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2015年3月 1日 (日曜日)

「魔法陣グルグル」新装版全8巻感想(ネタバレ)

 名言、迷言が多いマンガなのでなるべく多く取り上げたい!と思って1巻ずつのスタイルを取ろうとしましたが無理でした(汗)。元々バカでエッチなギャグマンガなので、どアホウなエントリになるのはお許しください…。あと感想の仕切り直しなので、1巻のレビュー2巻のレビュー と重複する箇所あります。ガンガンオンラインでの試し読み どうぞ!

 ニケ

 思ってた以上にカッコよくて想像以上にバカだった。

 ニケの最大愚行は3巻の「にけや」でしょう。せっかく遺跡で見つけたミグミグ族(ククリの一族。両親が遺した物もあった)の遺産を叩き売り。そうだと知らなかったとはいえ、「ニケはホンモノのバカだ」と思いました(加担したククリとトマもどっこい)。

 逆に一番いいと思ったセリフは、ククリがカヤに殺されたと誤解した時の、
 ニケ「ククリは…ククリは世界を平和にするてっ…天使だったんだ お オレにとっても…」
 やっぱりキミはククリをそんな風に想ってたのね…。しかしだったらククリの告白を受けて、こうなるのは納得いかない。
 ニケ「オレも…ククリを守るために戦ってきたんだ でももう『勇者様』じゃない これからは『ニケ』と呼んでくれないと」
 カッコいいです。ですがこれ、ククリの想いにちゃんと応えてないじゃないか!ズルいぞ!

 スケベなとこありまして、例えばこれ、
 ニケ「ククリのムネ大きくなったような気がするんだが 魔導メガネでわからない?」
 トマ「わかりませんよ!」
 ニケはククリのおっぱい見たどころか触ったことまであるからなw。

 彼のやり取りでフックしたのは、
 ニケ「火よ 大地よ 水よ 風よ! 自然界の王たちよ! その力――われに託さん!!」
 しーん
 ニケ「あ…あれ?」
 トマ「失敗…みたいですね」
 ジュジュ「プーッ『われ』だって 13歳の子供が急に『われ』」
 ニケ「そういうツッコミありなの!?」カ~ッ
 ルンルン「『託さん』だって 『ん』って何」クスクス
 ニケ「ルンルンさんまで…ひどいっすよ」
 RPGでよくある台詞がギャグに。これぞ「魔法陣グルグル」というマンガの真骨頂。

 あとこれも、
 ナレーション「コパール王国を救ったニケとククリの新たなる出発!!ニケとククリの思うことはただひとつ!『つぎはどこにいったらいいのかわからん』」
 ファミコン時代のRPGってこうだったな~。今でも洋RPGはそうだけど。

 ククリ

 「ギャグファンタジー」を「メルヘンラブコメ」にした最大の要因キャラ。

 いきなり最大のクライマックスを(ギップルがその場にいたら即死するレベル)。
 ククリ「…ククリは勇者様が… 勇者様が… す…… 好きだから これからも…いっしょにいたいです!」
 これに対してニケは先の台詞を口にします。によって魔王ギリ封印が成功するんですが、グルグルは愛が原動力の魔法って、後付けなんでしょうな~。

 劇中でパンツ一丁にひん剥かれた被害者その1w。グルグルは行う儀式の性格上、胸を隠して発動は出来ないので(のちの成長したククリなら可能)、あられもない姿で戦うことにw。
 ククリ「すっぽんぽんで魔法……どうなるのあたしの人生???」
 「すっぽんぽん」とは一糸纏わぬ姿を言うので、これは誤用(我ながら見事な男目線)。ついでに言うなら彼女は貧乳を気にしてるw。

 バトルシーンで見どころはラスボス戦直前のカヤとの魔法勝負。
 ククリ「グルグルなの “カヤさんと戦うわたし”をグルグルで出したの(中略)でもカヤさんは勝ったのよ 生き残ったのは“戦わなかったわたし”だもの 勝負はカヤさんの勝ち」
 ククリはこんな言い方してるけど、どう見てもククリの完全勝利でしょう。それを悟ったカヤは「オレはグルグル使いには勝てん」とわかって潔く引き下がったのではないだろうか。
 あとこのシーン、残ったリコの花が割れたのも見どころ。この時ニケはククリが殺されたと思い込んで激怒した(彼が最も怒り狂った場面)のを見て、「勇者様を傷つけてしまった」との自責の心痛が花を割れさせてしまったと解釈するのが美しい。彼女泣いてたし。

 運命の女神の策略で悪魔になっちゃったのは驚きました…。このあたりからラブラブ展開が手が付けられないレベルに(笑)。

 アドバーグ・エルドル(キタキタ親父)

 要所要所で役に立ってくれるキャラかと思ってましたが、相当の役立たずwww。

 不w死w身w。魔王ギリの攻撃をまともに食らっても死ななかったw(伝説の防具付けてたとはいえ)。
 一番役立ったのは、
 ニケ「尻だ!尻の動きが魔法陣になってるんだ!」
 ってよりによってそれか!DQで言うところの遊び人だな(しかも転職できない)。
 一応鍛えた踊りの力で、雑魚モンスターは倒せるが、バトルでのロールは陽動で盾役(本人にそのつもりはないのですがw)。

 オヤジゴメン、「舞勇伝キタキタ」はスルーするわ。

 ジュジュ・クー・シュナムル

 巫女なのでトランス状態になって戦う。バトルキャラとしてククリと少し被る。

 彼女で印象的なのは、
 ジュジュ「あたしククリちゃんが好きなのかもしれない ライバルね」
 ニケ「あ…は…はは…」
 らしいと言えばらしい。

 パンツ一丁にひん剥かれた被害者その2w。で、なぜか「もののけ姫」ネタとなるw。平静を装ったがホントはいきり立ってた。
 ジュジュ「たのしいわね」
 ニケ「えっスッポンポンが!?」
 ジュジュ「なに言ってるのこの塔よ」
 そんなこと思ってても言うなよニケ。

 プラトー教の巫女ながら信心薄いが、ククリと深い関わりを持つアナスタシア(天界)の伝説に心惹かれる。最終回後彼女が天界に行ったかどうかは不明。

 トマ・パロット

 僧侶を目指してたが、魔技師になっていた。そういえばこのマンガ、回復魔法が出てこないぞ…。

 地味さとのキャラ立ちだが、ホントに地味で全然目立たない。パーティで一番頭いいと思われるが、活かされるシーンが少ない。

 やはり、あんまり語れることが少ないw。名言は、
 トマ「くふうをバカにするなぁ~っ!!」
 くらいか。

 ギップル

 「テントになれる」「ふんどし」で大体語った(笑)。

 「クサい台詞・シーンで死んでしまう病」にかかった風の精霊であり、ニケが名言をのたまうとかなりの確率でツッコんで来て、シリアスな雰囲気を台無しにする(手塚治虫大先生の「ヒョウタンツギ」から発想したキャラかも)。
 グルグル世界の風は精霊の「へ」だと判明。嫌すぎる。

 レイド

 敵ながらククリに好意を持ってるが、自分の気持ちに気付いてないとのお約束キャラ。

 ニケに「ラッキースター」、ククリに「ピンクボム」とのコードネームをつける。センスがない…。
 人気キャラの割に、原作では終盤あまり出番がない。一応最終決戦前で出てくるがその情けなさたるや!(本当は何をやりたかったんだー!?)アニメでは活躍してたと聞くけど…。パンツ一丁にひん剥かれた被害者その3www。

 カヤ

 レイドの上を行く凄腕の魔導師。

 声が故・納谷六郎さんだと覚えてた自分の記憶力に驚いた。アニメで彼が出てくる場面、ほとんど観た覚えないが…。
 ククリを一方的にライバル視。何度も激突し、最後どうなったかは、ククリの項参照。バトルが最も印象的な敵キャラだった(魔王を差し置いて)。

 魔王ギリ

 ラスボスでありながら語る話全く思いつかん。暗闇の雲(FF3)や永遠の闇(FF9)の方がまだ存在感あるわ。

 グルグル2 も読んでます。皆さんも2よろしく!

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