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2020年9月25日 (金曜日)

「東京トイボクシーズ」ファーストインプレッション(ネタバレ)。安曇野蓮は、紛れもなく、天川太陽の、正統後継者

 すべそれ3巻エントリ、停滞してますが、長期戦のつもりなので、しばしお待ちください(-_-;)。なんで時間がかかるのか。MTGの、勉強をして、書いてるから。90年代の時事ネタも。リサーチしないと、語れない作品。
 で、今月なんとか、ブログを更新したいので、ネタを「東京トイボクシーズ」にしました。期待してるマンガですし、「トイボックス」シリーズが、好きなので。過去にレビューも書いた。こちら
 「ゲームネタマンガ」として、すべそれに似ている。しかしすべそれはノスタルジーだけど、トイボクシーズは、最先端。

 まずは公式のリンク。公式サイト(作品そのものを、読めます)。公式ツイッターうめ先生公式サイトうめ先生ツイッター。作画担当妹尾先生ツイッター。小沢先生と、夫婦でマンガ家ユニットしてらしてるの、素敵です。
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 主人公、安曇野蓮。カッコいい。男前。でも実は…。ここから先は、続きを読むで。(C)UME 2020,Printed in Japan

 作品を語る前に、前提として、語るべきこと。

 「eスポーツ」とは、なんぞ?

 近年の、ゲームの潮流である、eスポーツ。「それは、なんなのか?」な方は、多い。軽く、レクチャー。参考に、リサーチしたが、荒れてる話題だな、予想通りw。

 コンピュータゲーム、つまりビデオゲームを、スポーツとして認め、競技大会を開き、プレイヤーがごはんを食べられる、生業にしよう、という動き。正直オールドゲーマーとして、違和感がないといえば嘘になる。それは劇中で、楠木さんも、語っていた。後述。
 個人的に一時期、eスポーツのテレビ番組に、ハマっていた。今では冷めてしまった(^^;)。動画ではなく、テレビって時点で、限界あったのかも。しかしeスポーツは、テレビも相手にしないと、これから発展できない。
 実は普通のスポーツに、全然興味がないw。マインドスポーツにもw。格闘技は多少見るけど。eスポーツは、それなりに熱中していた。いろんな競技(ゲーム)の試合を見て、いろんな選手を見た。スポーツとは選手によって、まるで持ち味が違うと、初めてわかった。
 ちょっと提言しますが、スポーツの世界は、eスポーツを、「スポーツの入り口になり得るもの」として、見てほしい。少なくとも私は、eスポーツで、スポーツを多少、理解した。
 どの大会か忘れてしまいましたけど、「ぷよぷよテトリス」の決勝戦が、熱くて胸に、刺さった。勝敗を分ける差、1/10000も、なかった。感動した。そんな激戦を拝めた幸運に感謝した。

 私がeスポーツを支持する理由、ゲームだからだけじゃなくて、国籍、年齢、性別、障害の存在などの壁を、超えられる可能性がある、スポーツだから。それは窪ノ内さんが、賭けた理由でもあった。こちらも後述。

 安曇野 蓮

 本編主人公にして、ヒロイン

 そう実は、こう見えて女子である。第1話までは、「男子なのだろう」とミスリードされていた。顔だけでなく、言動も男子みたいで、普段着がパンツルックだったり。そもそもeスポーツで、女子のアスリートどころか、視聴者すら、珍しい。
 でもその、高校生になりたての、野暮ったさ、垢抜けなさこそが、かわいい♡。めっちゃ無防備で、真代たちのこと、全然警戒してないし、スカートの下にジャージ穿いてるwばかりか、あまっさえ男子の前で、そのままジャージを、脱ごうとするw。男子連ドキドキで、女房役wのソヨンちゃん、苦労しているw。うめ先生、ちゃんと萌えキャラとして、計算しているw。

 格ゲーのアスリートで、得意ゲームは、前作の主人公が(初代作を)作った、「サムライキッチン」。というかそれしか、出来ないのかもしれない。eスポーツの問題点、選手は、1つのゲームでしか、スキルを積めない場合がある。だからそのゲームのリリース、サービスが終わると、タダの人に転落する危険性、ある。なので成功してるアスリートは、複数のゲームに長じている。
 そして第1話から、試練。韓国籍を偽称してたことが、問題となり、所属していた韓国のチームから、除名抹消、されてしまった。いま日本は韓国といろいろあるが、PCとインターネットに注力していた分、eスポーツでは、韓国の方が、日本より進んでいる。

 そんなワケで、帰国するしかなかった蓮ちゃん。傷ついたのも痛かったが、なにより収入が、なくなってしまった。最初は中学生だったが、ロクに学校行かず、両親とは距離が大きいようで、同学年のリ・ソヨンと同居している。どうも彼女、瞬間瞬間の頭の切れは、相当だが、大局観や、先を見通すのは苦手。刹那的な生き方してる。学力、当然低いw。
 祖父が遺した旅館に、ソヨンと住んでいるが、そんな生活、限界が来た。たくさんのゲーム筐体が、並んでいる旅館。今現在、ゲームセンターは廃れているので、こんな環境は、貴重。またおじいちゃん子だったらしく、慕っていた。祖父が遺した言葉、
 「人生は、無駄かどうかじゃない、真剣に、やっているかどうかだ。真剣な奴の1000時間は、ボンクラ共の10000時間に、匹敵する」
 …これは現実の私が、大いに励まされた、言葉。私は時間を、こんなブログ書いて無駄遣いしているが、真剣にやっている。中途半端な気持ちと覚悟で、娯楽を消費、していない。

 早くも文字数かけ過ぎなのでw、急ぐ。窪ノ内理事長と、シリーズお馴染みキャラの仙水さんにスカウトされて、渋々白郷学園eスポーツ科に、進学した蓮ちゃんとソヨンちゃん。全部で6人の高校生による、チーム。
 これが甘酸っぱさ満点の、青春群像劇w。「トイボックス」は、「いい年した大人の、青春群像劇」だったから、トイボクシーズの方が、正統派。
 親友のソヨンちゃんとの仲のよさとか、真代との、なんだかよくわからん関係w、特に萌えポイント、
 「『蓮』なら2文字だ。だろ?真代」
 "異性を下の名前で呼ぶ"の、思春期で特別だよねw。このやり取りに、悶絶するソヨンちゃん。わかるぞ!w

 記事のタイトルに挙げた、「正統後継者」であること。性別年齢、アスリートとクリエイターの違い、立場の違いは大きいが、「ゲームに生活も魂も、全てを捧げている」に於いて、蓮ちゃんと、今までの主人公、天川太陽は、そっくり。
 蓮は、かつて韓国で勝てて、鼻が高かったの、へし折られた。太陽も、「ソードクロニクル」シリーズをヒットさせて有頂天だったの、地に堕ちた。ドン底からの再起の話なのも、似ている。
 他校から挑戦受けて、「御指名だよ…!」なんて、めっちゃコーフンして嬉しがってる(それにドン引きしている、ソヨンと真代w)なんて、太陽はよくわかるに、違いないw。でも太陽、「若いから、出来るんだよなー」と思いそうだがw。彼は大人に、なったからw。

 リ・ソヨン

 キャラの立ち位置、重要性から考えれば、真代を持ってくる順番だが、私はソヨンちゃんを、先に語りたいのだ!w

 名前や、蓮と韓国との渡りをつけてることから、韓国人、あるいは韓国系と、思われる。日本に馴染んでいるので、日本在住と、思われる。この辺、断言が困難な、要素だが。漢字表記を、知りたいところ。
 前作までのヒロイン、月山星乃に似ている。見た目も人間性も、幼い頃の月山さん、こんな感じ、だったのではと。
 蓮の、自称「マネージャー」。「蓮をコントロールできる、友人が必要」という、eスポーツ科担任教師の思惑もあり、白郷学園eスポーツ科に入学。あまり選手として強くなく、今のところ真代よりわずかに強いくらい。たぶん近いうちに、真代に追い越される。
 しかしゲームを見る目、そしてeスポーツの試合を見る目は確かで、フレーム単位の攻防を見切れるし、試合の展開、互いがどう考えて戦ってるかも、ある程度わかっている。ゲーム業界の事情も知ってて、仙水の正体、すぐに気づいた。

 普通のかわいさなら、蓮よりソヨンが上。あんまり美人過ぎないのが、むしろかわいい♡。美人度なら蓮の方が上。でもソヨンの方が、垢抜けてるのが…。て、なに失礼な話しとるか、私w。
 ソヨンも蓮も、恋愛にまだ、それほど興味なく、蓮はサムキチの勝負が、ソヨンは蓮の面倒を見ることwが、今のところ面白い。でも男子に興味はあり、真代、鬼頭、那須、君島に、ちょっかい出しまくり、からかいまくりw。
 真代以外は蓮から「格バカ3」呼ばわりされ、蓮のいい玩具と、されているw。格バカ3が、白郷eスポーツ科の、普通男子代表。ソヨンが、普通女子代表。

 ソヨンは、「ヒロイン」「ライバル」という位置づけでなく、古い言い方すると、蓮の「メガネくん」w(ホントに古いなw)。こういうキャラは、マンガで重要w。

 神崎 真代

 ある意味、真のヒロインは、こいつなのかもwな、メガネ男子。女装するしw。

 もともとゲームに情熱あったのでなく、親への反抗で、出来るテストを落とし、eスポーツ科を志望して編入した。
 よく、「思春期の反抗期みたいな」というDisりの文句がありますが、思春期の反抗心を、ナメてはいけない。そんな言葉使う奴に限って、「小学生の正義漢」レベルでしかない場合、多い(どうしたw)。
 だけど、彼にとって転機となりそうなのが、入学式での、蓮のeスポーツ科代表としての、演説。(eスポーツ科はナメられている)と感じた連、キッパリ断言した、
 「10年後、この場の誰より稼いでいるのは、私たちだ」
 カッコつけ過ぎw。思春期らしい、いや、あの頃に欲しかったw、蛮勇。真代、感動して拍手。他にも感銘を受けた生徒、保護者、教員がいて、演説はそれなりの拍手で、迎えられた。

 2巻の時点で、eスポーツ科、最弱選手。しかし天才肌で、ソヨンちゃんが見切れなかったギリギリの局面を、見切った。また勘と経験で試合をつかんでいる蓮、ソヨン、格バカ3と違い、論理的思考で、eスポーツの試合を理解し始めている。こういう子は、強くなる。
 学力あり、電子機器にもそれなりに通じてる。ゲームは普通にプレイしてたが、eスポーツ科に編入し、蓮に発破をかけられて、本気になり始める。
 最初、親からの逃避の口実として、eスポーツを逃げ道にしようとするも、甘えを蓮に、厳しく咎められる。しかし蓮も、(私がそんな、偉そうに言える立場なのかよ!)と、自己嫌悪に陥る。青春真っ盛りw。
 また連とソヨンを秋葉原に案内し、「両手に花」状態になること、なんといううらやまかw。2人とも、かわいいし♡。蓮とソヨンの、寮に招かれることもある。ちょ、恵まれすぎだろw。リア充爆発しろ(これももうそろそろ、死語ですがw)。

 蓮に次ぐ重要キャラだけど、選手としてあんまり強く、なってほしくないなw。

 仙水 伊鶴

 シリーズおなじみキャラ。今までは、ライバル・ラスボスポジションキャラだった。

 「大東京トイボックス」のラストで、ゲーム業界最大手、「ソリダスワークス(スクエニ、バンナム、セガなどがモデルと思われる、会社)」の社長になってたが、引退し、今はソリダスの理事。
 今回も、タダの「いい人」などではなさそうで、蓮たちの、敵に回る可能性もある。食えない男。
 仙水が、蓮を白郷学園へのスカウトに動くところから、話が始まる。しかし仙水、蓮を男子と誤解してて、窪ノ内と二人で話すとき、「彼」と呼んでいた。「彼女」の目の前で言ってたら、一巻の終わりだったw。流石仙水、無意識に危機を回避していたw。
 蓮の事情を知らずに、「祖父とゲームの、墓守をしている」と見抜いたのも、慧眼。「それは幼子がやる仕事ではない」と気遣ったのも。

 前作ラストの事件で、下半身不随になっていたが、めげてる様子はなかった。今では大分、回復している。懸命にリハビリしたんだろう。ここも流石。脚の動きをサポートしてるギミック、「ロボティクス・ノーツ」リスペクト?

 窪ノ内 千花

 白郷学園に、「eスポーツ科」を作ること、独断で決定した、理事長。すべての始まりを、作った人。

 推測なのだが、ソリダスの元社員かもしれず、仙水の部下だったのかもしれない。
 eスポーツ科の創設、教員からも、保護者からも、避難囂々。しかし彼女には、信念ある。
 「eスポーツには、国籍宗教、年齢性別、障害の有無、娯楽仕事、そしてお金。すべての常識という差別を、突き崩す力がある」
 と、震えながら、泣きそうな勢いで、仙水に訴えた。元上司の前で弱味を見せるも、部下の前では平気なふりをするくらいの、度量はある。

 総責任者であるので、彼女に反発する校長や教頭、表面上は味方の、eスポーツ科担任教師からも、「責任者だろ、なんとかしろ!」と思われているw。まあ、仕方ないよねw。リーダーとは孤独なのだw。

 楠木 大作

 2巻の時点で、白郷学園の、eスポーツ科コーチ。

 右手にタトゥーがあり、それに手袋をしている。その手が実は…。ポロっと教師たちに見られてしまってバツの悪い楠木さん、「みなさんなにか?」と問題に気づいてないw、窪ノ内理事長の方がどうかと、あの場の全員が思ったw。
 この人も推測ですが、元ソリダス社員っぽく、窪ノ内さんの部下だったのかも、しれない。彼をコーチに推したの、仙水なのも、根拠。
 格ゲーの腕は相当で、劇中で初めて、蓮に土をつける。しかしかなり際どい勝負で、本気を出すため、ドクターストップのかかった手袋を外さなければ、勝てなかった。…どこのジャンプマンガ?wでもそれで、「コーチなんか必要ない」態度だった蓮を、従わせる。
 eスポーツのアスリートではなく、昔気質のゲーマー。私と同世代、なのかも。「勘と経験だけでは勝てない」のをわかっており、論理的思考や、敗因分析の必要性を、生徒たちに説く。それを十分に理解してるの、今のところ、真代くらいw。
 30、40代のゲーマー男子として、「ゲームはスポーツです」「プロゲーマーはアスリートです」なんて、無邪気に言えない世代。「ゲームの対戦で大金を得る」ことに、若干の抵抗ある。

 しかし、eスポーツが歓迎される風潮、確かに「我々の世代」が望んだことなのだ。その責任は、筆者自身にも、あると思う。

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