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2020年8月 1日 (土曜日)

復刻系据置型ゲーム機、所謂「ミニ系ゲーム機」6機種10製品、感想。これらは断じて、「懐古厨」的文脈"のみ"で、語られていい商品ではない!

 私のゲーム遍歴が如何に偏っていて、ゲームの歴史も、わかっていたつもりがわかってなかったこと、痛感させられた、製品群でした。
 それはそうと、当ブログのアクセス累計が、35万を超えました。ありがとうございます。密かに応援して下さっている方、少なくないの、わかっています。

 それでは、自慢させて下さいっ♪
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 ネオジオASPの、悪目立ちが異常…wwwww。でも好きなゲーム機なので、ハブハブはしたくないのよw。

 タイトルでは、「復刻系据置型ゲーム機」と書いてますが、これはウィキペディアによる呼称に、倣っています。日常的には「ミニ」と呼んでいる。しかし「分類」においてあまりに不適切なので、ウィキに頼りました。このエントリ内では、これらのハードを、基本的に「ミニ」と呼びます。

 各機種ごとに項目立てて、更にバージョン違いは、副項目にして、語ります。ミニそのものの古さ新しさではなく、オリジナルとなったハードの古さ順に、語ります。個人的に、そっちの方が、わかりやすい。
 語れること、語りたいこと、あまりに多いので、絞らなければなりません。むしろ大変だw。

 ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ任天堂

 すべてのミニの、原点。CEROはB。まあファミコンだからね。

 実は最初、興味なかったどころか、「なんだ、今さらファミコンの、復刻か。任天堂らしい、時代錯誤だ」と甘く見て、発売日に買わなかった。私は基本、「新しさ」を好み、「古さ」を憎む。
 …ツッコみたい方もいるでしょうけどw、とりあえず我慢して下さいw。「革新派」を自称するところと、「歴史や伝統」にめっちゃこだわるの、私の矛盾の最たるもので、それこそが「私」なのだと思う。
 いったん販売が中止になって、めっちゃ後悔し、ミニスーファミを大慌てで買い、販売再開には、狂喜した。節操のない、転向をしたなと、よくわかってるw。
 ミニスーファミでもう思ってたが、ミニファミコンを触って改めて思った。「これは、ゲームの古典的な歴史を、未来へつなぐための、ハードだ」

 そもそもミニとは、エミュレータを使って、古いゲームを再現したハード。胡乱に思った理由、「エミュレータ」というものに、いい印象がなかったから。今までアジアなど外国が勝手に作っていた、ファミコンなどのパチモンハードの、印象を持っていた。
 今でも、「ファミコンのカセットが遊べます!」「ゲームボーイのカセットが遊べる、新ハードですよ!」なゲーム機が出る。悪いが、一切微塵も、信用や信頼を、しない(#^ω^)。ライセンスなしを信じるなど、馬鹿げている。当然、買うわけがない。
 任天堂も、それはわかっていたと思う。だから…。「公式が作ると、エミュレータはこんなにも、すごいのだ」と証明してみせた。「ミニ」というわかりやすい単語も、一般化させた。流石と思う。
 ミニ開発に重要なのが、「低価格」「それなりの性能」「省電力」の3つなのだという。ミニファミコンは、「10000円前後」「USB給電と、HDMI出力」という、基礎の基礎を固め、他社にも踏襲させること、成功した。ここも流石。

 機能も充実していて、全ては語れない。まず目を引くのが、ソート機能。特に、「オリジナルゲームの、発売年月日順」のソートがあること。
 これでミニが、「ゲームの歴史を語る」製品なのだと、気がついた。なぜかネオジオと、PS1のミニに、年代順のソートがないのは、とっても残念(´・ω・`)。
 も一つ気を引いたのが、画質調整機能。「4:3比率」「ピクセルパーフェクト」「ブラウン管を再現」の3つのモードが、ある。
 個人的に、ブラウン管に魅力をぜんぜん感じない。なんでわざわざ汚い画面で、やらなければならない。偏見を承知で言うが、あれを好きな人は、どうかしていると思う。
 好きだったの、ピクセルパーフェクト。あれが一番、綺麗なので。しかし、ゲームによっては縦長になり、カッコ悪く見えてしまうのも、わかった。なので今ではどのミニも、4:3でプレイしている。

 通常版

 最初のソフトが、「ドンキーコング」なのは、まさにファミコン。当時、1983年。家庭用ゲーム機の歴史の、大きな開花点。

 ソフトラインナップで驚くのが、「コナミ」「テクモ」「テクノスジャパン」の存在感。エニックスやスクウェアは、ファミコン時代は目立たない、会社だった。
 特にテクノスジャパンは、もう後継も、存在しない会社。権利を持ってる会社があるから、復刻できたが。ミニで困難なポイントの一つ、権利問題。もうない会社のゲーム、各社はよくぞ、復刻してくれた。
 今でもよく言われることだが、任天堂のゲーム機のコンセプトは「玩具」だと思うし、ミニファミコンを触ってても、それを感じる。

 好きなソフトはそうだな、まずメジャー過ぎる、「マリオ」「ドラクエ」「FF」は、各ミニで挙げるお気に入りから、基本的に外す。
 で、ミニファミコンでは、「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会」だな。「くにおくん」シリーズが、あんなに芸の細かいゲームだったと、長い時間で、忘れていた。

 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン

 ある意味、PCEやメガドラを超える、おっさんホイホイw。

 普通のミニファミコンは、女性や、「今どきのお子さんにも、古いゲームを知ってほしい!」意図を感じ、実践できてるが、所謂「ミニファミコンジャンプ」は、30代40代50代の、おっさんだけを狙い撃ちにしているw。
 同じハードでありながら、コンセプトが全然違う。こんなこともできるの、任天堂の凄み。権利のクリアー、大変だったでしょうにw。任天堂さん、集英社さん始め、関係各位の皆様、お疲れ様でした。
 女子高校生だったネット知人が(そんな知人を問題なく持てるのが、ネットの面白さw)、「ファミコンのジャンプゲームは、バンダイのクソゲー大会だった」とナチュラルに認識してたのが、草だった。若い子もそう思ってるんだw。
 マシリトさんも、「『キャラゲーはクソゲー』という認識が広まってしまったのは、ひとえにバンダイのせいだ」と言ってたからなw。「アンタが言うな」でしかないがwwwww。

 好きなゲームは、「キャプテン翼2 スーパーストライカー」。キン肉マンとも迷うけど、当時のジャンプゲームでは、ピカイチだった。
 当時のテクモはすごかったし、キャプ翼も、すごかった。むしろテクモのゲームが、原作より面白かったw。

 PCエンジンミニコナミ

 現時点で、「ミニの最高傑作」と認定してるのは、これ。ミニとしては今のところ、最後発。CEROはD。きわどいエログロ表現、入っている。「なるべく当時の表現を再現」としたコナミに拍手。

 PCEは、初めてファミコンの牙城を脅かした、ライバル。「ライバル…?」とか任天堂は思っていそうだがw、実のところかなり、焦っていたと思う。
 全然経験なかったので、とても新鮮なゲーム機。史上初めて、CDROMを搭載したゲーム機の、凄みを味わっている。
 アニメと音楽、そして声優の次元が、他機種と比べて段違いで、このレベルは、サターンやPS1の登場を、待たなければならなかった。
 とてもオタク臭いゲーム機で、コンセプトは「アニメ」のハードと言える。だが初めて出たときは、「オタク」という言葉すら存在しなかった。早すぎたゲーム機だったと思う。
 ミニとして、機能が最も、充実している。特筆するの、国内版と海外版を、1つのハードに収めてること。これの意義、遊んで確かめてください。
 あと気づいて調べて確かめて、少し驚いたこと。他のすべてのミニ、電力は5Wで済むところ、PCEミニだけは、最大で10W、必要。
 ミニの中でも特別に、豪華な仕様なので、わかるはわかる。というか、ほとんどのミニが、たった5Wで動くの、むしろ驚く。

 そして重要なこと言う。個人的に、ファミコン、スーファミ、PS1は、オリジナルを買って遊んでいた。しかしPCEやメガドラはコレクションとして持っていただけで、プレイの機会はなかった。ネオジオは、持ったことない。
 だから「懐古」という気持ち、PCE、メガドラ、ネオジオのミニでは、全然なくて、とても新鮮な気持ちで、遊んだ。これがどれほど重大だったか、エントリの最後で、詳しく語る。

 お気に入りのゲームは、「ときめきメモリアル(1)」。声優、音楽、アニメと、PCEの持ち味、フルに活かしている。
 またPCEミニを作って売った会社が、ときメモの会社である、コナミ。PCEの元の会社である、ハドソンを買収していたから、権利を活かしたのだろうが、コナミが本来自社の製品ではないPCEに、ここまで愛を注いでくれるとは、思わなかった。
 他のミニでも、コナミのすごさは、余すところなく味わえる。しばらく前にMGSシリーズやラブプラスを遊んでいたこともあり、どちらかというと悪い印象あったコナミが、私にとって好きな会社となった。

 メガドライブミニセガ

 セガの自社への愛情に、改めて驚かされた。CEROはB。…え?wセガハードなのに?wコナミと比べてずいぶん、大人しいなー!w

 メガドラタワーミニ(メガCDとスーパー32Xの、張りぼてw)を出すとか、専用バッグまで出すとか、しかもそれらが、ファンに大人気とか、セガとセガファンは、狂っているw。
 セガは、最初にファンが出来たゲーム会社。任天堂ファンやスクエニファンなど、熱さが目ではないw。スタッフロールと権利表記も、本気の本気であるw。他にここでこだわってるのは、PCEミニくらい。
 触ると気づくの、本体のミニチュアと、コントローラの、クオリティの高さ。実はミニとは、「古いゲーム機のミニチュア」を楽しむハードでもある。またコントローラの出来は、ミニチュアの出来と、ほぼ比例する。
 セガはたくさんハードを出した会社、クオリティ高い。任天堂とSIEは、現役でゲーム機を作ってるので、クオリティは悪くない。SNKは、ゲーム機を出した経験が薄い。コナミは、初めて。だからミニチュアとコントローラは…。お察し下さい(-_-;)。

 通常版

 PCEに似ていて、オタク臭い、ソフトラインナップ。だけどPCEは「女子」成分が多かったが、メガドラは「メカ」の成分、多い。
 実は80年代から、90年代までは、「売れるゲームには、かわいい女子が必須」という常識、確立されていなかったw。だから女子を売りとしてないゲーム、珍しくなかったw。

 セガは、「ゲームはあくまでゲーム」という思想、持ってたと思う。元々の社名が、「サービスゲームズ」、縮めて「セガ」なのがそれの証。
 触れるべきなの、メガドラにはなかった、メガドラミニオリジナルゲームである、移植版「ダライアス」と幻のメガドラ版「テトリス」が収録されている。ファンには刺さりまくるタイトルらしく、発表時絶賛されていた。

 でも個人的にお気に入りのゲームは、「魔導物語1」。アルル・ナジャの原点が語られる。当時のコンパイルは、すごかった。

 アジアエディション

 こんなものが日本向けに出るのも、セガとセガファンの、病気こじらせw。

 「アジア戦略の温度差」も、ミニを見るうえで、着目すべき要素。詳しくは、ネオジオミニのところで語る。
 通常版と別のバージョンであるものの、ミニファミコンジャンプや、ネオジオミニインターナショナル版ほどの、違いはない。
 だけど「ソニック1」「シャイニングフォース2」「ぷよぷよ1」の収録は、大きい。セガはこれらの、1と2のどちらを通常版に収録するか、迷いまくり、ツイッターでアンケート取って、決めた。アジアEDにはこぼれた方を、収録した。

 お気に入りソフトは、「ぷよぷよ(1)」。アルルとモンスターたちの、掛け合いが楽しい。「ぷよぷよなら当たり前では?」と思うかもしれないが、メガドラ版の通には、掛け合いがないのだ。

 ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン任天堂

 私個人が、最初に買ったミニ。CEROはB。まあスーファミ、というか任天堂だしぃ…w。

 目玉ソフトが、開発されていたが発売されなかった、「スターフォックス2」の収録。大きなサプライズで、セガはこれに触発されて、メガドラミニにダライアスとテトリスを入れた。
 スターフォックス1をある程度進めなければ遊べない意地悪仕様だけどw、面白いゲーム。まだ、シューティングが廃れ切ってなかった時代。
 そう、この頃は、シューティングがすごかった。PCEがシューティング全盛期を象徴していて、PCEミニで最も多いジャンルがシューティング。ミニはあらゆるハードが、シューティング重視となっている。
 しかしPCEやメガドラ、そして意外とネオジオが、シューティングを厚遇してくれてるが、任天堂やPS1は、シューティングに比較的塩対応w。ここは一般向けの任天堂やPSと、マニア向けのPCE、セガ、ネオジオの方向性の違い。
 任天堂もシューティングでは儲けたのに、恩知らずw。PS1では、かなり廃れていたがw。リプレイ機能と、それを活かしたマイプレイデモは、他のミニにない機能。

 好きなゲーム、「スーパーマリオRPG」。マリオは挙げないのではなかったか?これはマリオシリーズでも、屈指の異端作なので、特別w。任天堂とスクウェアの大喧嘩をリアタイで覚えてる奴にとっては、感慨深いタイトルw。

 ネオジオミニSNK

 SNKの「ネオジオは、他社のゲーム機とは違うぜ!」なこじらせたプライドが、よくわかるw。CEROはC。ネオジオらしい、線引きと思うw。

 本体にモニタと、レバーとボタンがついてて、携帯機としても使えるが、まあ普通は、携帯機として使わないw。試しに出先でやったことあったが、レバーとボタンがカチャカチャうるさく、迷惑この上なかったw。
 またUSB給電やHDMI出力などを、ミニファミコンから踏襲してるが、規格が他のミニと違って、互換性がないw。それは本来不便なんだけど、その独自性で、無理矢理自室のテレビの前の一画に、陣取ってしまったw。なんたる強引さw。
 だがそこがいいw。去年のベストゲーム機だったw。

 アジア版

 まず驚いたのが、「女子のかわいさの、レベルの高さ」であるw。

 SNKのゲームがコミケで人気高かったのは、妹がコミケへ行っていたので知っていたが、腐女子人気と誤解していた。いやそれもあるのだが、女子キャラの萌えも、すごかったのだ。
 近年、「年齢規制に引っかかり、スマブラに出られなかった」のがネタとなったw、不知火舞は、実は文字通りのお笑い系ネタキャラでw、それほど萌えられる、キャラではないw。
 むしろ萌えられるのは、KOFなら麻宮アテナ、龍虎ならユリ・サカザキ、餓狼ならブルー・マリー、サムスピならチャムチャムと、まあかわいい女子の、バリエーション多いこと多いこと…w。
 個人的には、月華の一条あかりや、餓狼MOWの双葉ほたるが萌え。我ながら、マニアックであざとい趣味w。

 アジア版は、格ゲーが売り。カプコンとは、まるで異なる、革新的な格ゲーがたくさん遊べる。また「アジア版」という通り、中華圏や韓国など、アジアでの人気が高く、ミニもそれらの市場をも狙ってる。これもネオジオの、独自性。
 任天堂を除くミニには言語設定があり、そこを見るとPCEとPS1は、欧米重視。セガとネオジオは、西洋も東洋も。アジア重視のハードには、ハングル、簡体字・繁体字が、ちゃんとある。中国語表記には2種類あると覚えた方、今どきはいると思うw(第一どのミニも、「MADE IN CHINA」w)。
 だからかつては韓国の外資がSNKのオーナーだったし、今は中国系の、メーカーである。異存はSNK自身にもあったろうが、それらが出資してくれなければ、ネオジオの歴史は終わっていて、ミニもあり得なかったので、外資には感謝しなければならない。

 ネオジオのコンセプトを私なりに言うと、「少年マンガ」。格ゲーが多いのも、女子のかわいさも腐女子萌えもw。
 「るろ剣」の和月先生が、「格ゲーがバトルマンガに与えた影響は、とんでもなかった」とインタビューに答えてらしたのが、この考えのヒントとなっている。
 「サムスピ」や「月華」がるろ剣と"相互に"与えた影響、すごかったとプレイして初めてわかった。女子のかわいさももちろん、ネオジオとるろ剣の、持ち味なのであるw。

 好きなゲーム、「ティンクルスタースプライツ」w。めっちゃアニメ臭い(しかも90年代のw)、萌え萌え美少女ゲームw。
 今でさえ、40過ぎの男がこれ好きなのどうかと思うのにw、当時の男子の恥ずかしさ、今の私をはるかに凌ぐだろうw。「萌え」という言葉すらなかった時代、早すぎたゲームだったw。キャラだけでなく、ゲームシステムも、すごいのよ?w

 インターナショナル版

 INT版を思い切って買ってみて、「私は、日本人はネオジオの、一面しか見ていなかった」と、唸らされた。

 英語が基本であり、ハードには日本語設定が、存在しない。ソフトによっては日本語設定がある。メニュー画面が、アジア版とは全然違うと、思わなかった。
 パッケージも英語であり、なんとCEROの記載がない。パッケージが、カッコいいかカッコ悪いかも、ミニを品評する、ポイントw。
 パッケージのカッコ良さ、PCEとメガドラ、PS1が優れていて、任天堂はまあまあ。ネオジオは…。まあw。あくまで主観的な、美的感覚による、品評w。
 格ゲーが売りの、ゲーム機とは言えない。アクション、シューティング、アクションシューティング、スポーツにパズルと、一般的に「ネオジオ」と聞いて思いつくより、はるかに多彩なゲームが遊べる。
 アジア版はメインコンテンツが、KOFだがINT版は、メタルスラッグ。これが面白く、女子もかわいいのだw。そして「アクションシューティング」が一大ジャンルだったことにも、気づく。
 ミニはシューティング全盛期を再現していると書いたが、アクションシューティングも、全盛期だった。むしろなぜこれほど面白いジャンルがすっかり廃れて、RPGが天下を取ったのか、不思議に思える。
 ミニは、それを検証するための、歴史的資料に、なりうる。特にネオジオミニINT版は、資料的価値が大きい。日本で知られていないゲームが、いくらでも遊べるのだ。

 お気に入りは、「ショックトルーパーズ セカンドスカッド」。アジア版にもあるだろ?仕方ないだろ!ルルがめっちゃ、かわいいんだからさ!wアジア版のお気に入りは、アジア版にしかないゲームなんだし!w
 ネオジオミニは、クリスマス版と、サムスピ版もあるけど、そこまで道楽は、出来なかったw。
 追記・サムスピ版に、更に「特別限定セット」なる豪華版があるの、知らなかった…(^^;)。ネオジオミニはホント、「我が道を行っている」なw。

 アーケードスティックプロ

 ネオジオミニの亜種で、ミニ中、一番変なハードと、断言できるw。そもそも全然、小さくない(エントリ冒頭の写真、参照w)。だからこそ、とても好きw。

 ネオジオミニの、アケコンとして使えるw、ネット対応してないのに、PCからのUSB経由で、DLCとして落とせるゲームがあるw(しかもアンロック式っぽいw)。
 極めつけが、走査線モードがある上、線を縦や、斜めにも走らせられるw。低画質モードも、ここまでこだわってくれれば、称賛ものw。スペックはミニの中でも、最高。画面のきれいさ、ネオジオミニと、まるで違う。
 一時期、「ミニなのに、ソースコードを公開してないのじゃないか?」と言われてた。今では解決してる問題。でもネットで尾を引いてるw。DLCがあったの、原因じゃないかなw。
 でもDLCは、とても通好みの、助かるラインナップ。ミニのアジア版や、INT版にはないゲームを狙って収録してる。クリスマス版にあるゲームが、かなり多いのよw。餓狼1なんて、今遊ぶ機会、なかなかない。無料なので、ご安心をw。本体がそもそも、高いのですがw。

 好きなゲームは、ネオジオミニにもあるけど、「餓狼 MARK OF THE WOLVES」。あれからロックやテリー、そしてカインは、どーなるの!?続き、作って!w

 プレイステーション クラシックSIE

 ミニの中でも、批判は多い方。しかし決して、駄作ではない。CEROはD。バイオハザード1DCとMGS1で重くなったw。でもこの2作がないと、確かに「PS」ではないw。

 まず長所として挙げられるの、「クイックセーブと、仮想メモリーカードへのセーブが、完全独立している」こと。
 他のミニでは、セーブデータは、クイックセーブが優先され、仮想セーブは、下位のセーブ。仮想セーブした後にクイックセーブしないと、セーブできないミニもある。
 PSCはむしろ、仮想メモカを重視してる。クイックセーブを上書きしても、仮想セーブには関係ない。「クイックセーブファイルが、1つしかない」ことが責められがちだが、これはとても、ありがたい。
 世間で言われてる通り、PSの発想、「家電」なのだと思う。仮想メモカの仕様に、それが反映されてる。でも出来れば、仮想メモカを1ソフトに2枚、据えてくれれば、もっと助かったのだが…w。特にアーク1・2は…(-_-;)。

 短所として挙げるの、画像があまり、綺麗ではない(^^;)。ミニファミコンと比べてもだorz。どーもミニの画面のきれいさとは、元となったハードのスペックや、ミニの解像度そのものが、必ずしも決めるのではないらしい。
 全体的に、古いゲームのチューニングやブラッシュアップ、あまり丁寧にはしてない(-_-;)。しかしソフトラインナップ、前は不満だったが、今では悪くないと、思っている。下手にスクウェアを、厚遇しなくててよかった。
 ここで言うと、PSC、ミニファミコン、ミニスーファミには、ある程度の懐かしさを感じる。けど初見のゲームが、とても多い。反省した。私はPSやファミコンの、ほんの一面しか、見ていなかったと。だから新鮮さも、かなり感じるのだ。

 お気に入りは、「スーパーパズルファイター2X」。カプコンキャラが、楽しいっ♪デビロット姫までいるw。ファミ通さん、パズルゲームとして斬新かどうかは、パズルゲーム初心者にとっては、どうでもいいこと、ですよ?(#^ω^)

 総評・私が好きなのは、「レトロゲーム」ではなく「ミニ」なのだ。ゲームの歴史は、浅くない

 もいちど、自慢させて下さいっ♪
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 ミニに一体、全部でいくらかけたのか?聞くなw。すごいプレミアがついてる、本もある。あんな値段つけるとは、転売ヤーも恥知らずなw。

 さて、私にとってミニとは、必ずしも「懐古厨」として、楽しんだ製品たちではなかった。その感覚が、皆無だったのではない。しかし、ミニを買った皆さんに問いたい。
 「全機種合わせて、350本を軽く超え、かぶったタイトルをまとめても、250本はゲームがある。それらすべてを、『懐かしい』と思った客、どれだけいるのか?」
 …6機種、10台も買った大馬鹿は、そこまでいないに、違いないけどw。プチブルの戯言w。
 「未知のゲームとの出会いの場」として、これほど機能してくれた製品群はなかなかない。PCE、メガドラ、ネオジオは知らないゲームばかりだったし、ファミコンやスーファミ、PS1すら、実は未知のゲームの方が、多かった。
 これはミニが、「沢山のゲームの詰め合わせ」であるから。「おもちゃ箱」みたいな感覚。個人的に、Wiiにあったバーチャルコンソール、PS3からあったゲームアーカイブスを、多少は利用していたが、ここまで楽しめなかったし、古いゲームに、それほどの興味、持っていなかった。
 VCやGAのサービスが終わってしまったの、「古いゲームに興味ある人、それほど多くはない」証拠だと思うし、ハッキリ言うと、ミニもそれほど、大ヒットしてるのでは全然ない。任天堂とセガ以外は、勝てていないと感じている。

 気づいたことを言う。「私は、ソフトよりハードに、興味を持つゲーマー」。DL販売にあまり興味なかったのに、ゲーム機のミニチュアに、夢中となった。
 また私は、ゲーマーとして進歩派の、自負がある。だからPSVRや、XboxOneXなどのマイナーなハードを、買っているし、飾りではなく、実際にハマっている。明確にこう思っている。「ゲームの『過去』ではなく『未来』を見たいのだ」。
 だけどミニをやると、「古いゲームの方が、むしろ斬新で新鮮だ!」と感じること、しょっちゅうだった。こうも思う。今のゲームの礎、80年代、90年代に、築かれていた。
 ミニで最も古いゲームは、ファミコンの83年の「ドンキーコング」。ゲーセン版は、さらに古い。最も新しいのは、ネオジオ2004年の、「サムライスピリッツ零SPECIAL」。ゲームの21年史が、詰まっている。

 誤解してる人、多いと思うのだが、例えばFFシリーズ、初代作のFF1と、最新作のFF15を「ただ」比べると、「共通点、全然ない」と感じると思う。だけど、全てのナンバリングシリーズをやってるとわかる。「1から15まで、確かに地続きに、つながっているシリーズだ」と。
 これはマリオや、ドラクエにも言える。ドラクエなどの方が、別物感は薄いが、「初代作と最新作では、まるで違う」と感じるだろう。しかし地続きなのだ。
 マリオが、かなり入っているし、ドラクエはミニファミコンジャンプに1が(ちなみに「ファミコンジャンプ2 最強の7人」は、堀井さんと中村さんが作った、ドラクエの亜種。だけど堀井さん、ジャンプを意外と、わかってなかった(-_-;))、FFは3と6と7を収録。またスクウェアのRPGは、FFの兄弟分と言える。 
 PCEとメガドラとネオジオの敗北、「マリオとドラクエと、FFがなかったから」と見も蓋もなく言うが、敗因はそうなる。もっとも今どきのゲームは、国民的シリーズが必ずしももう、主導権を握っていないけど。
 それにネオジオは、ゲーセンでMVSを勝たせるためのハードであって、アクションやRPGに、大した期待をしてもされても、いなかった。
 追記・当時、エニックスやスクウェアの他にも各社が、「FFを倒して、更にドラクエをも、倒そう」という志を持って、RPGを作っていたのは、触れなければならなかった。天外魔境も、ファンタシースターも、勝つつもりでいた。RPG戦国時代とは、すごかった。
 また、ドラクエやFFが勝てたのは、かなりの部分が、「運」である。実は任天堂やPSが勝てたのも、かなり運だと、多くのミニをプレイすれば、わかる。

 そろそろ結論にかかろう。ミニとは、ゲームの過去を振り返るハードでは、確かにある。しかし懐かしむためだけではない。ゲームの未来の、ためにある。私はそう、確信している。
 苛立つのは、私のようにミニを見てる人、1人も見たことがなく、みなさん「懐かしい」「久しぶりに遊んだ」という感想しか聞かない。それは私が感じてることと、大いに違うし、それだけがミニの存在意義では、ないと思うのだが。
 まあ、PCEミニのキャッチコピーからして、「ゲームに夢中だった大人たちへ」だから、メーカーもイマイチ、わかっていないのだが…。私は現在進行形で、ゲームに夢中だし、子どもたちにこそ、ミニを遊んでほしい。
 独善的なのは、わかっている。今の子たちがミニを遊んで、面白いかと、そんなことないと思うw。我々に、昭和のマンガやアニメが物足りないのだから、それは当たり前w。
 だけど思うのだ。「ゲームなどサブカルチャーにも『基礎教養』というものがある」と。

 私なりに、ガロ初期の劇画や、24年組の少女マンガを読んだ。1stガンダムや、全盛期のヤマトも、少しは見た。正直、今の審美眼で見ると微妙。だが触れてよかったと思う。過去の作品を理解すると、今の作品への理解度、劇的に上がる。ヤマトやガンダムを見なければ、エヴァは理解できないし、その後のアニメが、「どんな系譜や、文脈の上に成り立っているのか」が、見えない。
 ぶっちゃけ、手塚とトキワ荘と、少年ジャンプだけで、マンガの歴史を語られるのや、手塚とジブリと、ディズニーだけで、アニメを語るなど、お話にならんのだ。アニメもマンガも、そこまで浅く、狭くなどない。
 そしてゲームも、任天堂とPS、スクエニだけで、語られるなどあってはならない。これは私の反省でもある。セガやXboxに触れただけで、ゲームの敗北者の歴史、わかったつもりでいた。ハドソンやNEC、SNKという、「名誉ある敗者」を知らずに、歴史を知ったつもりでいた。おそらくは、PCFXや3DO、ピピンも、素晴らしいハードだったのだと思う。

 かつて「ヒカルの碁」で(これも、もう古いけどw)、主人公の進藤ヒカルが最終回で、「遠い過去と、遠い未来を、つなぐために、俺はここにいる」と語った。当時、あまり意味がわかってなかった私w。この名言、ミニにこそ相応しいと、思う。
 キン肉マンのネプチューンマンも、「未来の超人たちのために、俺たちが捨て石となる番だ!」とネプチューン・メッセージを吠えた。タクティクスオウガでも、プランシー神父が、「大義のための礎となれ、お前は未来への道を、指し示すだけでいい」と、息子のデニムに、言い遺して死んだ。
 な、なんだみんな、そゆコト、ちゃんと言ってたんじゃないか!w

 ミニも、未来のための、礎となれるはずの、製品。しかし…。自分にも言うのだが、「のちの世のための、捨て石となる」つもりがないやつ、年寄りはもとより、若いやつにも、なんと多いコトか(-_-;)。
 「のちの世に、遺産を残そう」な志が、年寄りにないのは、明白だし、また若者も、「まだ生まれていない世代」のための、蓄財をしているとは、思えない。近視眼的に、見ている。
 私も貯蓄が出来てるとは言えないが、負の遺産を残さないようにとは、思っている。死んだ後、残された家族や、そして肝心なのは、見ず知らずの赤の他人に、迷惑を掛けたくない。だから、一所懸命、断捨離をしているし、これからのために、家事を覚えている。やれることから、やらなくては。
 な、なんか、中年のボヤキに、なってきたなw。みなさん、ゴミをあんまり捨てずに、資源の使い過ぎは、控えて、戦争は、しないようにしましょうw。これはゲームも同じです。イメージは無限じゃないし、廃棄物はきちんと正しく処理し、ゲームが戦争に加担するようなら、黙っていては、いけませんw。戦争は娯楽の、敵です。

 ゲームを、永続可能な、文化にしましょう。産業として発展しただけで、満足してはいけません。さーて、ゲームギアミクロと、アストロシティミニを、買うぞ!w予約済み!w

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コメント

まあなかなかに懐古趣味なエントリですねwIvanさんは時々否定してますけど、yukkun20からすると、ミニを楽しめる(懐かしさとして楽しむとしても、昔との違いを楽しむとしても)だけで十分懐古趣味なのですよ。レトロハードとあまり縁がなかった自分では、そもそもソフトもハードも楽しむことすら出来ませんので。

> ネオジオASPの、悪目立ちが異常…wwwww。
なんか縮尺がおかしいような…いや自分の目がおかしいのかw
> 「くにおくん」シリーズが、あんなに芸の細かいゲームだったと、長い時間で、忘れていた。
友達の家でプレイしたことがあるけど、当時の他のゲームに比べて、アクションが豊富でおどろいた記憶があります。

> ゲームなどサブカルチャーにも『基礎教養』というものがある
これはそうなのかも知れませんね。そしてこの基礎教養がある世代がゲーム作りの中心である時代は、まさに過ぎ去りつつあります。そのタイミングでミニが一斉に発売されたのは、Ivanさんが言うような意図があるのかもしれません。

まあyukkun20は自分が死んだあとのことは興味ないので、ゲームについては一消費者として生暖かく見守っていこうと思います。がんばってくださいw

投稿: yukkun20 | 2020年8月 9日 (日曜日) 午後 11時33分

>yukkun20さん

>まあなかなかに懐古趣味なエントリですねwIvanさんは時々否定してますけど、yukkun20からすると、ミニを楽しめる(懐かしさとして楽しむとしても、昔との違いを楽しむとしても)だけで十分懐古趣味なのですよ。レトロハードとあまり縁がなかった自分では、そもそもソフトもハードも楽しむことすら出来ませんので。
 マンガに例えれば、ジャンプ文化しか知らない私が、「わー、80年代、90年代の、マガジンやサンデーや、チャンピオンって新鮮!」と言ってるようなもんですからねw。
 …こじつけを思いついちゃったけど、PCEはサンデー、メガドラはマガジン、そしてネオジオは、チャンピオンの匂いが、なんとなくするなw。
 「雑多に詰まったコンテンツを楽しむ」のもおっさんのセンスで、やはり若い子には、なかなか刺さらない商品なんですよねー。

>なんか縮尺がおかしいような…いや自分の目がおかしいのかw
 写真の見栄えのよさを重視するならば、絶対に外すべきゲーム機ですけどw、生憎ASPを、気に入っちゃったんですw。
>友達の家でプレイしたことがあるけど、当時の他のゲームに比べて、アクションが豊富でおどろいた記憶があります。
 背景の小ネタの散りばめや、ドット絵女子のかわいさ、格ゲーの原点と言えるアクションの面白さ、ファミコン時代は光っていたシリーズ。
 でもテクノスジャパンは、くにおくんとダブルドラゴンだけで、終わってしまった会社だった(-_-;)。

>これはそうなのかも知れませんね。そしてこの基礎教養がある世代がゲーム作りの中心である時代は、まさに過ぎ去りつつあります。そのタイミングでミニが一斉に発売されたのは、Ivanさんが言うような意図があるのかもしれません。
 若いマンガ家やアニメーター、60年代や70年代の、古典作品をあまり知らないでしょう、からね。
 ゲームを文化にしたいのであれば、古典作品を正しく後世に伝えるのは必須。それは新作のクオリティアップにも、長い目で見ればつながるので。
 ミニがその史料となるのを、期待しています。ゲームってハードの世代交代があるから、古い作品を遺しにくくなるって弱点が、あるので。

>まあyukkun20は自分が死んだあとのことは興味ないので、ゲームについては一消費者として生暖かく見守っていこうと思います。がんばってくださいw
 私も昔は、「死んだ後のことなど知らん!」価値観だったんですがw、多少は「世のため人のため」を考えるようになったんです。まあそうすることで、認められたいん、でしょうねw。

投稿: Ivan-Petroski | 2020年8月10日 (月曜日) 午前 11時31分

IVANさんは過去の名作も評価しつつ 現在の最新ゲームも推しているのは偉いと思います
最近 昔が 今が だとしょうもないこだわりを持っているゲーマーが多いこと

そういうばドリームキャストミニって出ないんですかね あれは時代を先取りしたハードだった覚えがあるのですが

投稿: sasa | 2020年8月13日 (木曜日) 午後 02時33分

>sasaさん

>IVANさんは過去の名作も評価しつつ 現在の最新ゲームも推しているのは偉いと思います
>最近 昔が 今が だとしょうもないこだわりを持っているゲーマーが多いこと
 ありがとうございます。
 私も勘違い、しがちだったんですが、結局ゲームの価値は、その作品や商品が、面白いかつまらないか、そして売れるか売れないかで、新しい古いは、それらと直接の関係、ないんですよね。

>そういうばドリームキャストミニって出ないんですかね あれは時代を先取りしたハードだった覚えがあるのですが
 友人ともその話したんですけど、
 「ドリキャスミニは、セガのミニハードとしては、トリに持ってくるべきゲーム機だろう」
 と言われて、確かになとw。ドリキャスの再現なら、ネット機能もつけないと嘘ですし。
 セガは「ドリキャスが、セガ最後のゲーム機」って公約、見事に破ってくれましたけどw、誰もが、
 「セガはまた、ハード作れ」
 と思ってたのでw、メガドラミニはむしろ、セガファンに歓迎されたw。
 ゲームギアミクロとか、アストロシティミニとかチョーシこいてて、また転ばなければ、いいんですがw。

投稿: Ivan-Petroski | 2020年8月13日 (木曜日) 午後 07時34分

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