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2022年9月 7日 (水曜日)

Ikaさんのマンガの、覚書(ネタバレ)。Ikaさーん、お元気ですかー?w

 元々、「PSすりーさん」が好きなマンガで、でもそれ以降の作品に、あんまり興味なかったのですが、先月に思い付きで、「えすえぬ家の人々」「かくげいぶ!」をポチって読んで、「Ikaさんの描く女児は、やっぱかわいいし♡、ゲームオタクとしてのレベルが、尊敬に値するニッチさ」と、「第2次Ikaさんブーム」が来てしまったw。で先日、「メガドラ部長りるなちゃん」を買って、彼のマンガをかなり揃えた。
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 女児が、ちっちゃくてかわいいことは、正義なのですっ!(`・ω・´)…って価値観と感性で、Ikaさんと私は、マッチするw。ここしばらくで、ゲームオタクとしてのマニアックさも、私はかなり修練を積んだ、自信があるw。(C)Ika (C)MICRO MAGAZINE Printed in Japan (C)ENTERBRAIN,INC.ALL Rights Reserved.(実は同人誌も入っているのですが、お許し下さいw。あんまり目立たないようにしたのでw)

 Ikaさんのブログ、Ikaのマホ釣りNo.1Ikaさんツイッター。どちらも開店休業状態。実は彼の、ピクシブ垢も知っているのですが、流石にそれを載せるほど、鬼畜ではありませんw(まあ、彼のブログに載っているのですがw)。

 PSすりーさん

 Ikaさんとのファーストコンタクト、10年前に、本屋でグーゼン、このマンガを見つけたこと。
 実は最初は、警戒していた。何故かと、雑誌「ゲーム批評」が、親の仇みたいに嫌いで、今でも嫌いであること(#^ω^)。本作の掲載誌で、ゲーム批評の流れを汲む、ゲームサイドも、好きな雑誌でない。版元である、マイクロマガジン社にも、いい印象がない。だから最初に見かけたときは、買わなかった。
 だけど興味はあったので、思い切って買ってみたら、当たりだった。よかったのが、「思ったより、公平だ。それに悪意がない」と感じたこと。ゲーム批評は悪意に満ちた、不公平極まりない、雑誌だったのでヽ(`Д´)ノ。あれでよく、ファミ通をDisれたものだ。まあゲーム批評Disりはこの辺にしようw。
 とはいえ、最初からゲームサイドに載っていたマンガでなく、Ikaさんが自分のブログで、趣味として描き続けていた、マンガだった。それにゲームサイドが目をつけ、商業作品になった。今では「ブログ発の、商業コンテンツ」が珍しくなくなり、むしろ時代はもっと進んだが、当時として、時代に先んじていた、コンテンツのはずだ。
 内容は、ゲームハードを擬人化していて、PS3を主人公に、Wiiと、箱○の、ライバル関係がネタになった、マンガだった。肝となるのが、当時を覚えている人ならわかるだろうが、PS3は最初、苦戦したハードだったw。Wiiに差をつけられたばかりでなく、先行した箱○の猛攻にも、苦しんでいた。そんなしんどかったPS3の立場が、キャラの「すりーさん」にも反映され、すりーさんは苦労人として、描かれるw。
 とはいえ「うぃーさん」も「はこまるさん」も楽などではなく、がんばって競争してる。あと作品の舞台は、「ゲーム業界をモデルにした、アイドルの世界」であり、ハードが元ネタのキャラはアイドルとして、ソフトはアイドルが歌う、楽曲として、設定されてる。そしてメーカーは、プロデューサーという扱い。ここら辺、アイマスを意識してたかもw。
 そのプロデューサーの中で、異彩を放つのが「せがさん」であり、後にせがさんは元々、アイドルの「めがどらさん」だったのが、明かされる。…ここら辺、元ネタの説明は、不要ですよね?w高齢男子のw、「コアなゲームオタク」を自称する人は、大抵セガが好きw。私もセガファンの、端くれのつもりw。
 連載は、ハード戦争のリアルタイムと絡めて進んでいたので、ゲーム業界の時事ネタが、当たり前に扱われるw。最初は苦戦していたすりーさんが、段々安定してくるのも、描かれるw。また、第7世代の据置ハード戦争(世代の定義は、ウィキペディアに準拠する)だけでは、ネタが足りなかったのか、DSとPSPの戦いや、メガドラやサターンの世代の戦争も、ネタになる。
 連載終期は、「う゛ぃーたちゃん」「3でぃーえすちゃん」の話まで進み、「うぃーゆーさん」も出てきて、「ふぉーさん」もキャラだけは発表されたが、そこまでで、連載が終わった。明確な完結は、描かれなかった。
 もっと古いゲームハードのネタや、もっとマイナーなゲームハード(「32X先輩」とかw)のネタも、幾らでも扱われた。実はそれが、またIkaさんに注目した、理由につながっている。後述。

 えすえぬ家の人々

 まあ言ってしまうなら、ネオジオミニを持っていなければ、買っていなかった、作品だった。そして、アストロシティミニとイーグレットツーミニを持っていたのも、作品の理解に、とても資した。
 ゲーセンのゲームの、ゲームの筐体が、擬人化されたマンガであり、主人公は、「えむぶいえすこ」こと、通称「ねおぢおさん」。実は他の本で初めてこの作品に触れた際、「『MVS』ってなに?」と思っていたw。当時はネオジオやゲーセンに疎かったので、SNKがどんな戦略で、MVSやネオジオを売っていたのか、理解していなかったw。
 ネオジオミニなどのおかげで、ネタへの理解度は上がったが、「なんでねおぢおさんは、4重人格なのか?」など、まだまだわかってないところあるw。そしてそろそろ明かすが、ミニファミコンなどの、ミニ系ゲーム機を、山のようにw買い漁ったことが、実はIkaさんにまた興味を持った、きっかけなのだ。
 ネオジオミニはもとより、PCEミニ、メガドラミニなどの、特にマイナーなハードが元となったミニは、私の「ゲームの歴史」の理解度を、大幅に上げた。また、アストロシティミニやイーグレットツーミニによって、ゲーセンへの理解度も、些か上がった。劇中にある、「えふつーしすてむさん」の、「だいのれっくす!」「めたるぶらっく!」などのネタに、なんとかついていけるw。タイトーは、ゲーム史で重要な会社、だったのだ。
 それでも、ゲーセンにはまだまだ疎いので、「わかっている」なんて言えない(-_-;)。でもネオジオは、ゲーセン展開をこそ主軸として作られ、PCEとメガドラは、ゲーセンへの憧れが、モロに反映された、ゲーム機だと理解した。しかしそれは、正しくなかったのかもしれない。ファミコンやPS1に、「ゲーセンを目指していた」って印象はない。だから勝てた。

 かくげいぶ!

 これまでと少し、語り口を変える。
 私立の、女子中学校にある、格闘ゲームの部活、「格芸部」に集う、JCたちの話。「これ、高校生の話にすべきでは?」と言われたそうだが、Ikaさん、「ホントはJSの話にしたかったが、これでも妥協した」w。
 つまり、擬人化ものでない、普通の女子のお話。少し「らきすた」を思わせる。というかIkaさん、次に挙げる「りるなちゃん」を、「らきすたと被っていたネタを、らきすたより先にしていたのに!」と悔しがってたけど、いやー、りるなちゃんは、あまりにコアで、ニッチ過ぎるw。
 当然、格芸部も、普通のようでフツーではなくw、部室にゲームの筐体が腐るほど並んでいたりw、部長が顧問の教師の弱味を握っていたりw、そもそもゼロ年代生まれのJCが、古いゲームにやたら詳しかったりw、やりたい放題w。
 お気に入りキャラは、「ウメ」ちゃん♡。ちっちゃくてかわいい♡。恐らく元ネタは、「梅原大吾」と思われる。他にも「ときと」ちゃんや「マコ」ちゃんなど、実在のプロゲーマーが、キャラのモデルなのだと思われる名前が、つけてある。
 あとIkaさんは、トリビアに異常に詳しいw。ゲームのトリビアはもとより、とにかく雑学を、よく知っている。「ランドセルは、100%日本独自のもの」って無駄知識は、まさにIkaさんらしいw。
 Ikaさんは、女児のジャンパースカートが大好きw。「恵方ジャンスカ」なる、謎の造語も、作っているw。かくげいぶでは、ウメちゃんに着せているw。作者としても好きなキャラなのがわかるw。
 Ikaさん、「えすえぬ家」のおしまいを描くまで、終わりのないマンガばかり描いていた。えすえぬ家のラストを描いて、「話を終わらせるのが、こんなに大変なこととは、思わなかった」と、苦労話を語っている。あるいは、えすえぬ家の終わり方、悔いがあったのかもしれない。
 私から見て、かくげいぶは、かなりいい、終わり方をしていた。「格芸部」としての、さくらとウメの最後の試合、さくらの「よろしくお願いします!」は、泣けたよ。そして10年後にアメリカで、さくらとウメの再戦。Ikaさん、「ありがちだったな」って言ってますが、結局10年後に、さくらとウメのどちらが勝ったのかを、一切明かさなかったのは、とてもいい判断だったと、思います。

 メガドラ部長りるなちゃん

 すりーさんはIkaさんのブログとゲームサイド、えすえぬ家とかくげいぶはアルカディアの連載だったけど、りるなちゃんは、ほぼ同人作品。
 26年前の作品となると、流石に拙い。いや、絵はまだいいとして、プロになった後の作品と劇的に違うのが、「オチの品質や、オチのつけ方に、こだわりがあんまり、なかった」。
 Ikaさんが4コママンガ家として優れているの、「オチ」へのこだわりが、相当であること。あえてコマを無駄遣いしたり、オチを3コマ目に持ってきたり。「結局オチない」場合も、かなり多いw。そういう発想、同人の頃のりるなちゃんに、あまりない。
 まあしかし、96年に始めたマンガだけあり、同世代の匂いが、すごいことw。90年代をリアルに知っていないと、楽しめないネタがてんこ盛りw。しかも相当に、コアでニッチなので、それこそ私や、私の妹のようなこじらせたオタクでないと、わからないw。
 エロマンガ雑誌に載せていた作品もありw、「あれが商業デビューだった」と言ってますけどw、まさに如何にも、「20世紀のエロ雑誌の、4コママンガ」、そのものw。
 タイトル通り、セガ愛がすごい。つか、応援コメントを寄せたのが、エムツーの堀井さんと、セガの奥成さんなの、後にメガドラミニを手掛けて、今にメガドラミニ2を手掛けている、お二人w。この人たちのお名前を見て、「あー、通りで、今になってIkaさんに、興味を持ったワケだ」思たよw。

 それにしても、流石に今回ばかりは、「懐古厨」な記事であるのを、言い訳できない、仕上がりとなったなw。来月は、誕生日があるので、その日になんか書きます。

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