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2023年4月に作成された記事

2023年4月16日 (日曜日)

アニメ「ドラゴンクエストダイの大冒険」感想(ネタバレ)。この作品を見ると、今のアニメが如何に「王道」を蔑ろにしているか、よくわかる(-_-;)

 以前ブログで、「いずれネタにしたい」と言っていた、ダイ大をネタにします。アニメの話がメインですが、多少は原作マンガのネタや、スピンオフ作品である、「勇者アバンと獄炎の魔王」ネタも、扱うつもりです。

 では写真を、ぺたり。
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 アニメ放送に合わせて刊行された。原作マンガの、ファンブック。今現在の、稲田さんの絵で表紙が描かれているのが嬉しい。この本は、「原作を読んでいる人」に向けて売られたものなので、ネタバレが全て、載っていますw。本記事の参考に、なっていますw。(C)Riku Sanjo 2021 (C)Koji Inada 2021 (C)Yuji Horli 2021 (C)SQUARE ENIX CO., LTD (C)SHUEISHA2021
 アニメは画像引用の権利問題が厳しそうなので、持っているファンブックの写真を上げると、しました。それに中身を載せているのでなく、表紙ですし(^^;)。ご容赦下さい。
 ダイ大公式ポータルサイトアニメ公式サイトボータル公式ツイッターアニメ公式ツイッター
 「続きを読む」は、つけないとします。このブログでおなじみの、キャラ語りで行きます。…リストアップしたら、扱うべきキャラがかなり多かったので、寸評でご勘弁を(^^;)w。
 キャラを「勇者サイド」と「魔王軍」に分けて語りますが、この作品、魔王軍を裏切って、勇者サイドに寝返る奴がやたら多いのでw、「このキャラは、どっちに分類しようか」に、困るw。まあそういう時の、ウィキペディアであるw。

 勇者サイド

 ダイ

 ご存じ主人公にして、チート勇者w。作者によると、「読み切りの時点では、勇者になると想定してなかった」と言われてますが、それにしては後付け設定多過ぎで、チート過ぎるのでは、ないでしょうかw。
 主人公だけあり、名シーン多数ですが、特に超魔ハドラーに最後の決闘を挑まれた際、
 「この決闘から逃げたら、俺は男でなくなってしまうような気がする。後でいくらでも叱られるから、ゴメンね」
 と、レオナに詫びながら(そこもいい)堂々と挑戦を受けるくだり、まさに今のアニメが見習うべき、王道シチュだと思う。
 しかしハドラーにぶちかます、「ギガストラッシュ!」は、アニメは原作よりはるかに、演出も台詞も、盛り盛りだったよなーw。

 ポップ

 これまた有名キャラの、チート大魔道士w。劇中で最高の、天才と言える。ダイに対する愛もすごくw、こいつが女子キャラとして設定されていたら、作品そのものが別物になっていたのかもしれないw。
 ポップが母から授かった教え、「人間は一瞬しか生きないからこそ、閃光のように生きるのだ」って哲学は、個人的にはあまりいい思想と思わない(-_-;)。
 んだけどこの発言の面白さは、内容より、「ただの人間に過ぎないポップが、数千年生きる大魔王を揺るがした」ことに、あるんだよね(^^;)。
 あと大事なツッコミとして、ミストバーンにメドローアをフェニックスウイングで跳ね返された際、アバン先生が助けに入らず、シャハルの鏡でメドローアを更に跳ね返していれば、ミストバーンもバーンの肉体も、消し飛ばせて、万事丸く解決、だったのでは…w。

 マァム

 ヒロインの1人にして、ポップとヒュンケルとの三角関係の、中心人物。「マァムとレオナ、どちらがメインヒロインなのか?」って論争あるけどw、私はマァムだと思う。でも個人的に好きなのは、レオナの方w。
 ダイやポップはもとより、ヒュンケルと比べても、憂き目を見ているキャラだけどw、当時のジャンプの基準で、女子キャラがここまで活躍するマンガは、珍しかった。レオナも含めて。
 この作品における、最大のエロス担当だったのは、作者も認めているので、言い訳のしようがないw。大体、アニメでは最終決戦で、鎧化の下にタイツを穿いて戦っているが、マンガではパンツ丸出しで、戦っていたのだぞ?www思い返すとあれは、ひどかったw。

 ヒュンケル

 アバンの使徒の長兄でありながら、裏切って魔王軍の六大団長になり、そしてまた、アバンの使徒に出戻った。
 アバンを「光の師」とし、ミストバーンを「闇の師」とする、大変おいしい、ポジションのキャラw。ダイやポップと違って、鼻水を垂らすことがないしw。
 クロコダインが死なないのは、「HPが高いから」ってことであるし、アバンが死ななかった理由は、劇中で説明されているけど、ヒュンケルが不死身なのは、「ヒュンケルだから」だとしか、言いようがないw。
 パーティのタンクとして、クロコダインはHPが高い方であり、ヒュンケルは防御力が高いのだと、思っていたんだけど、それでは説明できないほど、ヒュンケルの不死身さはすごくてひどいw。マキシマム戦なんか、いい例w。
 最終盤で、ほとんど戦闘不能になっても、「それでもマァムより強い」wのはもう、なんと言ったらいいのかw。

 レオナ

 再アニメ化で、見方が大きく変わったキャラの1人。14歳の女子が国家指導者をするのは、大変なことだと、まず思い至った。
 バーンが最終決戦で、レオナをそれなりに丁重に扱っているのは、曲がりなりにも王者であると、認めているからである(「余の方が遥かに格上だがなフハハハハ」と思っているに決まってるがw)。
 もう1人のヒロイン。色々ややこしいw、マァムとポップとヒュンケルの関係と違ってw、レオナとダイの恋愛関係は、なかなか盤石で、安心して見ていられるw。しかしレオナは14歳、ダイは12歳なのにこの関係性、ませている、カップルだなw。
 単に「レオナ」で検索すると、同名のキャラが多いが、「レオナ姫」で検索すると、このキャラのみを、指すようになる。「姫」をつけることで特定できるフィクションのキャラは、かなり多いw。
 モンスターを倒したシーンが、ほとんど記憶にないキャラw。原作では全然倒していなくて、アニメにはわずかにあると、書いてあるけど、覚えてねえ…w。

 アバン・デ・ジニュアール3世

 アバンが、「実は死んでいなかった」と判明した際、腹を立てた人も多かったろうと思いますがw、アバン復活のおかげで、ハドラーの最期がより感動的な場面となったので、多少は大目に見てあげてw。
 櫻井さんのことは、私もついDisってしまうけど、ちょっと反省している。所詮は櫻井さん自身とご家族の問題であり、当事者でもなんでもない人たちが、フルボッコにしているって今の状況は、どうかと(-_-;)。
 他人に石を投げることを、鬱憤晴らしのエンタメにしてはいけないよ…。って、アバンの話でなくなってしまったがw。

 マトリフ

 強くてカッコいいジジイ枠その1。弟子のポップが「アバンは先生で、マトリフは師匠」と言いたくなる気持ち、なんとなくわかるw。マァムにとってのブロキーナも、そんなところでは?w
 80年代から90年代のジャンプマンガは、鳥嶋さんをよくネタにしていたなあ…w。でも鳥嶋さんって、言われているほどすごい人ではないのでは、って個人的に思っている(-_-;)。ゲーム業界が、鳥嶋さんのコミットを許したのは、間違っていたのではと。
 …ってこれも、マトリフの話ではないw。

 ブロキーナ

 強くてカッコいいジジイ枠その2。弟子のマァムがポップ程の天才でなかったのでw、ミストバーン戦で老骨を、折ることとなったw。
 「遅れてきた助っ人」枠でもあったが、「勇者アバンと獄炎の魔王」にて、アバンとハドラーが戦う際も、彼は「助っ人」だった。最終決戦に、参戦していなかった模様。

 魔王軍

 バーン

 ご存じ、大魔王にして、ラスボス。「ラスボス」や「大魔王」の名に恥じない、圧倒的な強さと誇りを備えていた。
 …が、「株式会社魔王軍」w(こういう名前のスピンオフ作が欲しいくらい、「会社」だよね、ダイ大の魔王軍ってw)の社長としては、あまりにもポンコツ過ぎたと、言わざるを得ないw。
 バーンの社長としての姿勢は要するに、「魔王軍の運営とかめんどいので、全部ハドラーに丸投げするよ」でしかないしw、しかもバーン様、ハドラーを副社長として雇っときながら、実際にはミストバーンが、副社長だったw。
 大魔王にしてラスボスって立場なので、自分から動くことがほとんどなかった。大魔宮から、一歩も表に、出ていなかったよね?w舐めプやエアプを、しまくっていた人だったw。
 ネットではかなり前から、コアなアニメオタクとして、有名だったw。意味がわからない人は、「バーン様」「コラージュ」でググってw。

 ハドラー

 元魔王で、アバンに負けた後、副社長として中間管理職にされた男w。
 社長のバーンは、ハドラーに仕事を丸投げしてるくせに、頭越しに勝手な社長命令を六大団長に下すしw、役員である六大団長は、「俺たちのボスはバーン様だろ?なんでお前の言うこと、聞かにゃならんの?」と、副社長に過ぎないハドラーをなめまくるw(六大団長同士、仲が悪いしw)。しかも真の副社長は、実はミストバーンだったって裏事情もあるw。
 まあだから、超魔生物になったら、魔軍司令(副社長)を辞任し、勇者たちとの対決に専念すると立場を変えたのは、管理職の心労を想像するとw、妥当な選択、だったと思う。
 でも超魔になった後も、作者やアニメスタッフから、あんまりいい扱いを、貰っていなかったような…w。

 ミストバーン

 魔王軍の、真の副社長だった男w。バーンとの間に、わずかでも「忠義」や「信頼」と言えるものがあったのは、こいつぐらい、だったんだよねw。
  「私が魔王軍最強なのだ!」を原作で読んだとき、もちろん驚いたし、どういうからくりなのか、さっぱりわかって、いなかったw。
 声がコヤタケだったので、「じゃあ真バーンの声も、コヤタケなのやな!(`・ω・´)」と予想していたが(当たっていた)、バーンに肉体を返還して、ミストとなったら声が古川登志夫だったのは、意表を突かれた。

 キルバーン

 意外な正体を持っていたキャラであり、最終話で重要な役割を務める男。原作読んでた勢は、彼のことを黙っているのが、辛かったですよねーw。
 嫌われ役であり、アバンに負けた際、「ざまぁ」と思った人は、多かったはずw。ところでアバンがキルバーンの顔に斬りつけた時、「会心の一撃!」が出ていたら、黒の核晶は爆発していたんじゃね?w
 最終回でダイたちに正体を明かす必要は、別になくw、黒の核晶を問答無用で爆発させていれば、キルバーンは勝てていたはずw。あと彼はアバンとマァムに止めを刺されていたけど、キルバーン、あれは死んでいないよな…?

 バラン

 ダイの実の父であり、純粋なる「竜の騎士」である人。非常に重要な人であり、作中屈指の強キャラでもある。
 すごい剣豪だったり、デイン系呪文が使えたりと、ドラクエの「勇者」っぽいスペックを持っているが、劇中で1度も、勇者と呼ばれた、ことはない。ここら辺、ダイ大の独自性。
 チート勇者の親父だけあり、バランもチート。てゆうか、超魔化したハドラーが、竜魔人バランに手も足も出ないのは、幾らなんでもひどすぎるw。しかもあの時のハドラーの身体には黒の核晶が仕込まれていたので、バランはあれでも、手加減をしていたのだw。

 クロコダイン

 近年、評価が高まっていた人だったがw、アニメ化で更に高くなったw。魔王軍最大の良心であり、勇者サイドに寝返ったのも、必然だったw。
 便宜上、魔王軍として扱っているが、ほぼ勇者サイドの戦士と、見做していいw。勇者たちの中の、「大人目線」の代表選手。設定年齢が「人間年齢で30歳」と聞いて、「そんなに若いの!?」と驚いたの、私だけでは、ないだろうw。
 勇者サイドにおける最大のタンクで、彼が最前線で真っ先に強敵の攻撃を食らってくれるから、ダイたちは戦える。そんなクロコダインに最終決戦で戦力外通告をしたwポップは、まあひどい、恩知らずだよねえ…w。

 フレイザード

 実はアニメ化でまた見るまで、「印象の薄い、キャラだな」と思っていたがw、見たら、「おお、いいキャラじゃねーか」と、評価が改まったw。
 「俺は戦うのが好きじゃねえんだ、勝つのが好きなんだよおっ!」って彼を代表する台詞は、まさに悪役のものだけど、「戦い」における姿勢としては、全く以って正当な、ものと言える。

 ザボエラ

 最も嫌われていたキャラ、だったが、歳を食ってから、作品を見ると、「ザボエラとクロコダインは、重要なキャラであるし、中年になるとあいつらの気持ちが、よくわかる」人だよなw。
 名場面と思うのは、クロコダインとの最終決着。つまりザボエラの最期(´;ω;`)。たとえ志や理想が同じだったとしても、ザボエラとクロコダインが手を取り合う世界線は、存在しないの、だろうな。

 来月のネタは、可能だったら、PSVR2のコンテンツを、扱ってみたい。予定というより、希望です。

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