ゲーム版「カオス・チャイルド」感想(ネタバレ)。こんなにも醜く残酷な作品が、なぜこんなにも美しく、優しいのか。志倉千代丸、畏るべし
私と志倉作品、そして「科学アドベンチャー」シリーズとの付き合いも、「シュタインズ・ゲート」で出会って以来、10年近くになります。シュタゲ10周年、おめでとうございます。
タイトルで示したように、「志倉千代丸」という男が、どれほど並外れた、ストーリーテラーであり、そしてゲームデザイナーであるか、噛み締めています。5年も積んどいていいゲームでは、なかった。あと私がプレイしたのは、Xbox One版(他には、PS3、PS4、PSVita、iOS、Android、Steamで、出ています)。志倉さん、Xbox 360がシリーズの実質的スタートである、意地と義理がある。私もなるべく、つき合いたい。箱ラヴなのですっ!(`・ω・´)
また今作を遊んで、科アドシリーズへの愛が、燃え…。いや、萌え上がりましたw。なのでこれをプレイした後、PSVitaの「カオス・ヘッド デュアル」を買い、「カオス・ヘッド ノア」を、トロコンクリアしました(実績コンプ、トロコン難度の低さでは、人後に落ちないシリーズw)。
これの前に、「ロボティクス・ノーツ エリート」も、トロコン。ロボノをまた遊んだのが、カオチャを再開したきっかけ。あれは、PSVitaで遊ぶべきゲームです。VitaTVで遊んでいいゲームでは、ありませんw。スイッチやPS4など、論外!w
だって、Vita版は「仮想ポケコン」が、可能となってるんですよ!ロボノファンならたまりません!それに、大徳淳和たんはシリーズ中、最萌ヒロインですっ!(ちょっと変な趣味だとの、自覚はあるw)スクショたっぷり、撮って眺めて、ニヤニヤしてます!(42オトコw)
今は、「カオス・ヘッド らぶチュッチュッ」を、しばらく積んでるw。KNEG?(笑)科学ADV全作を、続編、スピンオフ、フルリメイク、全て遊ぶつもりでいます。次に狙っているのが、「カオス・チャイルド らぶチュッチュッ」w。これもエロゲとしか思えんw。しかし、カオチャ本編の真相を知っていると、恐ろしいゲーム、なのであるw。
ネタバレが致命的ゲームなので、「続きを読む」はもちろん、反転も余さず使う。伏せ字も少しは。それらをせずにこのゲームの感想書く奴の、良心を疑うw。「ダンロンV3」より少しは、気を遣わなければと、思ってる(ダンロンV3のレビュー、ネタバレし過ぎたと、反省してるw)。私らしく、キャラの項目を立てて、語ります。
参考に、シュタゲだーりんの感想、シュタゲフェノグラムの感想、シュタゲゼロの感想、前編と後編。ロボノの感想。どれも古い記事に、なってしまったなw。
おおっとそうか、カオチャ公式サイト!MAGESサイト!生みの親、志倉さんツイッター!
宮代 拓留
シリーズ中、最も優しく、頭がよく、そして男らしい、主人公。
名前、キャラクター性ともに、明らかにシリーズ初代作(カオチャの前作ともいえる)である、カオヘの主人公、「西條拓巳」を踏まえて作られた、童貞痛い系思春期オタク少年w。自分で自分のこと、「情報強者だ」「リア充だ」と言ってしまうw。でありながら、初対面の人、特に女子が相手では、しどろもどろになるw。ちょっとコミュ障でもあるw。
ただ拓留は、碧朋学園新聞部部長で、口先だけではなく、シリーズでも随一の、なかなか頭脳派主人公であり(オカリンも頭いいだろって?あいつは、科学を理解出来るから、そう見えるだけなんだよ!w)、優秀な少年探偵として動きます。コナンや右京さん、成歩堂wと違って、論理的な推理を展開し、「ニュージェネレーションの狂気の再来」事件に挑みます。
しかも彼、独力ではないですが、事件の真相になんとか辿り付きますし、ある意味解決もします。その結論が、彼にとって残酷過ぎ、失ったものも、大き過ぎ、「解決してよかった」感は、全然ない。それがノーマルエンド。…ここはリアリティあると思います。殺人事件って、当事者にとっては、なにが明かされようと、解決もクソも、ありませんから。
また彼は、幼少期に所謂「ネグレクト」を受けていた男の子でもある。カオチャとは実は、ホームドラマ。しかし今作がいいの、「家族とは幸福なモノとは限らず、家族のせいで人生が狂う人もいる。特に子供は」という認識に立った、ホームドラマであること。世間では家族礼賛の主張があり、フィクションでもそういう価値観の作品、多いですが、志倉さんたちは、リアルに考えてる。また世の不幸な家族の話を知ると、「私はまだまだ恵まれているな」と思います。かといって優越感はないです。私も家族に色々な苦労を掛け、掛けられましたからね。
そんな拓留を始め、メインキャラ全員の宿命となったのが、カオヘのラストで発生した架空の災害、「渋谷震災」です。この設定がまた、偶然の産物で、カオヘは2008年作品なので、東日本大震災とは、無関係だった。それがシュタゲが出た後、ロボノが出る前に、3.11が起こった。
志倉さんがすごいの、この偶然を、作品に活かしたこと。というかゲームシリーズで、ここまで3.11を踏まえた作品は知りません。しかも歴史が架空なので、劇中で3.11は起こってないとなってる。なのにロボノやカオチャの災害表現の、恐ろしいリアリティ。ここからもう、志倉さんに感服するのです。
この震災で、拓留は両親を喪います。しかしそれは、災害が直接の原因ではなく…。またここで、震災の真相である、「ノア2」発動によって(ここらの事情は、カオヘが詳しい)、劇中のメインキャラの、ほとんどが目覚めた超能力、「人工ギガロマニアックス」能力に目覚め、それによって…。拓留の妄想上の友人(イマジナリーフレンド)だった、尾上世莉架が、現実化(リアルブート)されてしまう。それがこの物語の、スタートライン。
親に愛されなかった拓留。妄想に逃げ込む癖があった。わかる。私も空想癖、今でも激しい。だからこんなブログ、書いているw。親には幸い、愛されてるが、それはラッキーな偶然に過ぎず、当たり前では、ない。わかっているつもり。
で、それがシステムとして活きてるのが、カオチャの面白いところ。というか「妄想トリガー」は、カオヘから転用されたシステム。シリーズでも「トリガー」システムが、基盤となる。カオヘを遊んだ収穫が、「確かに、カオヘがなければ、シュタゲもロボノも、あり得なかった」とわかったこと。科学ADVシリーズとは、シュタゲ作ってから後付けで定義され、カオヘが第1作とも、後付けで定義された。でもまあ、シリーズとは2作目が作られて、初めて後付けされて生まれるもの、だかんねw。別におかしくないw。
で、拓留の妄想だけど、まずポジティブ妄想とネガティブ妄想がある。ポジティブ妄想、「DTのエロい妄想」の再現度がものすごいw。片やネガティブ妄想、「厨二の痛い妄想」の再現度が、これまたものすごいw。志倉さん、あの頃の気持ち、よく覚えていらっしゃるw。「厨二病」って言葉を、世に広めた男として、恥じない。
ていうか白状してしまうけど、ポジティブ妄想、余裕で立ってしまうレベルw。またネガティブ妄想みたいなこと、未だに多少は想像するw。我ながら何やってんのかとw。それにしてもこの圧倒的エログロ、早くもらぶチュッチュッが、楽しみで仕方ないw。
それと彼は、震災孤児として、来栖乃々や橘結衣、橘結人の姉弟、そして育ての父である、佐久間亘医師と、家族同然に同居していた。この仮の家族が、また…。今気づいたけど、橘姉弟の名前、実の親の真心を、感じる、いい名前。
尾上 世莉架
今までいなかったタイプで、衝撃のメインヒロイン。科アドはもちろん、あまりゲームやアニメで見かけるタイプではない。
拓留の幼馴染。拓留同様、深刻なネグレクトを、受けていた。
のほほんとして、呑気に見える女子。大めし食らいの女子として立てられてるのはいい。女子って、ちゃんとめし食わないと、かわいくなれんよw(個人の意見ですw)。
常に明るく振る舞う、ムードメーカー。頭はあんまりよくない、シュタゲのまゆりを思わせる、キャラクター。
…ハイ、これらは全て、大嘘だったのですw。正体を反転で、明かします。
実は、「尾上世莉架」という人間は、存在しない。宮代拓留が、ギガロマニアックス能力に目覚めたとき、妄想から現実に、生み出された存在。拓留は願ってしまった、「こんな両親など、いらない」。その願いがきっかけで生み出された彼女、宮代の父、母を殺害する。
そして、「拓留の望みを叶え続けること」を、自らの存在意義とし、彼の傍にあり続けた。ちなみに世莉架は、「本当はこんなお母さんが、欲しかった」という拓留の願望が投影されており、容姿も名前も、拓留の母親が反映されている。彼女自身も、能力者。
拓留が「推理ゲーム」を望んでいること、わかっていた(世莉架には他人の思考を読む能力がある。拓留の脳内も、筒抜けである)彼女、今回のラスボスである、佐久間亘と手を組み、実行犯として、次々に人を猟奇的に、殺める。ハッキリ言うなら、彼女こそ、一連の事件ほとんどの実行犯であり、黒幕である。
そしてもう一つ、重要なこと。彼女は渋谷震災の直後に、拓留の妄想から生み出された人間なので、渋谷震災によって拓留たちが罹患した、「カオスチャイルド症候群」に罹っていない。罹って、いないのだ…。
最初は目的と正体を巧妙に隠していた世莉架、しかし来栖乃々の行動が、彼女を追い詰める。拓留のことはいくらでも騙せる自信があった世莉架、だが親友である乃々は騙せないと考える。そして来栖は鋭く、世莉架が真犯人であること、突き止める。そして…。世莉架は乃々を、殺害した。
…ここから世莉架、本性を現し始める。世莉架の真のパーソナリティ、冷酷で、愛しているはずの拓留も、容赦なく嘲る。人の命をなんとも思わず、奪うのを躊躇わない。
これは、イマジナリーフレンドとしての彼女が17歳であっても、実際には生まれて6年しか生きてないことと、関係している。倫理観が育たず、育てるべき保護者が、いなかった。彼女もそれを望まず、拓留さえいれば、よかった。
数多の人を殺し、拓留にとって大切な、結衣が殺される糸を引いたのも、世莉架。苦心の末、ラスボス佐久間を倒した拓留、黒幕たる、世莉架と対決。
「人間をリアルブートする」拓留と、「目の前にいる人の思考を盗み見る」世莉架。あまりに哀しく、切ない対決。だけど世莉架は、殺しも殺されもしなかった。拓留は自殺を望んでいなく、世莉架の死も、望んでいない。「拓留の望みを叶える」世莉架には、どちらも不可能だった。そして拓留がしたのは、「普通の女の子として、世莉架を作り替える」ことだった。
この展開には、賛否両論、あったと思う。世莉架からすれば、「普通の女の子」なんて、今まで想像もしてなかった、ワケのわからないモノに、無理矢理作り変えられるなんて、恐怖でしかない。人間誰だって、今の自分でいたい。この恐怖から、世莉架も辛うじて、「人間」なのだとわかる。また彼の望みを叶えたい存在な以上、彼女に拒否権は、なかった。…えげつない言い方すれば、犯されるのにも等しい仕打ち。
だけど拓留からすれば、どんな罪深い存在であろうと、それの元凶は拓留が作った。それに考慮しなければならないの、拓留が創造した女の子である以上、拓留にとって彼女は、理想そのものの女子。世莉架のこと、誰よりも好き。だから結衣の死の原因を作り、乃々を殺した世莉架を、彼は憎み切れなかった。そんな理想の女子が、大量殺戮をしている存在として、あり続けるなど、我慢ならなかった。
…こうして書いてみると、やはり拓留のが、ひどいなw。ノーマルエンド、世莉架は再構成された。
そして、トゥルールートで生まれ変わった世莉架。自分の罪悪を、拓留に忘れさせられ、表面上の人格だった、明るくのほほんとした、アホの子wとして再生した。
しかしかつての自分を、完全に忘れてはいない。夢でフラッシュバックする、記憶に苛まれる。そして彼女は拓留と再会する。トゥルーにおいて、拓留は「ニュージェネレーションの狂気の再来」の真犯人として、世莉架と伊藤、そして佐久間の罪を、一人で被っていた。元凶である拓留の、責任感。
彼女も拓留が真犯人と思っており、恐怖し怒り、罵声を浴びせる。だけどそんな彼女を、拓留はとっても優しく受け止め、「よかった…。本当に、よかった」という反応しか、示さない。拓留のこと、忘れさせられている世莉架、彼の反応に、戸惑うばかり。
拓留と真のラスボス、和久井修一との対峙。拓留は世莉架を作り替える代償に、能力を失った。その際、世莉架の能力も、取り去った。だから戦闘で対抗は不可能。
ここで触れますが、人工のディソードを持つ能力者の中で、戦闘力最強は恐らく世莉架です。その自由があれば、拓留を殺せたし、表向きのラスボスである、佐久間を殺したのは彼女。拓留は自殺を望んでいなかったので、望みを叶える世莉架には、殺せなかった。
力の強さだけなら、華が最強なんだけど、戦闘向きとは言えんからな。ただ和久井は、生まれついての能力者なので、世莉架と拓留の能力が健在だったとしても、敵うかどうか(華は勝ちましたがw)。
で、拓留は非常に奇妙な交換条件を、和久井に示し、和久井はそれを割とあっさり了承し、引き下がった。シリーズで今までなかった、スッキリした結末が描かれないENDとなった。これは今後のシリーズ作の、伏線と思われます。交渉の詳細は、「久野里澪」の項目で。
そんなラストバトルをただ茫然と見てるしかなかった世莉架。もとより能力を失ってるので、なにが起こっていたか、わかっていない。でも世莉架、なんとなくわかってると思うんです。「宮代さんは、私を守ってくれたんだ」と。
ここで根本を問いたいんですが、そもそもかつての世莉架が振る舞っていた、「明るくのほほんとした、おつむの弱い女の子」としての世莉架は、本当になんら根も葉もない、ただの大嘘に過ぎなかったのか?作り替えられた後の世莉架は、拓留の単なる、願望の投影に過ぎないのか?
…私は、「そんなことはない」と、考えています。
世莉架にとって、乃々との友情、伊藤や華、雛絵と楽しく過ごしたこと、なにも感じてなくなど、いなかった。そうでなければ、作り替えられた後、来栖の「あの」写真を前に、あれほど動揺したりしない。碧朋学園で目撃した、「カオスチャイルド症候群」の真実(項立てて語ります)に、心を痛めなど、しない。
彼女が拓留の願望による存在だったのは、事実。だけど、世莉架という存在は、6年の時を経て、拓留の願い「のみ」の存在では、なくなっていた。そうでなければ…。拓留が心から大切に想っていた、結衣や乃々を、殺すはずなど、ないのだ。彼女は自分でも気づかないうち、拓留の被造物などではない、独立した「尾上世莉架」という人間にして、女性に、なっていた。
だから、彼女が明るく呑気な女子として振る舞っていたのが「嘘だった」などとは、実は、世莉架自身が、自分についていた、大嘘。そう考えると、ノーマルエンドで拓留は、ただ世莉架の「可能性」を開いただけに、過ぎないのかもしれない。
本筋に戻る。拓留と和久井の対決の後、呆然とするしかなかった世莉架、なにか記憶が残っていたのか、かつて拓留と戦った、渋谷ヒカリヲに、足が向かう。そこで…。「ソワレ」を観て、ただただ涙するしかなかった。自分でも、まるで訳が分からなかった。そこで、ゲームのスタッフロール。
…ここは、私は静かに涙した。断じて「泣いて下さい!」との、感動を強制するシーンではない。メタフィクション的展開と演出であり、白けてしまった人もいたろう。私は、世莉架は最後まで、全て忘れたままだと解釈していた。だけど、なにもかも取り戻したとも、解釈は可能。だからそこは問題ではない。
トゥルーエンドの、ラストシーン。幽閉される拓留と、偶然ではない成り行きで、世莉架が出会う。二人とも、口をそろえる。「こんな人、知りません」と。 でも、筆者は、確信してる。
「世莉架は、記憶はどうあれ、拓留に、心から、感謝している。そしてきっと彼を、愛している」
…私は、これだけは、疑わないつもりだ。
来栖 乃々
今作で一番、好きなキャラ。私がこういう女子を気に入るの、珍しいw。
拓留より年上で、リーダーシップ高い生徒会長で、当然学力も高く、家事が得意で、面倒見よく、「弟」である拓留や、結衣や結人、「父」である佐久間亘も、頭が上がらない、おっぱいも大きいw、完璧女子。通称「女帝」w。ジョジョかw。しかしてその実体は―――。
焦らすのは苦手なので、核心から明かします。 その前に、今回ただ一枚載せる、スクショ。
これ撮るために、1時間近く費やした、私をHENTAIと罵って!!!!!wwwwwそ、それに、このくらい、許容範囲ですよね!?そうだと言って下さい!(誰に同意を求めているw)(C)2014 MAGES./5pb./RED FLAGSHIP/Chiyo St. Inc. (C)2008 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP
正体は、本物の乃々の友人だった、南沢泉理。本当の来栖乃々は、渋谷震災で、死亡している。
泉理はもともと内気で暗く、コミュニケーション苦手で、背も低く、容姿にも自信がない、陰キャな子供だった。
そんな泉理は、小6の頃、真の乃々と知り合い、仲良くなり、友達になる。乃々は、明るく人当たりよく、誰とも分け隔てなくつき合い、背は高めで、胸もわずかに膨らんでいた。泉理は秘かに思っていた。「こんな女の子に、なりたい」と。
そんな彼女たちに、渋谷震災が襲い掛かる。九死に一生を得た泉理。一方乃々は、敢え無く死んでしまう。泉理に「死にたくない、嫌だ、死にたくないよー…!」と、切実に、訴えながら。それを見て、泉理の中の、なにかが壊れ、彼女は、能力に覚醒してしまった。
泉理の力は、「他人の容姿と声を、完璧にコピーする」能力。それによって泉理は、乃々の姿に化け、なりすまし、その後の6年間を、「来栖乃々」として、生きた。
泉理がコピーできるのは、あくまで容姿と音声のみで、才能や性格は複写不能。しかし泉理は、文字通り完璧に、乃々として、生き続けた。幼い頃から乃々に想いを寄せていた、川原雅司にまるで気づかせないほどに。
それは実は、泉理の美点なのだ。彼女は乃々の姿を借りることで、自己改革を成し遂げた。私は自己改革に取り組んでいる途中なので、困難な芸当であるの、よくわかる。血の滲む努力を、つみかさねて、才覚と人格を身に着けた。
最初に「姿や身分を借りるくらい、構わないじゃないか」と思ってしまったの、責められない。それがどれほど大きな欺瞞を生み、取り返しのつかない事態につながるか、小6の子供に過ぎなかった彼女に、想像出来るはず、ないじゃないか…。
「来栖乃々」として震災後、拓留、橘姉弟、佐久間と身を寄せ合って生きてきた。特に拓留は、世莉架をリアルブートした際、代償として、一年間昏睡状態にあった。そんな拓留を献身的に介護したのが、泉理…、いや、乃々。下の世話までしたばかりか、眠りから覚めた後の厳しいリハビリも、懸命に支えた。拓留と誕生日は1ヶ月しか違わないが、拓留の上に立つ「姉」として振る舞うの、当たり前なのだ。
見た目を変えたのも関係してると思うけど(要するにおっぱいw。泉理は貧乳w)、母性溢れる女性。拓留も結衣も結人も大切にし、尊重もする。佐久間も大事にし、尊敬している。血の繋がりは橘姉弟にしかない家族。でもそんなこと、乃々には関係ない。「家族の絆」「家族愛」に、最もこだわるキャラクター。
突っ走りがちな拓留に対し、ブレーキとして機能する、人物でもある。少年探偵ぶって、ヤバいヤマに首を突っ込もうとする拓留を度々咎める。高圧的、というか偉そうな態度も取る。「女帝」と言われる所以w。だがそれは、とみに家族へ、とても優しい女子であるからこそ。
しかし彼女は、思わぬ苦しみ方をする。一連の事件の犯人が、「南沢泉理」なのではないかと、拓留たちに疑われるからだ。
肝からバラしてしまうと、泉理が疑われたのは、真犯人の世莉架と、佐久間の操り人形である、伊藤のミスリード。伊藤は知らないが、他人の考えを読める世莉架は、乃々の正体が泉理であると知っている。しかし乃々は、家族崩壊を恐れて、正体を明かす決心が、つかない。そこまで読んでいた世莉架の、周到な企み(それにしても、乃々の正体に触れるところの世莉架は、悪女としか言いようがない、下衆さであるw)。
正体が泉理な乃々、犯人が泉理でないのは彼女からすれば明白。なのになぜ自分が疑われているのか、わけがわからない。しかし彼女は、「私が泉理だ」とは言えない。それを言ってしまえば、「本物の来栖乃々は、死んでいる」と言わなければならない。今まで乃々として築き上げたもの、全て崩れ去るかもしれないのだ。そんな彼女の臆病さを、誰が責められるのか!(私事だけど、めっちゃ感情移入してるね、俺w。乃々のこと、こんなに好きだったのかw)
「私は泉理の親友であり、泉理は間違いなく、目の前で死んだ」と、嘘をつくしかない、乃々こと泉理。しかし、「言葉の真贋を見破る」力を持つ、有村雛絵(次項で語るキャラです)によって、それは嘘だと見抜かれる。そのことをよくわかっていた世莉架、悪いやっちゃなー!w
文字数とんでもないので、ある程度は過程を省く。乃々の嘘がもたらしたのは…。結衣が惨殺される、という結果、だった。
「事件を追ってはいけなかった」と悔やむ拓留以上に、「私の嘘のせいで、かわいい妹が殺された」と、罪悪感、自己嫌悪、様々な感情。だけど、真実を明かそうとは考えない。彼女はこう考えた。「世莉架と決着をつけて、拓留を守ろう」と。
碧朋学園屋上での(なんで深夜の高校の屋上に入れたのか、なんてツッコミは厳禁!w)、乃々と世莉架、親友対決。せ、切な過ぎるよ…(涙)。殺しを躊躇わず、戦闘にも慣れている世莉架、乃々は分が悪い。尾上の方が、戦闘向きの、能力でもある。 しかしこういう時の、他人を痛めつけ、罵りまくる世莉架、なんと楽しそうなことかw。本性「S」なのは、間違いないw。目が暗くなるのも、絶妙な演出、なのであるw。
ここでゲームならではの、「シナリオ分岐」がある。ノーマルルートでは、乃々が殺されて終わる。それがめちゃくちゃ、美しい演出で描かれる。私なりの解釈を言うと、「拓留の前で、醜い死に様は、出来ない。結衣があんなに惨く、殺された後で」との、乃々の心情を、反映してると思う。彼女がこと切れた後に拓留は呼ぶ、
「乃々」と。
しばらく「来栖」と呼んで、名前を呼んであげていなかった。「乃々の胸、こんなに柔らかかったんだ」とも、感じながら。逝ってしまった後に呼んでも、もう、遅い―――。
再現した私自身、驚いた。な、なんなのだ、この美しさは?人の死を、まして殺されたのを、こんなにも美しく描いて、いいのか?少し微妙な言い方するが、旧日本軍でも、ここまで美しく「戦死」を描くこと、そうなかったのではないか?だけど私は、ただ主観を描いたんじゃない。こんな印象を、受けるシーンなのだ!
メインルートでの乃々は、ここまで。乃々ルートを語る。
そこでは、乃々のピンチに、拓留が間に合い、ディソードで世莉架を、退散させる。力で退けたというより、世莉架には訳が分からなかった。「拓留、お前の、望み通りにしているのに、なぜ」と、狼狽えていた。
そのしばらく後、拓留たちの育ての父である、佐久間が殺されたと、告げられる。動揺する、拓留、乃々、結人。それからしばらく前から、家族みたいになってた、山添うき。そしてここから、全然ゲームらしくない展開が、始まるw。こんなの考えられるの、千代丸ならではw。
あまりにも大変なお人好しとしか、言いようがないw刑事、神成岳志(今作最大の、良心w)から、佐久間が保険に入ってなくて、拓留達を養育している施設の台所事情も悪いと、語られる。要するに倒産。父だけに(どう見ても、上手くないw)。
乃々は、それをある程度は把握しており、父に「なんとかしておいてくれ」と度々、忠告していた。また佐久間が医者でありながら、保険に入ってなかったの、「300人委員会」の人間であることも、関係していると、筆者は推測している。彼を殺害したのは、当然のことながらw、世莉架である。
施設が潰れるということは、拓留や乃々が、一緒に暮らせなくなるということ。高校生の、拓留や乃々はまだいいが(特に拓留は、施設を飛び出て、不十分ながら一人暮らしをしている。大した男だ。だから一番、心配ない。ちなみにカオヘの拓巳も。少なくとも私よりw、生活力ある、立派な男たち)、中学生の結人やうきには酷な話。まして結人は、実の姉を喪ったばかり。気の毒だと思った神成さん、探偵事務所の所長、百瀬克子さん(いい人なんだけど、ちょっと裏が)に頼み込み、なんとか、4人同居できるボロアパートを、探してもらった。
…なんといい人たちだw。科アドのメインキャラって、人の縁に恵まれてるよなー。それがないと、苦労する。
独立してた拓留も、乃々1人に結人やうきを任せておけないと、共同生活を、始める。これが完全に、拓留が「お父さん」w、乃々が「お母さん」wの、疑似家族で、乃々がしっかりし、拓留が不甲斐ないとこばかり見せるw。めっちゃ微笑ましいw。解釈次第では、最も幸福な一幕とすら、言えるw。
うきの結人に対する、「お姉さん」振りも見事。拓留も結人も男が如何に、か弱い生き物かがw、リアリティ満点にw描写されている。科学ADVって、「生活」の描写を、疎かにしてないんだよね。またここからは、「何事もない日常こそ、一番だ」との考えも、感じられる。
ふた昔前、「終わりなき日常を生きる、不自由さ、窮屈さ」が語られましたが、もう価値観が、まるで変わってしまった。
ボリュームとんでもないので、少し省く。色々あって、ついに「乃々の正体は泉理であり、本物の来栖乃々は死んでいる」真相が明かされる。これを明かすのは、乃々ではなく、世莉架。ノリノリで他人の秘密を暴くw。乃々だけが、悪いかのように。世莉架は言う。
「女って怖いね~」
おま、おま、おま、お前だけは言うなアあぁぁあ!!!!!wwwww
学園屋上の戦いから、もう誰の目にも、明らかだったが、乃々と世莉架の戦い、ただ拓留を取り合ってるだけの、まさに女の戦いw。「拓留は私のモンじゃー!」を、全力で争ってる、だけであるw。そしてどう見たって、乃々は腰こそ引けてるが、正々堂々たる戦いぶりで、世莉架は卑劣千万なのである!w世莉架、キミ、それでも「メインヒロイン」なのか!w
乃々の正体たる泉理は300人委員会の被検体だったなどの、細かいとこは省く。
最も信頼していた人間、いや、女子に、見事に裏切られた。傷ついていた拓留だが、しかし彼は忘れていなかった。初対面以来、乃々がどれほど、拓留の力になってくれたか。一番傍にいてくれた女子は、いつだって乃々だった。
そして乃々の部屋で見てしまう。本物の乃々と、泉理が映っている写真。泉理の顔が、マジックで塗りつぶされていた。…彼は優しい男だ。気づかないはずはなかった。乃々、いや、泉理が、とても深く傷つき、苦しんでいるのを。
自己嫌悪のあまり、「殺してほしい」と願ってしまう拓留。それが本気であること、世莉架はわかり、実行しようとする。しかし、泉理が阻止。泉理は訴える。
「どんなに嘘まみれの私であろうと、拓留がどんなに死を願うほどの、罪を背負っていようと、私はあなたと共に、生きたい」
どう見ても、プロポーズな泉理w。ここで肝心なのは、姿を乃々のカムフラージュなのをやめ、痩せぎすでツインテール、貧乳で陰気な印象の、「南沢泉理」の姿で言い、「こんな姿の私でも、よければ」と、ものすごい勇気で、告白している。
これは本当に勇気ある決断と思う。なぜなら別に泉理には、乃々の「姿まで」やめなければならない、合理的理由はない。今まで通り、乃々の姿で、名前だけ「南沢泉理」として、一緒になってくれと言っても、不都合はない。しかし泉理は、自分の罪深い嘘の清算と、そしてなにより…。親友と信じ、無残な最期を遂げた、本物の「来栖乃々」の生と死を、6年に亘り、踏み躙り続けた。…そんなひどい友としての、「贖罪」なのである。たとえ拓留にフラれるとしても、それだけは、自分を許しちゃ、いけなかった(感情移入、たっぷりw)。
そして、世莉架を斬る、拓留。それが拓留の、本物の望みだと、悟った世莉架、納得しつつ、寂しそうに消えていく。世莉架は言い遺す。
「タクのこと…よろしくね…」
…一応、「メインヒロイン」の面目を、保った台詞w(自分でもヒドスと思うがw、乃々編の世莉架には、辛い点付けざるを、得ないw)。
乃々は、泉理の姿と名前を、結人とうきにも晒す。二人とも戸惑うも、彼女を「姉」として、受け入れる。
乃々編ラスト。 泉理と拓留、丘の上のお墓に、参っていた。その墓に刻まれた、名は―――
"来栖乃々"。
いやー、乃々の感想は、手加減なしに、書けた。彼女への愛情w、読者に伝わるといいなw。
インターミッション
メイン中のメイン、3人について、書けたので箸休め。ここで、結構とんでもないこと言います。女性声優の真実が、わかってしまいました…w。
このゲームやってて気づいたの、尾上や来栖や、ヒロインの皆さんの、エロいシーンであっさり立たされてしまう(なにやってんの俺w)の、私がチョロいからだけではなくて、世莉架の上坂すみれさんや、乃々のブリドカットセーラ恵美さんをはじめとする、女性声優の皆さん、本気で全力で、男子プレイヤーをたぶらかし惑わせ興奮させ、立たせてあわよくばそれ以上もさせようと企んでいるw、筋金入りの、ビッチの皆さんであられるという真実wを、ようやく理解しましたw。
しかも声優とは、それは若い方の特権じゃなくて、具体名は避けますがw、私が幼い頃、アイドル声優だったベテラン女性声優、更にはこれは名前を挙げてしまうと、田中真弓さんや野沢雅子さんといった、一見そういうイメージない方でも、オトコをたぶらかすなど、容易いはずw。
田中さんは、桐島カンナで証明してる。一遍、野沢さんの美声で、立たされてみたいもんだぜ…w。
あと、この流れで、も一つ言いますと、このゲームで、最も明るく楽しくプレイ出来るポイント、実は拓留が「サイコキネシス」(「生きた人間のリアルブート」が真の能力だと判明するまで、念動力が、拓留の能力と、思われていた)で、「食堂にいるその場の女子全員の、スカートを捲る」っつー、アホ丸出しの、シーンでして…wwwww。
その場には、世莉架、乃々、雛絵、華が居合わせて、しかも彼女たちばかりか、食堂に居合わせた女子全員の、スカートが捲れるw。あまっさえ、一人だけ、ブラのホックが外れるっつー、DT丸出しの効果だったり…www。また拓留役の松岡禎丞さんを始め、上坂さんもブリドカットさんも、三森さんも仲谷さんも、妥協なく本気の本気で演じて下さってw、主犯の伊藤役、藤原さんの、ノリノリ度は軽く引くレベルwww。スタッフの皆さんがまた、演出も妄想トリガーも、こだわり凝りまくって下さって…wwwww。
とどめが、実績が獲得される際の、「ポコッ」という、演出w。Xboxでしか、味わえない要素w。
あのシーンこそ、カオチャで最も、本気の力がこもったイベントだと、断言できます。それほど、すごいのですっ!(`・ω・´)あの場に、うきと澪と結衣と理子がいないの、大変残念だッッッッッ!!!!!(←超本気wwwww)
あ、このイベント、女子プレイヤーも、楽しめますw。よっぽど頭固くなければ、確実にw。メイン女子4人のリアクションも、男子2人が受ける制裁も、大笑いなのだ…。言うまでもなく、ぱんつはしっかりと、見えるのですっ!( ー`дー´)表現は地の文、ですがっ!(´;ω;`)
有村 雛絵
軽薄そうな、ギャル。
という表面上の印象が、科学アドベンチャーシリーズで、如何に当てにならないか、賢明なるシリーズファンの皆さんなら、既におワカリのことと、思うがw(白土三平リスペクトw)。
初登場が、なかなかの衝撃で、事件を探るため、ラブホテルに潜入した拓留と世莉架が(誰もが「こいつら、どうかと思う」と同時に、「拓留と世莉架、そうなるの!?」などとの不埒な期待をした、シーンであるw)男性が惨殺されるのを、目撃するのと同時に、現場にいる雛絵を発見した。警察沙汰と、なった。
誰もが思う、「雛絵は、援××際、してたのではないか?」と。警察の取り調べで彼女、黙秘権を行使し、肯定も否定もしない。困る警察。また雛絵が絡んだのをきっかけに、今作随一の善人にして苦労人w、神成刑事が、拓留たちを担当する。カワイソウにw。
拓留は「こいつとは関わるまい」と思っていたが、しかし彼女は碧朋学園の2年生であり、文芸部部長。…正直、雛絵に「文学的」という印象、受けないんだけど、私の偏見だろうw。ちゃんとそれを窺わせる台詞は、あるし。
てゆーか雛絵は、拓留の妄想の中で、腐女子にされたり、男の娘にされたり、乃々の萌え妹だったり真犯人だったり、拓留が女子との付き合い方を勉強してる雑誌w(そういう経験はないが、わかるぞ拓留!w)、「クールキャットプレス」の恥ずかしい文、読み上げたりw、こうして書くと、相当の弄り、いや、弄られキャラw。
スタッフ様いわく、世莉架や乃々に関する拓留の妄想は、ただの彼の想像に過ぎないが、雛絵に関しては、「雛絵とはそーゆーキャラなのだ」という、ご回答w。後からカオヘをプレイすると気づく、「最も『カオス』の女子らしい、キャラだ」と。カオヘの折原梢に、近いポジション(雛絵独自の挨拶「チャオっす」は、「カオス」のもじり。某少女マンガ雑誌を思い起こす?…なるほど、あの雑誌も「カオス」だなw)。
で、文芸部部長として、新聞部部長の拓留に、生徒会長の乃々を介し、「ごく普通の」挨拶をする、雛絵。殺人現場で初対面したなどと、おくびにも出さず。「なんでそんな、普通の態度が取れるのか」と、戸惑う拓留。しかし彼女、別れ科に言う。
「殺されますよ、宮代先輩」
雛絵のキャラクター性の一つが、「普通の人のようで、普通でなく、普通でないようで、至極常識的」であること。何故そんな性格となったのか。それはズバリ、彼女のギガロマニアックス能力が、「人の言葉の真実と嘘を、見分ける」モノだから。
こんな力を持つ人が、苦しまないはずない。6年前に目覚めてから、人は如何に裏表に満ちているか、世の中建前だらけであるかを、思い知って生きてきた。だから警察のことも、信じられない。だけど神成さんのことは、それなりに信用している。彼が、「正義の刑事」だからである(`・ω・´)。力を持ってるからこそ、それはわかった。
皮肉なことに、だからこそ彼女は、メインキャラ中、一番表裏に、満ち満ちている人物である。明るく今どきのギャル風の仮面、深刻な事情を抱える難しい女子の仮面、「なんか、ヤバい人なのでは?」な仮面、使い分ける。嘘を見抜けるからこそ、実は「真実」を、誰より恐れる。…恐らく、主要人物の中で、飛び抜けて「危うく、脆い」キャラクターである。
注意してほしいのが、彼女の能力がわかるのは、あくまで「その人が、嘘をついているつもりかどうか」までである。つまり、物事そのものの、真贋までは、わからない。また、相手が嘘をついてても、主観で「真実だ」と確信していれば、あるいは単に、誤解していれば、見破れない。もちろん、その人が「知らない」ことは、わからない。ナンセンスだが、能力の「強い、弱い」を言えば、彼女が最弱。
彼女が見破れるのは「真実」であり、「事実」ではない。ここが、ノーマルルートで、事件解決のポイントとなる。
そんな雛絵、拓留のことは、信頼し、好感まで持つ。なぜなら、拓留は嘘のつけない、表裏のない善人。そんな彼の前では、彼女も仮面をかぶらず振る舞える。それは疲れずに済む、心地いい関係。拓留をこう評すこともある、
「宮代先輩、わかりやすいっす」
展開によっては、彼に異性としての好意を持つ。うらやまw。しかしそれが…、CERO:Zに相応しい、超ホラーエンドへ、つながるのだ…w。
あ、ここで触れときますが、劇中で、ディソードを、最初にリアルブートするシーンを、見せるのは雛絵です。これがなかなか美しい。蝶の羽のようで、かわいらしい。能力の解説でわかると思いますが、彼女の力は、戦闘に向いていない。
また各キャラのディソード、人間の体の感覚器官をモチーフにしていて、雛絵は「耳」。ほかのキャラは、拓留と世莉架が「目」。乃々(泉理)が「手」。うきが「鼻」。華が「舌」。和久井は「脳」。佐久間のディソードは不完全なので「ない」。澪には別の意味で「ない」。
雛絵ルートの彼女について、語る。雛絵は、優しい兄、父母、一見、幸福な家庭で暮らしていた。しかし、兄との「嘘をついてはいけない」約束が、全てを台無しにしてしまう。両親の不貞を暴き、家族崩壊。この展開、名作アニメ映画、「心が叫びたがってるんだ」を、思い起こす。調べたら、「カオチャ」より「ここさけ」の方が、世に出た時期は遅い。ほほうw。
そんな兄貴を、渋谷震災で失う。この兄、死に際に「妹の兄」として、風上にも置けないヒトコトを、ほざく。「血の繋がらない兄妹」とはまさに、ギャルゲ、エロゲのテンプレw。 私も妹の兄であり、よき兄貴じゃなかったとわかってるが、ここまで最低の兄ではない自信がある。
つか、大前提を言うが、妹と恋愛やHなんて、リアルの兄に言わせれば、ただの冗談だからな?w
馬鹿兄のせいでw、能力に目覚めてしまった。苦しい生き方するとなった雛絵。人の表裏がわかってしまう彼女、居直って彼女自身、上っ面だけの、女子となった。
しかし皮肉なことに、雛絵の上っ面の人間性、なかなかかわいい。多数いるヒロインの中で、雛絵が最も、「ギャルゲーのヒロイン」らしいヒロイン。
ここが雛絵のキャラの核心で、つまり「どこまで冗談で、どこまで本気かわからない」パーソナリティ。彼女なりの、処世術。
雛絵の強引なアプローチで、拓留とデート。世莉架や乃々、内心穏やかではないが、特に乃々、「不出来な弟が、女の子をマトモに扱えるのか」と、まあ拓留を弄ること弄ること…w。これだけでもうらやますぐるw。
「クールキャットプレス」を読みまくり、デートマニュアルを頭に叩き込んだ拓留、見事に通じないw。というか私も経験豊かではないが、「待ち合わせの時間に、あえて遅れる」が大外れだとは、常識で考えればわかることだぞ…w。
そう、「情報強者」気取ってるけど、「常識」が足りないよな、拓留にはw。にしても一見下着に見える水着姿見せるとか、ちょっとキスするとか、男の扱いわかってる雛絵w。そして自分も楽しんでるのが偉い。彼女にとって、表裏のない拓留と過ごせる時間、楽しい。
ここから、世莉架や乃々と、激しい恋の鞘当て…。なんてフツーの展開に、カオスがなるワケないだろw。
デートの余韻に浸ってる雛絵を、何者かが階段から突き落とす。そこに更に、謎の殺人事件が起こる。関係なかったのだが、雛絵は見抜く、
「宮代先輩は、事件が続けばよかったと、思っている」
バラしてしまうと、雛絵を襲う犯人は、死んだ雛絵の兄。雛絵はひどい兄でも慕っており、生き返ってほしいと願っていた。だから本人も気づかないうち、能力で兄を、リアルブートしてしまう。
ただし雛絵の能力は、拓留より弱い。だから世莉架みたいな、完全な人間のリアルブートとして生まれなかった兄、雛絵の意思とは違い、彼女を殺そうとする。また生きていた彼女の母、その母に殺された父、そこに絡みまくる拓留の想い、もう痴情のもつれが、ドロッドロのグッチョングッチョンw。リアリティあるなー!w他人事ならば、最高の娯楽だ!!!www
更に言うと、一見無関係な事件の犯人、雛絵の兄や母の犯行も、裏で糸を引いてるのは、案の定w、世莉架。この子ほとんど、殺ししかしてないw。それを拓留にもプレイヤーにもw、巧妙にカムフラージュしてる、だけであるw。
雛絵母に、ズバリ刺し殺される主人公(笑)、拓留。そして3週間、死んだ彼と閉じ込められて、生きていた雛絵。水や便など、さぞ苦労したと思うが、ここで問題、彼女は、なにを食べて、生きてたのでしょう?((((;゚Д゚))))
やっぱ雛絵、一番「カオス」らしいわw。
山添 うき
カオチャのメガネと、ロリ担当。シリーズファンならわかっているはずである、科学ADVの、メガネキャラには、気をつけろ、と!w
拓留たちとのファースト・コンタクトは、深夜の精神病院。ただの病院ではなく、300人委員会が、人体実験をしていた病院で、泉理もここの被験者だった。また、カオヘにおいて、極めて重要な、ロケーションである。詳しくは、カオヘ遊んで下さい。
「精神病院とは言え、こんなにヤバいモノか?」精神病患者にして、精神障害者として(この二つは、似てるが、明確に違う)、ハッキリ言うと、病院の質にもよるが、相当ヤバい世界。患者がというより、医者や看護師、患者の家族の中で、人権意識持ってる奴は、かなり出来た善人。薬漬けなど普通、隔離や身体拘束もまあ普通。電気ショックをやるとこもある。私は運が、よかった方。
それはともかく、うきは病院で、被験者たちの、介護をしていた。その被験者の一人、どう見ても、カオヘの主人公、西條拓巳のオリジナルである、「将軍」。悪人ではなかったんだが、報われない余生、送ってる様だな…。
うきにとっては、物心つく頃から、被験者たちの世話を焼くのが当たり前。全く外出してないのではないが、他の世界、あまりというより、全然知らない。
ところが、拓留や澪が、病院の捜査に乗り出した途端、300人委員会は、証拠隠しに走った。被験者が、一人もいなくなった。どうされてしまったのか、想像したくない((((;゚Д゚))))。
うきは、ある程度、想像してしまったのかも、しれない。彼女にとって、彼ら彼女らが、「家族」だった。動揺するなという方が、無理であり、酷というもの。
彼女は、望んで病院にいたのではなく、彼女もまた、被検体を強制されていた。実年齢14歳だが、実験のせいで、小学生くらいの、体格と見た目。喜んではいけませんw。…第一彼女も、「カオスチャイルド症候群」なのだ。
拓留や澪が救出した彼女、神成さんや百瀬さん、マトモな大人として、放っておけず、保護を図る。ところがうき、
「私を元の病院へ帰して下さい、みんな困っているはずです」
と、頑として救いの手を拒む。そう、自分が異常な状況と状態に置かれてたの、理解出来ない。…人間とは適応する生き物、常識は、環境によって、決められる。
神成さんたちが困ってるところ、救いとなったのは、橘結衣だった。結衣は思い出した、うきがかつての、クラスメートだったこと。正常な世界(それは現代日本に住む我々の、主観でしかないが)への、チャンネルが開いた。これによってうきは、佐久間の経営する施設に引き取られ、結衣、結人、乃々との、共同生活を始める。家出している拓留も、面倒を少しは見る。
外の世界にカルチャーショックを受けるも、なんとか新しい世界を受け入れ、楽しみ始める。うきにとっても、事態は好転していた。
ところが、うきのディソードが見えたことで、結衣が能力者だと、判明してしまった。詳しくは省くが、結衣の命が危ない事態。拓留、乃々は決死の努力をするも…、結衣は殺された。
友人にして、大恩人と言える結衣の無残な死、うきは耐えかね…。なかったことに、しようとした。ハイ、うきルートに、入ります。
うきの能力は、「他人の妄想を、具現化する」。結衣の死を信じたくない拓留の妄想を実現し、その世界へ自分と拓留を、閉じ込めた。それは、うき自身の願いでも、あった。
また触れておかねばならない。環境のせいと思うが、うきとは発想が、ネガティブな女子である。拓留がストーリー上で、ネガティブ妄想を多く選ぶのが、うき固有ルートへ入る際の、 条件。入りにくさでは、トゥルー(世莉架)ルートを除けば、最難関。雛絵とは違った意味で、危うい子。
うきの妄想世界で、結衣は生きていた。また一連の事件も、犯人と断定された、女の焼死で、幕を閉じる。そこから、うきと拓留と雛絵の買い物であるとか、「碧朋学園最高の美少女」蒼崎夢との、ドリームの如きデートであるとか、平和な展開が、繰り広げられる。
拓留自身、なんとなく感じる、「なんだか、この世界、おかしい」と。プレイヤーは、もっと違和感覚える。実は、まだ14歳な上、外の世界、あまり知らないうきが作った世界、人造世界として、非常に拙く、片っ端から、ボロや綻びが、生まれまくっている。
「蒼崎夢」も「山添うき」の、アナグラムに過ぎず、うきと拓留が妄想する、うきの分身でもある、理想の美少女♡w(忘れかけていたが、「妄想が量子によって共有される」SF考証こそ、カオスの基幹設定である)。ここでしか使われないにも拘わらず、デザインがささきさんや松尾さんの気合いが入りまくりでありw、ボイスもうきとは別の女性声優が、専用で当てている。
…世莉架も拓留の妄想から生まれた理想の女子なのに、随分デザイン違うな?wなーるほど、世莉架を作った時期と、夢が生み出された現在、うきの好みが混じったのもあるが、拓留自身の好み、かなり変わったんだな?w大体「蒼崎夢」って名前が、思春期男子っぽい妄想w。うきより先に、夢の名前を思いついて、アナグラムを作ったのでは、千代丸さん?(しかしこの程度の出落ちキャラを、私もよくここまで語れるモノであるwww)
とんでもない時間かかってるのでw、結論急ぐ。結局この世界、案の定w、崩壊を始め、そこから抜け出さないと、拓留は妄想の世界に飲み込まれてしまうという、当たり前のw、展開。しかし現実世界から拓留を呼ぶ、乃々の切実さと、世莉架の白々しさのギャップが、激しいなw(世莉架にとっても、拓留は大切な男だとわかってるが、みんな彼女の本性を知ってる展開だからなーw)。
この世界、拓留よりむしろ、うきが望んだ世界だった。異常な世界に生きていた彼女、外の世界を知り、普通の女の子として、普通の男の子とイチャイチャしたり、他愛のないことで笑いたかった。ところが「正常な」世界は、うきの想像より、残酷で無慈悲で、理不尽だった。ただでさえショックを受けてたのに、最大の親友にして恩人の女子が、無残に殺された。
「なんだ、外の世界の方が、ひどいじゃないか。騙された」
うきは幸せな世界を望んだ。それに拓留を巻き込んだの、まあ…、「そういうこと」なんでしょうw。…なんでこんな男が、やたらモテるのw(それはシリーズ全ての主人公に、言えるコトw)。またこの辺考察して、うきは世莉架とは真逆のキャラだと、初めて気づいた。
実はうき、現実世界で、生死を彷徨う状態。その原因は、拓留が結衣の死の際、誤ってうきを傷つけてしまった。要するに拓留に、殺されかけている。彼女は人生の最後に、カッコいい年上の男の人と、普通の女の子、したかった、だけだった。そのことにうき自身、矛盾や葛藤を自覚しており、
「宮代さんを元の世界に戻す!」「いや、戻さない!」
と、どちらも妄想で、どちらも現実な、二人のうきが、対決する。
…なんといい子だw。性別年齢関わらず、ここまでいい人、滅多におらんよ。メインヒロインが、あんなヨゴレwだから、余計に際立つw。「自分のためか、宮代さんのためか」で、自分がせめぎ合うなんて、思春期にふさわしい葛藤。熱い。 わかってるか拓留、一番悪いの、お前!ヽ(`Д´)ノ
うきルートには、エンディングが二つある。大抵の個別ヒロインルートも、マルチエンディングだが、それらは正エンドとバッドエンドの区別がある。うきルートにもバッドエンドは、あるが(つかバッドも含めて、エンドが一番多い、ルート)、正エンドが二つあるの、うきというキャラの、持ち味(そもそもこのゲーム全体で、エンディングが14つもある。スゴい馬鹿だw。褒めてますw)。
簡単に言うと、どちらのエンドでも、拓留は妄想世界から、脱出する。そしてうきが、廃人となる終わりと、うきが拓留の罪、つまり「拓留がうきを殺した」事実をうき自身が、能力で自然死に書き換えて、うきが死ぬ。この二つ。
どちらもひどい終わり方、だけど、それが「山添うき」が選択した、生き方だった。特に後に挙げたEND、澪と神成さんが、しみじみと語るの、情感、あふれていた。…残酷こそ、美しい。そう思えて、しまう。
香月 華
お待たせしました、彼女が一番好きって人、多いでしょうw。私も乃々には劣るけど、華も大好き。
会議で削られそうなキャラになってるところ、原作者の志倉さんが、 プロジェクトリーダーの強権発動w、残させた。大変ありがとうございますw。
基本、喋らないキャラ。ハイスコアガールの大野晶みたいだけど、華の能力が、「華が喋った言葉で、他人が妄想すると、妄想が伝染し、内容がリアルブートされてしまう」力であるため。つまり迂闊に言葉を発すると、なにが起こるかわからない。華自身には、コントロール不能の能力。力のデカさなら、真のラスボスを抑えて、最強。もう言ってしまいますがw、華ルートで彼女、真のラスボスの和久井を、あっさりぶっ殺してwしまいます。それでめでたし、めでたし…。なんて終わり方に、カオスがなるはず、ないだろw(トゥルールートに入る前に、真のラスボスが正体を明かして殺される言う、不思議なゲームw)。
それはまあ置いといてw、だから彼女は、声で意思表示を、滅多にしない。どうしてもな場合、スマホのテキストで、コミュニケーション取る。またネトゲのマニアになり、架空のネトゲ、「エンパイア・スウィーパー・オンライン2」所謂「エンスー2」にハマっている。
ここはネトゲ好きとして、ありがたい描写。なぜなら、嘘が少ないから。あのさ、ラノベやそれ原作のアニメって、ネトゲの嘘だらけなんだよね。特に「アクセル・ワールド」や「ソードアート・オンライン」の嘘の多さには、本気で腹を立ててる。あれらは、VRにも、大嘘ついてる。川原礫、大嫌い(#^ω^)。
志倉さんは、嘘ついてない。エンスー2は明らかに、FF14がモデルだし、カオヘで流行ってた、エンスー(1)は、FF11をモロに、意識してた(ググると出てくる、「エンスーのモデルは、モンハンFだろう」と言う出鱈目には、呆れる他ない。モンハンFはMMORPGではないし、世界観が全然違うし、大体パラディンすら、出ないだろうが!ヽ(`Д´)ノ)。
また華で重要なの、エンスーつながりで、「疾風迅雷のナイトハルト」、つまりカオヘの主人公、西條拓巳と、コンタクト取れること。拓巳の自己中さ、変わってなかったが(カオヘをやったのは、カオチャの後ですがw)、元々「最強のギガロマニアックス能力者」であり(戦闘力なら、科アドシリーズ最強キャラとの、呼び声も高い。どんだけ強いかは、カオヘやって下さい)、性格はめんどくさくても頭はいい奴だし、悪人ではないので、ちゃんと華の助けになる。ていうか拓巳の助けがなければ、華も拓留も、どうしようもなかった。
「喋らない」キャラ立て、これが大変かわいくw、ベビーフェイスで巨乳なのも、萌えポイント。つまり、「拓留みたいなDT思春期男子」wの妄想を、掻き立てるキャラw。喋らないのが、ミステリアスに見せ、色々勘繰られる。華自身はそんなこと全然望んでないの、むしろ萌えるw。そう考えると、損なキャラw。
実際に拓留の妄想の、随一の被害者w。彼の頭の中で、あられもないことされるw。つか思春期の男子は、思春期の女子をネタに、不届きなコトばかり想像するものでありw、女子はそんな男子のサガ、見透かしているw。乃々も雛絵も、わかっていたしw、世莉架は人の頭の中見えるので、「男子とはなんとキモいのか」と思いまくってたに、違いないw。ホント、すごいリアリティなのだw。
本来はおしゃべりが好きな女子だったらしく、エンスー2で、拓巳相手に、物怖じせずチャット。ゲームで気に入らないことあると、壁を殴りつける。かわいい。
ロリポップが好物で、咥え続ける。かわいいw。スルメも好物。かわい過ぎるww。拓留の事件捜査や推理には、基本的に関与せず、役に立つつもりがない。なんとかわいいのだwww。つか、めっさオタク男子向けを意識した、女子キャラクター。人気、出るワケだw。
妄想ではない、お風呂に入るくだりや、お××しシーンまであるw。待て千代丸、科アドでここまであざといキャラ、意外といなかったぞ!wホント、オタのツボを、弁えた人だよ!ヽ(`Д´)ノ(なにを怒っているの?w)
華ルートの話。というより、華ってキャラは、個別ルート以外に、目立った活躍、ほとんどない。能力も、彼女のルートの他では、使われない。まあハッキリ言って、世界を滅ぼせるレベルの力であり、むしろこのルートを成り立たせるために、考えられたチート能力。他で使えんのはトーゼンw。
発火能力者、杯田理子(泉理と間違えられ、真犯人と疑われてた人物。秘かな人気キャラw)から命からがら逃げる、拓留。偶然会った、華に助けを求める。力を使いたくない彼女も、友人の命の危機、放ってはおけず、能力を発動。その方法が、学校の屋上で(セキュリティ、どーなってんだw)、こういう叫び、連発すること。
「ハシゴ!」「土砂降りの雨で、火が消える!」「氷雪系最強!」
…「華はどうしてしまったのか」と、拓留が思うのも、無理はない。これを連発するうちに、勝手に妄想シンクロが起き、発動するの、期待するしかない力。そして。
「ポータル装置!」
この言葉、「エンスー2」のゲーム内にある、ワープゾーンみたいなもの、らしい。わかる!FF11や14、ドラクエ10の中にも、似たもん、わんさかある!
などど言ってる場合じゃない、リアルブートされたポータル装置、めっさヤバい、代物だった!ポータル装置に触れた理子たんw、木っ端微塵になって、死んでしまった!メガンテか!wなんて言ってる場合でもない!
ショック受けた華と拓留、華の家でお泊り。…え?なんとうらやましいw。つか華ちゃん、もっと警戒しなよw。でもまあ、人を殺してしまった後、一人でいるの、辛い気持ちは理解できる。一緒にいてあげて、ムラムラしながらw手を出さなかった拓留、優しい。うらやまには、違いないがw。
そして現実化した、ポータル装置が暴走し、エンスー2のゲーム内のモンスターまで、リアルブート、されてしまう。ここから先、華には能力が、ほとんど制御不能となる。ただし、力の使用は、可能。ここ重要。
真のラスボス、和久井現る。表向きは新聞部の、人畜無害な顧問の教師、なにも疑ってなかった二人。しかし拓巳が、「そいつは300人委員会の手先だ」とチクる。和久井と腹の探り合いする拓留、拓巳の言葉が、真実だと判断した。
華ルートのラストで殺されるとはいえ、流石はラスボス、超強力なギガロマニアックスで、華たちを追い詰める。彼女はお〇っこ〇らしたりw、舌を抜かれそうになるなど、散々な目に合うw。
またこのルートに意外と絡むのが、乃々。華の家で過ごした彼女と拓留の面倒を見るまではいいが、和久井に妄想の中で、生きたまま首を何度も撥ねられると、散々w。乃々を救うことが、華ルートの最終目的である。華ルート脚本の林さん、HENTAIで鬼畜ですねえ…w。
そしてそろそろ、華ルートの肝に触れる。
「超!強い!力士!シール!」
なに言うとるか華、と自分でも思ったであろう一言、しかしこれがリアルブートし、ゴジラかウルトラマンクラスの、超巨大力士が、出現した!
唖然とする拓留と和久井、そして華。「こんなことが起こり得るのか」と。そして和久井が、
「こんなものを存在させてはいけない!世界の秩序が、滅茶苦茶になってしまう!」
そうなのだ…。華ルートは、ヒロイン&主人公VSラスボス、この善悪の立場、逆転してしまうのだ!和久井は巨大力士に挑むものの、あっけなく返り討ち!力士は華の言うことは聞く、それでなんとか、身の危険は取り除いた。だけど、そんなことは問題じゃ、最早ない!w
そして力士が世界をホントに、滅茶苦茶にしてしまうだろう、そこで…、ドラえもんもびっくりwの、投げっぱなしエンド!wwwwwなんと、ふざけたシナリオだ!wだがそこがいい!w
いや、解説してても、滅茶苦茶な話だったw。そして〆に大事なことを言う、彼女のルートのお喋りな華、めちゃくちゃかわいかった♡。彼女が削られなくて、本当によかったw。
久野里 澪
やれやれ、やっと、このキャラに、かかれるw。このキャラも、核心から、語る。
メインキャラの中で、彼女だけ「ギガロマニアックス能力者」ではない。彼女のアパートにあるディソードは、ただの模造品。
また、ヒロインの中で彼女だけ、個別ルートが存在しない。一応は「ギャルゲー」である科学ADVシリーズ、しかし澪は、拓留の恋愛対象に、一切ならない。カオチャというタイトルとしてだけでなく、科アドシリーズとして、異色のキャラ。
もう一つ、重要なこと。澪は、能力者では、ない。だから、「カオスチャイルド症候群」の患者では、ない。メインキャラ中、澪と世莉架だけが、「カオスチャイルド症候群」では、ないのだ。これがどれほど重要な設定か。…2項目後に、反転かけて説明します。
そんな澪、最初に誰もが気にするの、白衣を着てること。明かしてしまうと、澪はシュタゲの紅莉栖や、シュタゲゼロの真帆と同じ、「ヴィクトル・コンドリア大学」の研究員で、つまり後輩。どうやら、先輩たちと、ある程度は個人的なつながりがあること、示唆される。今後のシリーズの、伏線と思う。
若冠17歳で、専攻は脳科学。周囲から「天才少女」ともてはやされるが、「私は秀才に過ぎない」と自己規定している。…え、なんてクリスティーナ?w
しかし、紅莉栖や真帆と違い、性格は非常に悪いw。神成さんの立場や要請を一顧だにせず、スタンド・プレーを繰り返す。口も悪く、拓留たちに、悪態をつきまくる。
彼女は、「ギガロマニアックス能力者」を激しく嫌っている。「事件の真犯人の次に、殺したい奴らだ」と言ってしまうほどに。 明かしてしまうとそれは、彼女がかつては、「人工ギガロマニアックス能力」を開発していた研究者であり、人体実験にすら、加担していた。その挙句、子供を手にかけてしまった (ヴィクトル・コンドリア大学は、レスキネンが教授だった大学。推測だが、 300人委員会と、組織ぐるみの繋がりがあった、可能性も考えられる)。そんなおぞましい研究をしていた自身を、激しく嫌っている。能力者を嫌うのは、要するに自己嫌悪。
もっとも澪は、目上の人間や、子供に対しても、非礼で冷酷な態度を取る人なので、「澪とはそーゆーキャラなのだ」と見做した方が、適切だろうw。
…少し真面目に語ると、カオチャとは、幼いころから、恵まれなかった子供たちの、物語。「カオス・チャイルド」というタイトル、そういう意味でも、あると思う。だから佐久間や和久井の、「大人としての」邪悪さや、神成さんや百瀬さんの、「大人としての」善良さが、際立つ作品。
そんなわけで、恐らく彼女なりの贖罪として、「ニュージェネレーションの狂気の再来」事件を追っている。気になるのが、澪はカオヘの事件の真相、どこまで知っているのか。またそれを、どこから知ったのか。カオチャでは、あまり語られない。どうも澪という人物は、キャラ自体がシリーズの伏線として、作られている節がある(シュタゲのダルと協力してるのも、うっすらと語られる)。
事件解決のためなら、手段を全く選ばない。人を傷つける言動も、平気で取る。だから、拓留や乃々と衝突を繰り返す。拓留も乃々も優しい若者なので、澪とは元々、反りが合わない。
しかし事件に本気になるの、罪悪感からで、性格が歪んでるのも、それで心を病んだから。ある意味拓留とは、似た者同士。だから最終的に、協力関係となり、拓留に敬意すら表す。そして澪は、「笑って」、佐久間や世莉架との決戦に、拓留を送る。
…このただ一度の「笑顔」に萌え殺されたwのは、私だけwではないはず。つまりツンデレ担当。え、どこの助手?ww
だけど紅莉栖は割とすぐに、しかもしょっちゅうデレるが、澪はデレるまで相当時間かかるし、デレてくれるの一度だけ。澪のファンは、忍耐を求められたはず。
でもその方が、萌えるよな!!!!!wwwww
ここまではノーマルルート。個別ルートがないので、トゥルールートの話もする。
彼女は他のヒロインの個別ルートには、あまり絡まない。能力者じゃないので、そんなに関係持てないんだと思う。というか澪の項目書いてて、トゥルールートは世莉架ルートであると同時に、澪ルートでもあると、気づいた。
拓留と、真のラスボス和久井との対決にも、協力する澪。彼女は能力者ではないので、ディソードが見えない。しかし能力を研究してたので、知識はむしろ、能力者より豊富。能力への対処法、知り尽くしてるので無力では全然ない。シリーズの他キャラとつながりあり、300人委員会の事情にも詳しい。世莉架の首を「殺すか」くらいの迫力で絞める辺り、腕力も相当ある。
こうして書くと、かなりの完璧超人だな?w性格悪いし、生活力にも欠けるがw(澪のゴミだらけの部屋、紛れもなく真帆の後輩であるw)。まあやはりそこら辺、乃々のが完璧だなw。
…性格さえマトモなら、多分一番モテる、タイプなのにw。ふとももも眩しいしw。もったいないw。紅莉栖に真帆、色々教授してあげなよw(だがこの2人も相当の、ポンコツ女子だからなーw)。
澪も事件に、深く絡んでしまったので、真犯人と偽装された拓留を保護し、作り替えられた世莉架を裏から監視し、保護している。神成さんと共に。神成さんは、拓留の意思と意図を尊重して、そうしている感じだが(超善人なので、拓留に心を痛め、世莉架には、はらわた煮えくり返ってるwけど)、澪はもう少し身も蓋もなく、2人に利用価値を見出している。また澪は、もうこれ以上、世莉架から真相を探るのは不可能と考えてる様だ。多分(澪については未判明・未確定の事実が多いので、この言葉を、多用せざるを得ない。伏線として、作られたキャラとしか思えない)、世莉架を保護する前に、色々試したんだろうw。それが「久野里澪」であるw。
しかし世莉架は、過去をわずかに取り戻しており、その記憶を、取り引きの材料にして、澪に交渉を仕掛ける。「したたかさ」という、世莉架の人間の根本、変わっていないw。そして澪と拓留、そして神成さんは、かすかな望みに賭け、世莉架の記憶に頼る。そして…。和久井の隠された研究所を、発見した。
澪と世莉架が立ち会う、拓留と和久井のラストバトル。神成さんは、蚊帳の外w。カワイソウに!(´;ω;`)w…しかし澪は能力者でなく、拓留と世莉架は力を失っている。戦闘は、不可能。和久井はそんなこと、よくわかっているので、彼女たちを、弄ぶ。どちらかというと、小悪党な印象の、ラスボス。
実は和久井、ラスボスとはいっても、300人委員会の、ごく末端の下っ端に過ぎない。拓留たちの養父だった、佐久間よりは地位が上だが、五十歩百歩の立場。拓留の勝算は、そこにあった。拓留は和久井に取り引きを持ち掛ける。
「もしも僕が能力を取り戻せたなら、お前に協力しよう」
300人委員会の中で地位を高め、上の奴らを見返してやりたい和久井。それに加担するのは、「悪事」に間違いない。意外な提案に和久井も驚き、拓留の腹の内を図りかねるが、おいしい話なので彼は承諾、とりあえずは、渋谷と碧朋学園から、手を引くと、約束した。
表向き引っ被っている罪より重い、悪魔の取り引き。しかし…。乃々、雛絵、うき、華、今ここにいる澪。そして…、誰よりも大好きな、世莉架を守るために。それに、自分と同じ「カオスチャイルド症候群」に苦しめられているみんな、碧朋学園のみんな、彼ら彼女らを、救うためには、これしか選択肢が、拓留には存在して、いなかった。…彼の決断を、誰が責められる。
そして拓留がそんな、滅私奉公が出来る男子だからこそ、澪は認め協力し、尊敬して笑い掛けさえした。彼女も、正しいことをしたいがために、戦っている。
トゥルーエンドのラストシーン、物悲しく、拓留は救われずに終わったが、彼にも救われる可能性は、残っている。その場合、澪は、大きな力に、なってくれるはずだ。そう、考えている。
南沢 泉理
名前を出すのが、ネタバレレベルのキャラ。反転。
いま生存している、「来栖乃々」の正体。本物の乃々は、もう死んでいる。詳しくは、来栖乃々の項で。
正体については、反転を読んでください。彼女が、どんな立場に立たされてしまったのかをだけ、語る。
一連の「ニュージェネレーションの狂気の再来」事件の真犯人として、有力視されていた人物。拓留たち新聞部はもとより、澪や神成さんも、重要参考人と、疑っていた。
「そんなことは、絶対にあり得ない」と、「知っていた」人物が、2人だけいた。片方は、「なぜ彼女が、そんな疑いを掛けられるのか!?」と、狼狽え戸惑うばかり。だがその人は、どうしても、真実を言えなかった。
そして一方は…。思惑通りの流れに、ほくそ笑んで、いた。
「カオスチャイルド症候群」とはなにか?どんな症状の、疾病か?(最重要ネタバレ)
やっと、この項目に、掛かれます。長かった…。読んでる方も疲れてると、思われますw。でもこれが、最後の項目では、ありませんw。私はホント馬鹿w。
世莉架や乃々の真相を、気軽に読んだ方も、これは迂闊に、読まない方がいいです。知らずに読む方、責任は一切、負えませんw。ご覚悟下さい。
渋谷震災によって引き起こされた、身体障害(電磁波によるものか、遺伝子の変異かは、現代医学では、解明困難と思う)。
これに罹ったのは、主に子供。罹患すると、躰が老化し、体力が衰え、すぐ息が上がり、手すりも必要なほど、衰弱する。碧朋学園は、症候群者の子供を保護し、治療法を見つけるための、特別な学校。だから校内に手すりなどの、様々な配慮がされている。
そしてそれは、外見も、である。拓留、乃々、雛絵、うき、華、泉理、伊藤も川原も、結衣や結人すら、体格は子供なのに、老人や老婆のような、見た目をしている。
彼ら彼女らが、一見歳の通り若い、イケメンや美少女として描かれるの、彼らの妄想に過ぎない。症候群者は皆、「妄想シンクロ」状態に囚われており、自分たちが「若い男子、女子である」妄想を、共有している。健常者には、老人のように見える。そのことを健常者から指摘されたり、後ろ指を刺されても、妄想が雑音を、覆い隠す。体力の衰弱にも、気づかない。
世莉架と澪は、症候群者ではないので、描写されてる通りの、見た目である。ただし世莉架は、妄想シンクロ状態にはあったので、再生するまで、真相に気づいて、いなかった。
ノーマルエンド、そして各個別エンド後の拓留と、ヒロインたち、真相を知る。あまりのショックで、乃々、雛絵、うき、華は、昏睡状態に、陥る。思春期とは形姿を最も気にする年代、そうなるのは、理解出来る。
しかしそれをきっかけに、症状が、回復を始める。妄想からの囚われが弱くなり、外見も、年相応のものに、幾分かは回復する。完全回復は、していないが、時間が解決する、可能性はある。
つまり拓留の、和久井との戦いには、碧朋学園のみんなの、「若さ」がかかっていた。…思春期の高校生にとって、切実な問題に、違いない。
またそこまでやっても、病気とは、誰もが回復するとは、限らない。ここは私の、病人としての解釈。
症候群者のかなりが、ギガロマニアックス能力に、目覚めている。
橘 結衣
サブキャラについても、語るつもりでしたが、もう限界だと、読者にもわかりますよねw。でもどうしても、このキャラについて、触れたい。
何度も語ったが、劇中で、惨殺される。しかも殺され方が、実行犯の伊藤が、殺される結衣の悲鳴と物音を、スマホの音声で拓留たちに生中継する。絶望的状況で必死に探す拓留たち。見たものは…。バラバラにされ、体のパーツをそれぞれギフトボックスに、綺麗に詰められる。それが血まみれの地面の上に、美しいライトアップで、照らされる。言葉が、なに一つ出ない拓留と乃々、更に事件後、ネット上で事件に「非実在青少女」との、あまりにも心なさすぎる、名前を付けられる。激怒する、拓留たち。
このシーン、MAGESとCEROの間で、激論が交わされたと推察されます。いくらCERO:Zだからって。「通らないのでは」とスタッフも、心配した。なんとか実現しましたが、一定の妥協は、されたはず。ていうかこんなとんでもない場面、真面目に考えて、通してくれたCEROは、偉いんだぜ!?
結衣の人物像、ネガティブな評価が、不可能な女子。結人のよきお姉さんだし、乃々のよき妹。出来過ぎてるので、拓留は頭が上がらない。うきを救ったのも、結衣だし、色んな人の、支えや助けになれる、子だった。それがなんでこんな目に、合わなきゃならないんだ…。
更に彼女は、断言はされてないんですが、かつて成人男性に、恐ろしい目に合わさ…、い、言えないっ!非業の死を遂げた彼女の名誉を、更に貶める言葉など、書けないっ!(彼女がスカートはかず、パンツルックなのは、トラウマが理由、らしいです。そんなに苦しんだ子が、こんな追い打ちを…)
ホント結衣だけは、救いが全くない。拓留や世莉架、伊藤にさえ、最低限の救いは、あるのに。最も善良で罪のない人物と言っていい、結衣がこんな…。しかも彼女を殺した首謀者は、父と想っていた佐久間という、事実。…志倉さん、反省じゃなく、ちゃんと後悔して、下さいよ!(# ゚Д゚)
…せめて、「カオス・チャイルド らぶチュッチュッ」では、元気に活躍して、笑っていてほしいものです。世界線が違えば、幸福になってたと信じたい。ひどいことされてたのも、なかったことにされててほしい。もしも、万が一、らぶチュッチュッでも、またこんなことになってれば、志倉さんとMAGESを、本気で憎みますから。
そゆうわけで、悲劇だったカオチャ、らぶチュッチュッには、超喜劇を、期待しています。ぶっちゃけ、めっさエロいに、違いないからね!!www
*
な…。なんとか、書き終わりました!ものすごい、時間と期間かけました!どんだけかけたのか?恥ずいから、聞くなw。
近況、色々あります。最もホットな話題、「ダイの大冒険」再アニメ化と初のゲーム化で、おっさんおばはん、大喜びw。
個人的には、Gガンダムの再放送、東方不敗の最期に、ガチ泣きした。あれこそ、感動の神回でした。ガンダムでこれほど泣ける作品、初めて。Gガンは、名作だったんですね。最終回に向かう展開も、楽しみです。
あとVRゲーム、「ラストラビリンス」の体験版がめっさツボったので、購入予定。あれ作った人、マジモンの変態やw。ゲームの趣味が、スクエニや任天堂より、VRに傾いてて、今年最後に買ったのも、VRでした。そして来年最初に買うゲームも、VRとするつもりです。
この更新からそう時間を空けず、また新しいエントリ、UPします。今日中の可能性も、あります。
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コメント
乙でした。yukkun20は未プレイなのでこっちのエントリにはあまりコメントできることはありませんが…
> 「ダイの大冒険」再アニメ化と初のゲーム化で、おっさんおばはん、大喜びw。
実はこの作品、大人になってから読んだので、アニメも以前のものは見ていません。そんなわけで普通に楽しみにしてます。多分電子版コミックスが割引になるだろうからまとめ買いしよう。
投稿: yukkun20 | 2019年12月22日 (日曜日) 午後 11時47分
>乙でした。yukkun20は未プレイなのでこっちのエントリにはあまりコメントできることはありませんが…
ホラー耐性がないと耐えられないゲームなので、しゃーない。
>実はこの作品、大人になってから読んだので、アニメも以前のものは見ていません。そんなわけで普通に楽しみにしてます。多分電子版コミックスが割引になるだろうからまとめ買いしよう。
実のところ、私も連載序盤は軽視してた。かなり、「アンチドラクエ」だった時期と被るし。でもバランやハドラーが改心の兆しを見せ、バーン様が姿を現してからは、気になり始めた。
なので前アニメも、そんなには観てない。確か、ダイとバランの親子対決で、メガンテ仕掛けて死んだポップを、バランが竜の血で生き返らせる、そこで打ち切られてたと、思う。
FFが映画で勝ててないように、ドラクエもテレビアニメでは負けている。4度目の正直、リベンジを、期待してる。
投稿: Ivan-Petroski | 2019年12月23日 (月曜日) 午前 10時09分
わたしの人生でも恐らく死ぬまで記憶に残る作品です
一言でこのゲームを語るのは難しいですが・・
主人公 宮代は 最初こそ「なんだこいつ?」とあまりいい印象を
持ってませんでした 情報強者ってなんやねんと
しかし 彼のことや周りのことが明らかになっていくつれて宮代は好きに
なってきたし 彼と「クソったれなゲーム」をやっているようなぐらい感情移入してましたね
すごいのが声優さんの演技で「これ収録中マジで吐いてるのではないかと」本気で心配したほど
この物語ってよは 優しい嘘と残酷な真実の選択だと思うんですけど「両方」を選んだ宮代はすごいと思った
どちらも否定しどちらも否定しない 選択 なかなかできることではない
ハッピーエンドとも言えないし大団円とも言えない ですがあの安堵感のあるラストは
宮代がやってきたことが意味があった これまで絶望だらけの物語でしたけど
あのラストは涙があふれでてきた
新聞部は シュタゲのラボメンと違ってもう全員揃うことはありえません ですが皆前を向いて生きている
だから一緒に生きている前向きな完結でした
まあこの物語が岡部が血反吐を吐いてたどり着いたSC世界線だという事や このわずか4年後
君島コウによって世界が大混乱するのは皮肉じみていますが・・
カオスヘッドもいつかプレイしたいですね ニュージェネレーションの狂気とはそもそも何だったのか
きっと想像以上のことがあったに違いないでしょう
投稿: sasa | 2019年12月23日 (月曜日) 午後 09時49分
>sasaさん
ありがとうございます。実際にプレイされた方のコメント、重みが違います。
>わたしの人生でも恐らく死ぬまで記憶に残る作品です
ここまで感情を揺さぶられる作品、ゲーム以外を含めても、滅多にない。
>一言でこのゲームを語るのは難しいですが・・
私もそうなので、こんなクソ長い記事に、なりましたw。
>主人公 宮代は 最初こそ「なんだこいつ?」とあまりいい印象を
>持ってませんでした 情報強者ってなんやねんと
>しかし 彼のことや周りのことが明らかになっていくつれて宮代は好きに
>なってきたし 彼と「クソったれなゲーム」をやっているようなぐらい感情移入してましたね
科学ADVの主人公って、最初から好感持てる奴は、いないw。カオヘの拓巳も、そんな奴ですw。
>すごいのが声優さんの演技で「これ収録中マジで吐いてるのではないかと」本気で心配したほど
とんでもなくドス黒く、反吐が出る思いで、多分本当に泣いて、演じられたと確信してます。松岡さん、上坂さん、ブリドカットさん始め、キャストの皆さんに、感謝します。
>この物語ってよは 優しい嘘と残酷な真実の選択だと思うんですけど「両方」を選んだ宮代はすごいと思った
>どちらも否定しどちらも否定しない 選択 なかなかできることではない
誤解でしたらすみませんが、世莉架のこと、ですよね?残酷な真実と優しい嘘の二つの人生、拓留に歩まされた女子。彼女を否定しない拓留の姿勢、美しい。
>ハッピーエンドとも言えないし大団円とも言えない ですがあの安堵感のあるラストは
>宮代がやってきたことが意味があった これまで絶望だらけの物語でしたけど
>あのラストは涙があふれでてきた
余韻が残る、ラストシーン。ダンロン以上の絶望の物語でしたが、拓留は大きな仕事を、成し遂げた。
>新聞部は シュタゲのラボメンと違ってもう全員揃うことはありえません ですが皆前を向いて生きている
>だから一緒に生きている前向きな完結でした
そういえばそうですね。世莉架や伊藤が犯した罪、あまりに重いし、乃々や華が、簡単に許せるはずはない。でもみんな「絶望からのスタート」をやろうとしてる。そんな印象、です。
>まあこの物語が岡部が血反吐を吐いてたどり着いたSC世界線だという事や このわずか4年後
>君島コウによって世界が大混乱するのは皮肉じみていますが・・
平和とは結果として「実現」するものではなく、その時代ごとの人たちの努力で、過程として「維持」されるもの、なんでしょうね。
>カオスヘッドもいつかプレイしたいですね ニュージェネレーションの狂気とはそもそも何だったのか
>きっと想像以上のことがあったに違いないでしょう
どうぞどうぞ。カオチャへの理解も、深まります。調べたら、スマホでも出ています。出来るなら、CERO:D版よりZ版を遊んだほうがいいです。それがカオスの、魅力と思うので(カオチャは結衣の死が、皮肉にも最大の見せ場、でしたからね…(´;ω;`))。
ゲーム機へのこだわりあるなら、PSVita版、おススメです…、というか、私がそれですしおすしw。PS4など、今のゲーム機で出してくれて、いいんですよ千代丸さん?w
投稿: Ivan-Petroski | 2019年12月24日 (火曜日) 午前 06時51分
ちょっと話題から外れるのですが
「思考を読める能力者を欺くにはどうすればいいのか」を考える
僕が知る数少ない例だと 多重人格を使うことぐらいでしょうか
遊戯王でペガサスという 他人の思考とデッキを見る能力者がいたのですが
遊戯は 闇遊戯との人格を ペガサスが能力を使うたびに切り替えて無効にしました
あと思考を読めてもどうしようもない状況に追い込むこととか
投稿: sasa | 2019年12月29日 (日曜日) 午前 09時50分
>sasaさん
>ちょっと話題から外れるのですが
>「思考を読める能力者を欺くにはどうすればいいのか」を考える
「心を無にする」や「思考や感情には全く左右されない、偶然を利用する」などのありがちは、もちろんナシとしてw。
>僕が知る数少ない例だと 多重人格を使うことぐらいでしょうか
結構あるネタよ?w遊戯以外にもジャンプは多重人格キャラ、多い。
個人的に唸らされた破り方、「サルでも描けるまんが教室」の、"ものすごくエロいこと想像して、「ふふふ、俺がなにを考えてるか、わかるか?」と煽り、心を読んだ相手が興奮して戸惑ってる隙に、攻撃を仕掛ける"っつーのがあって、上手いなとw。
あ、でもこれは、心読める能力者を「倒せ」ても、「欺け」はしないですねw。
世莉架は「男子とはとんでもなくエロい妄想、普通に頭の中でやっている」と読んでいた女子の、はずですからw(拓留の「あの」妄想が、筒抜けw)。上の破り方も、通じなさそうw。
投稿: Ivan-Petroski | 2019年12月29日 (日曜日) 午前 11時04分