「魔法陣グルグル」新装版1巻レビュー(ネタバレ)
名(迷)言、名(迷)シーンを順に挙げて行きます。ニケの声は瀧本ボイスで脳内変換(南さんの声で読んでる方もご自由に)。
まず両親から勇者勇者呼ばれてるニケが不憫(笑)。DQの勇者や勇者リンクも同じように感じてたのでしょうかw。
ニケ母・レナ「勇者ランチよ」
マップを食べる勇者がいるかw。
ククリ登場。
ニケ「お……女の子…?」(ガーン)
ここアニメと演出違う。アニメだとニケはククリに見惚れてた。
ククリ「この家の扉を開けて勇者様が!!」
ニケ「ちょ…ちょっと異常だぞお前ら……」
ククリは出会う前から勇者様を盲目的に信頼してました。その後の旅でほんの少し疑うことを覚えましたが、ニケへの態度は「グルグル2」でも変わってません。
ククリ「あたし……もしかして…地味かしら」(女の子はみんな着飾るという事をククリは初めて知ったのであった)
事実この件以降、ククリはお洒落に目覚めて劇中で何度も何度も着替えます(「地味」に「ぢみ」とルビ振ったのはなかなかw)。実はニケもククリほどじゃないけど結構着替える(変な格好も…してしまいますが)。衛藤先生のセンスが光ってる。
ニケ「お待たせ!」
ククリ「…………これ……………」
ニケ「え~~っとなんとかっていう花の髪かざり防御力1だ!」
(中略)
ククリ(おばーちゃん……勇者様は本当にやさしくて伝説通りの人でした)
なにが偉いって、ニケはカッコよくて強い鉄の剣を諦めて、ククリのためにリコの花の髪かざりをプレゼントしたとこ。「勇者様はやさしい」と思うのもわかる。この髪かざり、実は強力なアイテムなのがまた(ニケはそこまで考えてないけど)。
(ククリはお尻になってしまった!)
グルグル最初のエッチなシーン。しかし全然エロくない。「エロ」じゃなく「エッチ」なのが衛藤先生わかってるね!余談ながらDQはエッチだけどFFはエロだと思うんだ…(先程からキタキタ親父が登場してますが、スルーで)。
妖精のグリエルに見惚れるニケ、ザザ、トマ(トマは地味だけど重要キャラ)。それはいいとして、グリエルが言うボスの弱点、
グリエル「肩のうしろの2本のツノの真ん中にあるトサカの下のウロコの右よ!」
こういうナンセンスギャグは衛藤先生の真骨頂(「の」多すぎ!w)。
ザザ「ザムディン!」
アホかお前は!これもナンセンス(ザムディンはキャラ人気投票で上位にwww)。
ニケ「(キタキタ親父の)尻だ!尻の動きが魔法陣になっているんだ!!」
ギャグなんだけど、キタキタ親父が実際に役に立ったのは劇中、ここだけwwwww。ドラクエで言うなら遊び人だな(特にファミコン版3のww)。
「ベームベーム召喚」
なぜレベル1のククリがレベル15のベームベームを召べたのか、明かされなかったような?
カヤ「この魔導師カヤが」
カヤ初登場。魔法使いとして、ククリの宿命のライバル…と思ってるのはカヤの方だけっぽいが。「カヤ」の名で誤解するかもですが、男性です。お年寄りだし。
ニケ「んべだ」
意外とカッコいいシーン。ニケはこういうカッコつけ方をするのだ。
ギップル「わかりました この人はなんと光の者ですそれもウルトラ超強力です」
ギップル登場。役に立つキャラなのだが、いろいろ問題が…(笑)。
ラジニ「これでよしといたしましょう」
ククリ「でも悲し――」
修業のため丸坊主にしたかったラジニと、絶対嫌だったククリ。お互い妥協してこの結果に。少年マンガとして考えれば、物事には妥協が必要だと読者に教えてるとの意図がありそう。
「具象気体」
意外に、衛藤先生は魔法の設定をよく考えてます。勉強もしたのだと感じる。のちのオマケマンガで「わかっているものより、わけのわからないものが好き」と言ってるのでファンタジー描くのに向いてます。
ゴージャ「踊り子はもちろんエクールちゃん(18)さ――はりきってどうぞ!!」
ニケの大愚行その1。ククリに見られてたらどうなっていたか。
新装版1巻の時点でジュジュが既に出てますが、この時点では語りたい話がない。2巻で。
先の巻のこともわかっちゃうこと言うけど、ニケの最大の美点はククリに手を上げたことはおろか、本気で怒ったことも全くないのです(どなったことはありますが、それは信頼関係あるから。ギャグマンガだし、本気ではない)。むしろ浮気っぽいとククリに殴られるし、ククリが○○○○と思った場面ではククリを想って激怒した。
ニケの悪い点?戦力としてククリにかなり及ばないところかな。決して弱くはないけど。機転で状況を乗り越えるのはグー。
新装版1・2巻同時に語るつもりでしたが、集中力が切れました。今日中に2巻目語ろうと思えば語れると思うけど、ゲームもやりたいのよね。とりあえず1巻分UP。
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コメント
グルグル来た
ぶっちゃけ読んだのって何年前?!の話なので、ほとんど詳細は勿論ですが全体の流れすら忘れてましたが、『あ〜そんなんもあったわ!!』と読ませてもらいました(*´-`)ナツカシイ
それでも思い出しきらない事もあったりして…
コミックス買っちゃおうかしら…?な気分(笑)
投稿: りふ | 2015年2月 7日 (土曜日) 午後 02時43分
僕は時々本棚の奥から引っ張り出して読んでます。
しかしオババはなぜククリに色々な魔法を教える前に、失敗した魔法を消す魔法を教えておかなかったのか…
> なにが偉いって、ニケはカッコよくて強い鉄の剣を諦めて、ククリのためにリコの花の髪かざりをプレゼントしたとこ。
あれがなければボス戦でGAMEOVERでした。しかし第2章の扉絵では「剣術に長けた13歳」って書かれていたのに、その設定はすっかり忘れられましたね。
> なぜレベル1のククリがレベル15のベームベームを召べたのか、明かされなかったような?
そういえば。伏線だったはずですが。
> ギップル登場。役に立つキャラなのだが、いろいろ問題が…(笑)。
テント、ジョブレベル測定、空中移動、ツッコミなどなかなかの人材でした。ギップリャ!
投稿: yukkun20 | 2015年2月 9日 (月曜日) 午前 12時55分
>りふさん
そうですねとしか言いようがない感想(すみません)。
>yukkun20さん
>失敗した魔法を消す魔法を教えておかなかったのか…
グルグルは失敗を基とした魔法なので、失敗を消す魔法そのものがないのかも。で、魔法オババがグルグルを封じられたのは、オババは元々ミグミグ族ではないので、グルグルの体系内にない魔法で封じた…。との解釈はどうでっしゃろ。
>ボス戦でGAMEOVERでした
このアイテムは最後のカヤ戦での使われ方が心憎い。それ語るまでにだいぶかかりそうですが。
>その設定はすっかり忘れられましたね
たった3話で忘れられたw気の毒な設定。
>伏線だったはずですが
「2」で明かされる可能性ないとは言えません。そうなると伏線というより後付けですが。
>ギップリャ!
この掛け声が読者投稿だったとはw。
投稿: Ivan | 2015年2月 9日 (月曜日) 午前 05時00分