年を取るごとにこだわりがなくなり、寛容になる(私だけか?人によるな)
昔、評論家の呉智英(くれともふさ、あるいは、ごちえい)氏の本を愛読してたのですが、彼から学んだことに「言葉を大切に」があります。
呉氏の場合、若者の言葉が乱れてるのがけしからんと言うより、偉そうな学者や大新聞、政治家が語るに落ちる言葉の勘違いをしてるのをあげつらって攻撃してました。特に嫌ったのは自分を本来よりカッコよく、正しく見せようとの意図がある誤用で、「すべからく」がまさにいい例。そういう卑しい間違いを嫌う人です。
さて私の大好きなゲーム業界を見ると、これは相当言葉遣いがおかし過ぎる世界(笑)、神様ではないのに「クリエイター」、目次でもないのに「コンテンツ」。「IP」って「シリーズ」と言えば済むんじゃね?とか、任天堂の岩田前社長は「ハードルが高い」を「敷居が高い」と勘違いしてた始末。
呉氏の教えもあってゲーム業界のそういうところを嫌っていて、かたくなに「クリエイター」を使ってなかった私ですが…。あら、今では平気で使っている(笑)。
なんでなのか理屈で説明出来んのですが、記事のタイトル通り、トシ食うとこだわりがなくなるもんかも…と言いたいのですけど、私に知の何たるかを吹き込んだ呉氏はこだわりが増して今ではかなりの偏屈になってます(笑)。
私の方は心境が「どーでもいいや!」となってしまって「コンテンツ」「クリエイター」は平気で使ってます。「IP」はまだ使いたくない。
そう言えば好きなマンガの「じゃリン子チエ」に「わからん言葉つこてる時はだまそとしてる時やぞ」という名言がありまして、それも言葉へのこだわりを強くしてた一因ですが、私、もしかしたら、「だまされても構わないんじゃね?」と思い始めたのかもしれません(笑)。
一応、エントリの趣旨上草を生やさないように気をつけました(笑)。
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