43歳になりました
「しに」をやめられ、「しみ」です。あんまり嬉しくないw。
なにを書こうか、とネタを練っているうちに、「『オタク』は、私個人でも、日本国でも、世界レベルでも、転換点を、迎えている」を、思いついたw。
マンガとアニメと、ゲームについて、ちょっと語る。ラノベについては語らない。最近、全然読んでいない(^^;)。
マンガ
ここ5年の傾向として、横田卓馬先生に、夢中w。でも心酔の仕方、多少は薄まったと思う。色々作品読んだり、彼のツイッター読んだりすると、限界が見えてくる。それはいいコトと、思う。
実は、「マンガ」というジャンルに、大きな限界を、感じ、見限り始めている。簡単に言うとそれは、3つの"ない"。
「動かない」「音声がない」「色がない」
アニメの消費の量が増えて、これらは大きな、限界と、感じ始めた。ぶっちゃけ娯楽として、マンガは音楽に、決して勝てないのだと、思い始めた。
それに色がないのは、日本のマンガ固有の、慣習に過ぎない。日本のマンガに色がないの、手塚先生が、「週刊連載で数十ページ描き続けるためには、色があっては、労力が大きすぎる」と、考えたからと思うんだけど、それは日本の、大きな限界でもある。世界では、色のあるマンガが、普通だから。
そして単純に、絵がド下手なマンガの、なんと多いコトか(-_-;)。それだけで、読む気なくす。もう「マンガ記号論」は旧時代の遺物。マンガは「絵」である。
更に日本は、電子化がそれほど進んでいない。進んでるだろって?いや、海外の突き進み方を見ると、日本は遅れている。第一私自身、未だにマンガの購入が、紙中心。これではいけない。
紙の新聞と、雑誌の毎日・毎週・毎月購入をやめて、「ああ新聞と雑誌は、私の生活にとって、『ガン』だったんだ」と、明確に自覚したのでね(-_-;)。
それに日本のWebマンガ見てると、まだまだ横読みが、多い。それもいけない。スマホでもPCでも、縦に読むのが、合理的で論理的。そもそも「合理性」「論理性」を、「デカルト以来の西欧的、科学的合理主義」などとレッテル張って嫌って、拒絶し続けたのが、日本の間違いの、1つと思う。
現実的に考えれば、紙媒体は滅びるし、出版業もまた、滅びる。だから先見性あるマンガ家は、20世紀から電子に挑戦していた。私の知る限り、木城ゆきと先生、いがらしみきお先生、つげ忠男先生が、私がネット始めた頃から、トライしていた。その頃にはもう、21世紀だっただろとは、ツッコむなw。
まだダイヤルアップが主流だった時代から、そんなことしてた先生たちが、どれだけ偉かったか。当時どころか、10年前でさえ、ネットがマンガの主流になるとは、誰も思ってなかった。それがまあみなさん、スマホの普及で、宗旨替えの速いことw。
また電子化の進行で、カラー化も進んでいる。電子化の効用が、カラー版を出すのが、簡単になったこと。とだ勝之先生のフルカラー版「猫ミック」、電子化で、実現のハードルが下がった。
作画そのものの、フルデジタル化は、まだ難度が、高いらしい。しかし大御所中の大御所、萩尾望都先生が、フルデジタルで、Appleで作品を発表されたの、一つの象徴的な、出来事だと思う。
また電子は、「動かない」「音声がない」も、いずれ解決するかもしれない。いやいや書いてて、電子コミックとは、こんなに可能性あったのかと、自分でも驚いているw。
マンガ家と、マンガ読者のみなさん、電子化に、適応しましょうねw。
アニメ
マンガの項で、アニメの消費量が増えたと書いたが、実は、これほどにテレビアニメを大量消費してるの、生まれて初めてw。
PS4のアプリである、トルネと、それで使えるPS4のHDDレコーダー、ナスネで手当たり次第に、録りまくっている。バッファローによる、ナスネの生産継続が決まってよかった。PS5によるサービス継続も、考えているらしい(SIE公式情報)。
またテレビを、4Kのレグザに買い替えている。それをPCやゲーム機の、モニタにしている。若者はテレビを見限っているが、私はテレビが死ぬにはまだ早いと、思っている。そもそも衛星環境のあるなしで、テレビの面白さが天地の差であること、知らない人多い。
まだ動画サービスより、放送の録画を、楽しんでいる。テレビの動画サービス対応も、相当進んでいるので、切り替えようと思えばできる。4Kレグザ買って、これほどのハイテク機器となってたのかと、驚いている。むしろ4Kはハイテク過ぎて、私の経済力で、ついていけるかどうかw。
にしてもアニメを、アホみたいに見ている。そんな私の消費量を、更に上回ってる妹のアニオタ魂に、脱帽したw。でも今の私なら、バーン様の話を理解するぐらいなら、なんとかできるんじゃ、ないかなw(わからない人は、「バーン様」で画像をググってw)。
地デジ化は、日本のテレビアニメの転機となった。そして4Kは、またの転機と、なると思う。4Kでアニメ見ると、画質の違いは、それほど判らないんだけど、「ヌルヌル滑らかに、動くのだな!」と感じる。
だけどナスネは、4K非対応だし、他にも4Kになり切ってないもの、沢山ある。早くベストの環境に、したいものだ。それには、焦ってはならないのだw。
見るアニメの種類、主に日本のモノで、古いものも、新しいものも。美少女ものが、多くなったw。トシ食って、どんどんわかりやすくなる私w。でも、近年気づいたの、「ウォルト・ディズニーその人と、ディズニー社の、偉大さ」。
ディズニーこそ、全てのアニメ・マンガ・ゲームの、オリジン。彼がいなければ、なにも始まっていなかったし、近年のディズニー社の、世界を覇する意気込みもすごい。ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルを手中に収め、オタクの世界で、更なる天下を、取ろうとしている。正直、怖くもあるw。
キングダムハーツもあるし、昔は持ってたディズニーへのアレルギー、なくなった。むしろロクに知りもしないで嫌っていたの、恥じている。でも、覇権企業のディズニーを、少しは知ったからこそ思う。「日本のアニメ、捨てたものじゃないぞ」と。
オタクなら知っている。声優や、アニメーター、特に動画を描くアニメーターとは、大変なお仕事。週刊連載の、マンガ家も大変だけど、アニメ業界人とは、大変な割に、報われない。
大塚明夫さんも、関智一さんも、「声優とは厳しい世界だ、できることなら、なるな」と、声優志望の若者に、本まで書いて、呼びかけた。
しかし私、アニメをたくさん見るまで、勘違いをしてた。「今の日本のアニメ、粗製乱造、なのだろう」と。だからアニメの市場規模が上向いてるの、納得してなかった。だけど見てわかった。
「アニメの数が増えているだけでなく、クオリティも、昔よりずっと上がっている。これなら売れるのは、当たり前だ。でもだからこそ、今のアニメーターや声優は、大変なんだ」
手塚治虫のアニメ、功罪が語られてるが、個人的に、それほど間違って、いなかったと思っている。むしろ手塚が死んだとき、「手塚はアニメ監督として、間違っていた」と断じた、宮崎駿に、疑問を持っている。細田守や、新海誠のことも、どうかと思う。
富野由悠季さんや、庵野秀明さんには、疑問が少ない。また、松本零士先生こそ、日本アニメのオリジンで、ナメてはならないと、思う。
…傾向として、一般に受けた監督に、疑問を持ち、マニアに受けている監督や原作者を、評価している。いやわかっている。本気を出せば、もっとマニアックな名前、いくらでも出せる。でもそれだと読者、置いてきぼりに、なるからw。
収拾が、つかなくなってしまったw。要するにみなさん、毎週アニメ、見ましょう。放送でも配信でも。できればお金も、掛けましょう。ディズニーとジブリしか語れないようでは、「アニメを見てる」とは、言えませんw。
ゲーム
今年も、PSVRと、ミニ系ハードが、主軸だった。
VRという、ゲームの最先端分野と、ミニという、「懐古厨」「ノスタル爺」な文脈で、語られがちな、分野。しかし私に言わせれば、いま現在の作品を楽しまないのも、古典的名作に、触れないのも、どちらも、間違っている。
「ファーストガンダム」を見ずに、アニメを語る連中が多いの、頭痛いし(妹でさえ、見ていないのだ)、かといって、「鉄血のオルフェンズ」や「ビルドダイバーズリライズ」を見ずに、ガンダム語るのも、お話にならんよw。
マンガも、萩尾望都や白土三平など古典作家の作品を、好むと同時に、横田卓馬や中島諭宇樹といった新鋭作家のチェックも、怠ってはいない。
…挙げた2人、全然「新鋭作家」ではないだろ?wやかましい!ヽ(`Д´)ノw私もおっさんなので、本物の新鋭作家には、ついていけん!w個人的に、近い世代の作家は、気になるのだ!w
アニメやマンガの話は程々で、ゲームの話。
とにかく、まだまだVRに本気で、「ラストラビリンス」「デラシネ」「東京クロノス」と、萌え系のw、謎解きアドベンチャー、クリアし、トロコンした。もうすでに、PSVRを1000時間以上、軽くかぶっている。東京クロノスはいずれ、ブログのネタに、するつもり。
一方ミニでも、特にPCEミニに、ハマっており、「ときめきメモリアル1」と、「天外魔境2」の、クオリティの高さに、驚いている。天外2なんて、その後に出た、ドラクエ5や、FF5より、先進的な、ゲームだった。
つい先日、ゲームギアミクロの、4バージョンセット、買ったし、またネオジオミニで、「リアルバウト餓狼伝説1」を、クリアした。ゲーム史に残る名シーン、「ギースの最期」をこの手で、体験したかったのだ。
…泣けた。テリーとアンディの、空しき復讐の、成就。あまりにカッコ良すぎた、ギースの敗北と死。資料で読むのと、実際にプレイするのとでは、まるで違った。「ギース・ハワード」というキャラクターが、初登場から29年、死んでから25年で、ようやく私の心に、届いた。忘れられていた、手紙のようだ。
今年末に、「第5回 Ivan的ゲームオブザイヤー 2020」を、またやると、予告しますが、多くがVRや、ミニのゲームへの、授賞となる、見通し。
FF7Rも、FFファンとして、語りたいんだけど、これはむしろ、語られ過ぎているゲームなので、GOTYでは、スルーするかもしれんw。筋金入りの天邪鬼なので、みなさんが語っているゲーム、あまり語りたく、ないw。ファーストインプレッションならもう、書いたのだしw。
そろそろ限界ですw。この辺で〆て、ケーキ食べます。
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コメント
あっというまに一年が過ぎていきますね。
私はIvanさんほどマンガもアニメもゲームも消費していないので、もっと前から最近の流れにはついて行けなくなっているような気がしますけど、だからこそIvanさんほどマンガには絶望してないです。
マンガは視覚のリソースを少し割いてあげるだけで楽しめるので、仕事の隙間時間とか、何かをしながら手持ち無沙汰な時に、とかに最適なんですよね。そういう意味で動かない、音がないのはむしろ強みになると思う。色がないのはまあアレですが。
電子化はどんどん進めて、マンガ人口の裾野が広がってくれればいいと思う。場所を取らず、読みたい時にすぐ購入して読めることのなんといいことか。あとはサービス終了時に起こるであろう悲劇をどうにかするシステムさえ構築されればなぁ。
投稿: yukkun20 | 2020年10月10日 (土曜日) 午後 06時53分
マンガはゲームと違って内容は別として進化のしょうがないからなぁ・・
yukkun20さんの言うとおり手持ちには便利ですが増えると置き場所に困るし
とはいえ漫画自体はなくならないと思いますが
天外魔境はzeroしかやってませんがあれBGM凄かったですね
地獄の王ニニギのテーマとか 本当に地獄から流れてるような
恐ろしさがあったし
投稿: sasa | 2020年10月10日 (土曜日) 午後 11時42分
>yukkun20さん
>あっというまに一年が過ぎていきますね。
意外と、そーゆー感覚は、少ないw。
>私はIvanさんほどマンガもアニメもゲームも消費していないので、もっと前から最近の流れにはついて行けなくなっているような気がしますけど、だからこそIvanさんほどマンガには絶望してないです。
進み過ぎてて、マンガの方を置いて行ってるのかも。
>マンガは視覚のリソースを少し割いてあげるだけで楽しめるので、仕事の隙間時間とか、何かをしながら手持ち無沙汰な時に、とかに最適なんですよね。そういう意味で動かない、音がないのはむしろ強みになると思う。色がないのはまあアレですが。
わかるんですが、「マンガ」という形式で、アニメやゲームとは違う、動きや音の導入、更にはインタラクティブ性の導入、私の手でできないかと、幼い頃、夢見ていたんですよ。
色はもう、付けざるを得ない時代、目前に迫っていると、思う。
>電子化はどんどん進めて、マンガ人口の裾野が広がってくれればいいと思う。場所を取らず、読みたい時にすぐ購入して読めることのなんといいことか。あとはサービス終了時に起こるであろう悲劇をどうにかするシステムさえ構築されればなぁ。
今の電子マンガ、「サブスク」なサービスが前提になってるの、改めた方がいいと思う。21世紀初頭のWebマンガが、古いサーバーや、ミラーサイトに普通に残って、いるものなので。
投稿: Ivan-Petroski | 2020年10月11日 (日曜日) 午前 05時49分
>sasaさん
>マンガはゲームと違って内容は別として進化のしょうがないからなぁ・・
電子化は、マンガにとって初めてと言っていい、進化のチャンスなのに、マンガ家自身がそれをあまり理解してなくて、「電子化なんて、めんどくせえなあ」とすら思っているフシがあることに、苛立っているのです。
>yukkun20さんの言うとおり手持ちには便利ですが増えると置き場所に困るし
>とはいえ漫画自体はなくならないと思いますが
紙のマンガが、日本以外で存在しなくなることは、あり得ると思う。
>天外魔境はzeroしかやってませんがあれBGM凄かったですね
>地獄の王ニニギのテーマとか 本当に地獄から流れてるような
>恐ろしさがあったし
PCE持ってなかった勢として、ZEROは憧れでした。
音楽、田中公平さんですし、当時のスーファミとして、すごい容量だったのですが、CDROMとはやはり、歴然たる差が、あったのですよ…(´;ω;`)。
でもCDROMには、「読み込み時間」という大弱点も、またあったのです…(´;ω;`)。PCE、高かったし。PCEミニは、「読み込み」「高価格」の2大弱点を克服してるから、ハマったのです。
投稿: Ivan-Petroski | 2020年10月11日 (日曜日) 午前 05時59分