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2017年7月16日 (日曜日)

ダンガンロンパ最高傑作!!!「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」感想(激ネタバレ)

 発売から半年も経ってしまいましたが(-_-;)。6章の扱いは大変だ…。でも取り扱う。当方がほぼクリアしたコンテンツは、本編、カジノ、紅鮭団、ラブアパート。全コンテンツ経験してから語るのがベストですが、それだといつまで経っても書けないので。裏ルート全部クリアしてから語るのは、諦めました。キャラ語りで。プレイするつもりがある方、プレイ中でメインストーリー未クリアの方は読まない方がいいです。ダンロン1感想2感想(どちらもリロード版)、絶望少女感想。どれも激ネタバレ。公式サイト

 赤松 楓(超高校級のピアニスト)

 最初の主人公にして、メインヒロイン。

 ナンバリングタイトル初の女性主人公、と大きくアナウンスされてましたが、でも絶望少女の苗木こまる、アニメ3絶望編の雪染ちさ先生、ゼロの音無涼子と、シリーズ全体では女主人公も結構いるのです。
 実は「犯人はヤス」オチの主人公、つまり第1章の真犯人。これには驚きました。てっきり最初の犯人は最原だと考えてたし、それに私自身は「ポートピア連続殺人事件」を遊んでないので(関係ねえ)。今回堀井雄二リスペクトが、これだけではなくものすごい。スパイク・チュンソフトの前身の一つ、チュンソフトがファミコン移植したソフトですからね、ポートピア。

 赤松は邪心を抱いたのでは決してなく、彼女は「このコロシアイの首謀者を私が殺せば、みんな助かるんだ!」と自ら汚れ役を引き受けたのです。しかし彼女が殺したのは、首謀者ではない天海でした。殺害した瞬間は、天海が黒幕だったのだろうと安堵しかけた赤松ですが、モノクマが平気でコロシアイを仕切り続けたことに愕然とする。
 それでも赤松の心は折れず、ならば学級裁判を利用して首謀者を暴き、コロシアイを終わらせようと戦いますが、「黒幕なんかいないのかもしれない」という疑念、そしてなにより「どんな言い訳をしようと、私は人を殺したんだ!」という罪の意識。彼女は自らが裁き(モノクマの、とは限らず)を免れようなどと微塵も考えていなかったので、その腹をくくり、密かに想っていた最原に後事を託し、モノクマのおしおきを受けてしまいます。

 今回、「おしおき」の演出がスゴくて、1章の赤松や2章の東条、彼女らの「イヤだー!死にたくない!死にたくないよー!」な気持ちがきちんと表現されてて、大変よかった。しかしこれを楽しめるプレイヤー(私)、まさに外道w。
 1章の裁判終盤で赤松から最原に主人公がバトンタッチされるのですが(「真の主人公は、あくまで赤松」という声も多いでしょう)、ここから演出や台詞の数々が切なすぎて、何度も泣いてしまいました。赤松と最原はお互い淡い好意を抱いており、その赤松が「真実から目をそらさないで」と最原に自分を告発するように仕向けなければならず、最原は「僕がちゃんと赤松さんを見ていればこんなことにはならなかった。全部僕のせいなんだ!」と自責の念で号泣。そして赤松は「そんな風に思われる方が辛いよ」と彼女も落涙。
 pixivのあるイラスト見てなるほどと思ったんですが、最原は赤松を罪に問うたこと、一生後悔しますが、赤松も、彼に告発させてしまったことをあの世で後悔している。最原に、背負わなくてもいい重荷を背負わせてしまったことを、悔やんでいる。名を知らぬ絵師さん、いい指摘。

 赤松と最原はファンから「三代目超高校級の夫婦」と認定されてますが、歴代で最も哀しい夫婦。それにしてもこの夫婦に対する女性ファンの支持はすさまじい。かりそめにでも女性主人公にした甲斐あった。
 また、神田沙也加さんの演技も見事だと感じました。私は「アナ雪」に興味がなく、神田さんの事も「神田正輝と松田聖子の娘」だと発売前は知らなかったのですが(-_-;)(外界に無関心な私)、声優として確かな力量の持ち主。今後の活躍に期待してます。

 さて本編では悲しい結末を辿った赤松ですが、紅鮭団(ギャルゲー、BLゲーモードw)、ラブアパート(ラブホテルw。カジノと並んで、高校にあるまじき施設w)、では対照的に、彼女は最原とのキャッキャウフフを楽しみます。これらのモードでは主人公が最原なのですが、赤松とのラブラブは別格で、正妻の実力を見せつけます。つーか、小高さん!ラブアパの赤松イベントは反則です!立っちゃった(汗)じゃないですか!w
 それに赤松の胸は主人公としてあるまじき巨乳w。スレンダー好きの私でも彼女のボディライン、魅力を認めざるを得ない。赤松のそういうところも大好きなんだろ、最原?w

 こうして主人公にしてメインヒロインであるキャラクターが裁かれて処刑される、との前代未聞な結末の1章でしたが、6章では、後を継いだ主人公である最原を驚愕させる真相が待ち構えていた。詳しくは最凶のネタバレ、「白銀つむぎ」にて。

 最原 終一(超高校級の探偵)

 実質上の主人公。苗木よりクソ真面目で、日向よりスケベw。こまるより泣き虫で、赤松より美人(え)。

 本編終えて感じたことは、いろいろ困惑こそありましたが、「最原、お前こそ男の中の男だ!苗木を超えた、"ダンガンロンパ"の真の主人公だ!」であり、その評価は変わってません。それほど、彼の出した結論には感動しました。

 まず、赤松から主人公を引き継いだ翌日に当たる2章の初め、苗木、日向、こまる、そして赤松同様、頭にアンテナ生えてたのは笑った。ダンロン主人公の証w。1章では帽子をかぶってたので、アンテナ見えてなかった。彼にとっては決意の脱帽だった。1章では頼りない印象が強かった最原ですが、ここから彼はものすごく成長するんです。
 正直言って彼、ダンロン随一の美少年で、「女の息子」説が囁かれたレベル。CVが林原めぐみさんなのも一因。今回林原さんの演技スバらしく、彼女がここまで男の子を見事に演じられるなんて思いませんでした。デビュー当時は少年も演じてた林原さんですが、リナ=インバースや綾波レイ(例えが古いw)で少女役の印象がどうしても強かった。今まで彼女に少年役を任せなかったアニメ業界、ゲーム業界は少し反省した方がいい。

 1の苗木も思慮深い主人公だったのですが、最原は真犯人のみんなの気持ちにまで思いを巡らせてて、そこは歴代主人公がやれてなかった部分だと考えます。彼はモノクマと黒幕じゃない人物に対し、「全否定」という態度を取らない人間で、好感持てる(それは苗木も似てますけど)。
 また、赤松に対し一途な想いを持ち続ける男で、春川から「赤松のこと好きだったの?」とズバリ聞かれて、否定しません。死んだ女に惚れ続けても仕方ないんだけど、最原にとってそれほど大きな存在だった。でも他の女性とくっついても私は責めないよ!

 …なんですが、恋愛的意味では赤松一筋の最原、しかーし!性的wにはやりたい放題。1章で赤松のパンツをガン見したあたりから「おや?」と思ったんですけど、「パラソル」「男のロマン」「キーボと入間の秘め事」(笑)イベントで暴走し始める。しかも彼、「超高校級の探偵」なので、そのスキルをのぞきに使ってるとしか思えないw。
 紅鮭団とラブアパに至っては、ただの浮気者でw(そういう趣旨のモードなので仕方ないんですが)、最原からのアプローチこそ弱いものの、入間からは告られるし、アンジーからはプロポーズされるしで、「最原お前、赤松という者がいながら、なにやってんだ!」と言わざるを得ない。もし赤松と結婚したとしても、絶対2号さん、3号さん作るとしか思えず、いやはや擁護のしようがない。ネットでも「ムッツリスケベ」「おっぱい星人」挙句に「クズ」と言われる始末。ホント女性関係どうしようもないだらしなさ。というか赤松に惹かれたきっかけも「おっぱい」だろ?w最原の「最」は「最低」の最ですwww。

 そして、誰より涙もろい。1章で「なんで僕は赤松さんを止められなかったんだ!」という意味で泣きますし、5章で王馬に化けてた百田が正体を明かした時の涙(そこで百田の死が確定したので)はつい私も、もらい泣きした。6章はまさに血の涙だった。私個人的に「トシ食ったおかげで涙もろくなった」と近年とみに感じてるんですが、原作者の小高さんは私と同世代なので、加齢による感覚変化が反映されてるのではと勘ぐってますw。
 彼は、ダンロンシリーズ全キャラ中最も優しい。優しすぎるがゆえに、それは弱さでもあり、頼りなくもある。だから彼は百田の「助手」だった。リーダーには向いてない人間。
 最初から完成された探偵だった1の霧切さんとは違い、彼は基本的に自信がない。探偵として成したことが結果他人を不幸にしたことに後ろめたさを持っており、優柔不断。
 だけど優しい彼だからこそ、6章で「コロシアイなんか続けさせちゃいけない!」と考えてああいう決断が出来たのだと思います。それ詳しくは「白銀つむぎ」で。
 …優し過ぎるから、女の子にもつい優しくしてしまい、八方美人になってしまうのですがw。

 最後まで生き残る3人(V3のコロシアイサバイバルはハードでした)の1人です。幸せに生きてほしいと願ってますが、赤松への罪悪感が彼を圧し潰してしまわないか心配です。同情であろうと、春川とくっついたって、天国の赤松も百田も責めないと思うぜ?夢野でもいいんだけど(何気に生き残りメンバー全部言いやがった!w)。

 王馬 小吉(超高校級の総統)

 最凶のライバルにして、トリックスターにして、ヒール。「2の狛枝を超えるライバルキャラを果たして作れるかな」と疑ってましたが、いやはや小高さん、おみそれしました。

 背が低く、ベビーフェイスで、口調も子供っぽい。…という印象に騙されて、甘く見ると痛い目に遭うであろう人物。
 DL体験版をプレイした時点で「王馬、バカかと思ったら食わせ物で、キーパーソンだぞ…」と感じ、実際にやったら2話でもう、「こいつ、シリーズキャラの誰より頭がいい!霧切さんや狛枝よりも!」と脳裏に焼き付けられ、それは最後まで覆らなかった。
 大嘘つき。「息を吸うように嘘をつく」とはまさにこの男のための言葉。ダンロンV3のテーマの一つが「嘘」なので、それを象徴するキャラクターとして作られた。今までいなかった「コロシアイゲームを本気で楽しんでいるキャラ」であり(狛枝でさえ、そこまでではなかった)、裁判を盛り上げるためならなんでも言う。

 自分の容貌がかわいいのを十二分に承知しており、それを余すところなく利用する。表情豊かだが、それらのほとんどが嘘であり、ドス黒いマッドネスな顔こそが本性…と思うが、それもまた、騙しかもしれない。
 頭の悪い奴をいじるのが大好きで、ゴン太やキーボ、入間は格好のおもちゃとなった。バカであるがゆえのカリスマとポリシーを持つ百田とは、常に対決した。
 ここまで聞くと、楽しそうな印象受けるかもしれないが、彼の嘘は自分が楽しむための嘘であり、思いやりなど欠片もなく、笑えない冗談や、時として生徒全員を窮地に追い詰める虚言すら吐き、誠実さなんて薬にもならない。

 彼が嘘つきを通り越して邪悪さを発揮するのは、4章。善良そのもののゴン太を利用し、入間を殺させ、学級裁判のルールを悪用して、自分は罪を免れた。そしてゴン太はおしおきを受けた。
 当然他の生徒も黙って見ていたのではなく、特に百田や春川は激怒するんだけど、殴りかかった百田を軽くカウンターで返り討ちにする(以前王馬は百田の鉄拳を食らっている。このカウンターは意趣返しというより、爪と牙を隠してただけ)。頭脳ばかりでなく、腕っぷしもちゃんと備えてるのだと証明する。また、やむを得ずゴン太を告発した最原と百田の仲にも亀裂を生みます。しかし、王馬の「悪の総統」としての本領はこれから。

 5章で、文字通りの「無理ゲー」だった才囚学園から脱出できるルート、「絶望のデスロード」(並のプレイヤーにはクリアーできないミニゲーム)を簡単に通過する方法を最原たちに教える王馬。彼を全く信用も信頼もしていないみんなですが、どんなか細いわらにでもすがらなければならなかった最原たちは、警戒しながら王馬の言う通りにデスロードをクリアする。それで待望の「外の世界」に出られたみんなですが…待ち受けてたのは「荒廃し切った地球」でした。

 王馬は最原たちに明かす。かつて地球は原因不明の災厄により滅亡の危機に瀕した。そこで未来に希望を残すべく、優秀な子供達を地球から逃がし、人類の存続を託した。それが我々才囚学園の生徒なのだと。いま自分たちがいる学園は宇宙船であり、言わばノアの箱舟に乗せられたアダムとイブたち。
 しかし人類の誤算は、宇宙船に王馬が乗っていたこと。王馬は人類の希望を望まない、「絶望の残党」であり、希望を叩き潰すつもりでいた。そのため、宇宙に逃れるはずだった才囚学園を明日のない地球に戻し、希望の生徒たちの未来を奪った。そして最原たちの記憶を奪い、生き残った生徒たちの数を減らし、なにより絶望に突き落とすための計画が「コロシアイ学園生活」であり、つまり全ての黒幕は…、
 「この、オレなのでしたー!」と…!

 「ハイ、全部嘘なのでしたー!!」(もちろん、こんな台詞は言ってない)

 …のが明かされるのは王馬の死後で、王馬自身、どこまで本当でどこから嘘だと見切ってたかはわからない(プレイヤーにも全てはわからない)。しかし王馬が黒幕だなどとは完全に彼の嘘で、「絶望の残党」であったかどうかも怪しい。
 ここで問題なのが、彼はなんでこんなトンデモな嘘をついたか。いくら王馬でも、こんなことを思いつきで言ったはずはなく…。
 彼の企みは、モノクマと首謀者の裏をかいて出し抜き、才囚学園をコロシアイゲームごと乗っ取ること。事実王馬の嘘を聞かされた最原たちは、文字通り希望も活力も無くし、王馬へ屈しそうになる。しかしそこにモノクマの差し金で、彼らは自分たちが希望ヶ峰学園の生徒だったことを思い出し、王馬が江ノ島盾子の後継者だったことも思い出す。それで最原たちは王馬と戦う意思を取り返す。そのことが本当の黒幕の罠だとも知らずに。
 事態が黒幕に動かされてると知った王馬、流石の彼も焦った。そして、事件を起こす。百田と共謀(!)して。

 王馬と百田共通の目的は、モノクマを陥れ、学級裁判そのものを成立不能にすること。持ち掛けたのは王馬の方であり、そのために彼は百田に命の貸しまで作らせ、百田に自身を殺させた。そして百田は王馬の考えに従い、どちらが殺し、どちらが殺されたのか、最原たちはもちろん、モノクマにもさっぱりわからない事件を作り上げた。
 王馬が命を捨て、百田が命を懸けた目論見を破ったのが他ならぬ最原なのは、皮肉の極みと言える事件でしたが、ここで私が思ったのは、「王馬は結局なにがしたかったのか?正義感はなく、真実よりはるかに嘘を重んじる王馬を、そこまでさせたのはなんだったのか?」…その答えは、彼が誰に聞かれるとも考えずに言った独白に現れてます。

 「オレって…つまらなくは、なかったでしょ?」

 王馬の(おそらく、誰にも知られたくない)真実は、これなのだと思う。「面白い」ことこそが全てであり、「つまらない奴だった」と思われるのをなにより恐れていた。本当は彼にとって、それが真偽か善悪かは問題じゃなかった。あるいは、1章のラストで赤松に言った「キミは、つまらなくは、なかったよ…」とは、彼からすれば最高の賛辞だったのかもしれない。そもそも、16人の生徒の中に本気でつまらない人間は一人もいなかったので、実は彼、みんなのことを認めていたのかも。それを隠したかったからこその「嘘」なんじゃないか。

 「嘘」を信条とする人物の真実暴きなど、野暮が過ぎるので、この辺でやめます。しかし彼への女性ファンの愛情は、普通じゃないw。みなさん外見と性格に騙され過ぎ!ww(今回男子キャラのイケメン率、高いからな…)それと、この役で初めて下野紘さんを天才だと感じました。ハマり過ぎてる役。

 百田 解斗(超高校級の宇宙飛行士)

 一見、1の葉隠か2の左右田ポジションかと思った。だが実は、主役を張ってもなんらおかしくないキャラクターだった。

 まず、春川や王馬など仲間たちからよく「バカ」と呼ばれますが、彼は別に頭悪いんじゃなく、物事を単純に考えようとする姿勢と、論理より感情を優先させる発想、そこら辺が「言ってることはメチャクチャなんだけど、とっても正しい!」印象を与える言動になってます。
 まだ宇宙に行ってなく、練習生止まりなんですが、仮にも宇宙飛行士なので、それなりの頭と身体能力は持ってます。…頭では最原、体力では春川に及ばないと、ビミョーにヘタレ臭いのですがw。

 強いリーダーシップを持っており、特に2章からは生徒たちのリーダーとして行動します。学級裁判の議論でも最原、春川と共に指導的立場になります。
 と、言うか今までのダンロンでは、主人公、ヒロイン、ライバルが裁判の議論を主導してたのですが、V3ではメインヒロインが1章で早々に退場、ライバルは嘘で裁判を引っかき回しまくり、議論の邪魔ばかりしてる。キャラ同士がそんな関係性になってるV3では、百田と春川の存在はとても頼れる。
 男らしさにこだわるタイプで、赤松を失っても、煮え切らない態度をとる最原や、仲間の生き死にがかかってるのに、あまりにふざけた態度をとる王馬に鉄拳制裁をかまします。少年マンガではよくある男の友情描写ですが、現実では、殴り殴られるのは遺恨しか生まないからな百田?

 最原のよき兄貴分。頭脳は冴えてても優しすぎて優柔不断な最原は、熱血バカとしての決断力でみなの背中を押す百田に、友情を覚えます。
 4章で、やむを得ず獄原を告発した最原と、ゴン太をどうあろうと守りたかった百田の関係にヒビが入るのですが、互いに互いが正しく、同時に間違ってることを両者とも理解しており、そうでありながら仲違いした彼らは、むしろ親友と言える関係になってたのだとわかって、感動しました。馴れ合いによるペラッペラの友情では、なかった。
 春川との関係も見ものですが、詳しくは春川の項で。彼女を「ハルマキ」と呼べるのは百田だけの特権w。

 2章から、「どー見ても、最後まで生き残れないな…殺されるか、犯人になるキャラだな…」と思ってたら、何度も吐血。ついには春川、最原の前で血を吐いてしまう。大いに心配する春川たちですが、「風邪をこじらせただけだ」と虚勢を吐く。実際には本人も不安でたまらなく、「こんなところで…死んでたまっかよ…!」と独白。…どう聞いても死亡フラグなんですがw。
 5章ラスト、王馬を殺した罪(それは全くの事実だったりする)でおしおきを受ける百田。春川は愛の告白をし、身を挺してでも百田を守ろうとする。しかし百田は「オレはモノクマなんかには殺されねーよ」と一見虚勢にしか見えない言葉を吐いて、おしおきに臨む。春川の告白に応えなかったのは、「オレなんかがハルマキの未練になっちゃいけねえ」であり、口づけ一つしなかったのは「ハルマキに病気が伝染ったらオレは死んでも死にきれねえ」から。
 モノクマのおしおき。なんと宇宙に打ち上げられる百田。この時点で「宇宙に行きたかった」夢を図らずも果たす。そして処刑を受ける…かと思われたところで、大量吐血し、そのまま絶命(このおしおきシーンはダンロン1オープニングの霧切仁処刑場面のセルフオマージュ)。
 最期を見届けた最原、モノクマに「百田くんはお前なんかに負けなかったんだ!」と百田の代わりに勝利宣言。最原との男の友情熱く、視点さえ変えれば百田が主人公とも言える物語です。

 そして6章、彼の病気には最原と、誰より春川を愕然とさせる真相が。

 春川 魔姫(超高校級の保育士暗殺者)

 未だかつて、こんなにかわいく「殺されたいの?」とのたまえるキャラクターが存在しただろうか。「世界一かわいい殺し屋」ランキングがあれば彼女が断トツ一位(ねーよ!w)。

 「保育士」とは偽りで「暗殺者」が真の才能だった彼女ですが、紅鮭団などで暗殺の話を振られると切れたり、子供向けの物をプレゼントすると喜んだりの態度を見てると、彼女が名乗った「保育士」とは春川が「本当だったらそうなりたかった」願望の表れで、「暗殺者」としての自分を一切肯定してないのがわかります。現実と理想の違いに苦しんでいる人物。

 見た目から「え、この娘なんて霧切さん?」と思った人、多いでしょうが、彼女はヒロイン力高く、赤松退場後のヒロインの役割、立派に努めます。彼女の心は最原ではなく百田にあるのですが、百田も主人公の器を持つ大したキャラなので、最原の恋愛対象ではないことが問題になりません。
 紅鮭団などでは最原とキャッキャウフフ、なのですがw。そこで最原が感じる通り彼女は肩書きとは裏腹に、常識的な見解と感覚を持つ女性で、頭もいいので最原に的確なアドバイスをします。
 物語中盤で最原に「赤松のこと好きだったの?」と直球な質問をしますが、これは彼女自身が、最原に恋愛相談をしたかったのであり、このあたりから百田への好意が隠せないレベルになっていますw。例えば百田に抱き付かれて真っ赤になるシーンなんてかわいすぎてかわいすぎて…(にしても百田…。「お化けが怖い」ってお前、宇宙飛行士のくせに…w)。喜ぶプレゼントに、宇宙にまつわるものが多いのも、好きな人の世界に興味を持ってたのだとわかります。ほっぺを膨らせる表情が多いのもプリチー。

 百田の項目で触れたように、彼女を「ハルマキ」と呼べるのは百田だけの特権w。一度王馬がそう呼んだときはマジ切れしてました。マジ切れと言えば、彼女は「殺されたいの?」が口癖ですが、春川がこれを口にするのは、ホントに切れたとき以外は百田や最原のような、親しい相手にだけなんですよね。心許せる相手だから逆に乱暴にしてしまう、わかりやすい「ツン」w。
 戦闘力で、16人中最強。でも1のさくらちゃんや2の終里とはまた違うタイプ(気づいたが、ダンロンでは常に女子が最強。絶望少女のジェノサイダー然り)。百田が最原に課した腹筋50回、腕立て100回のメニューを軽々とこなす(百田は自分で立てたメニューをしれっとサボるw)。
 想い人の百田はもちろん、最原とも、とても仲が良く、三人で仲良しトリオをそうと意図せず結成します。そもそも今回、生徒同士の結束が大変強く(もちろん、王馬のような例外はいますが)また善人が多い(これまた、王馬のような略)。それなのにコロシアイが起こってしまう。2章なんか、本物の悪党はいやしないじゃないですか…。

 春川最大の見せ場はやはり、百田の死に際の、
 「殺させない!百田は絶対に殺させない!守るために戦おうと思ったのも、こんなに誰かを好きになったなんて、初めてのことなんだっ!」
 言葉や声、そして姿など演出全てが鬼気迫ってます。元々彼女、冷静を装ってるけどかなりの激情家で、赤い服がそれを強調する。ここの春川、マジで「百田を救えるのなら、私なんてどうなっても構わない!」と思ってましたよ。

 彼女の百田への好意にも、真相があった。次項にて!

 白銀 つむぎ(超高校級のコスプレイヤー)(黒幕)(6章の真相はこの項目で語ります)

 V3のオタク担当…だったが。コロシアイゲーム参加者の中に黒幕がいたのはダンロンのゲーム作品では初。
 表面上のパーソナリティーを語ると、裁判では随一のツッコみ役。人数が少なくなる後半戦では、彼女のみがツッコみに回ることとなる。
 さまざまな「オタクあるある」ネタの持ち主で、4章の「レトロゲームみたいな」には膝を打って同意。それが言いたかったんだよ!
 彼女が最後に語る「真相」もけっきょく嘘だらけとしか思えないんですが、オタクとしての二次元愛に「嘘」はないのだと思う。
 彼女自身もコロシアイゲーム参加者の一人なので、殺されるリスクは常に付きまとうんですが、白銀は自分で主催してるゲームを結構楽しんでる。生徒の動向はほぼ把握してるので(5章の事件で王馬と百田の行動が把握できなかったのには、かなり慌てたはず)、本当に殺される可能性は少なかったし。

 さて6章の真相。あまりに重大過ぎるネタバレなので反転します。

 1章の本当の真犯人。つまり天海を殺したのは白銀であり、赤松は誰も殺していなかった。
 それを明らかにするため、最原が最初の学級裁判のやり直しを始めたのには仰天した。つまり最原、「赤松さんを無実の罪で告発して殺したのはこの僕だ!」と認めている。最後の裁判で最原が最も許せなかったのは、モノクマでも、白銀でも、視聴者(後述)でもなく、最原自身なのだ。
 追い詰められた白銀、ついに正体を明かす。それは…なんと、江ノ島盾子だった。
 あっけにとられる最原、春川、夢野、キーボ。ついていけない彼らをあざ笑うように、白銀はダンガンロンパシリーズ過去作の人物に次々と変身する。「白銀は実在の人物のコスプレはできないはずだ」と指摘する最原。その通りだと白銀。なぜなら、江ノ島も苗木も日向も、「フィクションの中のキャラクター」に過ぎないのだから。

  白銀が明かす真実。今まで私たちが興じて来たコロシアイゲームは、世界中に配信、放送されていた番組であり、見世物だった。「才囚学園」はもちろんあなたたちが持ってると思い込んでいた「超高校級」の才能は全て舞台装置、つまりフィクションであり、コロシアイは世界中の視聴者を楽しませるために演じられた、「究極のリアルフィクション」だった。
 そして最原たちの才能はもちろん、過去の記憶も、さらには百田の病気や春川の百田への好意も、番組を盛り上げるために仕込まれた代物だった。それと最原たちはこのコロシアイに無理矢理巻き込まれたのではなく、最原も、赤松、百田も「有名になりたい」「エキサイティングな経験をしたい」などの理由で、自ら志願した。それを記憶を書き換えられたことで忘れてるだけだと白銀が言う。
 

 番組の題名はズバリ「ダンガンロンパV3」。この"V"とはローマ数字の"5"で、つまりダンガンロンパ53作目のナンバリングシリーズ、「ダンガンロンパ53」。白銀は番組スタッフの一人に過ぎない。
 今までの戦いの全てが茶番だったと知らされ、茫然自失とする最原たち。さらなる面白い展開を望む視聴者たちの声が彼らを打ちのめす。

 この展開、やはり小高さんたちはプレイヤーを風刺したのだと考えます。しかしプレイヤーを一方的に風刺してはなく、自分たちクリエイターも同時に風刺してる。そうでなければ、正体を晒した白銀をあんなに浅ましい人物として描いてません。
 私が時々考えることに、「いくらフィクションのキャラクターとはいえ、消費者や作者の欲望によって、好き放題殺されたり犯されたりするのは、果たして許されるのだろうか。我々現実の人間だって、神様の捨て駒に過ぎないかもしれないじゃないか」があります。我ながら厨二病極まれりですがw、なのでV3の展開はこの問いに1つの答えを示してくれた展開で、唸らされました。つーか小高さんも相当こじらせてるw。
 とは言っても、白銀が一方的にまくし立て、視聴者が煽りまくるあたりはもちろん鬱々となりました。シリーズで江ノ島や塔和モナカがやったことと似てますが、今回は不快指数MAXでした。
 

  ここで妄想すると、もし百田が生きてたら、こう言ったと思うんです。
 「いい加減にしやがれ!白銀!お前らが何といおうと、いまオレが終一やハルマキに想ってる気持ち、終一がオレの助手であること、ハルマキがオレを好きと言ってくれたこと、それはぜってー嘘じゃねー!オレたちがフィクションだと?だけどよ、オレたちには血が流れてる!痛みを感じてる!仲間が死んで悲しいと思ってる!オレたちは人間だ!オレたちはなにがあろうとオレたちだ!オレは宇宙に轟く百田解斗だ!」
 こう言って、最原たちを立ち直らせたと考えます。…キーボの立場がまるでない台詞ですがなにか?w
 ただし最原がスゴいのは、百田がいなくて何度も屈しそうになる彼が、春川、夢野、キーボと支え合い、百田が出したであろう結論に、最原も達する。見事なシナリオ運びでこんなマネができるあたり小高さんプロです。

 何度も屈した最原、しかし彼は立ち上がりました。そして「命をなげうってでも、こんなくだらないコロシアイゲーム、"ダンガンロンパ"という物語は、終わらせなくちゃいけない!」と決意。仲間たちも同意する。「こんな人気のあるコンテンツを終わらせられないよ!」と"人気"を盾に最原たちに「希望」を選択するよう迫る白銀ですが、「僕たちがフィクションだとしても、"フィクションの力"で、現実を変えてみせる!」と揺るがぬ最原。そしてキーボの実力行使で崩壊する才囚学園…。
 最原たちが変えられた「現実」って、多分"ダンガンロンパ"の視聴率をガタ落ちさせ、番組を終わらせるのが関の山だったのではと思ってます。しかし今日び「現実を変える」という発想はエラく評判が悪いのでw、現実を変えたいと願ってる私にはスッとする結末でした。なにより、最原の優しさに基づいた"覚悟"にはマジで手が震えて、このとき「最原は苗木を超えた」と思いました。
 

  そしてラストシーン、モノクマも白銀も滅び、やはり仲間を犠牲にできなかったキーボ、爆発しますが彼も生きてると信じたい。そして生き残った最原、春川、夢野、それぞれ赤松、百田、茶柱を失った痛みを胸に才囚学園の外で生きるため前に進む。
 最後に最原、「実は希望ヶ峰学園は存在していて、僕たちは在校生だったのかもしれない」(ここ記憶があいまいで、別の話をしたかもですが、意味合いは違ってないはず)と、つまり、白銀に嘘だと言われたことが嘘なのかもしれないと、ふたりに語ります。しかし大事なのはそこではなく、「今までの僕たちの戦いが、なにもなかったなんてことはない」(ここもうろ覚え)と。それを受けて夢野が「大事なのは嘘か真実かではなく、そこからなにを受け取れるかということか…」と、サラっとV3のテーマに触れる。ラストシーンは、爽やかでした。

 この結末を受けて、ダンロンV3はエヴァンゲリオンの旧劇場版を、メタフィクション作品として超えました。V3にあって旧エヴァにないものは、キャラクターへの愛情。旧エヴァにあってV3にないものは、消費者への悪意(別にエヴァを否定してませんが、あのアニメ作品の姿勢は、そうだったとしか思えない)。
 「驚き」が連続した物語で、ここまでミスリードされたのも生まれて初めてなんですが(プレイヤーを心底「私は馬鹿だ」と思わせるゲーム。私だけかw)、これって「ダンガンロンパ」じゃないと許されないシナリオだったと思います。特に1章と6章は。ポッと出の新作がやっても評価されないし、逆転がこれやったら許されないし。科学ADVなら許されたかもですが、ダンロンに先を越されてしまいましたw。
 「ダンガンロンパ1も2も、全てはフィクションだったのだ」と白銀が語ったあたりは、私もつい、「苗木、日向たちが汚された!」と思ってしまいましたが、現実の我々からすれば、シリーズ全てがフィクションに過ぎないのは事実。しかし苗木や日向、そして赤松や最原の戦いから「大切なものをもらった」と確実に感じ、「苗木も日向も赤松たちも、懸命に生きてたのだ」とも思う。それこそが最原の語るのとは違うかもしれませんが、「フィクションの力」であり「嘘」からもらえるものもまたある。このラストでむしろ「彼らからもらったものを大切にしよう」とさえ思えた。最高のラストでした。

 ここからの人物紹介は適当にやります。

 夢野 秘密子(超高校級のマジシャン)

 何度も書いてるように、生き残りキャラ。個人的に気に入ってた人物。ロリっ娘。
 マジシャンなので、タネのない人体切断や剣刺しマジックで殺されるだろうとガクガクブルブルだったけど、生き残ってよかった(ファンによる生存予想票が最も少ないキャラだった)。
 pixivだと王馬とのカップリングが推されている。なぜだ!そんな描写全然ないじゃん!w

 キーボ(超高校級のロボット)

 ロボットとは言うものの、人間を超越した能力はあまりなく、ついてる機能も微妙。しかし本気を出すとスゴいんです!w
 彼を作った人は、"人間"を作りたかったんだろう。

 入間 美兎(超高校級の発明家)

 下ネタ担当で、男の私でも引用が憚られる下品な台詞を吐きまくる。生き残れなくて残念だったキャラ。
 彼女が作ったバーチャルリアリティマシンは本体がXboxだったり、端末がPSVRだったり、挙句VR空間はチュンソフト伝説のネトゲ「ホームランド」だったりとやりたい放題w。小高さんシナジー効果活かし過ぎw。

 獄原 ゴン太(超高校級の昆虫博士)

 純粋で正しすぎて、犯人になるリスク高すぎると危惧してましたが、当たってしまった。彼は決して「バカ」などではなかった。

 茶柱 転子(超高校級の合気道家)

 頭悪い方だけど、常識人担当。「男死」をゴキブリのように忌み嫌ってるけど、実際男子ってしょうもないしねえ…w。肩書きとは裏腹にそれほど強くはない。夢野とのカップリングならてんひみだろ常考!(え)

 真宮寺 是清(超高校級の民俗学者)

 見た目と違ってマトモなやつか、思たら見た目通りのド変態でしたw。「僕っていかにも人を殺しそうな外見としゃべり方してるでショ…?」は冗談に見せかけたミスリードだった。お姉さん、「えー加減にせんかこのシスコン!」と思ってたに違いないw。

 夜長 アンジー(超高校級の美術部)

 かなり怖い娘。カルト教団まがいのグループを作って、信じられてるあたりが…。本当に信じてた奴は、少なかったが。

 星 竜馬(超高校級のテニス選手)

 シリーズ史上、最も深い絶望に突き落とされた人物。外の世界に、守るべきものも、待っててくれる人もいないと知らされれば、そりゃあ…。でもしかし、彼は「飯がウメーとか、寝るのが気持ちいいとか、生きる意味なんてそれで十分だ」という百田の忠告をもっと真剣に聞くべきではなかったか。
 同性のファンに人気ある。やっぱりなw。

 東条 斬美(超高校級のメイド)

 影の総理大臣だと明かされる。だから「東条」なのか。シャレがキツい。「こんにゃくだけは斬れない」弱点には萌えた。斬鉄剣かよw。

 天海 蘭太郎(超高校級の???生存者)

 重要な存在だった。赤松も最原も、もっと語り合う機会を持ちたかったろう。

 モノクマ

 言いたくないんだけど、のぶ代さんは偉大過ぎました(すみません)。

 モノクマーズ

 みんな思ってるけど、モノダムが一番面白かった。モノキッドはどうでもいいような扱い受けてるのが逆にキャラ立ちに。モノスケもなかなか。ホントにどうでもいいのは…モノタロウ。ゴメンなさい。

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コメント

遂にレビュー来ましたかー。待ってました!
> てっきり最初の犯人は最原だと考えてたし
僕も学級裁判の休廷まで完全にそう思い込んでました。

> 神田沙也加さんの演技も見事だと感じました。
アナ雪に出演が決まった時は「七光り乙」と思いましたけど(失礼)、映画を見て考えが変わりました。今回もすばらしい演技だったと思います。うまくプレイヤーを騙してもくれました。

> 紅鮭団とラブアパに至っては、ただの浮気者でw
ほとんどの相手にいいように弄ばれてましたねwそれはさておき林原さんの演技は最高でした。ぼくも林原さんといえばらんまとか灰原とか女性キャラのイメージが強かったですけど、猛省ですね。

> 「2の狛枝を超えるライバルキャラを果たして作れるかな」と疑ってましたが、いやはや小高さん、おみそれしました。
まさに同感です。狛枝は完全に狂信者として描かれてましたけど、王馬は計算ずくで全てを転がしているところがあって違う種類の怖さがありましたね。
5章、6章と彼の評価が自分の中でもどんどん変わっていったのは新鮮な体験でした。でも一二を争う「友だちにしたくないキャラ」であることには変わりないwあと夢野とのカップリングは許しませんよ!

> 最原のよき兄貴分。
どう考えても頭脳では最原に勝てないのに、リーダー向きではない彼の性格を見抜いて、「俺がリーダーだからお前は助手だ!」と始めたのはさすが。あのシーンがあったので、その後百田がどんなにバカっぽいことを言っても、彼を信じることが出来ました。…そういえば春川を含めてこの構図、グレンラガンに似てるな…

> 春川最大の見せ場はやはり、百田の死に際
だからこそ、彼の死の引き金の一つを弾いてしまった彼女は辛かったでしょうね。無事コロシアイを生き残った彼女ですけど、むしろその後のことが心配。
真綾さんはさすがの演技でした。

あー時間がなくなってしまった。続きは後日で…

投稿: yukkun20 | 2017年7月21日 (金曜日) 午前 01時36分

>僕も学級裁判の休廷まで完全にそう思い込んでました
 こんなミスリードはまだまだ序の口だったワケですがw。

>うまくプレイヤーを騙してもくれました
 演技でもメディア露出でも「嘘」をつき通してくれました。

>林原さんの演技は最高でした。ぼくも林原さんといえばらんまとか灰原とか女性キャラのイメージが強かったですけど、猛省ですね
 我々ファンも、彼女への見方を変えるべきでしょう。

>狛枝は完全に狂信者として描かれてましたけど、王馬は計算ずくで全てを転がしているところがあって違う種類の怖さがありましたね
 狛枝は「希望」で思考停止してましたが、王馬は全て考え抜いての言動なんです。マッドネスな印象は被っても、そこが違う。

>…そういえば春川を含めてこの構図、グレンラガンに似てるな…
 私も思ったw。特に百田はカミナに似てるなと。

>無事コロシアイを生き残った彼女ですけど、むしろその後のことが心配
 春川も最原も夢野も、程度の差はあれ「好きな人が死ぬきっかけを作ってしまった」という罪悪感を抱いて生きるんでしょう。

 続き楽しみにしてます。

投稿: Ivan | 2017年7月21日 (金曜日) 午前 07時55分

> 白銀つむぎ
(反転されているのでコメントもオブラートに包んでいるつもりですが不十分だったらすみません)
白銀が言うとおりの世界観だとすると、第1話で白銀がしたことは視聴者には筒抜けだったわけで、その時点でわざわざコストをかけてこういう舞台を設定した意味が半分程度なくなってるんですよね。そりゃみなさまがっかりですよ。そういうわけでこれまでのラスボスに比べると格が落ちている感がありましたね。まあ江ノ島に勝てるキャラが登場するとも思えませんが。

> フィクションの力
僕もブログで書きましたけど、もし今回フィクションである最原の言葉に現実の自分たちに訴えかける力があったのであれば、苗木達がフィクションのフィクションだったとしても、やっぱり訴えかける力があるはずで、今回の結論はそれでいいと思うんですよね。ダンロンらしからぬ爽やかな終わり方だったと言っていいのではないでしょうかw

> 夢野:ファンによる生存予想票が最も少ないキャラだった
僕も絶対死ぬと思っていた口です。というか2章が始まった瞬間にもう諦めてました(早い

> キーボ:ロボットとは言うものの、人間を超越した能力はあまりなく、ついてる機能も微妙。
鉄腕アトムみたいな高性能ロボだったら、そもそもこの舞台が最初から破壊されますからねw

> 入間:下ネタ担当で、男の私でも引用が憚られる下品な台詞を吐きまくる。
あれを全力で演じてくださった中の方には感謝しかないです。

> 茶柱:「男死」をゴキブリのように忌み嫌ってるけど、実際男子ってしょうもないしねえ…w。
どこかでデレるかと思いましたけど、最後まで貫きましたね。変顔のひどさは随一。

> 真宮寺:お姉さん、「えー加減にせんかこのシスコン!」と思ってたに違いないw。
いい笑顔で塩まいてましたしねw

> モノクマーズ
結局モノクマにいいように弄ばれたという感が。最終的にモノクマを裏切って云々な展開があると思いましたけど、別になかったですね。山寺さんご苦労様でした。

投稿: yukkun20 | 2017年7月26日 (水曜日) 午前 01時06分

>第1話で白銀がしたことは視聴者には筒抜けだったわけで
 この番組が完全生放送だったとは限りませんよ?視聴者には編集で真相を隠してたと思う。

>フィクションである最原の言葉に現実の自分たちに訴えかける力があった
 そうでなければフィクションに存在意義なんてないです。

>2章が始まった瞬間にもう諦めてました(早い
 「夢野がピラニアに食われる!」と思いましたよねw。

>そもそもこの舞台が最初から破壊されますからね
 本来そのくらいのスペックはあったり。

>あれを全力で演じてくださった中の方には感謝しかないです
 元アイドル言うんがまた…。

>変顔のひどさは随一
 近年のADVに顔芸ヒロイン目立つ。

>いい笑顔で塩まいてましたしね
 アレを呼ぶモノクマ、まさにドS。

>モノクマーズ
 スタッフは否定してましたけど、ドラえもんズにしか見えなかったw。

投稿: Ivan | 2017年7月26日 (水曜日) 午前 06時34分

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