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2021年11月 2日 (火曜日)

「アルトデウス・ビヨンドクロノス」感想(ネタバレ)。VRという文化を、最後まで見届ける覚悟があります

 VRというジャンルが、ゲームでもそれ以外でも斜陽の光景ですが(´;ω;`)、私はまだまだ、VRに本気で、PSVRは、36年のゲーム遍歴で、最も好きな、ゲーム機です。PSVRをPS5につないで、現役でプレイしていて、アイマスVRの、第2次マイブームが、来ていますw。
 なので、2作目のアルトデウスBCが好評でヒットし、3作目の「ディスクロニア・クロノスオルタネイト」の発売が決まっている、クロノスシリーズが、VR界の希望となれているの、嬉しく思います。そもそもVRオンリーのゲームのシリーズ化って、初めてだと思います。
 …ディスクロニアCAの正式オープンした公式サイトを、たった今見ているのですが、「期待して、いーな!(*´▽`*)」と思えるの、嬉しいです。前作や、前々作とのつながりも、匂わせています。

 さて、記念に撮っていた、パッケージ写真を、ぺたり。
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 パッケージの構図でわかると思いますが、今作は女子の皆さんが、主役であり、男子キャラは、添え物でしかありませんw。もう言ってしまいますが、かなり、百合ゲーっぽいですw。総責任者の岸上さん、少女マンガが大好きだそうなのでw、それが一因だと思いますw。(C)MyDearest, Inc. All Rights Reserved.
 あとこの記事にかかる前から、気づいてましたが当ブログは、初代作である、東京クロノスの感想記事を、去年のほぼ同時季に、書いています。なにかのご縁があるのかなと、思っています。
 リンク。アルトデウスBC公式サイトクロノスシリーズ公式ツイッターシリーズ公式YouTube総合プロデューサー岸上さんツイッター

 私らしく、キャラを語ります。今回、ネタバレへの配慮がほぼなく、激ネタバレしているので、注意。これ最初から書くんだったw。

 キャラクター

 クロエ

 女性主人公。遺伝子技術によって、戦士として生み出された女子。「人間ではない」という扱いなので、親きょうだいがいない。
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 男だったら、「朴念仁」と言われてしまうタイプw。その武骨さが垢抜けなさ、汚れのなさと映って、大変かわいい♡。このスクショはDLCで撮ったものだが、ヤマトがクロエをどう想っているのか、なんとなくわかってしまう♡w。(C)MyDearest, Inc. All Rights Reserved.
 男子プレイヤーならば、自分のアバターになっているクロエの、おっぱいをおさわりしまくったの、例外などいないと思う♡w。
 モーションコントローラが2つないと、おっぱいを揉めないのかな?w PSMove二刀流でやってて、よかったぜ…♡w。しかし「自分の体におっぱいがある」体験は、男子ならばVRで、味わうべきである♡w。そんな経験は、初めてだったw。
 作品によっては、この手のキャラが「戦士」であるの、設定でしかない場合も多いが、このゲームは、ちゃんとバトルがある。しかもクロエとヤマトが、ロボットに乗って、人類の敵である謎の存在、「メテオラ」と戦うのである。
 このロボットバトルが、なかなかの本格派で、難度も思ったより、高かった。VRゲームに限らず、ここまで本気のロボットバトル、今のゲームにそうそうない。
 バトルの最中に、ノアが歌ったり(ちゃんと歌のサビで、バトルも最高潮となるのだ)、両腕と頭の装着エフェクトに、敵の攻撃からシールド張るとか。
 更にはビームをチャージして撃つのが完全に、「エネルギー充填120パーセント!」なのであるw。スパロボもびっくりだw。
 ドラマとしてはズヴァリw、クロエとコーコと、ノアの百合な三角関係が、焦点w。アニマも少しは絡む。ジュリィは恋愛に、全然絡まないw。男子連はジュリィ以上に、蚊帳の外w。
 クロエは不器用な女子で、死んだ友であるコーコの追憶を、引きずりまくり、コーコの敵討ちだけが、人生の目的になっている。
 そんなクロエを誰もが「見てられない」と思い、ノアは必死で尽くすんだけど、クロエにはコーコしか、見えていないw。
 コーコはクロエに感情を与えた、家族みたいな存在と、クロエは見做しているが、クロエにはヤバい感情が、明らかにあるw。いや、悪いとは、思わないよ?全然w。
 鬼頭明里さんの演技が、すごかったキャラでもある。

 コーコ・ココノエ

 メインヒロイン、と言っていい女子。あまりに綺麗すぎるので、「ひょっとして、ものすごい邪悪ってオチ?」と危惧したが、稀に見る善人、だった。
 もしかして、職についてないのかも、しれない。しかし重大な障害を、複数抱えているので、やむを得ないと思う。実は筆者も、そんなものである。
 物語が始まる2年前に、メテオラに食べられて、死んでいる。そしてAIのノアと、メテオラのアニマという、容姿と歌声がそっくりな、2人のコピーを、遺すこととなった。
 この辺の真相、ちょっと理解が難しいし、明かしてしまうのはネタバレがあまりにあんまりなのでw、しないでおく。
 それに、「ノアとアニマが、コーコにそっくり」って印象、最初はあんまりなかったんだけどw、コーコの開いた眼を見ると、「なるほどコーコのコピーだ」と思うw。普段は眼を、閉じている女子。
 盲目であり、足も立たず、自力で歩くことが不可能で、いつも車椅子に座っている。また彼女の障害は進行性であり、いずれは知性すらなくして、死んでしまうの、自分でよくわかっていた。
 劇中の人物で、相当に頭がいい方だが、文系であって、理系の頭脳はあまりない。「歪み」を「ゆがみ」と呼んでいたことでも、その辺が窺える。文系頭脳は、最強と言っていい。芸術の素養も、かなり高い。
 文学や芸術と言うもの、全然知らなかったクロエw、コーコと接して親しくなり、月並みだが「人間らしい」心を持つことができた。
 …実際、コーコがクロエに、「花を望むのか、星を望むのか」と問うたのは、私自身が、価値観の根本を、問われた気がした。私はこう言われたら、絶対に迷いなく、「星を」と答える、人間である。
 またコーコの護衛として近づいたクロエだけど、しかしコーコは、「友達になろう」と接してくる。友達がいなかったクロエw、戸惑いまくるが、あまりに新鮮な世界を知って、コーコにすっかり、イカレてしまったw。
 物語の最後の最後で、「私を殺せば、世界を救える」とクロエに迫り、クロエは彼女に銃を向ける。撃つか撃たないかは、プレイヤー次第。
 しかし「好きな女と、世界の、どちらを救うか」って、何年前の発想だw。「両方救う」選択が存在しないのも、クラシカルw。物語としては、古典的な作品であるw。
 あ、そうそう、「アリアドネ」というシステムが、面白い。簡単に言うと、「バーチャル空間に視覚化された、ストーリー分岐チャート」。既にクリアしたところなら、過去にも未来にも、行ける。
 あらかじめ分岐がわかるのでないが、ツリーの形で、「この辺に分岐がありそうだな」と見当がつく。このシステムを活用しないと、コンプクリアは、困難と思う。

 ノア

 サブヒロインと言える、AI。どー見ても、超時空要塞マクロスのリスペクトキャラなんだけど、私はマクロスに、かなり疎いんだよねw。どう語るか、少し困る(^^;)。
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 見た目はぶっちゃけ「綾波系」だよねって、この表現も古いがw。まあゲームやアニメで、「青い髪の女子」は、魅力や人気、出るよねw。コーコは故人なので、ノアが最も「ヒロイン」らしく振舞うw。(C)MyDearest, Inc. All Rights Reserved.
 とにかく涙ぐましいほどに、クロエに尽くす。そしてクロエは、塩対応w。
 クロエは生活力が、あんまりないのでw、ノアが「嫁」「オカン」みたいな存在に、なってるw。ああっ、世の女子の皆さん、石を投げないで!wひどい言い草だと、わかってますから!w
 AIであり、肉体を持っていない。自分の身体を、ホログラフ映像として、物理的に表現している。
 バーチャルリアリティが当たり前の時代で、街にも実体があまりないが、バーチャルなテクスチャを張ることによって、仮想の市街を、築いている世界。食べ物や衣服すら、バーチャルテクスチャで、見た目を誤魔化している。
 またバーチャルSNSも、ある世界であって、人々が色んなものに色んな評価を、バーチャルでしている。そしてそんな世界を、ほぼ一元管理に近くしているのが、ノア。
 …この作品、「ネットの評価を、余りに気にし過ぎる社会は、おかしい」が、岸上さんが込めたメッセージのひとつ。
 人間に近づくことを目的としてつくられ、彼女の意思も、それを目標としている。感情や味覚、睡眠など、作品の中でも、進化を続ける。またノアがトレースしている、2人の人物が…。おおっとw。
 エンターテイナーでもあり、世界における最大の歌姫。時々思い付きで、ライブを始めることもある。…ライブの、オーディオビジュアルが、VRの歴史に残る、素晴らしさなのだ。VR機器を持っているなら、体験すべき。

 アニマ

 女子の様な見た目してるが、エヴァにおけるカヲルくんみたいな、キャラであるw。
 かつて、コーコを食べて殺した、メテオラ。そしてコーコの情報を読み取り、コーコによく似た、見た目と歌声を、手に入れた。
 クロエが殺したかった、コーコの仇。しかしコーコにそっくりな、見た目と歌を持ち、クロエは苦悩する。そしてアニマがコピーしたの、それだけでなかった。
 コーコを殺害した張本人に、違いないが、コーコの残留思念の語りもあって、そもそもメテオラとは、人類に害意や悪意を、持っていないのだと、わかってくる。ある人物が、取り返しのつかないことを、取り返すために、メテオラを作った。
 トゥルーエンドの結末を言ってしまうと、最終決戦の後、ノアやアニマは、生き残り、メテオラは、無害な存在になったと、考えていいだろう。多くの犠牲を払ったが、世界は救われた。よかったよかった。
 まあでも、これに納得しない人は、山ほどいると思うw。だから、クロエがコーコを殺せず、世界が救われないエンドもあるのだし、他にも多数の結末が、あるのだ。

 ヤマト・アマナギ

 名前の元ネタは、言わずもがな過ぎるんですがw、イスカンダルまで旅をした、あの宇宙戦艦ですなw。
 熱血バカで、如何にも「ロボットアニメの主人公」な男子w。しかもスーパーロボット系のw。
 実はDLCの、追加エピソードで、主人公に、抜擢された。ヤマト目線で見たクロエが、か、かわいー…♡。「ヤマトからクロエがどう見えているのか」が、よくわかる。好意を全く持たないこと、ありえないw。
 「馬鹿だけど、馬鹿なりに懸命に、考えている」ところは、前作の街小路颯太を踏まえた、キャラ。
 戦闘力でクロエに敵わないこと、引け目に感じているが、接近戦の強さは、クロエ以上。「女子を盾にして、男が戦えるかよ!」なプライドがある。
 DLCでのラストバトルが、クロエとの戦い。人類の命運と、戦士の誇りが、かかっている。当然、勝てばグッドエンド。このバトルは実のところ、「クロエを倒す」ではなく「クロエを守る」戦い。
 ヤマトと同じく、ロボットのパイロットで戦士で、戦死した父親に、「親父には、敵わねえなあ…」と思い込んでいるが、いやいやヤマト、お前は親父なんか、とっくに超えてる。クロエとアオバも、そう思っているはずだ。

 アオバ・イワザ

 優しくてインテリな、男子。エヴァンゲリオンに、「あおば」っていたよねw。
 デイターの、息子。そこら辺の事情は、あまり語られない。アオバは司令官になっているデイターに、憧れていた。智謀知略に長けているところ、父に似た息子。また周囲に親子関係は、伏せている。デイターの方からも。
 でもデイターの部下になって、気づく。「親父は結構、汚いのだ」と。また自分も、綺麗などではないと、自己嫌悪も同時に。
 ただデイターは良くも悪くも普通の人間でないが、アオバと、そしてヤマトは、普通人代表。そもそもこのゲーム、女子に普通の人がひとりもいないのでw、アオバとヤマトが、常識人担当となる。
 コーコが文系女子なのが象徴なんだけど、アルトデウスBCは、親子の葛藤や、同性の禁断の愛など、物語としてシェイクスピアみたいな、古典的な作品であると、ハッキリさせられている。
 言われてみれば、東京クロノスも、物語として新しくなんか、なかった。

 ジュリィ

 所謂「狂気のマッドサイエンティスト」w。最も重大な、ネタバレを抱えたキャラ。一部を反転する。
 メインキャラの中で、最も極悪、というかド変態w。恋愛の要素はないが、性的には、かなりあざといw。
 アニマを嬉々として解剖しようとするしw、実のところ、クロエとコーコとノアは、最初から彼女に仕組まれた、実験材料だった。
 ていうか自分の躰すら、改造しまくっておりw、機械化した体を、自慢しまくるw。クロエのことも、「最高傑作だ」と言いつつ、いじめまくるw。ヒトコトで言うと、「ドS」w。
 正体は未来における、東京クロノスの、東国ユリア。ユリアは好感持てる、サッパリした女子だったのに、なぜこんな、変態にw。
 外伝小説が、書籍として出ていて、そこでジュリィや、色々隠された真相が、語られているらしい。流石にそこまで、手が出ない(^^;)。
 まあユリアのことだから、恐らくは父か妹、あるいは東京クロノスの仲間たちに、なにかあったの、だろうな。

 デイター

 「めっちゃ、邪悪な人では?」と思っていたが、そこまでのワルでなかった。今作は、根本からワルだった、人がいない。
 メテオラと戦う、クロエたちの最高司令官で、アオバの、父親。デイターもアオバも、親子関係を隠してる。
 だからどんな親子だったのか、よくわからないが、実のところデイターにとってアオバは、自慢の息子、だったんじゃないかと思う。息子に、そんなにひどかったり、きつい態度を、取っていないのだ。
 ジュリィに似たところあるが、根本はかなり違う。知的なキャラであるが、「知識」自体に、魅力や価値を、見出してなかった。少なくとも、ジュリィやコーコ、ほどには。
 デイターにとって知性は、手段であって目的でない。そこは微妙に、息子と異なる。まあこの手のキャラは、長生きのしようが、ないよねえ…w。
 あと、「知的」だから「眼鏡」ってなあ…w。ここは当ブログで、何度でもツッコむつもりの、ポイントw。

 来月は、「第6回 Ivan的ゲーム・オブ・ザ・イヤー」やります。扱う商品が、ほぼ固まっている。予想不可能なもの、あると思うw。で、大晦日と元日の、更新もします。

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コメント

くっ!
読みたいけど このゲームも気になってるから読めない・・!!
>>来月は、「第6回 Ivan的ゲーム・オブ・ザ・イヤー」やります
今年も色んなゲームが出ましたね・個人的に大豊作でした
テイルズオブアライズがMVPです
yukkun20さんの年末ゲーム批評もですがIVANさんの方も楽しみにしてます

投稿: sasa | 2021年11月15日 (月曜日) 午後 10時05分

>sasaさん
>くっ!
>読みたいけど このゲームも気になってるから読めない・・!!
 ごめんごめん。東京クロノス以上に、世界設定が、特殊な作品だったんで、ネタバレなしで語るのが、難しかったのよ^^;。

>今年も色んなゲームが出ましたね・個人的に大豊作でした
>テイルズオブアライズがMVPです
>yukkun20さんの年末ゲーム批評もですがIVANさんの方も楽しみにしてます
 「ランクインが、まず予想不能だろう」ってタイトルが、少なくとも1作ありますw。まああまり、期待しないでw。

投稿: Ivan-Petroski | 2021年11月15日 (月曜日) 午後 10時26分

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