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2016年5月 5日 (木曜日)

坂口博信さんは面白い!(今日は2回更新)

 このタイトル、当ブログが「坂口博信」「面白い」で検索されてヒットしたのを踏まえて書きました。その評判が広まってるのは嬉しい。もちろん、「作ったゲームが面白い」だけではなく「人間として面白い」のが動画サイトで広まったのです。私も動画観るまではあれほど笑いに走る人とは知らなかった。

 さて、先週のファミ通に坂口さんとFF15ディレクター田畑端さんの特別対談が載ってます。実は私、15にはそれほど期待してないのですが、対談は坂口金言の宝庫だったので色々紹介します。

 ――田畑さんは、"『FFらしさ』"の出しかたをどうやって身につけられたのですか?
 田畑 いちばん影響が大きかったのは、北瀬佳範さんと野村哲也さんといっしょに仕事をしたことですね。坂口さんが『FF』にどういうものを求めていたか、『FF』という名のもとにどういう挑戦をしてきたかは、ふたりの仕事ぶりで伝わってきました。(中略)
 坂口 『FF』って最初から"チームで作りあげたもの"だったんですよね。『ドラゴンクエスト』や『マリオブラザーズ』からは、個人の才能の輝きをすごく感じていたので、そういうものに対抗するためには、いくつものエネルギーを集めて立ち向かわなきゃ、と思っていました。(中略)
 坂口 もっと個の力によった作品だったら、『FF』も違う方向に行っていたんじゃないかな。

 確かにFFとは綺羅星の如き才能が、奇跡的にスクウェアに集まった結果、作られたものだった。故に「ドラクエは堀井雄二のものだが、FFは誰のものでもない」などと言われもした。しかし坂口さんがスクウェアを辞めて、EXプロデューサーからも降りた後のFF、そして坂口作品を見るにつけ、「FFは坂口さんのものだった」と結論付けられる。
 それとドラクエやマリオが、堀井さんや宮本茂さんの独裁的モノ作りで成り立ってたのに対し、FFは極めて民主的手法を採った。今では堀井氏、宮本氏も民主主義でやっているが、FFがガタガタではあるけど、今でも曲がりなりに成り立ってるのは、最初からデモクラシーでやって来たからではと思うのだ。
 そして今、坂口さんはより自身の個に依ったゲームを作っている。決してチームをないがしろにしていないが、坂口カラーはFFよりはるかに強い。私にとってはこっちの方がFFらしいと感じるし、面白い。

 ――ナンバリングの『FF』をを作ることに対してのアドバイスはありますか?
 坂口 田畑さんだけじゃなくて、吉田直樹さんと会ったときにも、「僕が作っているものを『FF』と呼んでいいんですかね」みたいな会話の流れになったときがあったのですが、「胸を張って『FF』って言えばいいじゃない」とは伝えましたね。(中略)
 田畑 「自由にやれよ」と言ってくださったのを印象深く覚えています。

 FFの生みの親として大変正しい態度。私から見ると吉田さんの14的方向性に、坂口さん完全に納得はしてないのだと思いますが(吉田さんは自信家と思っていたが、坂口さんには弱味を見せてたのか)、先輩として後輩を立てるのは、これからの人である田畑さんや吉田さんに、かつての人としてやらねばならぬこと。故に、

 坂口 『13』までは、北瀬を始め旧スクウェアの人間がやっていたという意味で、『14』からが『FF』の新世代ですよね。新世代というと語弊はあるかもしれませんが、「また新たな『FF』になっていくんだ」と感じていて。

 との言葉が活きる。よくよく思うと、14も15も元は旧スクウェアの人間が作っていたのが、それぞれの事情によってバトンタッチしたプロジェクト。そして引き継いだのはどちらもスクウェア系でもエニックス系でもない、「スクエニ系」ゲームデザイナー。私はスクエニ系クリエイターを高く買っているので、この流れはいいこと。

 田畑 坂口さんが「10周年おめでとう」(『FF15』の開発期間に対するジョーク)ってコメント出されちゃったんですよ(笑)。
 坂口 ごめんごめん。取材で疲れてて、ちょっと言いすぎちゃった。

 2014年の時点では坂口さんとスクエニの関係はまだ悪かった…と。

 坂口 「ベヒーモスの後ろ足」「目が澄んでる。澄みすぎ」「ずっと遊んできてくれている人のことをきちんと考えるように」「遊ぶ人のために用意するなら、伝統を守る必要はないんじゃない?」

 …いちいち指摘が的確すぎますw。

 ――田畑さんは今後も、坂口さんにご相談されることはありますか?
 田畑 坂口さんから感想をいただきたいと思ったら、ご相談します。お話を聞いているだけでも勉強になるんですよね。(中略)定期的に目を覚ますためにお話を聞かせていただけると助かります。目覚ましですね(笑)。
 坂口 酒さえ入れていただければ、上からガツンと言えちゃいます(笑)。

 OBとして色々言っちゃってくださいw。

 田畑 クリエイターで『FF』を始めとするブランドを作って、さらにプロデュースもしていらしたわけで、ひとりでそれだけのノウハウを持っている方ってなかなかいないですよ。だから坂口さんからお話を聞けるのはお得なんです。

 坂口さんほど1人で多くの経験を積んだゲームデザイナーはそうそういない。数多の作品でディレクターとプロデューサーとスーパーバイザーを歴任し、経営者としてスクウェア副社長、ミストウォーカーCEOを務め、映画監督のノウハウまである。スマホやMMO、Xboxにも通じている。ここまで経験したのは宮本茂さんか遠藤雅伸さんぐらいではないだろうか。

 おまけ

 最近テラバトルで驚いたこと。

 坂口 4月末から追加した9人の新キャラは、新卒採用した新人がデザインしてる。ミストが新卒を雇うのは初めて(要約)。

 マジっすか!なんという運がいい&実力のある新卒だろう。坂口さんたちからたくさん盗みなよ。7日にまたニコ生やりますよ!

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