マンガ版「ダンゲロス1969」全5巻感想(ネタばれ…、ではないなw)。正直、我ながらけっこうトンデモないw、異説を書いて、しまったw
宣言してからだいぶたってしまいましたが、ようやく書きます。私が今まで書いたダンゲロスのエントリ、ネット上で案外、注目されてるみたいなのでw、今回も手抜きはなるべく控えて、愛を込めて(難しい、作品ですがw)書きます。
原作公式サイト。マンガ版公式サイト。公式フェイスブック。
原作者、架神恭介先生公式サイト。架神先生ピクシブファンボックス、架神先生ツイッター、架神先生フェイスブック。
作画、横田卓馬先生ツイッター、横田スタッフツイッター、横田スタッフフェイスブック。
…この作品、「横田卓馬先生が、コミカライズしたから」注目して、読むのであって、そうでなければ、見向きもしてない(^^;)。しかし横田先生、架神先生と、SNSでつきあい持ってみると、また違った印象を、持つw。
過去の記事で、「横田先生のお嫁さんがダンゲロス読んだとき、どんな反応したのか」なんて邪推をしましたがw、いま思ってるの、「むしろ嫁さんの勧めで、ダンゲロスを描き始めたのでは?」と勘ぐっているw。
いや、奥さんのこと、わずかながら、知ったんですよ。なかなかタダモノではない、人みたいですねw。ここのところも、ちょっと意外だった。他人のことなど、なかなかわかりませんよねえ…w。
「横田先生は、架神先生に、家族を人質に取られて、ダンゲロスを描いている」なんて冗談も、言われてますが、いやいや…w。
気になるところ、項目として、ピックアップして書く。参考に、当ブログの、戦闘破壊学園ダンゲロス・全8巻感想。ダンゲロス1969・1巻感想。
ド変態のようで、実は意外と普通な、魔人のみなさん。そしてこの作品を描く、先生たちの普通(厨二)さw
「えっ!?」って思う人も、いるかもしんない。しかし考えてみてほしい、あの人たち、そんなに理解に苦しむ、「異常者」たちなのか。
主人公のユキミや、岩波文子は、ごく普通の、少年少女、だった。ド正義は、前作の彼の息子同様、マトモな方。白金さんも、良識的。
一方小竹さんや、阿鼻さんは、めっさヤバい。魔人公安のみなさんも、変態ばっかり。公安刑事が、女子高生652人を一斉に列車内でレ○プした挙句、圧死ってなんだよw。
しかし読むとわかる。彼ら彼女らの変態性、魔人能力に、よってきたる、モノなのだ。
ダンゲロスは、能力者の人間性以前に、能力そのものが、変態。だから、能力に引きずられて、能力者も変態となる。
でもだからと言って、能力者がノットギルティとは、思っていない。能力者の能力に、持ち主の願望が、ある程度は表れている。そう考えると、ユキミや岩波はやはり、ピュアな善人だし、まるだし刑事や食○刑事は、変態が本性w。
しかしぶっちゃけてしまうと、人間とは、男子に限らず、そもそも変態w。
魔人能力の多くが、人間の欲望を、満たすもの。「いい女を独り占めしたい」「うまいもんをたらふく食いたい」「気に入らないやつを、ぶっ殺したい」これら、人としてごく普通の、欲求なのだ。
エロいものが多いが、人間にとって性欲は、最重要。女子でもw。しかしここまで性、それも幼稚なものにwこだわるの、架神先生も横田先生も、見事な厨二マインドw。
すべそれも見事な厨二だし、横田先生、とことん厨二が売りで、ビジネスパートナーにも、そういう作家を選ぶのだと、ようやく気づきましたわw。
だからホームグラウンドも、ヤンマガやジャンプ、なのだなw。そう考えると、理解しやすい人だw。…先生、シュタインズ・ゲート、少なくとも見てましたよね?(だから、主観を押しつけんなw)
そして「厨二」とはまさに、「普通」なのであるw。
架神先生の著書、宗教に関するもの、多いみたいですが、すみません、読んでません。まあそれは置いといてw、私見を述べると、聖書とは、そもそも厨二w。すべそれのエントリでも、言ったことw。
最近、ネオジオミニやメガドラミニ、PCEミニを遊んで、「やたら、中学生が書いたような、シナリオが多いなー」と思たw。架神先生も、メガドラミニで似たこと、思っていた。
ここで気をつけてほしいのは、「『中学生が書いたような』は、別に貶しではない」ことと、「『中学生が書いた作品』と『中学生が書いたような作品』は、ぜんぜん違う」こと。この気づきは割と最近で、けっこうデカかった。
大の大人も、また子どもも、「中学生が書いたような作品」は大好きw。FFもそうだw。そして「中学生が書いた作品」は、そもそも商品に、なりえない。仮にも商業として成り立ってる作品とは、比べるのが間違っている。
ちと脱線してしまいましたが、厨二カラーの強い作品を描く、横田先生、架神先生、またすべそれの、伊瀬先生も、極めて普通の作家。
これは大絶賛と、受け取ってください。「私は、ごく普通の、厨二作品を、求めていた」と、気づけたのですからw。
…まあでも、ダンゲロスを読んで、横田先生に失望してしまう読者の気持ちは、わかるなw。背すピンやシューダンの後で、あれ読むとねえw。横田スタッフさんのツイッター、ダンゲロスに移行した途端、フォロワーが減ったそうですw。
ダンゲロスが素直に受け入れられるとは、横田先生も思ってなかったと、信じていますw。
「学生運動」というネタの、普通(厨二)さ。「オタク」とそれほど、変わりがないw。そして宗教や人類とは、厨二であるw
ここは、学生運動をしていた親父を持つ私なら、かなり語れるポイント。そしてこんなネタを選ぶのもまた、架神先生、横田先生、そして私の、厨二こじらせw。
親父は、「団塊の世代」より少し、年下。父は、学生運動に参加してたこと、恥じてはいないが、誇ってもいない。子どものころから、しょっちゅう子守唄みたいにw聞かされていた。「運動家とは、とんでもない連中ばっかりだった」と。
父は学生運動家の中で、はぐれもので、違和感ばかり抱いていた。そしてそれは、その後の社会人生活でも、同じだった。世の中にどうしてもなじめない、違和感を持ち続ける人間。そこは私も妹も、継いでしまっている特性。
要するに、「超厨二の家系」なのであるw。おそらく、架神先生や横田先生より、性質悪くこじらせたw。それは、祖父の戦争体験も、影響している。さすがにそれは、語るワケにいかんw。
ぶっちゃけ全共闘とは、厨二だったのだと思う。今の「オタク」とそれほど違わない、流行り。オタク世代の人、全共闘の左翼に反発する人多く、団塊ジジイもよくオタクをDisりますが、語っていることを見ると文脈が異なるだけで、言いたいことは、たいして違って、いないw。
オタク第一世代も、もう還暦を超えた。全然新しくなく、若くなんかいない。ヤマトもガンダムも、エヴァすらもう、クラシックなのだ。
だいたい親父が、60年の年季ある、マンガマニア。そう団塊とは、初めてマンガに目覚めた世代だった。学生運動も、マンガの影響、モロに受けていた。報道や記録を読めばわかるはずだし、手塚先生も、学生運動にあるていどの、シンパシーあった。
そして父がああでなければ、私はゲームオタクに、妹はアニメオタクに、なっていなかった。オタクとは団塊の、息子娘と言える。
でじっさい、読むと気づくの、運動家のみなさん、「今の若者と変わらない、ごく普通の、厨二をこじらせた若者」として描かれてるの、好印象。
そしてこのエントリに、かかって初めて気づいた。「『マルキシズム』の臭いを脱臭しているの、極めて上手い、仕掛けだ」
私は親父の話や、吉本隆明の本を読んで、それなりにマルキシズムを、知っている。あ、「カール・マルクス」その人の本は、読んでませんw。すみませんw。エンゲルス?誰それ?w私自身、歳に似合わず、まあ左翼であり、ずいぶん偏ってると、自覚している。
しかしだからこそわかる。「こじらせた、共産主義の主張は、今の子からすれば、異世界だ」…割とレフトに染まってる、私でさえ、明確にそう感じる。いま朝日や毎日が、あまり「左翼」と名乗らず「リベラル」と名乗るの、感性があまりに、異質だから、なんだよね。
だから、魔人のみなさんに、マルキシズムの臭いがしてたら、読者は親近感、覚えにくかったと思う。その臭いを抜いたの、架神先生、横田先生、正解です。
架神先生、普段のお仕事では宗教の問題を論じている。読んでないのでそれは語れないけど、「キリスト教」と「共産主義」の共通性は、わかっている。先生もある程度、そうだと思う。多少は宗教かじってるから、わかるよ。「宗教は、マルキシズムよりさらに、異世界だ」とw。
イエスも釈迦も、ムハンマドも、まあ反社会的な、とんでもないやつら、ばっかw。ぼかしながらぶっちゃけてしまうが、90年代中盤に、日本を揺るがした、例のあの宗教と、あの教祖、正直、イエスや釈迦と、なにもかも根本的に違うとは、思っていないw。
ここでまた、思いついてしまった。「イエスや釈迦は、『シュタインズ・ゲート』の岡部倫太郎と、同類だった」説w。
シュタゲの主人公、岡部倫太郎は、幼馴染の椎名まゆりのため(要するに、かわいい女の子のためw)、真名w「鳳凰院凶真」を思いつき、演じ、そしていつしか引っ込みが、つかなくなってしまったw。ここで思った。「イエスや釈迦も、オカリンが『凶真』を演じたのとそれほど違わない、動機やいきさつで、『キリスト』『仏陀』を演じたのでは、ないか?」w
2000年前のことなので、想像するしかなく、断言は不可能。でもそう考えると、イエスや釈迦とは、オカリンみたいに、面白い、「こじらせ中二病教祖」だったのではないかw。そしてマルクスも、それを目指していて、架神先生や横田先生は、そんな厨二をこじらせた連中に、親近感持ち、興味を持ったのでは、「ダンゲロス」シリーズとは、そんな動機で、描かれている作品、なのではと。
…まあ相当強引だしw、無理あるのはわかってるw。あくまで私なりの、深読みによる、苦しい解釈の、ひとつですw。
「女神転生リスペクト」という昔(「戦闘破壊学園ダンゲロス」の、当ブログエントリ)の読み、それほど外れて、いない?
まずは、こちらをご覧くださいっ♪
このキャラの見た目、メガテンの悪魔っぽい!(そうか?w)ぽいでしょ!?w
…とゆーかこのスクショを張り付けるのに、とんでもない手間暇、かかったワケだがw。私はまだまだ、電子をわかってないな…w(つーかただ一枚、上げるスクショが、よりによってこれなのかよ、私…wwwww)。(C)Takuma Yokota/Kyosuke Cagami 2020
それは半分、洒落として、だけど読むと思う。「やはりこれ、メガテンリスペクトだ」つか、架神先生が今まさに、真4Fを遊んでる件w。
前項で、イエスと釈迦の話、書いたけど、メガテン遊んでる人ならわかる、メシア教とは、キリスト教がモデルで、ガイア教とは、仏教がモデル。真メガ1で、ロウサイドのラスボスがミカエル、カオスサイドのラスボスがアスラ王なので、言い訳は不可能w。
メガテンで、一神教の「秩序」の代表者が、YHVH。多神教の神々の代表者(とも、言い切れないんだが)で、「混沌」の当主が、ルシファー。
そして気づくのだ。魔人公安のみなさんが、ロウサイドで、魔人解放運動のみなさんが、カオスサイド。
「秩序」なのでまとまりあり、統率取れてるのが、魔人公安で、解放運動家は、派閥や組織が、バラバラなので、まとまりなくて、裏切り者も、いくらでもいる。「混沌」である。
メガテンのルシファーも、例えば「悪魔」と「多神教の神々」のまとまりが取れず、苦労してるし、しかもありがちなこととして、ルシファー様、困ったことに「混沌」が勝った後のビジョン、あまりないw。だから真メガ1でカオスが勝っても、ビジョンがないのでw、結局真メガ2で、ロウが、世界を制するとw、まあ身も蓋もない展開w。
そしてまあ、1969のプロ魔連リーダー、ド正義克也(戦闘破壊学園に出る、息子のド正義卓也とは、発想や行動原理、かなり違うとも、気づく)や、革マジリーダー、小竹真央も、見事にビジョン、あるようで全然ないよねw。
いしいひさいちのマンガでも、「運動家とは要するにほとんどが、暴れたかっただけの、連中だ」という描写、されてるからな。主人公のユキミも要は、文子の仇を討ちたいだけなので、理想とか特に、ないw。
…この程度の連中が、勝てるワケないだろw。でも面白いのは、「混沌」だよね!wwwww
表紙の絵と装丁が、きれい!
気づいてない方も、おられると思いますが、横田ダンゲロスシリーズで、重要なポイント。
先生、気合い入れて描いてますし、実は「装丁や表紙の美しさ」ならば、横田作品で最高なのが、「ダンゲロス1969」。
注意すると気づく。「裏表紙に、バーコードがついていない!」ことに。これは同じ講談社の、純然たる横田マンガ、「ポンコツ風紀委員とスカート丈が不適切なJKの話」でも同様。
実は30年ほど前に、「本にも、バーコードをつけなくてはならない」慣例が生まれた。装丁家の反発は、ものすごかった。しかし経済的合理性には勝てず、バーコードは導入された。
そのルール、絶対ではなかった。講談社さん、装丁家のため、がんばっておられる。好印象。ここは紙を買ってないと、気づきにくいと思う。
*
あまりにも、時間と労力を、浪費したので、ここらで切り上げます。こ、こんな汚物マンガwにも、私は愛を込められて、しまうのだなw。
…単にダンゲロスをダシに、ウザったい自分語りと、妄想をひけらかしたに、過ぎない?そうとも言うw。まあでも、noteでしたのならちょっと問題だけど、ブログは「わたくし」の度合いが高いので、許してw。
「ネットやSNSの、公私の区別」という、難しくて重要な問題からは、逃げてないつもりよ?wだいいち、こんな変なエントリになったの、「ダンゲロス」がとっても、変な作品だから、ですからね!?架神先生!横田先生!(責w任w転w嫁w)
次回更新は、来月のつもり。約束はしませんが、横田マンガネタではないはずw。そろそろ、復刻系ゲーム機について、腰を据えて語りたいと、思う。
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