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2021年1月 1日 (金曜日)

2021年、始まりました。かなり暗い話、します

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
 私らしく、ゲームネタから、始めようと思います。大晦日の「古いマンガをネタにする」は、忘れろw。

 年越しは、オンラインゲームである、「ファイナルファンタジー14」の中で、過ごしました。恒例のネトゲ年越しですが、去年からお金が無くなってきたので、今回からは、基本無料のネトゲである、ファンタシースターオンライン2で、過ごすつもり、だった(FF14で年越した後、PSO2にも、ログインしようとしましたが、夜が明けるまで、できなかった。なにやってんのセガ…(-_-;))。
 しかしある人の、個人的事情が、私の年越しを変えた。「光のお父さん」の原作者である、マイディーさんの、大腸ガンの罹患と、無念でなかったはずがない、逝去。
 簡単に説明すると、光のお父さんとは、マイディーさんという息子が、インディーさんという父親に、FF14というネトゲを通じて、親孝行をする、実話。マイディーさん、それをブログにリアルタイムで書いて、ネットで大受けし、書籍化、テレビドラマ化、映画化を成し遂げ、日本のFF14プレイヤーなら、少なくとも知ってるのが常識の、プレイヤーとなった。
 本を買ったし、ドラマも映画も、見た。劇場版は、私を映画館で泣かせた、初めての映画、だった。マイディーさんおひとりの、力ではない。スタッフとキャストの、力。「映画で人を泣かせる」という芸当だけで、作った人は、尊敬に値する。

 ところが、テレビドラマのインディーさんだった、大杉漣さんが亡くなられ、ドラマと映画の脚本を務めた、吹原幸太さんが、若くして没した。
 そして、マイディーさんがFF14内で、「余命半年と、告げられた」と告白され、半年も経たず、2020/12/06、永眠。正確な年齢を存じてないが、まだ30代。なんでもできる、お歳だ。
 正直、光のお父さんの、よき読者ではない。ブログ、そんなに読んでないし、書籍もかなり、積んでいる。本格的にハマったのは、ドラマ版から。だが、私の心身は、動揺した。
 私はいささか、宗教的な人間。「死者を悼むこと」の大事さ、両親、特に父から、深く教わった。そして決めた。「年越しは、FF14にしよう。丁度スクエニ垢に、課金のチャージがあったし」

 年末から、休んでいたFF14を再開し、対人プレイを楽しんで、「俺、ネトゲが、やっぱ好きだわー」と確認し、31日から1日、PC版で、年を越した。近年、「PCでゲームをやることの面白さ、快適さ」に、目覚めている。
 FF14年越し、楽しかった。美しかった。そしてとても、暖かかった。「FF14とは、こんなに温かい、ゲームだったのか」と驚いた。そして思った。
 「この年越し、マイディーさんと、同じ年越しを、迎えたかった。サーバーは違っても、同じもの、見たかった」
 ゲームの中で、マイディーさんと、接点はない。偶然、すれ違った程度なら、あり得る。一応ブログはブクマしており、ツイ垢も、フォローしている。
 ブログの最期の記事、何とも言いようがない、内容だった。非礼を承知で敢えて言ってしまうが、フィクションではありえない、生身の人間の、言葉。
 また劇場版の、追悼上映が決まり、インディーさんが、コメントを出していた。息子を想う、見事なコメントだったが、こんな見事さは、見たくなかった。インディーさんも、あんなこと、言う機会がなければ、どれほどよかったかと、ご自身が思っているはず。

 推測に過ぎないが、マイディーさん、せめて年越しまでは、なんとかしたかったのでは、ないか。インディーさんと、FF14の仲間たちと、最期の年越しを、恐ろしいことなどわずかでも忘れて、過ごしたかったのでは、ないか。
 あと2ヶ月、いや、1ヶ月、あれば。その程度の、我儘や贅沢、認めてくれなかった神様は、本当に残酷だ。
 申し訳ない言い方になりますが、皮肉なことに、マイディーさんがいないことで、FF14の世界が、暖かいこと、「ネトゲ年越し」が出来ること、とても幸せで、ありがたく恵まれていることなのだと、やっと気づいた。身に染みた。せめて、マイディーさんが亡くなる前に、気づかなければいけなかった。私は、ばかだ。
 せめて、せめてもの、想ってできること(「ため」にすることではない。そこまで傲慢じゃ、ないつもり)、人生を、楽しもう。ネトゲ、ずーっと課金はできないけど、断続的に続けよう。ネトゲ年越し、毎年、なんとかやろう。マイディーさんが見られなくなったもの、沢山見よう。そう、決意した。

 なんだか、とっても暗い記事に、なってしまった。あけおめも、言っていい内容か?実は個人的にも、結構近い、身内を亡くしている。
 でもまあ、去年が暗い年で、今年も件のウイルス、猛威を振るうこと、間違いないですからね。浮かれすぎていては、いけないのだと思う。だけど、楽しむのをやめないよ。
 リンクを張らないのが、私なりの、節度です。

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