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2014年3月21日 (金曜日)

ダンガンロンパ1感想(ネタバレ)(1・2リロード版)

 ネタバレゆえ続きを読むで。そもそもプレイした人にしか解からないように書いてます。またしてもいきなり核心から。あと注意。1・2リロードのみの要素スクールモードや、2の内容にも触れているのでPSPの1しかやってない人は気を付けて。キャラ語りでいきます。

 モノクマ(本物の江ノ島盾子)
 最も重要なキャラクターはなんといってもモノクマです。大山のぶ代さんが演じてるとしか知らない人多そうですが、あの声で悪の限りを尽くします。モノクマなりの正義などは無く、邪悪そのものです。
 のぶ代さんに頼もうと思い付くまでは出来る人いるでしょうが出演依頼を実行したのが偉い。この話を受けたのぶ代さんも偉い。大山さんがなぜ引き受けたのかを想像すると、彼女は多分、役者人生で一度は悪役を演じたかったのじゃないか。
 モノクマはああいう生き物ではなくロボットであり、操作してる黒幕・江ノ島盾子が真の悪なのですが…。豊口めぐみさんが大山さんの中の人だとは無理がある(汗)。ベストを尽くしたのは認めますが、じゃあ江ノ島がモノクマをあの声で演ずるのを聴いて、のぶ代の真似だと気づく人がどれだけいるのか!(ゴメンねめぐぅ)

 苗木誠
 彼は「とても平凡な高校生」だけど運だけで希望ヶ峰学園に入学した生徒ですが、その割には背がかなり低い(160cm)。また心身ともに一見なよなよしていて「草食系男子」「かわいい系男子」との言葉がやたら似合います。
 しかし、好きな女をいきなり殺され、その後もコロシアイや学級裁判で次々と理不尽な仲間の死を目の当たりにし、それでも心身削って真犯人を当てて来た過酷な経験が彼を「カッコいい男」として成長させていきます。
 コロシアイ学園生活での真犯人を次々と当てて行くのですが、苗木は決して真犯人を憎まず恨まず、本当に悪いのは全てモノクマを操る黒幕だとの姿勢を最初から最後まで貫きます。また黒幕の江ノ島を倒した時も彼は江ノ島の死までは望みませんでした。

 個人的に苗木クンのエピソードで気に入ってるのは実はスクールモードの舞園さんEND。
 本編で彼は「ボクがキミをここから出してみせる!どんな事をしても絶対にだよ!」と舞園さんに誓います。しかし苗木の想いは空しく、舞園は殺されてしまいます。これを本編の苗木クンは一生悔いるはず。
 でもスクールモードでは世界がパラレルなので舞園さんも誰も死なない結末が待っています。で、舞園とラブ度をMAXにした際のENDで苗木クンと舞園さんは本編の展開をうっすらと覚えてるのです。
 舞園さんは「生きて出られてよかった、苗木君のおかげです」(うろ覚え)とスクールモードでは当てはまらない感謝を苗木に捧げます。それに苗木は「今までゴメン!こんなにかかっちゃって」(うろ覚え)とこれまたスクールモードにはありえないはずの謝罪をします。
 苗木クン、誓いを果たせて良かったね。

 霧切響子
 彼女はメインヒロインで今後苗木クンとくっつくかも知れない少女…のわりには性格が悪い(笑)。「苗木くんのくせに生意気よ」とどこぞのガキ大将の様な決め台詞ありますし、終盤の展開では目的の為に苗木を見殺しにしようとすらします。
 しかし彼女が苗木のピンチを何度も救ったのは確かであり、見殺しにされかけてダストシュートに落とされた彼を助けるあたり(彼女の「カップラーメン」は必見)、霧切さんは筋を通すタイプなのだと見受けられます。
 どんなアングルでもパンツを見せない(笑)プライドの高さが萌え。ファザコンの気もあるか(恨み憎しみは愛あるからこそ…と個人的価値観として思います。ただし愛あるからといって恨み憎しみがいいモノにはなりませんが)。
 いわゆるクーデレ。「あなたみたいな人と一緒なら、私はむしろ楽しみよ…」(この台詞はちゃんと確かめた)には全国の俺苗木が悶えました。

 ここから残りキャラは短くざっくりと。

 十神白夜
 「かませメガネ」(朝日奈命名)w。主人公のライバルキャラだが2をやった後だと物足りない。腐川さんに想いを寄せられて迷惑がっているが、2での描写から察するに、実はまんざらでもない(笑)。

 舞園さやか
 一見メインヒロインで苗木が最初に好感抱く女子だが真っ先に死ぬ。殺された理由がなんとも言いにくくて…。

 桑田怜恩
 最初の真犯人。「超高校級」のスキルを実際に活かした数少ないキャラ(2のノベルモードでも…)。

 朝日奈葵
 最もグラマーな女子。あのバッドエンドはマジに見たくなかった。苗木たちは女を何だと思ってるんだ。

 不二咲千尋(アルターエゴ)
 男の娘だったのはさほど驚かないが中の人が男性なのは衝撃。アルターエゴとして生き延びるあたり意外としぶとい。

 大神さくら
 名前がゲーヲタ的にシャレがキツすぎる(一応指摘すると大神一郎と神宮寺さくらが結婚したかのような)。見た目はまああれだがハートは天使。人格者とも言える。中学までかわいかったのが高校生活でああなったのは、ライバルにして想い人、ケンイチロウに勝つ為だろう。初恋の人に認められたくて鍛えたのだから、やはり乙女である。

 大和田紋土
 彼が不二咲を殺した動機はちょっと理解できない。

 腐川冬子(ジェノサイダー翔)
 全国放送でジェノサイダー翔だとバラされた時点で人生終わりだとなるとこだが、その時点で世の中は一介の殺人鬼にかかずらってるどころではないのでラッキー(それでいいのか)。

 石丸清多夏
 意外と友達に欲しいタイプかも知れない。

 セレスティア・ルーゼンベルク(安広多恵子)
 「超高校級のギャンブラー」と言うからには運じゃなく実力で勝って来たのだろうが、コロシアイ学園生活での命を賭けたギャンブルには負けてるので、意外と大したことはない?(命を賭けたのは初めてではなかったはず)

 山田一二三
 私と同じオタクなのだが、ハッキリ言ってオタクとしてあまり共感出来なかった。オタにも色々あるんだよ。

 江ノ島盾子(戦刃むくろ)
 真江ノ島の双子の姉だが、ほとんど見せ場無く妹のきまぐれで殺される。
 …のだが、2のノベルモードで人となりがわかる。戦闘力はさくらちゃんとタメを張るほどだがメンタルは妹の一言でガタガタになるほど弱い(さくらちゃんはメンタルもめっちゃ強い)。そこがかわいいw。

 葉隠康比呂
 「俺と苗木っちの子供の母親が同じ確率、30%!」
 あのバッドエンドの元凶はキサマかーーー!!!(大笑)

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コメント

お疲れ様でした。僕もIvanさんが勧めてくださったおかげでこのゲームをプレイできたので感謝しています。

> コロシアイ学園生活での真犯人を次々と当てて行くのですが、苗木は決して真犯人を憎まず恨まず、本当に悪いのは全てモノクマを操る黒幕だとの姿勢を最初から最後まで貫きます。また黒幕の江ノ島を倒した時も彼は江ノ島の死までは望みませんでした。
そうなんですよね。どこかで暴走してもおかしくなかったと思うんですけど、最後までこの姿勢を貫き通した彼は立派だったと思います。

> 霧切
僕はやはり、最後の賭に負けてしまいお仕置きを受けてしまう彼女の姿が強烈に印象に残っています。しかし助けにいくにしてももうちょっと穏便な方法はあったと思うのですが…それだけ苗木君のことが心配だったということか。

> あのバッドエンドの元凶はキサマかーーー!!!
ヤツの占いは所々で当たっているのもありますからね。まさに的中率30%。

投稿: yukkun20 | 2014年3月31日 (月曜日) 午前 12時35分

>どこかで暴走してもおかしくなかったと思うんですけど、最後までこの姿勢を貫き通した彼は立派だったと思います
 知恵や勇気に彼は恵まれてますが、何より優しさと自制心がずば抜けてるのではないでしょうか。苗木くんは本当の「強さ」を持っている男です。

>しかし助けにいくにしてももうちょっと穏便な方法はあったと思うのですが…
 苗木が落とされても大怪我しなかったので、ダストシュート自体はそんなに深くなかったのでしょうが(それとも「幸運」の賜物?w)、モノクマの事だから簡単に入れるルートは用意しなかったんだろうな。しかし苗木が生きてたのはモノクマの誤算だから、入る手段がない様にとは出来なかったんだと考えてます。

>…それだけ苗木君のことが心配だったということか
 そこは「超高校級の夫婦」ですから(笑)。

>ヤツの占いは所々で当たっているのもありますからね。まさに的中率30%
 メールでの談義の使い回しで恐縮です。

投稿: Ivan | 2014年3月31日 (月曜日) 午前 01時19分

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