今更ながら、「ハイスコアガール」8巻感想(ネタバレ)。この巻の話ではないが、アニメの小春があまりにもかわい過ぎて、私の小春株が大いに上がったw。それと25万アクセス達成ありがとうございます
250000ヒット、ご愛顧して下さる皆さんと、名も知らぬ通りすがりの皆さんのおかげです。自己満足を第一に書いてるブログがここまで行けたの、自信につながります。
さっき通しでハイスコ8巻、改めて読みましたが、マンガでも小春のかわいさが昔とは比較にならん程際立っとります。押切先生ご自身、小春の成長には驚いたそうです。先生もアニメスタッフも、「"サブヒロイン"なんて言わせない!」との気迫を感じます。でも私はあくまで晶派ですよ!wハイスコ公式サイト。押切先生公式サイト。押切先生ツイッター。アニメ公式サイト。アニメ公式ツイッター。
参考までに、当ブログ初の紹介記事、4巻とファンブックの感想。晶のかわいさについて私見。ハルオのカッコよさについて私見。5巻感想。晶を最萌ヒロインに認定(笑)、例の件解決の短文。6巻とコンティニューの感想、7巻感想。
…ざっと一通り読み返したけど、我が事ながら、濃いエントリ書いてたねw。ご安心下さい、今回は特濃ですwww。
表紙
晶が立ててるのは人差し指です!中指ではありません!w
46-CREDIT
時が1996年度に移り、ハルオ、晶、小春、他同級生、高校二年生に進級しました。講義してる先生、なかなかかわいいw。でもハルオ、もちろんそんな言葉、耳に入ってないw。
ハルオ、宮尾、土井(土井もなんだかんだで、ハルオの良き友ですw)の3人、屋上でボーイズトーク。
「ハルオ、お前、女にうつつ抜かしてんだろ」
なかなか痛いところ突く宮尾。7巻ラストから、小春、晶と朝帰りした事バレている。うらやましがって(わかるぞ!w)、ハルオにストリートファイトwを仕掛ける土井。それは土井の負け。そんな事より、
「大野さんと日高、二人の気持ちをちゃんと考えて、ケジメをつけろ」
説教する宮尾。そして、
「ジェラシーだあ、大人の階段登っていく俺のハルオ」wwwww。
「俺のハルオってなんだ」と流石にツッコむハルオ。というか、ハルオを一番想っているのは宮尾のようにも思えるなwww。
日課のゲーセンへ足が向かうハルオ。(今日は"ストZERO2"か?"ソウルエッジ"か?)と考えるハルオですけど、なぜかストZERO2に晶、ソウルエッジに小春のイメージが重なり(なんとなくわかるw)、選びあぐね、サターンやるべく帰宅。
自宅に晶の姉、真の原チャリが停まっている。会いたくないハルオ、こっそり自室に帰ってサターン起動。だがそこにトラップが。
「うおおおお?なんだなんだ?テレビの音量が最大限に…」
ハルオが帰宅したらまずゲームをやるだろうと踏んで、真とハルオママが仕掛けてた。朝帰りの真相を問いただす。流石のハルオも、小春に抱きしめられたとは言えない。そこに真、
「晶があんたを心配して、夜の渋谷を散々探したこと知らないでしょう」
初耳の事実を告げる。これ、ハルオにとって結構ショックだった。
「そこに小春とイチャイチャしていたところへ出くわした、晶の気持ちを想像してみろ」
反論のしようがない言葉と共に、ハルオをボコる真。ハルオママも、
「小春ちゃんもどんな気持ちだったか」
女二人でハルオをフルボッコ。
ただこのシーンの問題は、私、格ゲーに疎い方なので、真となみえさんがハルオにかけるコンボ、元ネタがわからにゃいw。なんのゲームのどのキャラのなんて名の技か(ちょ、「の」がw)。ハイスコは格ゲーがテーマのマンガなので、これはわからない私が悪いw。
足技で二人に反撃するハルオ。でも流石は彼、女相手に打撃を当てるなどしません。
「こっちにもいろいろ事情があったんだってばよ!」
1996年、「NARUTO」はまだ始まってませんぜ、押切センセw。ゲーム以外の時代考証はいい加減なんだよな、このマンガw。
まあ結局、女二人はハルオを弄って遊んでるだけですがw。しかし街へ逃げ出した彼、
「俺はそんなにひどいことをしたのか」
と罪悪感に駆られる。そういう気持ちになれるあたり、主人公に相応しい良心の持ち主。ところがそこに…。黒い車で黒服の男が集団で現れ、ハルオを拉致る!狼狽えるハルオですが、読者には誰の仕業か、一目瞭然w。
車に連れ込まれたハルオ。ここで思い出す。小春、晶と朝帰りした時を。
小春に抱きしめられてるのを晶に見られてしまったハルオ。しかし7巻読んだ方ならご存知のように、ハルオは小春の想いに応えられなかった。そして晶は、女として、そんな小春の気持ちを察し、情けを掛けていたのだ。これは予想外だった。晶は小春もハルオも、全く誤解してはいなかった(頭いい子だからなあ…。ゴメン大野さん、甘く見てた)。
電車で地元へ帰るハルオ、晶、小春。…私は地理に、特に電車に疎いので、なに線でどこへ帰ろうとしてるかわかりません。すみません(割と近いとこ住んでんですが)。
車内でハルオと小春にロリポップを恵む晶。朝日に照らされ、舐めながら帰る三人。なかなか情感あふれるいいシーン。
そして黒服たちがハルオを連れて行ったのは…。無論、大野家。彼を見下ろす大野さん。この時点でもう、滅茶苦茶腹を立ててるのがわかるw。
47-CREDIT
ハルオがなに聞いてもだんまりな大野さん。しゃべらないのが特色のキャラですが、いつも以上に沈黙が雄弁に語っている。怖いw。 黒服たちに「ウンとかスンとか言ってくれよう」と泣きついても、「ウン」「スン」と性質の悪い冗談で返される。怒りが深すぎるw。
(全く謎な女だぜ)と心で思うハルオ。そこへガイルさんに(その謎を解き明かせ)とサマーソルトキックで背中を押され、なんとか話しかける。
で、冗談なつもりの
「おしおきで萌美先生に会わせるつもりかな?」
と言ってしまうと、晶は(コク…)と頷くw。ビビりまくるハルオ。お前な、前提を言っとくが、晶にも小春にも、全面的にお前が悪いんだからな!!!www
ビビるあまり帰ろうとする(オイオイ…w)ハルオ、だがじいやの登場で救われる。じいや曰く、萌美先生は休暇を取っており、つまり先生のお灸は晶の冗談。笑えない冗談に怒るハルオだけど、だからお前にそんな資格ないんだよ!wそしてじいやが爆弾発言。
「今日はお坊ちゃんが泊まると聞いて色々買って来たのですぞ」
なにいィィィー!大野家に晶と一晩お泊まりだとおぉぉぉー!晶ファンとしてうらやますぐるうーーーっっっ!!!俺と代われえハルオーーーーーッッッッッ!!!!!(必死過ぎwwwww)
一方矢口家で語る真となみえさん。真曰く、この件は晶の女としての意地。
このあいだ、小春にハルオと一晩過ごされて一本取られた(「いっぽん」って言葉へ敏感に反応するなみえさんがw)。平静を繕ったし、なびいてもらえなかった小春に同情もしたが、格ゲーにハマる程負けず嫌いな性格、内心無茶苦茶悔しかった。今度は晶のリベンジ。だから真は妹の邪魔しないよう、矢口家に転がり込み、
「今晩は泊めさせてね、ママ」
"ママ"!姉心だなあw。なみえさんも「夫との馴れ初め語り尽くしてあげる」とノリノリ。ちなみに矢口家に父親がいつもいないの、単身赴任してるから。この事情、知らない人多いと思う。
それで、ハルオと大野さんが晶の部屋(学校の教室くらい広いらしい)でなにやるかと、もちろんゲーム。じいやが気を利かせてスーファミ本体とファイナルファイトシリーズを3本も買ってくれた。2人とも、ちゃんとお礼を言えよw("ファイナルファイトを買って下さい"と頼んだのは大野さん)。
「『ファイナルファイト』はファイナルのファイトじゃなかったんだな」
ファイナルファンタジーはそうツッコまれること多いが、ファイナルファイトがそう言われるのは珍しいw(ファイナルファイトも、略すと「FF」w)。
「続編に手を出せてなかったのは、サターンやプレステに"浮気"してたからな」
"浮気"発言に反応し、ハルオをしばく大野さん。更に…。
「この女キャラに"うつつ"を抜かすとしよう」
「大野の中の女の自我が目覚めたかあ?」
ハルオがこゆこと言う度に、しばきまくる晶。いくらでもやりなさい!w
でも、大野さんがファイナルファイトを選んだのは、明確な意図があった。初めてハルオと協力プレイをしたゲーム。彼との絆を、どれより感じられるゲームなのだ。大野さんの意図はわからないハルオだが、ファイナルファイトの絆は、ハルオも感じていた。
「小6で初めて会ったあの頃は、気に食わない女だと思っていた」
思い出話を始めるハルオ。そして渋谷で自分を探してくれた件で、
「わ…悪かったな…いろいろ煩わしい思いさせちまって…。いろいろ気を使ってくれて、ありがとな」
おお、謝った!お礼も!ハルオが晶に謝罪をするの、初めてではないと記憶してる。大野に対しては素直なハルオ。それから、
「あと…日高に対しても…」
小春に面と向かって謝れないハルオはズルい。しかし、これはハルオにとって晶と小春が重みの全く違う存在、ひいては女であるとの証であり、むしろ好感持つ。どんな女にもいい顔する男など、ろくな奴ではない。大野さんはその態度、メチャメチャ嬉しいのが次の頁で分かる。これぞ、"ハイスコアガール"。
こんないい顔で喜ぶんだよ、大野さん。これに気づかないハルオはどうかしている。私がハルオだったら、オチている。出典「ハイスコアガール」8巻、スクウェア・エニックス刊。(C)2018 Rensuke Oshikiri
「今度『ストZERO2』で対戦しよう」
と約束して、晶の部屋を出るハルオ。
「じいやの部屋で寝かしてもらうぜ」
「坊ちゃんは紳士ですなあ」
「なにが」
ハルオは"こんな男子高校生いるかー!"と言いたくなるほど、性に関して無欲w。
こうして、小春に取られた恋の一本を取り返した晶。しかしご存知だろうか、格ゲーは二本先取して勝利、が一般的ルールであることを!
小春の家に、大野さん行く。ルールを無視するつもり、全くない。女の戦い、第三ラウンド!
48-CREDIT
帰宅したハルオに、
「晶と一緒に寝たのか」
と聞く真。そんなこと聞くなよですがw、
「じいやの部屋で寝た」
ハルオ答えると、
「ほーそっちの趣味が…」
呆れるなみえさん。息子をなんだと思ってるんだw。
晶、男を部屋に上げるの初めてだった。そして真とハルオママ、
「起きたら大野、もういなかった」
と、聞いて、"小春と勝負に行ったのだ"と女として察す。
「その勝負の勝者にハルオ…?残念賞にもならないわよ…」
"晶も小春も、この男のどこがいいのか"と語るw。
一方自宅の店、日高商店に来た晶に戸惑う小春。"恋敵"として用があるくらいわかってるが。彼女への対応を考えるとき、ヴァンパイア、スト2、魔界村の妄想をして"発想が矢口くんみたいだ"と思い悩むw(ここで小春ママが登場するが、上着に書いてある"母"の字が素晴らしいw)。
晶と小春が出かける。
「向かうのはゲーセンだったり…?」
と小春聞くと、晶頷く。この2人、会話がままならない。大野さんはしゃべらないキャラ、小春は察するの別に苦手ではないが、自分からベラベラしゃべるタイプではない。小春、はっきり感じる、大野さんの"殺意の波動"をw。
ゲーセンで普通にUFOキャッチャーや体力測定マシンに興じる大野さんと小春。しかしただ遊ぶだけで満足しないのは日高さんも同じだった。
「私も受けて立つ…。大野さんと真剣勝負がしたい!」
むしろハッキリさせたかったのは小春のようにも思える。
(絶対に負けたくない)
恋心だけでなく、ゲーマーとしてのプライド。
49-CREDIT
対決するゲームを選ぶ権利、晶は小春に譲った。自信の証と、挑んだ方の礼儀。
選択に悩む日高さん。"バーチャ2"、"斬紅郎無双剣"、"ストゼロ2"、どれも自信ない。
その時豪鬼が語りかける、
(うぬは、どうしても勝利が欲しいか)
小春、(私は、どうしても勝ちたい)と答える。
(ならば、力を貸そう。灼熱波動拳で、恋敵を燃やし尽くせ)
小春、得意ゲームである、"スパ2X"を選ぶ。
小春は振り返る。無趣味で、勉強ばかりの人生だった。いつも楽しそうな矢口くんに興味が湧き、彼が好きなゲームにも興味が湧いた。気がつけば、矢口くんもゲームも大好きになってた。おかげで毎日楽しくなった。
これからも楽しく過ごしたい。矢口くんともゲームとも。だけど目の前にいる大野さんを倒さなければ、片方は続けられなくなる。大野さんは一筋縄では行かない女、だからこそ100%勝ちに行く。
勝負の前に、お菓子を食べてる大野さん。戦う前に脳へ糖分を送るの理に適ってる。(リラックスしてるようで大野さんも本気だ)と想いは同じだと確認する小春。
スパ2X、筐体の前に座り、ゲームを始める2人。緊張で手が震えるが、豪鬼を選ぼうとする小春…。ですけど、コマンド入力失敗して(スパ2Xで豪鬼を出すには、複雑なコマンド入力が必要)、茶色リュウが出てしまう。一方コマンドから、晶も豪鬼を出すつもりだとわかる。リュウを扱い慣れてない小春、"た、戦う前から負ける!"と大焦りだが、なんと大野さんも茶色リュウを出してしまう!晶も緊張しまくっていた。それはとりあえず、勝負ナシってことに。でも、この失敗で大野さん、ある吹っ切れ方をする。
今度こそ本当の勝負、だけど大野さん、ザンギエフを選ぶ。驚く日高さん。ザンギエフと豪鬼の対戦ダイヤグラムは1対9、0対10という説もある。キャラの性能差は絶望的。
しかし日高さん、100%勝つと決めた。容赦するのは非礼。姑息とも卑怯とも思われていい。矢口くんを得るためなら、
「私はAkumaにだってなれる…!!」
野暮な説明ですが、"Akuma"とは豪鬼の英名です(ホンット野暮w)。
50-CREDIT
ラウンドは49話でもう始まってる。斬空波動拳も阿修羅閃空も手に馴染ませた。Akumaになる準備OK!
ザンギが飛び道具に弱いこと、格ゲーに疎い私でも、スト2の常識として実感していた。豪鬼はスパ2Xの時点で、空中から飛び道具を打てる唯一のキャラ、それだけを出しててもザンギには勝てる。
(卑怯だと思う?大野さん。価値に貪欲な私を、軽蔑する?でも私みたいな凡人があなたに勝つにはこれしかない)
いえいえ日高さん、あなた凡人などではありません、立派な天才プレイヤーです。むしろ晶の方が努力型(これに気づいたの、割と最近ですがw)。
(防戦一方に追い込む、防御しかさせない)
常識で考えて、この状況でザンギには防御しかできない。スト2において、飛び道具などの必殺技は、防御の上からも体力を削るので、ザンギの体力は減り続ける。
1ラウンドはKOせず、タイムオーバーで豪鬼のパーフェクト勝ち。
(次もこの調子で行く。勝利をもぎ取りに行く。フェアじゃないと思われてもいい。私はAkumaに魂を売ったから…!!)
しかし、しかし。日高は見たがっていた。大野の真髄を。大野の矢口への想いがどれ程であるかを。
濁りない目で画面を見つめる大野さん。諦めてなど、全くいない。彼女の武器の一つが忍耐力。ザンギ使いに必要な資質。
スゴい目描くよね、押切先生。腹を括った女の目。小春も取り上げたい気持ち、あるけど、カット上げるうち、大野さんには敵わないと思った。出典「ハイスコアガール」8巻、スクウェア・エニックス刊。(C)2018 Rensuke Oshikiri
日高は思う。勝つためなら手段を選ばない。闘いとはそうしたモノ。私は負けられない戦いで、最善を尽くしてるだけだ。だが彼女の心中に"罪悪感"、"自責の念"が浮かぶ。2番目に好きなモノである格ゲーに後ろめたさを感じてしまう。ゲーム愛に背を向けているのではと。そこに想い人の言葉が浮かぶ。
「日高…。俺は負けたくない奴に負けたくねーんだよ」
この言葉が小春に負けるきっかけ、作ってしまう。ハルオ、お前ホント罪な男だよ!ヽ(`Д´)ノ
これをこそ大野さんは待っていた。ザンギのしゃがみ強キックが決まる。ここからザンギのコンボが鮮やかに。形勢を立て直さなきゃと焦る小春だが、この機を逃す我らのw大野さんではない!スーパーコンボ、ファイナルアトミックバスター!当時のザンギ最強の技!
体力ゼロからの大逆転。待っていた。晶は小春の、プレイヤーとしてのプライドが揺さぶられる瞬間を待っていた。フェアに戦いたい気持ちが沸き上がるのを。あるいは最初から正攻法で戦っていれば、小春の勝ちだったかもしれない。だけど真剣勝負に"もしも"はない!
ラウンド3。豪鬼の斬空波動拳がザンギの対飛び道具技、バニシングフラットで悉く止められる。ザンギの接近に対応できない。小春が動揺の極みなの、わかる。あっさりスクリューパイルドライバーが決まる。
(この人本当にすごい…)
小春が感じてること、わかる。晶は絶対不利と思われるキャラクター選択、しかし絶対の自信を持つザンギエフで小春豪鬼に挑んだ。"負けるかもしれない"選択で自分を曲げない覚悟をもって、ハルオへの愛を貫いた。勝つために自分を曲げた小春が思うのは、
(私の付け入る隙なんて…。私の付け入る「好き」なんて…)
結果はおわかりですね。勝負の後、夜のゲーセンにスパ2Xの筐体が佇む。
51-CREDIT
時も所も変わり、ハルオが自宅で原付バイクの免許を取ろうと勉強をしている。
(に…。二段階右折と小回りの右折方法…。駄目だ…。文字だとなに言ってるか、さっぱりわからん…)
私は免許を取ろうとしたことない。理由は、障害のせいもあり、瞬間瞬間の判断がまるで出来ないから。なので自動車教習の問題を読むのはほとんど初めてだが、確かにさっぱりわからん。わかりにくさが全て悪いとは言わないけど、意味を歪めず損なわず、わかりやすく出来るなら、それは正しいはずなんだが。
(標識の表示が格ゲーのコマンドにしか見えん…)
どこまでもゲーム脳、矢口春雄。
「認知」「判断」「操作」
初めて知る概念だったが、確かにその通り。私の親が免許取った頃はこんなのなかったらしい。私はどれも苦手だ。取れなかったろう。
「運転の三要素ってのは、ハルオの好きなゲームにも通じるんじゃないのか」
と宮尾。はいはい、私はゲーム好きですが、下手糞ですよ!(どうしたw)
「それを言うのはやめろ…。本当にゲーム感覚になっちまうから」
根は真面目な男、それがハルオ。そこに土井が来て、
「ゲームしか興味ないお前が免許取るなんてどうしたんだ」
と冷やかす。「そんなに変か!」と反論するハルオだけど、宮尾は「変だ」土井も「変だな」と一刀両断w。
アルバイト、ファッション、そしてバイクと、背伸びをしているとしか思えない自己改革をしてる彼、それに宮尾、「大野さんが理由だろう」と核を突く。
「お前は愛だの恋だのわかってない男だ、だからがむしゃらに自分を変えようとしている、無意識にいい男になろうと努力している!それが『恋』だ!」
…ハイハイ、宮尾はハルオが大大大好きですからねw。
「オイオイもうすぐニンテンドウ64が出るんだろう!?そんなことに金を使っていいのか!?」
土井の言う通りにしてしまったこと、筆者が負け組になった理由かもしれんw。
ゲーセンの"ハングオン"でバイクのイメトレをするハルオ。
「変な癖つかねえか?コーナーを攻めたりするなよ?」
宮尾にツッコまれ、「駄目なのか?」と言ってしまうハルオw。「頭にタイム表示が浮かぶ」「さくらんぼが落ちてたら取りに行く」とゲーム脳丸出しの発言しまくりw、「コンティニュー出来ないからな、命は100円じゃ買えねーんだぞ」と宮尾に説教食らうw。
「バイク買ったらしばらくゲームは我慢だ」
至極マットーな発言もする。土井が「バイオハザード」「サターンのKOF95」「ストリートファイター2MOVIE」と誘惑し、ハルオを苦しめる。土井の意図は、
「アホだと思ってたハルオに差を付けられたくない」
思春期男子なら当然の嫉妬でw。こーゆー奴こそ一生の友人になるので、大切にするんだぞハルオw。そして土井、シャレのつもりで、
「バーチャファイターCGポートレートシリーズ、Vol.9影丸、Vol.10ジェフリー」
"流石のハルオも買ってないだろう"と思って口にしますが、「それは朝一で買った!!」とまさかのバーチャ愛www。「カッコいい忍者の影丸はともかく、ムキムキな黒人ファイターの写真集買ったのか!?」とガチ驚きの宮尾と土井に、ハルオ、
「当たり前だ!なにか変か!?なにか変なのか!?」
土井と宮尾、劇中最大のドン引きwwwww。
テレビに"ジェフリーポートレート"の画面がw。単なるコレクションではなく、本気で楽しんでるハルオwww。原チャリの勉強してるハルオだが、ゲーム的思考が邪魔しまくる。勉強に打ち込んでる息子に喜ぶハルオママですが、ジェフリーの画面に息子を怪しむw。
受験当日。ゲーム的発想を必死で振り払う。ここまで行くとちょっと大変だと同情してしまうw。ハルオには、こういう気持ちもあった。
(ゲーム業界が進化してるように、俺も…進化してやるんだ!)わかーるっ!
合格発表。ハルオの受験番号が無事にある。3巻の高校受験失敗の悪夢、リベンジを果たした。ここで原付免許取ろうとしたきっかけが明かされる。
真から、「アンタ免許取りなさいよ」と言われたハルオ。46話でわかる通り、真はもう原付に乗れる。「俺には向かんでしょ」と言ってしまうハルオだけど、真、
「アンタ晶に対して対抗意識があるんでしょ?ゲームだけじゃなく、人として…。あの子はなんでもできるわよ。姉妹とは思えないくらい。そのうち車の免許なんて取っちゃったらどう思う?差が開いちゃうよ。心の距離も開いちゃうんじゃない?己を磨け少年」
免許取ったら真にバイク譲ってもらう約束だったハルオ。なのでそんなに倹約する必要、なかった。初バイクが楽しくて仕方ないハルオ。大野家まで走り、まず真へ挨拶(真っ先にこれが出来るの、ハルオのカッコよさ)。そしてもちろん、晶に自慢。"矢口くんがバイクって、少し心配だ"と想い人らしさを見せる晶。そしてハルオ、かつて晶に言ったコトを。
「息抜きしたくなったらいつでも呼べ、これに乗ってすっ飛んでいくから」
それを聞いた晶…。今まで、作中で一度も見せたことがない、深い哀しみを湛えた顔を。まるで"お別れ"を告げるような。そして、ハルオの側から去ってしまう。
出典「ハイスコアガール」8巻、スクウェア・エニックス刊。(C)2018 Rensuke Oshikiri
彼女の「愛しさとせつなさと」を知っている読者としては、カット紹介するのに気が引ける(-_-;)。でもあまりに綺麗過ぎるので2カット紹介。「心強さと」を与えないと、許さないぞ、ハルオ!
出典「ハイスコアガール」8巻、スクウェア・エニックス刊。(C)2018 Rensuke Oshikiri
45-CREDIT 23ページ目の裏側(番外編)
なみえさんはどこまで物の怪なんだw。真を気絶させるて、相当だぞww。
書き終えました!なかなかの難産だった!9巻感想、10巻発売までには上げたいです!
近況・ネオジオミニ買いました!SNKは丁度このマンガと色々ありましたが、ハルオや晶、小春がSNKの格ゲー好きなのは違いないはず。SNKとは、とんと縁がありませんでした。が、これでハルオとハイスコアガール"ズ"の気持ちがより理解出来るワケだ!フゥーハハハ!
ま、ミニファミコンやミニスーファミの、あとのお楽しみに取っときますけどね(駄目ぢゃんw)。
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