかい」
チエ「変なことゆわんといて」
(中略)
おバァはん「ヨシ江はんだけは顔の種類が違いますから」
チエ「ウチテツにもおバァはんにも似てない」
絵柄が変わってかわいくなくなったからって、はるき先生これはあんまりなのでは…(まさか自分で描いた話を忘れてたってことは…)。
あと、チエちゃんのかわいさを語るならマサルを忘れちゃいけない。マサルはチエをいじめるのですが、いじめ方が頭脳派のやり方で、チエちゃんは喧嘩なら絶対負けないのに(テツやマサルを丸太ン棒でどつくバイオレンスな少女)、口喧嘩では語るに落ちる負け方をする。
マサルのいじめ方ってチエへの愛を感じるのです。驚くほどにチエちゃんの事を知ってるし、チエ以外の人間はいじめてないようだし(ヒラメちゃんはマサルに負ける少女ではない。時々勝てないのはいじめられるチエちゃんを見過ごせないから)。
第3位・川末晶(P2! -Let's play pingpong!-)
1位に続いてまた「晶」ですね。
なにがスゴイって、主人公のヒロムに全裸を見られても女の子だと気付いてもらえなかったこと(笑)。ただでさえそういうことにコンプレックス持ってる晶ちゃんに「あァァァんまりだァァアァ」(ジョジョネタ)だぞヒロム。
日本女子中学生最強クラスの卓球選手なのですが、それをポスターでデカデカと掲示されるのは恥ずかしくて(そりゃそうか)、それをヒロムに「可愛く写ってるからいいじゃん」などと言われてマジテレしてしまうのが…(はぁと)。
兄の川末涼を嫌ってるふりしてますが重度のブラコン(笑)。その兄に勝ってしまった(わざと負けたんだっけ?)ことで卓球選手としての道が狂ってしまったのですが、そのおかげでヒロムに深く関わることになるのだから何が幸いするか分からない。
スポーツものの皮をかぶったラブコメなので乙女にエリスとライバル居ますが、負けるんじゃないぞ。
ホントに乙女ちゃんには負けてほしくなかったので、後の展開を期待してましたが、打ち切りの憂き目にあったのは残念無念。最終回のその後を描いた読み切りが増刊に載りましたが晶ファンにはちとしょぼーんな話。
浮ついた話を抜きにしても、晶ちゃんが遊部さんをどう思っているかはちゃんと読みたかった(よき先輩だったかもしれないし、深く尊敬してたかもしれない)。
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コメント
これまたすごいチョイスですね…あいにく晶ちゃん(P2)意外わかりませんが…(晶ちゃんも記憶の彼方なのですが)でもこのチョイスを見ると、作られた萌えがなくても人間は萌えることができるのだと言うことがよく分かりますね。
> 最終回のその後を描いた読み切りが増刊に載りましたが晶ファンにはちとしょぼーんな話。
こんな話ありましたっけ…今度漫画喫茶で読み返した方が良さそうですね。
投稿: yukkun20 | 2014年1月12日 (日曜日) 午前 12時10分
>このチョイスを見ると、作られた萌えがなくても人間は萌えることができるのだと言うことがよく分かりますね。
そう言って頂けると本望です。このチョイスの中ではむしろ川末晶が異色だったり。アニメ編、ゲーム編、ノベル編でも、大衆にもyukkun20さんにも(笑)迎合しないつもりなのでお楽しみに。
投稿: Ivan | 2014年1月12日 (日曜日) 午前 08時07分